【がんばれごえもん からくりどうちゅう】
| ジャンル | アクション |  | 
| 対応機種 | ファミリーコンピュータ | |
| メディア | 2Mbit ROMカートリッジ | |
| 発売・開発元 | コナミ | |
| 発売日 | 1986年7月30日 | |
| 定価 | 5,300円 | |
| プレイ人数 | 1~2人(交代制) | |
| 配信 | バーチャルコンソール 【Wii】2007年11月6日/500Wiiポイント 【3DS】2013年3月6日/500円 【WiiU】2014年7月2日/514円 | |
| 判定 | 良作 | |
| がんばれゴエモンシリーズリンク | ||
コナミの人気アクションゲーム『がんばれゴエモン』シリーズの初代作品。義賊ゴエモンを操作し、悪徳大名をこらしめるべく日本各地の8つの国を巡っていく。
厳密には、同年の5月に発売されたアーケード向け横スクロールアクションゲーム『Mr.五右衛門』のアレンジ作品に当たり、システムが大幅に改編されている。
当時のCMやパッケージ裏の謳い文句にもあるように、2メガビットという豊富なROM容量を活かし、広大なマップと膨大な数のキャラクターを満載していることを大きな売りとしていた。
和風情緒溢れる世界観を表現した質の高いBGMとグラフィックで人気を集め、以後、コナミの看板作品としてシリーズ化されていった。
その昔、大平の世を良いことに、全国各地の大名は、庶民の暮しを顧みず、したい放題私腹を肥やしておりました。
そんな御時世、噂の義賊ゴエモンが、盗んだ小判を貧しい人に与えながら、諸国大名をこらしめる旅に出たのでございます。
しかし、御上の追手は厳しく、城への道中は容易なことではございません。はてさて、この物語の結末はいかに相成りますことやら――?がんばれゴエモン!
(説明書より引用)
ステージ構成
基本事項
| + | キャラクター一覧 | 
アイテム一覧
| + | ... | 
本作の発売された時期は、ちょうどROMカセットの大容量化が進み始めていた頃であり、2メガビットの大容量(*5)を売りとした本作もその流れに乗って作られたものだった。
しかし、そのボリューム故に冗長で作業的に感じられてしまい易い上に、ボリュームの大きさに反して進行を記録する手段が一切なく、ショートカット等の近道も一切存在しない。それらの欠点もあって誰にでも気軽にプレイできるような内容になっておらず、楽しめる人とそうでない人に分かれやすいのは残念なところである。
とはいえ、アクションに定評のあるコナミらしく作品自体は手抜かりなく作りこまれており、後に続くゴエモンシリーズの根幹がしっかりと出来上がっている。そして、和風情緒と旅情感溢れる世界観とそれらを彩る音楽は、いま触れても色褪せていない。
コナミを代表する看板シリーズの原点として高い完成度を誇る1作と言って差し支えないだろう。
*1 1面で手形を3つ買うなら150+300+300で750両必要
*2 取得中は3D迷路攻略中に特定コマンドを入力することでいつでも地図を見られるようになる。
*3 もっとも、隠し通路を全く通らなくても、いちおうマップの踏破はできるようになっている。
*4 1面はおみっちゃん5人、5面はおみっちゃん10人、11面はおみっちゃん16人、13面はユキ姫10人が条件、10面は敵16体撃破が条件になっている
*5 本作の少し前に1メガの大容量を売り文句にした「魔界村」が発売されており、あっという間に2倍の容量のゲームが発売されてしまうという皮肉な事になった。
*6 横スクロールアクションの要素を強めた『マッギネス』は『スーパーマリオワールド』の3年後、2Dアクションアドベンチャーである『からくり卍固め』は『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』の3年後に出ており、特に後者は神トラとの共通点が多い。