ONI5 隠忍を継ぐもの
【おにふぁいぶ おにをつぐもの】
| ジャンル | RPG |  
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| 対応機種 | ゲームボーイ | 
| メディア | 2MbitROMカートリッジ | 
| 発売元 | バンプレスト | 
| 開発元 | パンドラボックス | 
| 発売日 | 1995年3月24日 | 
| 定価 | 4,980円 | 
| 判定 | なし | 
| ONIシリーズ | 
 
概要
時代劇RPG『ONI』シリーズの第5作。SFC版『鬼神降臨伝ONI』から1年後に発売されたGB版ONIの最終作。
歴代主人公が総登場する時を超えたストーリー展開が見物。
ストーリー
遠き東の大地に封じられし我が魂
今こそ永い眠りより目覚めん
我が家臣達よ
我に生贄を捧げよ
復活の儀式の為に・・・
(取扱い説明書より)
特徴
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基本的な部分は、よくも悪くもONIシリーズの伝統を踏襲している。
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名前を変更できるのは前作同様主人公のみだが、難易度調整機能は無い。
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パーティは4人まで。
 
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現代と過去を舞台に繰り広げられる物語は当時では斬新だった。
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最大の特徴は主人公・琥金丸が劇中で3回の転身を遂げること。
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飛天君子(ひてんくんし):初期形態。天駆ける麒麟の化身。
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武峰天子(ぶほうてんし):第2形態。竜の化身。歴代主人公達からの修行を受けて転身した姿。
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雷皇童子(らいおうどうじ):最終形態。鬼の化身。全ての属性の力を操る最強の隠忍。
 
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北海道・沖縄地方を除く地域がフィールドとなっており、簡易化されているものの歩き応えは十分。
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歴代主人公達が仲間に加わり主人公達の手助けをしてくれるファンにはたまらない演出も。
評価点
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自動戦闘の高速化でレベルアップがさくさく進むようになった。
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常に変身した状態で移動できるようになった。これは『1』以来のこと。
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歴代キャラクターがほぼ登場。
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『2』の蛇薔薇・香薔薇、『3』のチャンドラや清志郎、『4』の雁木丸など。
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『3』の主人公の伯父や、『4』の雁木丸を引き取っていたおばさんなど、サブキャラも出演。
 
 
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GBソフトとしては珍しく、セーブファイルは6つもある。
問題点
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以前より大分改善されたが、レベル上げをしないでいると相変わらず全滅しやすい。
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上述のように自動戦闘関連の使い勝手が良いので、レベル上げはしやすいがやはり手間である。
 
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時々、主人公の転身回数が優遇気味ではないのか?と言われる。
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歴代主人公達の中で最後まで同行するのが天地丸のみ。
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他の主人公達に関しては戦いで負った傷が原因で離脱したり、その時代だけでの同行のみと、キャラクターを育てる楽しみが半減している節がある。
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5作の主人公が勢揃いするシーンが1度のみいうのも寂しい。4人パーティ制なので、いずれにしても5人揃って戦う事は出来ないのだが。
 
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旧作のサブキャラ達も登場する一方で、パーティキャラだったウルーピィや蔵ぼっこが登場しなかったり、面識が有る筈のキャラクター同士が会ってもノーリアクションだったりと「?」な点もある。
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『1』から天地丸の宿敵だった酒呑童子も、今作では因縁の無い面々揃いのパーティで倒す事になる。
 
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主人公達の最強武具を手に入れるヒントがかなり分り辛い。
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一見、重要でなさそうな武具が最強武具入手のきっかけになっていたり、あるボスにある術をかけて入手するといったことまで。
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あるアイテムを守っている隠しボスの1人は普通の方法では倒せない上にノーヒント。クリア必須ではないのが救いだが…。
 
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会話シーンでは主要キャラの顔グラフィックが表示されるが、あるイベントでは別人の顔が表示されてしまうミスが有る。
総評
GBシリーズの最終作ということでボリューム満点の出来は秀逸。
歴代主人公総登場の割には活躍する場面が少ないのが残念か。
余談
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中盤ではちょっとしたバグがあり、えど城でボス「さきゅばす」との戦闘でわざと敗北するとえど城の城下町に戻されるがイベントの配置がえど城1階の物になっている。外見は町だが中身はえど城なので敵が当然の如く出てくる。
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城下町から出れば元に戻るので余力があれば1階の宝箱を回収することが出来る。
 
最終更新:2021年03月04日 12:31