本項ではアーケードゲーム『機動戦士ガンダムSEED DESTINY 連合vs.Z.A.F.T.II』と、PS2移植版の『機動戦士ガンダムSEED DESTINY 連合vs.Z.A.F.T.II PLUS』の両方を紹介します。
判定はどちらも「良作」です。
【きどうせんしがんだむしーど ですてぃにー れんごうばーさすざふとつー】
ジャンル | チームバトルアクション |
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対応機種 | アーケード(SYSTEM246・256) | |
販売元 | バンプレスト | |
開発元 | カプコン | |
稼働開始日 | 2006年6月29日 | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
前作から全てにおいて昇華された決定版 (ある意味原作通りの)デスティニー不遇 |
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ガンダムVS.シリーズ |
ガンダムvsシリーズの6作目で、前作『機動戦士ガンダムSEED 連合vs.Z.A.F.T.』の続編に当たる。
前作は今までのシリーズとゲームスピードや操作系統を若干変更することによってスピーディな戦闘を実現し、放送間もない作品のゲーム化という話題性もあいまって多くのファンを獲得した。
本作はそんな前作の正当進化と言える作品であり、今でもファンからは評価が高い。
+ | 評価や使用率が高かった機体 |
+ | 選択肢になりうる590コスト&相方の低コスト機体 |
+ | 評価が低いと言われがちだった機体 |
+ | 問題レベルで強すぎる機体 |
+ | 問題レベルで弱い590機体 |
調整不足な所はあるものの、対戦アクションゲームとしての完成度は全体的に高く、今も多くのファンに支持されている。
ゲームそのもののスピード感に加え、機体それぞれに与えられた長所を生かしての駆け引き、わずかな隙を巡っての機動戦闘、そして覚醒による逆転の可能性が、このゲームを名作に昇華させている。
vsシリーズ全てに言える事だが、モビルスーツの動きも非常に秀逸。「ガンダムファンだが対戦アクションは不慣れ」という方も、是非ともプレイして堪能してもらいたい。
【きどうせんしがんだむしーど ですてぃにー れんごうばーさすざふとつー ぷらす】
ジャンル | チームバトルアクション | ![]() |
対応機種 | プレイステーション2 | |
発売元 | バンダムナムコゲームス | |
開発元 | カプコン | |
発売日 | 2006年12月7日 | |
定価 | 7,140円(税込) | |
廉価版 |
GUNDAM 30th ANNIVERSARY COLLECTION 2009年12月17日/2,800円 PlayStation2 the Best 2010年6月3日/2,800円 |
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判定 | 良作 |
今も探せば様々なゲーセンで筐体を設置しているが、PS2で家庭用移植版が発売されているのでこちらもお薦めしたい。
アーケードモードに加え新たなモードや新規ステージが追加されている。
次作『機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダム』は極悪極まりないゲームバランスとなってしまい、評価は悪い(不安定判定)。
…この作品と毛色は全く異なるが。
*1 各武器にはダウン値というものが設定されており、各機体の持つダウン値上限「5」に達するまで攻撃を受けつづけると「強制ダウン」と呼ばれる、受身の取れないいわゆる大ダウンの状態になる。
*2 格闘を途中でBRでキャンセルし、あえて相手をダウンさせないことで有利な状況を維持したままダメージを奪うこと。
*3 前作『SEED』で自爆して失われたため。フリーダムもプロヴィデンスとの戦いで大破はしたが、その後修復を受けたために『DESTINY』でも登場できた。
*4 オールレンジ武器。いわゆるC.E.の世界でのファンネル
*5 「300補正」と呼ばれ、コンボのダメージが300前後に達すると強烈なダメージ補正がかかり、コンボダメージがそれ以上伸びなくなる。多くの覚醒コンボが300前後でダメージが伸びなくなるのはこれが原因。
*6 内訳はイージス、ルージュ、フォースインパルス、ガイア。それぞれの頭文字を取った略称。
*7 元ネタは言わずもがな、ディアッカ・エルスマンの決め台詞。
*8 この頃ネット界隈で「ディアッカの作る炒飯がうまい」という二次ネタが流行っていたためだと思われる。
*9 特殊格闘でも微妙に性能の差異があるカウンターが出せる。
*10 月面宙返り(ムーンサルト)から相手を切り伏せるFインパルスや、縦方向に回転し二刀流でメッタ切りを繰り出すセイバーなど
*11 無印SEED最終回でプロヴィデンスにトドメをさしたフリーダムの突撃や、ハイネのグフを背中から両断したガイアの突進攻撃など
*12 時間を置いて解禁する仕様そのものはともかく、稼働当時にコスト帯の機体数が少なすぎる事は問題と言わざるを得ない。またオールスター形式になる前のvsシリーズでは原則ピラミッド型の構成になっていた事もあり、後に前作機体が解禁される事はバレバレだった。
*13 同コストでは似たタイプである「太いメイン射撃+照射CS」を持つ機体ならBインパルスやガナーザクウォーリア、別タイプの射撃機ではバスターやカラミティ等がある。ただし頭部バルカンと固有武装のガンランチャーはLストライクでしか使えない。
*14 対戦前に対艦バルカン砲の不使用を宣言したり、装備箇所に因んでパイロット名に「カタバルフウイン(肩バルカン封印)」とする等
*15 原作アニメの終盤に登場したデスティニー・レジェンド・ストライクフリーダム・インフィニットジャスティスの4機。
*16 安定性を落として590+590や590+450(450の2落ちを狙う)という選択肢も無くはないが。
*17 2024年に公開された映画版でシンが言われたセリフ。シンはアスランとのソリが合わないため、この発言に対して不快感を露わにしている。
*18 ほぼ廉価版万能機のM1アストレイ・ダガーシリーズや指揮官用ゲイツとコンセプトが全く同じなゲイツ等。
*19 単なるカラバリに見えるブレイズザクファントムもブーメランとコマンドガードで接近戦重視のハイネカラーや、手動リロードのライフルで射撃戦に特化されたディアッカカラーという感じ。