ここではPS3/360用ソフト『無双OROCHI2』と、そのPSP移植作である『無双OROCHI2 Special』に加え、WiiU移植作である『無双OROCHI2 Hyper』の紹介をしています。
【むそうおろちつー】
ジャンル | タクティカルアクション | ![]() ![]() |
対応機種 |
プレイステーション3 Xbox 360 |
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メディア |
【PS3】BD-ROM 【360】DVD-ROM 各1枚 |
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発売元 | コーエーテクモゲームス | |
開発元 | コーエーテクモゲームス(オメガフォース) | |
発売日 | 2011年12月22日 | |
定価 |
通常版:7,800円 TREASURE BOX(限定版):12,800円 |
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プレイ人数 | 1~2人 | |
セーブデータ |
HDD必要空き容量:1000KB以上 ゲームデータ容量:3000MB以上 |
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レーティング | CERO:B(12才以上対象) | |
コンテンツアイコン | 暴力・セクシャル | |
備考 |
3D立体視対応 ボイスチャット対応 |
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判定 | 良作 | |
無双シリーズ |
『真・三國無双』シリーズと『戦国無双』シリーズとのコラボレーションである『無双OROCHI』シリーズの3作目。
『魔王再臨』の戦いから数年後、突如として現れた怪物「妖蛇」によって絶体絶命の窮地に立たされた人間達が、タイムリープによって歴史を変えつつ妖蛇打倒を目指すというストーリー。
イメージソングは三代目J Soul Brothersが担当している。
システム
ストーリー
初代『無双OROCHI』と同様、お互いの火力がインフレしているため「やられる前にやれ」という世紀末というべき調整。
ただ初代と違い回復性能は大幅に向上している。控えに回したり「吸生」属性で復帰するなど回復手段を豊富に持ち、援護攻撃による保険のあるPCに対し、それらでもどうしようもない即死ポイントが点在する、かなり癖のあるバランスである。
ステージ中のテンポの悪さや粗削りな無双の戦場モードなど、無視できない問題点を抱えていることは否定できない。
しかしプレイアブルキャラ130人以上という大ボリュームとそれに付随する会話イベントという本作の魅力は、それらの穴を埋めるに足るものといえよう。
PS3において無双シリーズのキャラやアクションを一気に楽しみたい欲張りなプレイヤーにとって、これ以上相応しい作品はないと言っていいだろう。
【むそうおろちつー すぺしゃる】
ジャンル | タクティカルアクション | ![]() |
対応機種 | プレイステーション・ポータブル | |
メディア | UMD | |
発売元 | コーエーテクモゲームス | |
開発元 | コーエーテクモゲームス(オメガフォース) | |
発売日 | 2012年7月19日 | |
定価 | 6,090円(税込) | |
プレイ人数 | 1~4人 | |
レーティング | CERO:B(12才以上対象) | |
コンテンツアイコン | 暴力・セクシャル | |
判定 | 良作 |
新キャラとして安倍晴明と『NINJA GAIDEN』からレイチェルが参戦(*21)。
アドホック通信で最大4人対戦可能な新モード「バトルロイヤルモード」が追加された。
こちらではハード性能の違いにより上述のPS3版などにおける1ステージで3000人撃破という数字は不可能になっている。
しかしPSP無双としては過去最高クラスのワラワラ感があり、これまでのPSPでは難しかった1000人撃破も、ステージにもよるが十分達成可能になっている。
さすがにPS3版とのセーブデータ共有はできないが、PS3版のセーブデータをメモリースティック内に入れていると、最初から全武将が解禁されているという特典がある。
ただし、スペックではるかに劣るPSPへの移植である以上仕方のない面でもあるが、画質や・一部音声の削除など演出面は劣化している。
また、キーコンフィグがあらかじめ決められた3つのタイプからしか選べない(ただし移動に関してはどのタイプを選んでも十字キーとアナログスティックから選択できる)。
特にタイプ3は視点移動が不可能だったり、ギャラリーのモデル鑑賞で横回転ができない、方向キー移動と組み合わせると真・合体技が使用不可能になるなどの不具合が存在する。
他、DLCを沢山入れていると読み込みがかなり遅くなる。
多少劣化はしているもの、PSPで130人ものプレイアブルキャラを実現させたのは純粋に評価点であり、
過去のハードとなりつつあるPSPにおいて最後の無双を楽しむには十分すぎるほどの良作。
とはいえ、現在ではPSV版の『無双OROCHI2 Ultimate』が発売されているため、環境が許すならそちらを選んだほうがいい。
【むそうおろちつー はいぱー】
WiiUのローンチタイトルとして登場した、追加要素を加えた移植版。PSP版の追加キャラに加え、新たに神農と紅葉が追加された。
さらにカードゲーム的な要素を持つデュエルモードが追加されている。
Wii U GamePadのみのプレイが可能なだけでなく、ミラーリングしない場合はゲームパッドの画面にリアルタイムに動く全体マップを表示することが可能。
陣地ではワンタッチで武器屋・飯店などに移動でき、オリジナル版よりも少しながら安価アイテムを買える。
ただ内容自体はほとんどマイナーチェンジであり、ゲームシステムは問題点を含めまるでイジられていない。
また、ステルスがオリジナル版よりも悪化しており、さらにやりづらくなっている。
*1 攻撃を受けてもひるみにくくなる。
*2 攻撃のジャンプキャンセルや二段ジャンプができる。ただし無双6と違い、攻撃を軽功でキャンセルすることはできない
*3 攻撃をキャンセルしてガード崩し効果のある移動を行う。
*4 後にPSPで発売された『無双OROCHI2 Special』でも「130人超の衝撃(インパクト)!!」というキャッチコピーが使われている。
*5 配色は『TRINITY Zill O'll Zero』が元となっている。
*6 装備している武器と初期の衣装は『NINJA GAIDEN Σ2』が元となっている。
*7 原曲はコラボ元の『NINJA GAIDEN』でのものではなく、なんとFCソフト『忍者龍剣伝』のものからである。
*8 味方が全滅する絶望的な未来を過去に戻り、仲間を救うというストーリーは同じコーエーテクモ(当時はコーエー)制作の女性向け恋愛シミュレーションゲーム『遙かなる時空の中で3』を彷彿させたプレイヤーも多い。
*9 ただし、『3 猛将伝』と『3 Z』の発売日は同日なので、流用元に近い「Z」表記はあながち間違いとも言えない。
*10 ガラシャのゴスロリメイド風衣装は『無双OROCHI Z』で間違ってはいない…はず。
*11 ガード中にジャンプボタンを押すと正面を向いたまま一瞬無敵になって移動する技。
*12 敵から攻撃を受けた際に、無双ゲージを消費して無敵状態で反撃を繰り出すタイプアクション。『Z』ではテクニックタイプの専用アクションだった。
*13 ワンダータイプは影技のガード崩しなどでのけぞった敵に攻撃を当てるとクリティカルになる。
*14 購入時に希少石という追加コストのかかるレア武器
*15 2012年4月の360版のアップデートの内容はPS3版の2012年1月~3月に行われたものである。直近の要素で見ても1か月、最も長いものでは3か月もの差が生まれている。
*16 一応PS版のアップデート内容で一部は把握ができるが、360特有のバグがあった以上は告知するべきである
*17 特にクラウドデータを一度でも利用していたらDLCの戦場が選択できなくなるという致命的なバグがあったが、LANケーブルを抜く等してネットに繫がっていない状態にすることによりプレイは可能。
*18 卑弥呼の周囲に真上から多段ヒットするビームを降らせる攻撃。戦国勢の全キャラを上回り、三国勢の無双乱舞に迫る威力。
*19 敵の撃破には攻撃力が足りていることで適正レベルだと認識していても突然死が襲い来る。
*20 ストーリー・フリーモードではミッション発注武将を操作武将に入れると、ミッション発注武将が代理のモブ武将に入れ替わってしまうのでミッションを受けることができない。
*21 当然メインシナリオ上での出番はないが、既存キャラとの友好会話や新規ムービーがあるので単純にいるだけの参戦ではない。