【ぎたどら ぎたーふりーくす あんど どらむまにあ】
ジャンル | 音楽ゲーム | |
対応機種 | アーケード | |
発売・開発元 | コナミデジタルエンタテインメント | |
稼働開始日 | 2013年2月14日 | |
判定(アップデート前) | シリーズファンから不評 | |
判定(アップデート後) | 改善 | |
良作 | ||
ポイント |
ギタドラXGシリーズの後継機 稼働初期の仕様は黒歴史 アップデートにより大幅改善 |
|
GuitarFreaks & DrumManiaシリーズ |
ゲームセンターで中高生を中心に人気を博しているBEMANIシリーズの一つである音楽ゲーム『GuitarFreaks & DrumMania』(以下ギタドラ)の最新シリーズ。『XG』シリーズが前作XG3で突如終了し、
本作からはそれまで略称だった「ギタドラ」をそのままローマ字読みにした『GITADORA』として新シリーズに突入した。(*1)
大きな期待が寄せられていたものの、ロケテスト時点で発覚していた多数の大きな問題が稼働後も改善の気配を見せることなく尾を引き続けており、ユーザーから再三に寄せられていた改善の要望が実現するまでに非常に長い時間がかかった。
問題点の多くは稼働から数か月後に実施されたアップデートにより大幅に改善されており、問題点としての指摘については既に過去の事例となっているため、本稿が特殊な記事構成になっている点にご留意願いたい。
本作は度重なるオンラインアップデートを実施しており、それによって改善された点も多い。
特に2013年7月10日に
ゲーム内容を改革する大幅アップデートが行われ
、それまでとは別ゲーと言える程に見違えるほどの改善がなされた。
以下はアップデート以前に問題点として挙げられ、その後改善されたものである。
+ | アプリの問題点詳細 |
満を持しての新シリーズとなったものの、稼働初期の「アプリ解禁」「EXTRA RUSH廃止」というシステム変更がプレーヤーに全く受け入れられず、結果的に過去最悪とも言える滑り出しを迎えてしまった。
特にアプリ解禁についてはほぼスマホなどのタブレット端末でのミニゲーム必須にしてしまったため、環境がない人は解禁が進まず、環境があってもバンドシミュレーション要素が薄すぎるミニゲームに飽きてしまうという悪循環を生み出してしまっていた。
また、EXTRA RUSHというボス制度が廃止されたことで「ゲーム性が薄くなった」という声も多く、プレーヤー数が目に見えて激減した。
しかし、5ヶ月にも及ぶ長い暗黒期の後、7月10日の大型アップデートにより「筐体メインの解禁」「EXTRA RUSH」が復活すると評価は一転。
処理速度の向上や細かなオプションの追加によるプレー自体の快適さにもやっと焦点が当てられ、ギタドラシリーズの正統進化として評価されている。
また、細かなアップデートにより他の問題点も解決されるなど、現在でも徐々に評価を上げている作品である。
とはいえ、現在の評価の高さはあくまで大型アップデートを踏まえたものであり、稼働初期のゴタゴタがもたらした負の遺産を完全に拭いきれた訳ではない。
前作までの汚名返上を一気に果たして新シリーズの幸先良いスタートを切れていたであろうだけに、稼働当初からアプデ以降の充実したゲーム内容を実現できていなかった点は非常に悔やまれる。
版権曲アレンジのその後
+ | マスコットキャラ「オトベア」とキャッチフレーズ |
+ | 長いので格納 |
+ | 長いので格納 |
*1 ちなみに、名称を変更した理由はディレクターのまっする氏曰く「ではより広がったギタドラワールドをテーマに、共通のタイトルをつけようということになりました。日本のみならず、アジア各地でも稼働しているので愛着のある『ギタドラ』をローマ字表記にして『GITADORA』としました」とのこと。
*2 また、旧筐体と同等の環境を作るために2台入れていたとしても、その2台で別々にプレーすることも可能
*3 筐体価格の値下げや定期的なコンテンツの配信を行うのに対し、1クレごとに課金を行うシステム。
*4 PLEASURE BOXでの4曲(新曲2曲とXG新譜面の旧曲2曲、もしくは新曲1曲とXG新譜面の旧曲3曲)とEXTRA RUSHの1曲、計5曲
*5 細かいことになるが、他プレーヤーのプレー記録に合わせて増加するグラフは、実は「ノーツ毎に均等」であり、正確なリプレイを示しているわけではない。
*6 ギタドラシリーズの達成率は「最大コンボ数」の比重が大きいため、クリア難度とスコア難度の食い違いが多く発生する。それにより詐称とみなされやすい譜面はBASIC譜面よりもADVANCED譜面以上に集中しているとされている。
*7 本来はガラケー(この言葉は蔑称として用いられる)ではなくフィーチャーホンと呼ぶべきであるが、公式twitterにて堂々とディレクターが発言したため以下この表記で記載する。
*8 エフェクトのみならず、観客及びキャパへの変換が可能になった。正確には観客・キャパ獲得量を一時間増幅するブースト機能を使用した時点で、そのポイントに一定値が即座に加算されるようになった
*9 公式はこう表現しているが、事実上の廃止である
*10 「今後リリースされるBEMANI機種はこのような仕様となる。」との発言もあったが、GITADORAの稼動からちょうど1ヵ月後に稼働したDDRが最大4曲まで設定変更でき、EXTRA STAGEも存在する仕様だった為、完全にディレクターの一人相撲であることが判明した。
*11 ギタドラのボス曲と呼べる曲調と譜面。他機種のボス曲同様カリスマ性が高く、他機種には無いBEMANIアーティストや多方面のゲームで活躍するアーティストによるギター&ドラムが大暴れすることが多い。
*12 「めうめうぺったんたん!!」。元々はメディアミックス企画『ひなビタ♪』の曲の1つであり、初出のDDRに収録された頃から複数機種収録が公約されていたが、GITADORA以外の機種では全て配信直後から解禁不要で無条件プレー可能になっている。
*13 Sランク:8pt Aランク:7ptといった感じでクリアランクに対しポイントが設定されており、合計23pt以上でENCORE進出、進出できなかった場合10回まで当日限定の緩和分が積み上げられていく。このポイント蓄積に関するゲージもリザルト画面で表示される。
*14 PREMIUM ENCOREが入れ替えられたときには強制的にリセットされる仕様があり、そちらはGITADORA Tri-Boost Re:EVOLVEで廃止された。
*15 ポップン・DDR・リフレクは楽曲が追加され(特にリフレクは隠し含めて10曲も追加)、IIDXとリフレクはイベント・収集要素のポイントが一時的ながら増加するイベントがあった。また、直接参加はしていないがBEMANI学園の解禁を促進する3機種でも各種イベントが行われている(ダンエボ/解禁イベント開始・SDVX/楽曲追加&解禁ポイント追加等・QMA/「BEMANI検定」導入)。特に大したイベントが無かったのはLiveルールを変更しただけのGITADORAと次回の解禁要素を発表しただけのjubeatである。というか、またこの2ゲームか…
*16 最終的な解禁曲数は全機種共に13曲ずつ
*17 それどころか、サイト上で特定の操作をするだけで獲得出来る楽曲も存在した。なお、jubeatのみ隠し曲必須の課題が存在していたが、該当する課題より先にその課題に合致する曲を解禁できる課題が配信されていた。
*18 余談だが、DDRでもこの手の課題が1つ存在した
*19 一方で「only my railgun」はPONを意識したような青年キャラのジャケット、「魂のルフラン」はキャラの居ない炎のジャケットであり、これらはカバー版ボーカルのイメージから逸脱していない。
*20 皮肉なことに「LOVE & JOY」にはDJ OZMAやPureBOYSによる男性ボーカル版が複数存在する。しかし元々歌詞は中性的で共にアゲアゲというコンセプトは崩していないため、上の3曲のようにボーカルを槍玉に挙げて批判されていない。
*21 似たような事例として、BEMANIシリーズの1作である『beatmania IIDX 20 tricoro』(2012年9月稼働)では、画面レイアウトの変更に伴い一部の曲で汎用ムービーと共に表示されていたレイヤーが削除されている。とはいえ、対象となった曲数は『GITADORA』に比べると少ないのだが
*22 ただしACより獲得ポイント数はかなり低め
*23 ちなみに例示した両曲はEXCHAIN稼働中の2019年7月上旬の削除
*24 厳密にはEXCHAIN稼働開始当日の朝なので、Matixxのプレーデータにも影響が出る
*25 元々はQrispy Joybox氏の楽曲「カラフルミニッツ」のジャケ絵のキャラクターだったが、同氏がSDに就任した『limelight』にてゲーム自体のマスコットとして定着。時計屋のネズミという設定ながら多彩な趣味を持ち(それが解禁につながることも多い)、CPU登場やイベントなどで披露した腕前も天下一品だった(ランカーすら軽く叩きのめすほど)等から「パステルくんさん」と皮肉めいた敬称が付きながらも愛されている。
*26 ちなみに、同じようなクマのマスコットということであれば『DanceEvolution ARCADE』の「ストマックマ」というものがいる。こちらはプレーヤー一人に一匹がつく。プレーヤーのやりこみによって衣装と住処が豪華になったりセリフが変わったりとバリエーションは意外に豊富。表情外見も普通にかわいらしいと感じるプレーヤーが殆ど
*27 前者は和服の少女、後者はマウリツィオという少年が登場。
*28 どちらもマッチング、プレー終了時に他プレーヤーへ挨拶などが出来る機能。