【まーべる すぱいだーまん】
ジャンル | アクションアドベンチャー | ![]() ![]() |
対応機種 | プレイステーション4 | |
発売元 | ソニー・インタラクティブエンタテインメント | |
開発元 | Insomniac Games | |
発売日 | 2018年9月7日 | |
定価 |
通常版:7,452円 デジタルデラックス版:9,612円(全て税込) |
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レーティング | CERO:C(15才以上対象) | |
廉価版 | Value Selection:2019年3月20日/3,900円(税抜) | |
完全版 | GOTYエディション:2019年8月29日/3,900円(税抜) | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
スパイディゲー随一の完成度 抜群の操作性と爽快感 ただし戦闘の難易度は高め |
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Marvel Comics関連作品シリーズ | ||
PlayStation Studios作品 |
Marvel Comics原作のスパイダーマンを元にしたゲーム。
ソニーとマーベルが製作、『ラチェット&クランク』シリーズや『スパイロ』シリーズ、『Sunset Overdrive』を開発したInsomniac Gamesがデベロッパーを担当。
意外かもしれないが、現在スパイダーマンの映画化版権を持っているソニーグループがスパイディゲーを製作したのはこれが初めてである。
ニューヨークを拠点に活動していたヴィラン(スーパーパワーをもった凶悪犯)「キングピン」ことフィスクが逮捕された。 長年、自らの私生活を犠牲にスパイダーマンとしてヒーロー活動を続けてきたピーター・パーカーは、街が平和を取り戻したこの機会に、一人の青年として平凡な生活に戻ることを望む。
しかし平穏は長くは続かなかった。ニューヨーク市民から信頼されていた慈善活動家、マーティン・リーが、突如として「ミスター・ネガティブ」を名乗り、ギャング集団「インナー・デーモン」を率いて街を襲い始めたのだ。
ピーターは、愛する人々を守るために凶悪な敵に立ち向かうことを決意する。しかし、敵はミスター・ネガティブだけではない。スパイダーマンに恨みを持つショッカー、エレクトロ、ライノ、バルチャー、スコーピオンら数々のヴィランがピーターの前に立ち塞がる。 果たしてピーターは強敵たちを退け、ニューヨークの街を守ることができるのか───。
(公式サイトから引用)
ウェブ・スイングの爽快感
完全オリジナルストーリー
再現度の高いニューヨーク
バトルの完成度
カスタマイズできるスパイダーマン
サブ要素も充実
その他
+ | 賛否分かれるキャラクターについて。軽度のネタバレ注意 |
スパイダーマンを知らないという人にも、コアなファンにも、キャラゲーは地雷ではないかと警戒する人にもお勧めできる作品。
スタッフの原作愛による高い完成度により、受賞は逃したもののGOTY2018にもノミネートされ世界的にも評価された。
いくつかの問題点もなくはないが、それを差し引いてもスパイダーマンのゲームとして満足度の高い一作である。
【まーべる すぱいだーまん りますたーど】
対応機種 |
プレイステーション5 Windows (Steam/Epic Games Store) |
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発売元 |
【PS5】ソニー・インタラクティブエンタテインメント 【Win】PlayStation PC LLC |
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開発元 |
【PS5】Insomniac Games 【Win】Nixxes Software(移植) |
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発売日 |
【PS5】2020年11月12日 【Win】2022年8月13日 【PS5単体版】2023年5月4日 |
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定価 |
【Win】7,590円 【PS5単体版】6,980円 |
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判定 | 良作 |
※共通項目は省略。
上記『Marvel's Spider-Man』をPS5向けにリマスターした作品。
当初は『Marvel's Spider-Man: Miles Morales』のUltimate Editionにのみ付属していた。
だが、2022年8月13日にWin版が単体で発売され、2023年5月4日にはPS5版もダウンロード専用で単体リリースされた。
PS5単体版はPS4版からの有料アップグレードにも対応している。
基本的な部分はそのままに、PS5向けにグラフィックとパフォーマンスを向上させたリマスター作品。
発売当初はPS4版からのアップグレードに対応しておらず、PS4版購入済みの人からは多少残念に感じる部分もあるのがネック。
だが、PS4版を遊んでいないのであれば、実質2,200円(税込)で手に入るため、非常にお得であろう。
2023年5月4日以降は単体発売もされ、PS4廉価版とリマスター版との定価の差額である2,690円(税込)を払うことで、PS5版にアップグレードすることも可能となった。
PS5特有の機能にも多く対応しているため、PS5の性能を存分に味わいたいという方にも十分オススメできる。
*1 映画版のファンにはドクター・オクトパスの本名、と言えば分かりやすいか。
*2 通称『MCU』と呼ばれる、2008年公開の『アイアンマン』から展開された映画・ドラマの作品郡。2016年に公開された『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』からはスパイダーマンも参戦している。
*3 当時マーベルコミックと東映の間で結ばれていた「3年間にわたり、お互いのキャラクターを自由に使用してよい」という契約に基づき制作された。『東映版スパイダーマン』、あるいはインターネットでは『ダーマ』と呼ばれることが多い。原作者スタン・リーのお気に入りであることは有名。
*4 J・ジョナ・ジェイムソン。かつてデイリー・ビューグル新聞会社でピーターの上司でもあったが、スパイダーマンを嫌悪している。
*5 実際にオクタビアス博士は安全基準違反を度々犯しており、それをオクタビアス博士が抑えていた可能性もなくはない。
*6 スパイダーマンに協力的で普段から連携を取っているためか、彼から「相棒」と呼ばれる場面もある。
*7 余談だが、『アメイジング・スパイダーマン2』は2017年にダウンロード販売が停止されており、現在は中古でしか入手することが出来ない。本作のためだろうか?
*8 マイルズ・モラレス。スパイダーマンに憧れる黒人の少年で次回作以降の主人公を務める。
*9 マーベルではメインで描かれるストーリーとは別の並行世界も"実際に存在する世界"として捉えており、原作の設定から大きくかけ離れた世界観の作品であっても違和感なくバリエーションに富んだ作品とコラボレーションの余地を創造する土壌が整っている。各世界は「Earth-◯◯◯」と番号が振られており(単発作品の仮番号は「Earth-TRN◯◯◯」となる)、例えば映画「アベンジャーズ」など一連の実写映画シリーズの世界観であるMarvelCinematicUniverseは「Earth-199999」あるいは「Earth-616」であり、ゲーム「MARVEL VS. CAPCOM」シリーズの作中世界は「Earth-30847」とされている。