【しん・さんごくむそうしっくす】
ジャンル | タクティカルアクション | ![]() |
対応機種 | プレイステーション3 | |
メディア | BD-ROM 1枚 | |
発売元 | コーエーテクモゲームス | |
開発元 | コーエーテクモゲームス(オメガフォース) | |
発売日 | 2011年3月10日 | |
定価 |
通常版:7,560円 TREASURE BOX(限定版):16,590円 |
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プレイ人数 | 1~2人 | |
通信機能 |
Playstation Network対応 ※ダウンロードコンテンツ配信、オンライン協力プレイ |
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セーブデータ | HDD必要空き容量:600KB以上(トロフィーは50MB以上) | |
レーティング | CERO:B(12才以上対象) | |
コンテンツアイコン | 暴力・セクシャル | |
廉価版 | PlayStation3 the Best:2013年1月17日/3,990円 | |
配信 | 2014年2月13日/3,600円 | |
備考 | 3D立体視対応 | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
2つの武器を切り替えて戦う新武器システム 三国時代を締めくくる新勢力「晋」が登場 |
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無双シリーズ |
『真・三國無双』シリーズ6作目。本シリーズの10周年を記念する作品でもある。
「進化に終わりはない」というキャッチコピーの元、新勢力である晋の登場や2つの武器を切り替えて戦う新武器システムが発表され、発表当時から大きな注目を集めていた。
また、イメージソングをKinKi Kidsが担当。KinKi Kidsの堂本剛氏は「関羽使い」と自称するほどの無双ファンである。
「進化に終わりはない」「一騎当千の爽快感」の両コンセプトを見事に達成した、まさに真・三國無双シリーズ10周年に相応しい作品。
特に前者については、アクション面のみならずストーリーについても新たな挑戦を始め、「マンネリ」との批判を払拭しきれなかったこのシリーズにおいて「晋」という勢力を出したことの意義が非常に大きい。
「今まで諦めていたが後期武将にも参戦の可能性が出てきた」「次回作では他勢力を中心とした『後漢末期』に焦点があてられるのではないか」といったように、本作に留まらない次回作以降の「終わりのない進化」に期待するファンを増やした。
ただし、肝心の晋のストーリー内容や使用武器の自由化による没個性化など、粗削りな面があることも否定できない。これらについても存在自体を抹消するのではなく今後の進化に期待されていた。
DLCや『猛将伝』等で改善の動きが見られており、そしてこれらの動きは次回作『7』ではっきりとした形として結実することになった。
【しん・さんごくむそうしっくす すぺしゃる】
ジャンル | タクティカルアクション | ![]() |
対応機種 | プレイステーション・ポータブル | |
メディア | UMDディスク 2枚 | |
発売日 | 2011年8月25日 | |
定価 | 5,800円 | |
プレイ人数 | 1人(通信プレイ時2~4人) | |
通信機能 |
Playstation Network対応 ※DLC配信、アドボック通信での協力&対戦 |
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備考 | メディアインストールでフルボイス対応 | |
判定 | 良作 | |
無双シリーズ |
※共通部分は省略
まさかの下位機種への移植再び。
PS3版のセーブデータをメモリースティックに入れておけば初めから全キャラクターをプレイすることが可能。
『6猛将伝』における改善点を一部先行導入した形で、PS3版で不評だった点にテコ入れが行われている。
パフォーマンス面
ストーリーモード
クロニクルモード
育成環境の改善
敵兵が少ない
DLCの種類が乏しい
UMD2枚組み
ロード遅い
PSPの『5 Special』『5 Empires』の移植度が散々だった上、まさかの下位機種移植再びということで期待されていなかったが、ハードの性能を考えれば移植度、及び再現度は良好で、PS3版からの改善点もありシネマティック一騎当千を十分に味わえる出来となった。
PSPで手軽にプレイしたい、もしくはストーリーを追っかけたいだけなら本作はその希望を十分に満たしてくれる。
しかしやり込もうとすると、DLC前提気味の『6無印』において、DLCの無さはあまりにも痛い。
決して誰得移植ではないが、可能ならDLCや『猛将伝』での拡張度の高いPS3版をお勧めする。
+ | 2010年12月22日と2011年1月7日のやり取り。若干の下ネタ?注意。 |
*1 ここでは三国志の正史と『三国志演義』の両者を指す。ただし、基本的に無双シリーズは『三国志演義』をベースにしているため、正史と演義で食い違っている箇所は基本的に『三国志演義』に準じている。
*2 厳密に言うと「適性が高いとモーションが速くなる」という仕様になっている。
*3 『4』までは武将固有とは言うものの、C1とC6以外は技動作に代わり映えが少なく、数パターン程度に分類できる攻撃・エフェクトがほとんどだった。今作ではC1はガード崩し、C2とC5は打ち上げ、C3は気絶(一部は連撃やガード崩し)、C4とC6は吹き飛ばし…という傾向が徹底されるようになったが、同時に武器ごとの差別化が顕著になったことで似た特性でも個性が強まっている。
*4 鄧艾の無双乱舞2「対象確保」は敵の腕を飛び付き腕拉ぎ十字固めでへし折る技。あまりの威力に喰らった相手はたとえ体力が残っていようともKO時の断末魔の叫びを発し、食らった後は腕を押さえながら苦しみもがく。
*5 黄蓋のEX攻撃と無双乱舞は全てプロレス系の投げ技。特に無双乱舞2「抜山蓋世撃」はキン○バスターまんまなフィニッシュホールドで、敵を掴むや否やどこからともなく沸き続ける「ショーグン!」コールや狙ったかのようなカメラワークの効果もあって、インパクトは相当なもの。
*6 実際はあくまで『真・三國無双』のステージのリメイクが基盤になっているため、赤壁の戦いに典韋がいたり、夷陵の戦いに関羽が出てきたりもする。ただし呉軍が絡むステージでは何かに付け練師が首を突っ込んできたり等々の新アレンジもあるため、「史実通り」のみならず「原作(真・無双)再現」というのも些か語弊が出てはいるが。
*7 史実では唯一許褚が生きていた可能性があるだけ。
*8 ただし、この意見自体は本作の晋シナリオの影響で加速しこそしたが、以前から言われていた所もある。
*9 五丈原の戦いで諸葛亮が陣没してからはどこの国もグダグダになっていき消化試合感が強いという理由、加えて日本においては吉川英治著の『三国志』の影響もあり、五丈原で話を締めくくるケースが少なくない。その事が日本において五丈原以降の三国時代の情勢や本作における晋勢力の武将をマイナーな存在たらしめる所以となっていた。
*10 例えば後述する夏侯惇の樊城は『4』などにもあったが評価は特に低くなかった。しかしこれは曹仁・徐晃・龐徳らの活躍もイベントやそれぞれの個別シナリオ等で描かれていたが故である。
*11 呉伝で練師が目立つという賛否も、一本化したシナリオだったからこそ賛否が出ているとも言える。『4』等の女性武将シナリオではその女性が大きく目立つものの、それ以外のシナリオでは登場しない、または目立たないなどの措置があり、一部を除き大きい批判はなかった。
*12 曹仁や徐晃など。更に後述の「龐徳」もここで活躍しており、このことが批判をより強めている。
*13 ステージ前のムービーで既に別の馬に乗っており、そのまま戦闘開始するものなど。
*14 装備出来る2つの武器それぞれに「移動速度上昇」の印をセットすれば、馬に乗らなくてもよい程にまで移動速度が上昇する。馬に乗っての移動ではないので、敵兵が群がる場所でも突っかかったりすることもしない。
*15 ただし、呂布死後に関羽が赤兎馬に乗っていたのはあくまで『演義』での話であり、『正史』には関羽が呂布死後に赤兎馬に乗っていたという記述は見られない為、良くも悪くも『正史』での内容を忠実に再現した数少ない点とも言えなくはない。
*16 一部のステージを除いて武将の配置が完全ランダムな上に、史実に基づいた戦いというのが存在しない。勢力ごとに同盟戦と銘打ったステージがあるが、これもシチュエーションは完全に史実・演義とはかけ離れてしまっている。
*17 適性値が2あれば使いこなせるということにはなるので、そういう意味では間違っていない。しかし、どの武将でもEX攻撃を持つ得意武器は必ず☆3に出来ることに加え、先述した部分のギャップがネタ分を強めてしまっているようだ。
*18 無印版『6』のみ同属性でも機能し、割合ダメージも重複する。
*19 撃破からドロップまでに8ヒット以上のコンボを決めていれば一般武将からは+2、16ヒット以上で無双武将からは+4が出るが、+4~8だけはストーリーモードの一部武将からしか見つけることが出来ない。
*20 武功の取得量を上げる印や特技を重ねがけしても最大16。
*21 育成に有用なステージやランクアップがしやすい武器が用意されている。
*22 軍団毎には戦意が適用されるが、軍全体に別途で士気が適用されていた。
*23 軍団長の名前の隣に矢印が表示される形になっている。戦意が上がっていれば↗、逆に下がっていれば↘が表示される。戦意が最高潮の時は↑が表示されて、NPC同士の戦闘において無敵となり、恐慌状態の時は↓と表示され、NPC同士の戦いにおいて逆にダメージを与えられない扱いになる。
*24 具体的に言うと、龐徳が魏の将として登場する場面は樊城の戦いしか存在せず、それ以前でも潼関の戦いと陽平関の戦いにしか登場し得ない。
*25 つかめなかった場合でも周囲を吹っ飛ばしたり、前方に打撃を繰り出したり等。
*26 もっとも、髭の有無だけでなく衣装も物凄く地味な『5』と違って、衣装がかなり派手になったこともあって見た目には威厳が出たことで、本作の劉備を「拠点兵長」と呼ぶ者はあまり見られなくなっている。
*27 ある程度まで絆の値が高まると、敵として遭遇したり戦友として協力するときの台詞が変化する。
*28 ただし、事前に固有の台詞が用意されている場合は絆の値云々は無視してそちらを優先される。
*29 一般武将や既存の無双武将の台詞は新録こそしているものの、大半のテキストは『5』からの流用である。以前は台詞はシリーズごとに一新されていた。
*30 「城壁の弩砲を破壊して衝車を援護せよ!」「まだ突破していない他の城門の攻略を援護せよ!」など。
*31 下記のように下ネタもあるので人によっては悪ノリしすぎのようにも受け止められがちではあるが。