【しんせいもくしろく ですまーち】
ジャンル | 悪魔と天使と百の剣/戦略RPG | ![]() 通常版 |
![]() SPECIAL PACKAGE版 |
対応機種 | Windows XP~8 | ||
発売・開発元 | ザウス【本醸造】 | ||
発売日 | 2014年7月25日 | ||
定価 |
通常版:9,800円 SPECIAL PACKAGE版:12,800円(税別) |
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レーティング | アダルトゲーム | ||
配信 | FANZA:2015年6月12日/6,800円 | ||
判定 | クソゲー | ||
ポイント |
2014年クソゲーオブザイヤーinエロゲー板大賞
まともな登場人物はモブキャラ1人だけ RPGパートダルすぎ 通称「チーズ」「ゲー務」 |
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クソゲーオブザイヤー関連作品一覧 | |||
ザウス作品リンク |
『永遠に続く命の光より、一瞬でも瞬く限りある命のほうが輝いている』
東京、多摩丘陵……
小高い丘の上に建つ集合住宅、
僕の在った場所……
鳥海 知空 と世界を結びつける、日常の風景。妹の
鈴珠 や幼馴染みの天宮 史音 に囲まれた風景が、ある日突然、豹変する。街の人々が、親しい者たちが、ゾンビ化して襲いかかってくる。
そして人ですらない超常体の姿も……
知空の風景に『終末』が潜り込んでくる……。
神か魔か、それらを前にして、知空の選択で導き出される結末とは……?
(公式サイト「プロローグ」より抜粋。一部改編)
企画・シナリオ担当が、初期の女神転生シリーズのメインスタッフだった鈴木一也氏ということで話題になった一作。
また、ザウスにとっても久々の【本醸造(*1)】名義での新作ということもあって以前からメーカーを知る者にとっても期待のタイトルであった。
しかし、誤字脱字にまみれ視認性が劣悪な公式サイトや今一つな出来の体験版といい、ファンの期待とは裏腹に行く手には巨大な暗雲が垂れ込めていた。
そして、いざリリースされたゲームは、キャラ・シナリオ・RPGパート・ADVパート、の全方位に問題が山積したゲー
+ | 公式サイト「登場人物」より抜粋。一部改編。 |
ありとあらゆるクソ要素の合体の末、合体事故により世に出ることになってしまった一作。
かつてあまりにも中身がない『ゲー無』、ゲームのプレイすらできない『
そして徹頭徹尾スムーズに進まないRPGパートと不快で全く感情移入できない主人公にプレイヤーの忍耐力は試され、すぐにプレイすること自体が苦痛となる。
本作のポテンシャルたるや、鍛え抜かれたKOTYeスレ住民を以てしてもクソゲーと発覚しているのに2か月近く選評が届かなかったほどで、そのためいつしか「これはゲームでなくて
ゲー務(ム)
(*16)だ!」と評された。
設定は面白そうだったという意見も見受けられるが、そうだとしても明かされない設定・登場人物の意味不明な言動があるので考察も困難。まさしく2014年度最強クラスのクソゲーと言えるだろう。「調理師や素材は悪くなかったが作り方や手順を間違えた。」と言った所か。
願わくは本作の犠牲となったプレイヤーが次に遊ぶゲームが、最後に全てを投げた知空さんのように本作のことをすっかり忘れられるような良作に巡り合えることを祈るばかりである。
*1 RPG要素など遊べる部分もあるゲーム性重視のタイトルで使用していたザウスの名義の1つ。ザウスは、元々ゲームのジャンルに応じて酒の種類をもじった名義を使い分けていた。
*2 コンビニは後のイベントで登場するので使い回しの為だと思われる…だったらスーパーにして、そのスーパーを使いまわせば良いだけの話である。
*3 2015年以降、各コンビニはプライベートブランドに力を入れるようになり、ピザにちりばめるタイプのチーズも購入出来るようになったのだがそれ以外の違和感が物凄いので結局フォローにはならないだろう。
*4 余談だが、本作と同じく鈴木氏がシナリオに関わった「真・女神転生」のオープニングは母親にコーヒーを買ってくるように頼まれ、その帰り道に異常事態に巻き込まれるというものだった。なぜ同じにしなかったのだろう?
*5 とは言え、一般人ポジションで他の人物よりはマトモな方である。
*6 尤も今までの常識と違う事を突然理解しろと言うのは普通の人間ならばすぐに順応出来る訳ではなく、タイムループ&設定リセットが多発して常識が覆りまくる状況で認識しろという方が無茶なのだが…
*7 クリティカルを出したり弱点回数をつくとターン内での戦闘できる回数が増え、無効化されたり弱点を突かれると行動回数が減る。
*8 一応ctrlを押せばいつでも早送りになる。一方、ズーム機能は雑でカメラが敵の腕を貫通していたり変な場所を移したりと調整不足感が否めない。
*9 行動回数を複数回消費する剣
*10 一応行動不能系ステータス異常には弱い戦術ではある。速攻で倒せば気にする必要がないのだが。
*11 ※この高速化機能はオート戦闘でない時も任意での使用が可能であり、ctrlを押している間だけ超高速になるというもの。それ自体は(特にややテンポが悪いこのゲームにおいて)かなり有用と言える(特に回復が続く間だけ早送りしたり等)
*12 特に顕著な例としては序盤にコンビニに逃げ込むシーンで、コンビニ前で戦う敵はレベル1の主人公1人で余裕なのに対し、そのままシナリオを読むだけで戦うことになる店長は、直前に加入する仲間(レベル4)もいれた3人でも苦戦するレベル。
*13 もちろんシナリオボスとかは無理
*14 ちなみに逃走の成功率は素早さ依存のようで、そのため一人に良い装備を集めれば実質100%。これに関しては好みが分かれるところである。
*15 2013年度KOTYe次点となった、Ex-iTの『雛といっしょ』のこと。10分足らずのプロローグが終わりルート分岐の選択肢を選ぶと、どのルートを選んだかに拘らず直後にエラーで強制終了する
*16 ゲームとしての面白さが皆無であり、しかも薄いクソゲーと違いすぐに終わらないので、使命だと観念してプレイしないととてもじゃないがプレイを続けられないと評されたことからこのように揶揄された。
*17 元々『真・女神転生TRPG黙示編』として世に出る予定だった。