【ばとるさーきっと】
ジャンル | ベルトスクロールアクション | ![]() |
対応機種 | アーケード(CPシステムII) | |
発売・開発元 | カプコン | |
稼動開始日 | 1997年 | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
カプコン製ベルスク最終作 過去作の象徴的アクションを上手く統合 稼いだコインで自機をアップグレード 控えめの難易度とコミカルで明るい作風 |
2001年、人体の機能を99%引き出す事が出来る生体チップが完成した。
そのチップをサイボーグ手術で人体に埋め込むと、その手術の成功率の低さと引き換えに驚異的な運動能力を得る事が出来るのだ。
人々は、その能力を得て人を越えたサイボーグたちを羨望と畏怖の念を込めてこう呼んだ。
バトルサーキット(戦闘回路)と!(プロモーションパンフレットより抜粋)
近未来を舞台に、賞金稼ぎのサイボーグとしてお尋ね者を追うベルトスクロールアクション(以下、ベルスクと表記)。
それまでのベルスクに付きものであった、暴力表現を売りとした作風から一転、コミカルなアニメ風の世界観とキャッチーな演出を押し出した「
筐体設定により最大4人協力プレイ可能。
2021年現在、カプコン製ベルスクの最終作となっている。
操作方法
アップグレードシステム
+ | さらに……(ネタバレ注意) |
+ | サイバー・ブルー |
+ | キャプテン・シルバー |
+ | イエロー・ビースト |
+ | ピンク・オーストリッチ |
+ | エイリアン・グリーン |
『ファイナルファイト』のヒットにより金字塔を打ち立てたカプコン製ベルスクの、集大成にして終着点となった一作。
コミカルなキャラや軽快なストーリー、簡単に繰り出せるアクション群といった賑やかなビジュアルが特徴的。ゲーム自体の難易度もベルスク入門者から上級者まで幅広く対応している。
稼働から長らく家庭用移植が行われなかった関係で幻の作品とも扱われていたが、紆余曲折を経て現在は家庭用ハードに移植。値段もリーズナブルなので是非プレーしてみて欲しい。
稼働から20年以上経った2018年、『カプコン ベルトアクション コレクション』にて待望の家庭用移植が実現した。
また、2021年2月発売の『カプコンアーケードスタジアム』にも移植された。
+ | ... |
*1 いわゆるジャンプ膝蹴り。地上の敵に当ててもダウンせず、ダウン状態への追撃にも使える。
*2 動作開始~終了後1秒間は無敵で、敵に掴まれた際もダウン確定前なら使用可能。体力消費量は標準値の1/6と多いが、敵・砲弾・ドラム缶などに当てなければ消費せず、体力ゲージの延長により使える回数も増えていく。
*3 担ぎながらの移動・ジャンプ、威力高めの(ジャンプ)投げ「リフトスルー」が可能。また、グリーンの掴み状態と違い、ジャンプするたびに捕縛可能時間がリセットされる。
*4 例えばブルーの場合、メガクラッシュが画面全体攻撃「ギガクラッシュ」に変化したり、極太ビームを放つフルチャージショット「サイバーキャノン」を追加する等。
*5 体力1以上かつ敵に掴まれていない場合、どれほど大きなダメージであろうと体力0で踏みとどまる。これを利用し回復アイテムの取り方を工夫すれば、土壇場でかなり粘ることができる。
*6 「高得点」「技の習得数+バイタルゲインユニットの入手数≧6、またはコイン1000枚以上」の2つ。
*7 当たり判定のある敵(影含む)が画面に映っていると、体力消費が確定する。
*8 フェリシアの場合、獣毛が部分的にしか生えておらず素肌の面積が多い。しかも獣毛の生え方のせいで水着姿っぽく見えるが実質素っ裸である(その上に服を着ているシーンが描かれることもあるが、戦闘中は基本的に裸)。余談だが同作の狼男ガロンは変身後もズボンをはいている。
*9 当たった敵が気絶するので追撃可能。また、動作が短いので空振り無敵も狙いやすい。
*10 例えば六面中ボス「サイバーサムライ」の攻撃パターンのうちの一つ「全身を紅潮させた上で残像を残しながら体当たり」が『チキチキボーイズ』の四面ボスの物と全く同じだったり等。
*11 Dr.サターン(ブラックエレファント搭乗時)のハサミ、プルートのノコ刃付き円盤などで少し血が出る程度。
*12 正式名称は「経済大国型バトルサーキット・ジパング」。
*13 大口を開けて「ゲハハハ!」と笑う、怒って頭からドクロの煙を噴く、乗機「ブラックエレファント」のフロントガラスをタオルで磨く(ただ隙を晒すだけ)、乗機ごと掴み上げられて白旗をあげる、しょっちゅう何かに押し潰される、など。
*14 『ファイナルファイト』の代名詞である、敵をダウンさせずに攻撃し続けるテクニック。
*15 本作では3面だが、1面がDr.サターンの出オチとなる「実質0面」とでも言うべき短さの為、律義に?伝統を守るカプコンの姿勢が窺える。
*16 サーキットには「集積回路」という意味もあるため、サイボーグ(機械人間)である主人公達とひっかけたダブルミーニングとして使われている。元々はもちろん「モータースポーツの周回道路」のことを指しているのだが、いずれにしろ上手い具合に名づけたものである。
*17 開発期間や費用をかけすぎたため、大して儲からなかった。
*18 けだもの。アニマル(動物)より野蛮な意味合い。いやまあ女子レスラーとかなら名乗るかもしれないが、一応モデルだし。