jubeat saucer fulfill

【ゆびーと そーさー ふるふぃる】

ジャンル 音楽ゲーム
対応機種 アーケード
発売元 コナミデジタルエンタテインメント
稼動開始日 2014年3月3日
判定 賛否両論
判定(アップデート後) 改善
ポイント プレイ料金の値上げの先鋭
悪名高い楽曲入れ替えシステムの削除
上級者へのやりこみ要素追加
BEMANIシリーズで最もあくどかった料金設定
jubeatシリーズ


概要

音楽シミュレーションゲーム『BEMANIシリーズ』の人気作『jubeat』の6作目(各APPENDも含めれば9作目)。
2014年2月6日放送のBEMANI生放送(仮)にて新バージョンを出す事を発表、2月15日開催のJAEPOにてタイトル公開。そして3月3日に異例のスピード稼働を果たした。jubeatシリーズとしては初めて一切のロケテストをせずに稼働を開始した。
前作『saucer』で大いに賛否両論を呼んだ入れ替え制度が廃止される事が予め発表されておりユーザーの期待度は高かったが、ある理由によりそれも手放しに喜べない状態となってしまった。

特徴

  • 本作はsaucerの名を冠してはいるが、アップデートによる変更点は非常に多岐に渡り、新バージョンと呼んで差し支えない。
  • 白を基調にしていた全作から一変、本作では黒を基調にしたデザインとなった。
  • システムBGMも一新され、作曲担当は泉陸奥彦氏・ショッチョー氏からSota Fujimori氏へバトンタッチされた。システムボイスも男性から女性に変更。
  • 前述の通りsaucerで存在した楽曲入れ替えは廃止された。
  • 本作からの大きな変更点としてゲーム開始時に幾つかのモードから選択するようになった。プレイ料金については工場出荷時の設定料金の半額を記載する。ほとんどの店舗はこの設定だと思ってよい。
    • NORMAL
      • 100円。コインでのプレイで3TUNES遊べる。
      • LIGHT3と違いEXTREME譜面もプレー可能。
      • fullfil搭載の一部新機能が利用できない。
    • NORMAL MORE
      • PASELI…120Pで3TUNESか、200Pで5TUNESかの選択。
      • クレジット…200円。コインでのプレイで5TUNES遊べるが、一部新機能が利用できない。
      • NORMALより金額に対するプレイ曲数が減るが、後述のコーヒー豆・ミルク・BONUS TUNE POINTもNORMALより少し多めに貰える。
    • COURSE
      • 180P、もしくは200円。本作からの完全新規追加要素。コースごとに決められた5曲をノルマ付きでプレーするモード。
      • 1コースごとにBRONZE、SILVER、GOLDの3種類のノルマが存在し、このうち最低位であるBRONZEは1曲ごとに達成しなければCOURSE FAILEDとなってしまい、その時点でプレイが終了してしまう。
      • 5曲全て、連続でBRONZEのノルマを達成すればコースクリア。上位であるSILVERやGOLDの条件をクリアし続ければそれに応じたストーンを獲得できる。いわばノルマ達成の証である。ストーンを集める事で解禁できる隠し曲も存在する。
      • コースの中には判定が厳しくなるHARDモードが存在している。
      • 公式に上級者向けの腕試しモードとしてCOURSEモードを提供しており、Lv1のコースですら初めたての人ではとてもBRONZEノルマクリアすらおぼつかないだろう。
      • ちなみにコースの楽曲のほとんどが隠し曲であるが、大会と違い解禁していなくてもコースを遊べる。
+ アップデート前
  • LIGHT3
    • 100円。コインでのプレイで3TUNES遊べる。
    • 旧曲の解禁や、後述するfullfil搭載の新機能の幾つかの利用が不可。
    • 過去作通りの金額設定だが、 EXTREME譜面を遊べなくなる
  • LIGHT5
    • 200円。コインでのプレイで5TUNES遊べる。
    • LIGHT3より金額に対するプレイ曲数が減るが、EXTREME譜面もプレイ可能。
    • ただしLIGHT3同様、旧曲の解禁やfullfil搭載の一部新機能が利用できない。
  • STANDARD
    • 120Pで3TUNESか、200Pで5TUNESかの選択。
    • 全難易度で遊べる事に加え、ゲーム終了時にIIDXやポップンのように各判定数が表示されるようになる。
    • 後述のコーヒー豆・ミルクもLIGHTより少し多めに貰える。
  • COURSE
    • 上記参照。
  • 楽曲解禁はbistro saucerに代わってsaucer macchiatoというシステムとなる。
    • プレイに応じてコーヒー豆とミルクを手に入れ、コーヒーのラテアートを作るというもの。
    • まずは楽曲ごとにコーヒー豆が必要なのでこれを集める→豆が必要分集まったら今度はミルクを使いラテアートを作っていく仕組み。豆が集まっていない状態だとミルクは破棄されるので注意。
    • 豆はACHIEVEMENT対象曲に選ばれた曲を遊ぶ事で獲得できる。ミルクは通常のプレイや大会参加などで入手出来る。
    • 描かれるラテアートは、解禁する曲をイメージしたアートになっている。
    • なお、旧曲解禁にはSide Menuとして別に豆とミルクを集める必要がある。
      • シリーズ作によって分けられたグループから選んで解禁していく。

評価点

  • コースモードという更なるやりこみ要素の追加。
    • jubeatは初代からsaucerまでこの手の新モードは全く追加されていなかったが、本作でこの状況を打破する事となった。
    • 特にHARDモードは話題を呼び、トップランカーさえも苦戦させる程の猛威を振るう事となった。
      • STANDARDでもHARDモードを選択出来るようにしてほしい、という声がとても多かったためか、アップデートにより追加料金を払う事でNORMAL MOREでもHARDモードを選択できるようになった。
      • jubeat稼働初期の「初心者をひきつける」コンセプトからは乖離するが、現状はこのコースモードでしか実装されていないため批判は少ない。
    • コースモードでもマッチングは行われる。特に1曲目で同じコースをプレイしている人とマッチングした場合、大抵5曲ずっとマッチングし続ける事になるので妙な一体感が生まれるだろう。
  • 入れ替え制度は廃されたが、定期的な楽曲追加は継続している。また、移植曲の収録も行っている。
    • 流石に前作よりはペースダウンしたが、途中楽曲追加がほとんど無かったcopious以前と比べれば十分な頻度での追加が行なわれている。
  • 楽曲の増加によるマッチング率の低下をコースモードやACHIEVEMENT対象曲で絞りこみを図ったり、マッチングランダム*1を優遇するなりの措置を行ない、多少の軽減をしている。
  • これまではシリーズが変わるたびに所持していた称号、使用中のマーカー・背景などは全てリセットされてしまっていたが、本作ではそのまま引き継がれるようになった。
    • ただし設定中の称号だけは「初めまして」に戻される。スタッフによると「再度お気に入りの称号を探してみてください!」とのこと。手に入れた称号・称号パーツ自体は消えていないのでまた付け直せば良い。
  • PASELI限定で、楽曲のプレイ結果を画像化できる「TUNE POST」機能の搭載。5月28日のアップデートにて追加。
    • 使用するにはeAMUSEMENTへの登録が必須の為やや面倒だが、直接プレイ結果をe-AMUSEMENTソーシャルを通してTwitterなどに投稿できるようになり便利に。
    • 自分のカードネーム、スコアはもちろん、ミュージックバーや付けていた称号なども載る。
    • マッチング相手の名前も載るのだが名前を伏せる事も出来る為、見ず知らずのプレイヤーを晒さずに済む。
    • カスタマイズも非常に充実している。フレームのデザインが数種類存在し、更に自分の気持ちを簡易的に示せるスタンプ機能が搭載。
      • スタンプはjubeatに登場した様々なキャラクターが用意されており、しかもそれぞれ喜怒哀楽の様々な表情がある。イラストはほとんどが書き下ろしだが、中には突如jubeat公式サイト上に出現した謎の漫画のスタンプまで……
  • 前作同様、eAMUSEMENTの機能は全て無料で利用可能。前述のTUNE POSTも無料。
  • 前々作copious、前作saucerと新作稼働の度に大量の楽曲が削除されてしまっていたが、本作では版権曲4曲のみに留まった。
  • 7月23日のアップデートにより「BONUS TUNE」が実装された。
    • プレーすることで手に入る「BONUS TUNE POINT」を貯めると、さらにもう1曲プレーすることができる。仕様としてはポップンミュージック Sunny Parkの「EXTRAステージ」に近い。
    • BONUS TUNE専用でプレーできる曲も用意されている。
  • 天下一音ゲ祭
    • AOU主催のイベントで、セガの「maimai ORANGE」、タイトーの「GROOVE COASTER EX」、バンダイナムコゲームスの『太鼓の達人 キミドリVer.』とのコラボレーションが行われた。
      他社の音楽ゲームとのコラボはjubeatはおろかBEMANIシリーズ全体を通しても初である。
      • 過去に他社と音楽ゲーム関連で訴訟を起こしたこともあってコナミは他社音楽ゲームとは一切関わって来なかった。
        それ故今回のコラボレーションはユーザーに大きな衝撃と称賛を持って迎え入れられた。
    • 10月29日にAOU加盟店舗先行で各機種からその機種を代表する曲がそれぞれ移植された。*2
    • 11月26日にはAOU加盟店舗先行で各機種を代表するコンポーザーによる新曲が各機種に同時収録された。
    • 現在では全店舗で関連楽曲が無条件解禁されている。

問題点

楽曲解禁に関する問題点

  • saucer macchiatoでの解禁が異様に重い。かつて批判を呼んだcopious並に解禁に必要なクレジットが増加している。
    • とにかくミルクが貯まらない。一日に何回遊んでも雀の涙程しか獲得出来ない。代わりにコーヒー豆はバンバン余り続ける。
    • 毎日一回目のプレイに大きめのボーナスが付く為、毎日少しずつプレイすれば解禁までの料金は抑えられるがそれでも重い。しかもあまりに省プレーを続けすぎると今度はコーヒー豆不足に陥ってしまう為、ミルクが無駄になる。
    • NORMAL MOREモードで5曲プレイした時にもらえるミルクは一回目のプレイボーナスを加味しない場合、大体400~800mlくらい。全ての楽曲解禁に必要なミルクは236900ml(旧曲の解禁も入れると更に増える)、…きつい。
    • 加えて本作は1回ごとのプレイ料金も増加しているのである。経済力のある社会人ならまだしも、そうではない学生にとってはかなり苦しいものがある。
    • 7月23日のアップデートで一部ボーナスが2倍になり、ミルクを貯めやすくなった。が、この恩恵を受けられるのは「NORMAL MOREモード+PASELI使用時限定」である。そして今度は必要なコーヒー豆が増えコーヒー豆不足が顕著になってしまった。
      • PASELI使用時ならアップデート前と比べれば断然解禁しやすくなったが、上記のコーヒー豆との兼ね合いや、余ったミルクは従来のように次に持ち越しではなく破棄される仕様であるため、総合的な金額的にはそれでも決して軽いものではない。
  • さらにsaucer macchiatoでの解禁は完全に一本道。好きな曲から解禁できないのだ。前作のbistro saucerは4曲から選択できたため、どうしても見劣りしてしまう。
  • saucer macchiatoで解禁できる楽曲は全11曲だが、そのうち3曲が移植、1曲がRyu☆氏のアルバムからの収録となる為、新曲は7曲のみとやや少ない。
    • 7月31日からは解禁曲が変わり全て新曲の8曲になった。
    • 楽曲のクオリティはいずれも非常に高い。サウンドトラックは弾を追う毎に発売しているので興味がある人はいっそのことそちらで楽しんでしまうのも手か。
  • 伝導システムの大幅な劣化、軽い条件とは言えない旧曲解禁
    • 旧曲を解禁するためのSide Menuに使うミルクは基本的に繰り返しプレイする以外に手に入らない。
      • コーヒー豆の問題は気にしなくていいものの、旧曲の解禁ゲージ自体はやや重く、特に過去作イベント曲の解禁には最終楽曲で10000mlや18000mlものミルクが必要だったりなど、決して軽い条件ではない。
    • 本作はcopious以来となる上級プレイヤーからの伝導楽曲として、COURSEモードのとあるコースでGOLDストーンを獲得すると解禁される楽曲が存在する*3
      • 伝導についてはアップデートによりPASELI非対応店舗でも伝導できるようになったが、それでも人によって非常に解禁し辛い状況であることは変わっていない。
    • 旧曲も旧曲で、本作では毎週不規則に選ばれた数曲しか伝導できなくなってしまっている*4
      もちろん店内マッチングを駆使しない場合はランダムセレクトに頼ることになる。よって旧曲はsaucer無印と比べると圧倒的に解禁しにくくなってしまったといえる。
    • 他機種では基本的に旧曲は通常解禁されている為、いい加減通常解禁にして欲しいと言う声も。*5
  • 前作から続投のスミスゼミナール
    • 2013年12月から始まったイベント。プレイしたTUNE数や特定の楽曲の成績に応じてメダルを手に入れ、一定数に達するとボーカロイドの曲が解禁される。全4曲。解禁していく度に必要なメダル数が増えていく。
      • 「1日毎に課題をクリアして解禁」という形をとっているので、1日に1曲までしか解禁できない。解禁できる曲も1日毎にローテーションしていくので、決まった曜日にしかプレイできない人は無駄に日にちを費やすことになる。
      • 特定の曲で成績が良くなくても6TUNEごとにメダルがもらえるが、TUNE数は日にちをまたいで引き継がれない。そのため5TUNEプレイして日にちをまたいだ場合、メダルを取るためにはまた改めて6TUNEプレイしなければならない。
      • そもそもこのイベントはホームページ上で行われているイベントなので、筐体でプレイするだけでは曲を解禁できない。条件を満たした上でホームページに行き、解禁作業を別途行う必要がある。この解禁作業をする曲も1日毎にローテーションしていくので、条件を満たしていたのに解禁作業をしていなかったので筐体でプレイできない日にちを過ごすといったこともありうる。
      • 9月24日に終了し、イベントで解禁できた曲はSide Menuで解禁となった。
    • 2014年6月26日からGUMI誕生5週年を祝いBEMANI8機種でGUMI曲追加イベントが行われ、本作でも「スミスゼミナール 夏の陣」として開催された。
      • 解禁に必要な作業は前回と変わらない……が、問題は新たに追加された5・6曲目の解禁条件である。
      • 夏の陣ではメダルの代わりにニンジンを集めるのだが、5・6曲目を解禁するのに必要な本数は50本。4曲目を解禁するのに必要なニンジンが11本であることから見ると、どれほど多いかがわかるだろう。
      • もし仮に課題曲のどの譜面でもSランク(90万点以上)を取れない人が解禁する場合、合計300TUNEプレイしなければならない。
      • 課題曲の全ての譜面をEXCELLENT(100万点満点)をとれたとしても12TUNE余分にプレイする必要がある。いずれにせよよりGUMIを好む人の多いライト層には高い壁である。
      • そもそも他機種でイベント曲を全て解禁するために必要な費用を比較した場合、最も低い『ポップンミュージック』で1クレ、最も高いbeatmaniaIIDXの10クレ*6に対し、jubeatは実力に応じて18~100クレ(最低でも4日間)と圧倒的に高い上に時間が掛かる。また、本来GUMIの誕生日を祝う曲であったはずなのにjubeatだけ解禁が最短で誕生日から3日後というのも謎な仕様である。
  • 変わらない難易度
    • 本作も、難易度の調整が一切行われていない。それなのに新曲で難易度設定がおかしいとされる曲が今作でも相当数登場しており、詐称逆詐称は増える一方である。
      • 主に高難易度曲で目立つ現象であり、LV7としては難しすぎると言われた「あいのうた(EXTREME)」や、初期からずっとLV9としては詐称と言われ続けている「隅田川夏恋歌(EXTREME)」もそのままである。
    • 新曲群では主にEXTREME譜面でLV9でありながらLV10中位にも引けを取らない難易度と言われる「Stella Sinistra」、LV9でもトップクラスの初見殺しである「condor」などが代表的。
    • この有様でありながら、3作(3作前の調整も1曲のみだった為ほぼ4作)連続で調整が全くない。

その他の問題点

  • 削除された版権曲は4曲のみだったが、稼働時に新たに追加された版権曲も5曲のみ。しかもそのうち1曲は隠し曲。
    • 版権料との兼ね合い上これは仕方ない部分もある。ただ、版権曲のチョイスには定評があったjubeatだけに少し残念である。
    • 曲は少しずつではあるが追加されている。ロックバンドの「HaKU」とのコラボレーションは特に話題を呼んだ。
    • 5月からはU.M.Uとのタイアップにより、ご当地アイドルの楽曲が大量に追加されたりもしたが圧倒的に女性ボーカル曲に偏ってしまっている。
  • グループ機能の存在意義が薄い。
    • 前作では条件を満たすと食材を入手(楽曲解禁を促進)する事が出来たが、今作はそれがない。
      • 11月6日より「とどける de MILK」が追加された。……がこの地点で既に全解禁済みの人も多く、もっと早く追加して欲しかったとの声も。
  • 「Endless Chain-2人でトリガーを引こう-」プレゼントキャンペーン
    • saucer稼働中の2013年12月02日より開催されたキャンペーンで、私立BEMANI学園の学生紹介PVのテーマとして話題をさらい、ミライダガッキや各種スマホアプリでプレイアブル化された「Endless Chain-2人でトリガーを引こう-」をAC jubeatでも無料でプレーが可能になる。と、聞こえは良いが……
    • このイベント内容からsaucer稼働終了までの比較的短期間で配布が終了すると予想されていたのだが、実際はsaucer稼働終了はおろか本作の稼働末期や次回作の「prop」末期になってもキャンペーンが終了される気配が無く、結局キャンペーン開始から約4年後の「Qubell」末期でようやくイベントに終止符が打たれる事になった。
    • そもそも「Endless Chain」自体がjubeatやGITADORAに配信された頃のBEMANI情勢が「BEMANI学園の終了間際かつ次の連動イベントの熱闘!BEMANIスタジアムがそろそろスタートする」というかなり中途半端な状態であり、配信タイミングの悪さもあってか多くのプレイヤーの興味がBEMANIスタジアムの方に流れてしまった。結果、ACでの収録機種がスタッフの予想より少ない3機種止まりになってしまう残念な事になり、それに伴いキャンペーンの終了機会も失ってしまった可能性がある。
      • 今回の件で反省したのか、後に「Endless Chain」とは別の連動イベントのテーマ曲「In The Breeze」が発表された際はイベント最初期に全ての参加機種で配信された。また、BEMANI ROCK FES'2016のテーマ曲にして本曲の続編にあたる楽曲「Good bye, Summer~さよならは言わない~」も発表後の熱気が冷めない内に多くの機種に配信され共に好評を得ていたが、同曲は前作のプレゼントキャンペーンの最中に発表されている。jbプレイヤーの心境はいかに。
+ アップデートで改善された問題点

料金に関する問題点

本作以降のBEMANIシリーズでは、実質的なプレイ料金の値上げが敢行された。

+ BEMANIシリーズの値上げ事情

コナミは消費税増税の関係から他のBEMANIシリーズを含めたe-AMUSEMENT対応作品でもPASELI料金の値上げを実施している。
BEMANIシリーズの一部機種やクイズマジックアカデミーなどのシリーズ外の他機種では、コインプレイは今まで通りの仕様にし、PASELIプレイは料金が高い代わりに何らかの優遇措置を付加する事で増税に対応していることが多い。
しかしjubeatなどの半数以上のBEMANIシリーズの場合、逆にコインによるプレイにマイナス要素を付けてしまった事が大きく批判されている。
PASELIは対応していない店舗もまだまだ多く、ホームゲーセンがPASELI非対応であるプレイヤーにとっては辛い状況となってしまった。
店舗によっては従来の料金になっていたりすることもあるため、店舗側の裁量が問われる、とも言える。

  • その中でも本作では稼働当初は前述のとおり、100円だけでのプレイではEXTREME譜面を一切遊べなくなっていた。これが特に多くのプレイヤーの批判を呼んでしまった。
    • 2014年7月23日のアップデートで100円だけでもEXTREME譜面をプレーすることが可能になった。
  • さらにSTANDARDモードは前作のコインプレイに近い仕様となっており、高くなった割にはあまり進歩がなかった。
    • 7月23日のアップデートによりPASELI限定だがEXPERT OPTIONというオプションが追加された。追加料金を払うことにより任意で付けられる。
    • 前作のPASELIプレイ、ではない理由は、それまで1~5TUNE*7まで選択できたPASELIプレイでの曲数選択が3曲または5曲以外選べなくなってしまったことによる。元々3曲か5曲で遊ぶプレイヤーが多かったために批判の声は大きくないが、解禁目的のデイリーボーナス目当てで毎日気軽に1TUNEだけ遊ぶ事が出来なくなった等、自由度は減った。
  • クレジットプレイだと「PASELIを使うともっとサービスが充実します(意訳)」という表示が必ず出る。PASELIを登録しても起こるし飛ばせないため順番待ちの際にも不便。
  • 一方で、200円払えば一部機能や楽曲解禁に制限はかかるがPASELI/5TUNEプレイとほぼ同様にプレイでき、遊べるモードに制限がない。これはGITADORA OverDriveなどにはない評価点である。
  • アップデートで、設置店にPASELIチャージ機があるかどうかが分かるようになった。

その他の問題点

  • 楽曲をバージョン順にソートした時、本作からの新曲もsaucerカテゴリにまとめられてしまっている。saucerでの追加曲が膨大だった事もあり、目当ての楽曲を見つけづらい。
    • 5月26日のアップデートでsaucer fulfillカテゴリが新設され、分かりやすくなった。
  • 先述通りHARDモードはCOURSEの一部でしか遊べない。「STANDARDでもHARDモードを選択出来れば……」という声は多い。
    • 7月23日のアップデートによりNORMAL MOREでEXPERT OPTIONを付けた際にHARDモードでプレーできるようになった。

賛否両論点

スミスの想いで ~ The Lost Memories ~

  • 稼働後期~末期に行われたイベント。
    スミス氏が「祝! jubeat saucer fulfillがものすごいプレーヤー数になりました!」のイベント内で牛の大群に巻き込まれた際に記憶喪失になり、
    saucer以降に行われたイベントの記憶を取り戻しにいく、という設定である。
    • 解禁曲は8曲。最後の曲以外は全て移植曲で構成されている。筐体上にお題が表示され、それをクリアしていくことで楽曲が解禁されていく。
    • 解禁は1曲あたり最低5クレ以上かかる為重い部類に入る。とはいえ、初期のsaucer macchiatoよりはマシか。
      • 最後の追加から稼働終了までは1ヶ月しか猶予が無く、更に解禁を逃した場合半年近く解禁できない状態であった。
    • 上記の通り解禁面では良イベントとはいい難いが、曲を全て解禁した後に見られるエンドロールはsaucerからプレーしていた人にとっては感動物。ビジュアル面では過去最高のイベントとの声も。
      • エンドロール前半ではイベントの趣旨に沿ってなのかIIDXの名曲「memories」が流れる。今後収録されるかのようにも思えたが、現行作に至るまでこの曲はjubeatではプレイアブル化されていない。

総評

saucerの一番の不満点だった入れ替え制度を廃止し、コースモードの追加などjubeat本来の面白さを突き詰めていく形で順当に進化した本作。
稼働当初はどうしてもプレイ料金増加が足を引っ張っている状況であったが、アップデートによりその問題はほぼ解消された。
しかしそれでもなお非常に重い解禁、レベル表記や楽曲解禁の問題など、シリーズを通しての問題点が残ってしまっている。

過剰なコインプレイへの冷遇と曲解禁のハードルの高さからか、本作をきっかけにプレイヤーが減ってしまった店舗もちらほらと見られる。 反面、コースモードを十分に楽しむことのできる実力者からの評判はそこそこに高い。
コースモードは、他BEMANIシリーズよりも「最高難易度曲のクリア」というハードルが格段に低いjubeatシリーズを物足りないと感じていたプレイヤーからの要望に見事応えたと言えるだろう。

余談

  • 実はタイトル画面のバージョン番号においてはsaucerと区別がつかない(L44:r:B:A:~のまま)。
    • 過去バージョンにおけるAPPENDのような別の変化ポイントもない。
    • タイトルの変化が小さいことや公式サイトなどがsaucerの使いまわしであることから、本バージョンはsaucerのAPPENDと解釈されることも。
      ただし、festoにおける「10周年にして10作目」というカウントにおいては本作はsaucerとは別にカウントされている模様である。
  • 課金要素として本作の楽曲解禁を促進してくれる「 すごいうし 」というキャラクターが存在するのだが、その何とも言えないネーミングセンスで一部話題を呼んだ。
    • エイプリルフールにはこのすごいうしとVENUS*8が公式サイトをジャックするなど、スタッフの悪ふざけにも一役買っている。
    • 前述のTUNE POSTのスタンプでも使用可能。
  • 本作以降Qubellまでの毎バージョンにおいてオリジナル曲の削除が必ず1曲発生するという誤解すらあった。
    • 正しくは毎年12月に期間限定で「Thank You Merry Christmas」が配信されるというもので、スコアデータは閲覧こそ配信期間中限定だがバージョンアップによるデータ引継ぎの際にはこの曲のスコアデータも引き継がれる。
      • ちなみに前作saucerで復活した「Kick It Out」(festo稼働中に再度削除)や、そのsaucerでわずか20日間という収録期間記録を誇った「千本桜」(clanで復活)はスコアデータが引き継がれていない。
    • 「Thank You Merry Christmas」はclan稼働後の2017年12月より常時配信に移行している。
  • 2015/2/20に次作となる「jubeat prop」が稼働。