【きんにくまん まっするぐらんぷりつー】
ジャンル | 対戦格闘 |
対応機種 | アーケード(SYSTEM256) |
発売元 | バンプレスト |
開発元 | アキ(*1) |
稼動開始日 | 2007年6月21日 |
判定 | 良作 |
ポイント |
キン肉マン29周年作品(一応) 運命の5王子・完璧超人参戦 キン肉マン ビッグボディの全てが明らかになった(?)ゲーム 覚醒システム、返し技システムを搭載 オリジナルキャストを多数起用 |
キン肉マンゲームリンク |
【きんにくまん まっするぐらんぷりつー とくもり】
『キン肉マン マッスルグランプリ』の続編。基本的には前作にキャラクターを追加したバージョンアップ版だが、いわゆる覚醒システムとなる「真・火事場のクソ力」システムを搭載。
本作では、原作の「キン肉星王位争奪編」に登場する運命の5王子が揃った。これに伴い、ラスボスは前作の悪魔将軍からスーパーフェニックスにチェンジした。
また、ゲーム出演歴はあったものの、声優は代役が起用されていたネプチューンマンとビッグ・ザ・武道の完璧超人タッグ「ヘル・ミッショネルズ」がオリジナルキャストで参戦したのも話題となった。
さらに、原作では最初からやられ役として生み出され、ほとんど戦闘シーンのなかったキン肉マン ビッグボディが参戦したことには驚きの声があがった。
名前の後の表記は別コスチューム、または別カラー。
+ | 前作からの登場キャラクター、33名 |
+ | 追加キャラクター、6名 |
厳密には家庭用版『MAX』からの要素。前作のシステムはそのままに、「クソ力システム」に整備が入り、従来の体力点滅(30%以下)による強化に加え、新たに時限強化が追加。攻撃重視、防御重視、火事場のクソ力と3つのブースト効果が得られるようになった。MAX時点からさらに調整が加えられ、それぞれに強みがある。
これに伴い、逆転勝利、いわゆる「
超必殺でトドメを指すと、画面下からオーディエンスの顔が現れる演出も追加された。
前作の完成度の高さをさらに良くしつつ、追加キャラも比較的上手く溶けこませている。
特に、ビッグボディファンにとっては、驚くほどにキャラが優遇されており、その強力の力を思い知らせることが出来るだろう。
その他、ヘル・ミッショネルズの声がオリジナルキャストで聞けるなど、嬉しい要素満載である。
ただ既存キャラに関する声優起用の問題が前作から改善されていない点は残念。
*1 現:シンソフィア。2007年4月1日に現社名へ変更したが、本ゲームのOPではAKI Corporation表記。
*2 運命の5王子参戦に合わせてか、王位争奪編コスチューム(原作版)が1Pカラーになり、前作の1Pカラーが3Pカラーになった。
*3 元は、とある『ギルティギア』プレイヤーが発言した低防御力キャラに対する揶揄(一撃死するようなコンボに比べれば大ダメージコンボでも安い)だったが、即死コンボなどが当たり前の格ゲー(北斗の拳など)が登場して以降は「殺されなければ逆転も十分ありえるから安い」と言う意味合いに変わっている。
*4 5王子が再登場した当時、掲載された特別対談企画で、アシュラマンに「まさかアタルじゃない方のソルジャーを出す予定ではあるまいな?」とつっこまれたゆでたまごが「ひぇーっ、まさかそんなことは…」といった旨の返答をしていた
*5 原作ではキン肉星三大奥義の壁画は回を追うごとに全く違う形に描き直されている(ゆでたまご氏自身が矛盾を気にせずデザインを逐一描き直すスタンスのため)。このせいで初期の描写ではマッスルスパークなどは全く意味の分からない組み方になっているという、ファンの間では有名なネタ。
*6 元ネタはおそらく、セガのゲーム「バーチャファイター」のアキラが使う、追加入力式の投げ技「崩撃雲身双虎掌」のもじり。
*7 アニメでは超人絞首刑
*8 アニメでは「けんか」と読んでいたが本作ではしっかり「クォーラル」と読んでいる。
*9 この名称はファンの間での俗称。同名のBGM集に収録されていた曲の一つで、正式名称は不明
*10 コスチュームや試合会場がゲーム中に存在せず完全再現不可能な場合は、その条件が省かれる。
*11 本作では北川米彦が武道の役に復帰。『MAX』にもザ・魔雲天で参加してくれているため、新録しようと思えば可能だったと言える。
*12 一見技が大味に見えるが、必要最低限の確定反撃技は持っている。下記のスーパーフェニックスと悪魔将軍に対して非常に相性が良く、ダウン追い打ち技「グラウンドインパクト」の威力があまりにも破格、かつ相手のテンションゲージを全く増やさないという特長を持つため。火事場のクソ力発動からのグラウンドインパクト連発の威力は卑怯なレベルで強い。それ故に『いくらダメージを喰らっていても、ゲージを溜めておいて投げ一発でも入ればそこからグラウンドインパクト連発であっさり逆転』という塩試合になりがちな欠点もある。
*13 一言で言うと全てにおいてハイスペック。打撃も投げも空中コンボも、果ては必殺技も全般的に全て強力なものが揃っている。さらに体力値が全キャラ中最も高く、ダメージレースでも強い。
*14 技のそれぞれが個性的で、サンシャインのように身体の形を変えたりする技などもあり、どれもが実戦レベルで使える。攻めも防御も高水準。
*15 ちなみに技は真・マッスルリベンジャー、超人牛裂き刑・レイジングオックス、マッスルインフェルノの3つ。ただしインフェルノに関しては隠し技に近い。
*16 火力があり、パワーキャラには珍しい奇襲技を持つが、技がどれも大振りで隙が大きく、相手の隙に確定反撃もほぼできない。打ち合いで優位をとりづらい。
*17 動きはトリッキーだが、火力が低く押し負けやすい。火力を出そうとすると大量のゲージが必要で、かつテクニックの複雑なコンボを狙わざるを得なくなる。
*18 特にスカーは初代・II世を含めても最強争いが出来る超人として読者から評価されている。(同時に原作でも再登場した際に、対戦した相手が作中でもトップクラスの実力者ばかりで噛ませ犬状態になっていた為、仕方ないという面もある)
*19 技の火力がどれもこれも著しく低いのが原因。
*20 どちらもps2ソフト「キン肉マンジェネレーションズ」とpspソフト「キン肉マンマッスルジェネレーションズ」には存在する
*21 劇場版第六作目「ニューヨーク危機一髪!」に登場した青い悪魔将軍
*22 劇場版第四作目「逆襲!宇宙かくれ超人」に登場した名前の前にニューが付くかくれ超人版
*23 「同人ゲーム側の内容を本作がパクった」と誤解を受けることもあるが、実際は「設定集で名前が明かされる→同人ゲー側がそれを受けてオリジナルで実装→本作で改めて今の形で実装→同人ゲームが本作を踏襲→原作新シリーズで本作のものが逆輸入」の流れが正しい