【あーくざらっどすりー】
ジャンル | シミュレーションRPG | ![]() |
対応機種 | プレイステーション | |
メディア | CD-ROM 2枚 | |
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント | |
開発元 |
アーク・エンタテインメント ダイナマイト |
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発売日 |
通常版=1999年10月28日 Best版=2001年5月17日 PSoB版=2001年12月6日 |
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定価 | 6,800円 | |
プレイ人数 | 1人 | |
周辺機器 | ポケットステーション対応 | |
判定 | なし | |
ポイント |
シンプルにまとめられたシステム 後半は前作否定の展開あり |
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アークザラッドシリーズリンク |
+ | 主だった不評点は後半に集中しており、『I』からプレイしていたファンの中には落胆した者もいた。 |
1つの作品として見ると親切・単純・丁寧な作りであり、難易度も低めである事から、SRPG初心者にはオススメの内容となっている。
凝ったダンジョン構成、笑いあり涙ありミニゲームありのギルド仕事、カジノ等のやり込み要素がプレイヤーを飽きさせない。
その一方で前作までの魅力が削がれている一面があり、良く言えば「馴染みやすい」、悪く言えば「目新しさが無く平凡」という印象が強い。
また、シリーズものの宿命か、前作であるアークザラッドI・IIと比較され、前作プレイヤーにとっては「何か違う」やや受け入れがたい作品として評価されがちな側面も持つ。
こうした側面は次作の『精霊の黄昏』などにも見られ、I・IIの存在は後のアークザラッドシリーズ全体に大きな影を落としている。
作品として「シリーズもの」でなければならない一方で、「シリーズもの」としてはファンに「これはアークザラッドじゃない」「どうして方針を変えてしまったんだ」と言われやすい、作品としての手堅い出来とは裏腹に「シリーズ未経験者に勧めやすい」という奇妙で複雑な作品であると言えよう。