【えすぷれいど】
ジャンル | シューティング | ||
対応機種 | アーケード | ||
販売元 | アトラス | ||
開発元 | ケイブ | ||
稼動開始日 | 1998年 | ||
判定 | 良作 | ||
ポイント |
スタイリッシュながらも悲劇的な世界観 キャラクター性を前面に出した弾幕シューティングの草分け |
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ケイブSTGシリーズ |
『首領蜂』『怒首領蜂』などの作品が出された後に稼働した、弾幕シューティング。
タイトルは「E.S.P(超能力)」+本作品のボス戦音楽である「RAGING DEICIDE(*1)」の略語という意味で、合成名詞である。
2018年、超能力犯罪者集団「夜叉」によって乗っ取られた東京が舞台。
プレイヤーは「相模祐介」「J-B 5th」「美作いろり」の3人のESP者(エスプ者)から一人を選択し、全五面を戦い抜いていく。二人同時プレイも可能。
コンセプトは「グラフィックの方向性を変える」「脱戦闘機」「夢を壊したおとぎ話」「右手ショットと左手ショットの打ち分け」「低空飛行による日常風景の描写」。
+ | 長いので格納 |
+ | 長いので格納 |
+ | 3名 |
出た当時は難しいと評されたが、今となってはケイブシューの中ではやや簡単な部類に入る。
弾幕系シューティングに分類されるが、2000年代中頃以降のような避け方を知らなければどうしようもない類の弾幕はほぼなく、アドリブの介入する余地が多いためシューティングが苦手でもそれなりに楽しめるだろう。
また、演出面も素晴らしく、高度な稼ぎをしなければプレイしていてストレスを感じる要素も少ないので、弾幕系シューティングの入門としても適した作品といえる。それでも終盤は圧倒的な弾幕に追いやられる面が続出するため実際にクリアできるかどうかは別問題だが。
これ以降、自機を人物にし、キャラクター性を押しだした弾幕系シューティングが増えていったことを鑑みても、本作が与えた影響は大きいと言えるだろう。
人気こそあったが移植には全く恵まれず、プロギアの嵐や19XXと並び「STG移植されない三銃士」とまで言われていた(この先は余談に記す)。
しかし20年の節目となる2018年に移植が発表され、2019年12月にようやくPS4/Switchのマルチプラットフォームで再び世に送り出された。『エスプレイドΨ(サイ)』とタイトルを改めており、M2 Shot TriggersシリーズとしてSwitch参入作にもなった。
*1 開発者によると意味は「神を討つ者」。
*2 弾のひとつひとつが掌の形をしている。一部のザコ敵も単発で撃ってくる。
*3 バリア回避は最終形態のみ。
*4 パワーショットの威力はかなり変則的な仕様となっており、MAXの15発で説明すると、真ん中の7~9発目が最も威力が高く、1発目と15発目が最も威力が低くなっている。グラフの「山の曲線」をイメージして貰うと分かると思われる。
*5 複数個所に同時に当てれば通常通りに撃ち込みが入る(一部例外あり)。
*6 スーパーイージー+50万エブリエクステンド+オートバリア設定でも解禁可能。クリアまでに15機程度エクステンドするので、冗談抜きのゴリ押しが効く。
*7 スーパーイージー及びスーパーイージーベースのカスタムではprelude固定。それ以外ではカスタムオプションによって条件を問わずprelude、MASTERのどちらかに固定することも可能。
*8 その偉業の数々は大往生参照。
*9 作曲は溝口哲也氏、「Drive Waves 2019」での編曲は細江慎治氏。
*10 いろりは他キャラよりも更にランクが高くなる。
*11 が、その次の月に同じプレイヤーが2P側で更新していたりする
*12 ψにはこのEDを出すためだけに「両スタートボタン同時押し」というキーコンフィグが存在する。
*13 当時はケイブの社員であった