【せかいじゅのめいきゅうくろす】
ジャンル | 3DダンジョンRPG | ![]() |
対応機種 | ニンテンドー3DS | |
発売・開発元 | アトラス | |
発売日 | 2018年8月2日 | |
定価 | 6,998円 | |
プレイ人数 | 1人 | |
レーティング | CERO:B(12才以上対象) | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
シリーズのほぼ全てがクロスオーバーするお祭り作品 歴代最大のボリューム ボリュームと表裏一体の飽きやすさ 歴代シリーズと異なる方向性の作風 |
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世界樹の迷宮シリーズリンク |
『世界樹の迷宮』シリーズにおけるナンバリング5作、新シリーズ2作、不思議のダンジョンシリーズ2作に次ぐ、10作目のゲームとしてXの名前を与えられた作品。『S』(*1)など無かった。
「シリーズのすべてがクロスオーバーする3DS最後の完全新作」という謳い文句の通り、各作品が持つ様々な要素を取り入れた作品であり、『V』までの歴史を振り返るお祭りゲームでもある。
世界観は『I』~『IV』と同じで、作中の時系列としては『I』~『IV』の通常エンディングから少し後という扱いであり、各作品から登場しているNPCは作中のストーリーを踏まえた会話をする事もある。『I』と『II』に関しては、ナンバリングシリーズと『新』シリーズのどちらから繋がっているのかは不明。シリーズ別で生死が異なるクロガネJr.の父親についても詳しく触れられない。
本作の舞台は一本の世界樹を中心にして四つの島と数多の迷宮が存在する絶海の孤島「レムリア」で、そこに眠る秘宝を探し求める飛行都市「マギニア」の招集に応じ、空路でレムリアに乗り込んだ一介の冒険者の物語が繰り広げられる。
+ | 序盤のイベントの数々(ネタバレ注意) |
+ | 中盤以降の展開(ネタバレ注意) |
+ | セスタスの問題点 |
+ | ボス撃破時のヒロイックなナレーション例 |
+ | 不屈の号令バグ |
+ | 確率蘇生スキルのバグ |
過去作の冒険者、迷宮、モンスターが入り乱れたまさに「クロス」と言える世界樹。
歴代で圧倒的なボリュームを持っており、旧作から再利用する事でシリーズ一の幅広い職業層の生成、膨大な数の収録曲や様々な雰囲気を持つ迷宮の中で多種多様な敵との戦闘を繰り広げさせる事にも成功している。
しかしいろいろ詰め込んだ結果の大ボリュームは疲れやすさ、単調さにも繋がっており、その疲れやすい終盤に霊堂ダンジョンが続く点等には批判も多い。
NPC重視のストーリーや押しつけがましい作風、歪な職業バランス、作り込みの甘いサブイベント要素も少々意見の分かれる所。
とはいえ、気になる所は多々あれど、総合的に見れば十分まとまった出来になっている。
*1 ソーシャルゲーム『世界樹の迷宮S 悠久の覇者』のこと。現在はサービス終了しており、本作のPVでも紹介されていない。
*2 職業イラストは『II』準拠。
*3 初出は『新1』だが、職業イラストは『新2』準拠。
*4 ヒーローの残像やシノビの分身の邪魔になる。
*5 難易度を下げることは可能となっている。
*6 裏ボスさえ倒せれば道中をイージーやピクニックで済ませても獲得可能。
*7 一人いるだけなら至高の魔弾は緊急時の回避手段として非常に役立つが。
*8 依頼の達成条件自体は会話を聞かずともメニュー画面から確認できる。
*9 レベル1で50%×50%の25%、レベル10で75%×75%で56%
*10 『III』のみ3DS媒体で登場、リメイクしていないので当たり前ではあるが。