【ばとるろぼっとだましい】
ジャンル | ロボットバトルアクション | |
対応機種 | プレイステーション・ポータブル | |
メディア | UMD 1枚orダウンロードソフト | |
発売元 | バンダイナムコゲームス | |
開発元 | アートディンク | |
発売日 | 2013年2月14日 | |
定価 | UMD版、ダウンロード版共に6,280円(税込) | |
レーティング | CERO:A(全年齢対象) | |
備考 | データインストール:223MB以上 | |
判定 | なし | |
ポイント |
作品のキャラではなく、「ROBOT魂」としての参戦 個性豊かな参戦作品・ロボ イデオンをプレイヤー操作できる貴重な作品 はっきりしない機体選定基準 中盤が鬼門・それ以降はぬるくなっていくバランス 演出には疑問点 |
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バンダイナムコ クロスオーバー関連作品シリーズ |
バンダイから発売されている可動フィギュアのブランド「ROBOT魂」を題材としたアクションゲーム。パッケージ裏面にも記載されている通り『ガンダムバトルシリーズ』の外伝的作品となっている。
バトルシリーズ初の多数の作品が参戦するクロスオーバーものであり、近年のロボットアニメを中心に多数の作品が参戦している。
フィギュアのROBOT魂のSIDE表記(*1)に倣い、[SIDE PSP]というサブタイトルが付けられている。
2008年から始動した、それまでバンダイから展開されていた「MOBILE SUIT IN ACTION」を筆頭とするフィギュアブランド「IN ACTIONシリーズ」の実質的な後継ブランド。性格的にはMIAと言うよりはその派生シリーズであった「IN ACTION OFFSHOOT」に近く、ガンダムシリーズの機体を中心としつつも『コードギアスシリーズ』『重戦機エルガイム』『聖戦士ダンバイン』などの様々な作品の機体を立体化している。
精緻なディテール・良好なプロポーション・各関節の可動域の広さによるポージングの自由度を併せ持っていることに定評があり、質のばらつきは多少あるものの総じてコレクターからの評価が高いシリーズである。
+ | 参戦作品 |
基本操作はこれまでのバトルシリーズを踏襲している。
+ | 以下、ストーリーに関する軽度のネタバレ |
+ | ラスボスに関する軽度ネタバレ注意 |
「ガンダムバトルのゲームエンジンで適当に作ってみました」感が否めない出来であり、物足りない演出面や調整不足の中盤の難易度、射撃機体が有利なシステム、薄味すぎるストーリーなど全体的に今一歩足りないという印象が強い作品。
しかし様々なロボットが一堂に会するアクションゲームという存在はそれだけで貴重であり、特に本作はタウバーン、AC、ヒーローマン、イデオンなどこれまでのクロスオーバーゲームにもほとんど出演しなかった意外な顔ぶれが揃っているという他にない個性を有している。
各作品のファンであれば、過度な期待を抱かずに手にとってみるのも悪くない。何と言ってもイデオンやアイアンギアーを自らの手で操り、並み居る敵を蹴散らせる作品は本作ぐらいのものである。
*1 フィギュアがどの作品の機体かを示す、劇中におけるロボットの総称を使ったカテゴリー表記。例えばガンダムシリーズであればモビルスーツ(MOBILE SUIT)なので[SIDE MS]、ダンバインであればオーラバトラー(AURA BATTLER)なので[SIDE AB]となる。
*2 ザンダクロスなどの藤子作品系ROBOT魂にはSIDE名は存在しない。ROBOartsでは「藤子・F・不二雄キャラクター」という分類名になっている。
*3 一種の噂・都市伝説として「広井王子は手がけた作品が『スパロボ』などのクロスオーバー系の作品に参戦することには否定的」というものがある。『スパロボNEO』関連のイベント時にも寺田Pが「(ワタル参戦に関して)そのことを分かっていないわけではない」という発言をしており、「ワタルのスパロボ参戦には何らかの障害があるのでは?」と推測するファンも多かった。しかし、スマートフォンゲーム『スーパーロボット大戦X-Ω(スパクロ)』に広井王子原作のゲーム『サクラ大戦』が参戦し、『スパロボX』に『ワタル』が参戦したことで後に噂は否定されることになった。
*4 版権はアニメ製作会社であるサンライズが所有していたが、当時アニメはスポンサーであるトイメーカーも企画段階から加わり作品を作る傾向にあった為、その作品アイテムを他社が発売する時は元スポンサーに一言断るという「慣例」があったのだが、ROBOT魂龍神丸をバンダイが発売する際にタカラに断りを入れなかった為、権利関係についてトラブルになり、一時期タカラ系サンライズ作品([[勇者シリーズ]]やボトムズなど)の版権を他社やイベントの一日版権含めすべて凍結させるという事態になった。この騒動は2年近く続いた後、サンライズにライツ事業部が設立され旧タカラ系版権を含め一括管理するという形で騒動が終結した。
*5 魂ウェブ商店にて限定販売された、聖天八極式とアルビオンの別カラーバージョン。透き通ったクリア素材で作られている。
*6 原作小説8巻『燃えるワン・マン・フォース』にて登場した、宗介仕様のサベージ。アーバレストと同じ白と紺色のカラーリングが施されている。
*7 コダールmは『TSR』にてヴェノムの取り巻きとして登場している。
*8 声優は「初音ミク」などでおなじみの藤田咲氏。
*9 ガルム44は本来実弾を連射するアサルトライフルのような武器なのだが、マークザインが同化して使用した際にはグレネードのように爆発する弾丸を放つ本来の性能からは考えられない規格外の武器になっていた。本作でもガルム44がマークザインのデフォルト武器として使用可能なのだが、同化前の描写に合わせた連射武器になっており、同化エフェクトパーツを装備しても変化しない。
*10 コロシアムモードのトーナメントをクリアすることで、簡単に3000TPが手に入る。3000というのは序盤では破格の数字。
*11 幸いなことに難易度☆2の解禁前後でミサイルを使用可能な「暁可翔」「紅蓮可翔式」が購入できるようになる。
*12 一応原作でも地上戦をしたことはあったが、メインはボードを駆使しての空中戦である。
*13 ラムダ・ドライバは平たく言えば「搭乗者のイメージを現実に投影する装置」であり、劇中ではアーバレストは道路標識を破壊することなくジャンプの踏み台にし、レナードのベリアル(本作には未登場)が空中浮遊という離れ業を見せている。
*14 ゲフィオンネットは紅蓮可翔式初登場時に披露された武装で、敵の周囲に停滞して相手の動きを封じるための武装。ミサイルとは別物。
*15 「ロボットがほっかむり?」と思うかもしれないが、れっきとした劇中再現。超合金魂にもオプションとして付属している。