【すーぱーすとりーとふぁいたーつー】
ジャンル | 対戦格闘アクション |
対応機種 | アーケード(CPシステムII) |
販売・開発元 | カプコン |
稼働開始日 | 1993年9月 |
判定 | なし |
ポイント |
音源、グラフィックの大幅進化 しかし、ゲーム性が… |
ストリートファイターシリーズリンク |
ストIIのニューバージョンかつ、カプコンのCPシステムの後継基板である「CPシステムII」のデビュー作。
開発はSFC版ストIIが発売された1992年から始まり、TURBOと並行して行われ、1年以上の開発期間が取られた。
前作の12人に4人の新キャラクターを加えた16人から1人を選択し、四天王以外から8人と四天王4人を倒す事が目的。
全般的に、TURBOでのファンサービス要素の強かった新必殺技が削除ないし変更され、四天王には通常技が大幅に追加された。
+ | 12人のプレイヤーキャラクターたちの変更点+4人の追加キャラクターたち |
音楽・効果音
グラフィック
新基板を投入したにもかかわらず本作が凡作として見られてしまった原因としては、主に以下の2点が挙げられる。
新基板であるCPシステムIIの恩恵をうけて音源やグラフィックが進化したのは良かったが、ゲーム性の退化や新キャラ導入の意味合いの薄さが評価を下げてしまった。
*1 起き上がりやガード中などの「操作不能な状態」から動けるようになった瞬間に必殺技を出すこと。ただし「スーパー」では空中やられの着地時のみリバーサルは出ない(ケンのみ特殊な操作で可能)。
*2 「タイガー」の空耳。当時のドラマCDでタイガーショットを撃つ場面で本当に「アイガー」と叫ぶほど有名だった。
*3 以前は「俺より強い奴はもう居ないのか…」など武人らしさと哀愁を感じさせるものがあった。
*4 なぜかT.ホーク相手にも言ってしまうというバグがあり、当時「ホーク女性説」が流れた。
*5 本シリーズであれば向きが変わるとバルログの爪の持ち手やサガットの眼帯が変わるという矛盾がある。(反転させずに正しく作画する手間の省略の他、正しく作画することで却って戦闘動作の描写に不都合が生じるためあえてそうなっている。)上述の「MAXIMUM」が左右のどちらでも反転しないのは、文字自体が左右対称で構成されているからである)。
*6 CPシステムではFM音源(YM2151)8ch+MSM6295の4chADPCM音源のハイブリッド音源だったが、CPシステム2では今で言うバーチャルサラウンド技術の1つである「QSound」を搭載したDSPで最大16ch同時発声可能。「QSound」に代表されるようにPCM音源は開発した会社によって呼称が違うが、これは各社が開発したチップセットや、サンプルの圧縮方法、ひいてはサンプルされた元の音の違い、フィルターの有無等を明示する為の商業用の商標ともいうべきものである。
*7 具体的に言うと、リュウが「ハドォ~ケン!!」と伸ばして発音するのに対し、ケンは「ハドウケンッ」と爽やかな印象のボイスになっている。
*8 両者共に最弱争いをしていたキャラであったことと、対戦ダイヤグラム的にはバイソンが圧倒的不利であった。当然ながら会場は大喝采が起きたという。
*9 早くなるタイミングはアーケード版同様、ラウンド2以降の決着直前。
*10 フェイロンが近立強Pキャンセル強熾炎脚と繋げた場合、キャラによっては熾炎脚の2段目が入らなくなった。
*11 サガットやダルシムも並行して使用していた。
*12 多重PCMドライバについてはX68000版「ストⅡ’」でも同じ仕様となっている。