【かだっしゅ】
ジャンル | 横スクロールアクションRPG |
対応機種 | アーケード |
発売・開発元 | タイトー |
稼動開始日 | 1990年3月 |
プレイ人数 | 1人または2人 |
配信 |
アーケードアーカイブス 【Switch】2023年8月31日/838円(税10%込) 【PS4】2023年8月31日/837円(税10%込) |
判定 | なし |
ポイント |
ドラクエインスパイア 王道系ファンタジー ACでは珍しいARPG シーケンスブレイクの概念 |
アーケードで稼働したアクションゲーム。
悪魔バーログを倒し、サラサ姫を救うという王道ストーリーである。序盤の演出から一気に物語に引き込んでくれる。
色々と非常に力が入っているためか、カダッシュならぬ力ダッシュ(ちからダッシュ)という呼び方をするプレーヤーもいる。
4種類のキャラから選択、名前の入力もある(ひらがな4文字まで)(*2)。
このようにキャラクター毎に個性が違うため、全く同じゲームでも戦い方・攻略が大きく変わって来る。 尚、2人プレイの場合は1P側が最初に選択後、2P側が残りの3人から選ぶという仕様である。
登場人物
カダッシュは、全部で5つの大陸があり、互いに旅立ちの門で繋がっている。ステージは繋がっているので時間があればクリア後も全てのステージを行き来できる。全面に戻り宿屋や武器、道具購入はクリアには必須のテクニックとなる。
+ | 他作品の影響は特にラスボスが露骨、ネタバレにつき閉じる |
少年時代の見果てぬあの夢…その1つがドラクエのアクションゲーム。それを実際にやってのけたのが本作。
確かに模倣が多い点、特にラストでドラゴンの扱いが悪く竜頭蛇尾になりかけてしまった部分もあるが、オリジナリティーも豊かで、アイコンに至るまで細部まで作りこまれており、
多重スクロール、巨大ボス、エフェクト、サラサ姫の写真など、ドラクエや当時の家庭用ハードでは考えられないような演出、ゲーム性が光る。
ACのために導入した制限時間も賛否あるものの決して、死ね死ね金払えゲーではなく1クレでクリアするのも可能であり、限られた時間をどういう風に活用するかも本作ならではの醍醐味。
色々と本家とはまた違った切り口を見せてくれたゲームとも言える。
+ | GENESIS版のTAS動画 |
*1 僧侶は高レベルで時間を回復する魔法を習得するが、宿泊かコンティニューでしかMPを回復できない。
*2 尚、ゲーム開始時に名前を入力する際のネームフィルタリングももちろん健在だが、本作は普通のゲームと趣が違うためかそのバリエーションも非常に多い。
*3 そもそも『イシター』はレベルアップシステムの問題から1コインクリアが不可能とされており、極まったプレイヤーでさえクリアには2コインが必要。
*4 1人プレイ時はHPが0になった時点でゲームオーバー。2人同時プレイ時は片方が生き残っていれば復活させることができる。
*5 合流までのマップ構成も1・2P側のほぼ左右反転となっている。
*6 これは海外のほうが1プレイの料金が安く設定されていることが多いため。一例として、アメリカではアーケードゲームの1クレジットは「25セント(≒1ドルの4分の1)」に設定されていることが多く、日本の50円~100円と比べても安い。