【りむわーるど】
ジャンル | シミュレーション | |
対応機種 |
Windows Mac OS Linux |
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メディア | ダウンロード専売 | |
発売元/開発元 | Ludeon Studios | |
発売日 | 2018年10月17日 | |
定価 | 3,600円 | |
プレイ人数 | 1人 | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
難易度の高いコロニーサバイバルゲーム ランダム要素がかなり強い 豊富なカスタマイズ要素 散見されるインモラルな要素 |
2013年にクラウドファンディングによって開発が開始されたシミュレーションゲーム。
2016年に公式ページとSteamにて早期アクセス版が販売された。
2018年1月に次のアップデートを以て正式版に移行することが発表され、同年10月に正式版がリリースされた。
メーカーの認識としてはストーリージェネレーターであり、プレイヤーはゲーム内のキャラクターに指示を与えたりルールを策定したりすることで過酷なサバイバル生活に立ち向かうキャラクターの行く末を見守ることになる。
もちろん、目的としてはサバイバル生活の成功であるが、ランダムイベントなどサバイバル生活の障壁となるものは多くサバイバル生活の末に悲惨な結末を迎えたとしてもそれも一つの物語である。
システムとしては『Prison Architect』が非常に近い(開発者は『Dwarf Fortress』をインスパイアした旨Steamの商品ページで語っている)。プレイヤーとキャラクターの立場というだけでいえばメジャーなところでは『The Simsシリーズ』のようなものといえるかもしれない。
正式版に以降した後しばらくは公式から動きはなかったものの、頻度こそ少ないが大型アップデートもされており、有料DLCとして「Royalty」が2020年1月24日に、「Ideology」が2021年7月21日に「Biotech」が2022年10月21日にそれぞれ販売開始している。
2018年にはSteam早期アクセスランキングのプラチナ入り、レビュー評価ランキングトップをそれぞれ獲得している。
本作はゲーム設定のカスタマイズ等が可能であるが、本記事では基本的な設定をベースとして解説する。
キャラクターについて
DLC関係の評価点
DLC関係の賛否両論点
DLC関係の問題点
ランダム要素が非常に強いコロニーシムであり、難易度は高いが決して理不尽ではないバランスとなっている。
本作においてはキャラクターの個性、人間関係が非常に重要となっており、それを裏付けるバックボーンもあってキャラクターに愛着が湧きやすい仕様となっている。
愛着のあるキャラクターであるからこそなんとかして生かし、サバイバルを成功へと導いてあげたいという動機付けにも繋がっている。
ランダムで起こるイベントはゲームの最後まで油断できない緊張感をもたらし、プレイヤーを楽しませてくれる。
そして、豊富なカスタマイズ性から何度も繰り返し遊ぶことが出来るポテンシャルを秘めている。
自分の思い通りにことが進んで欲しい、というプレイヤーにとっては合わないかもしれないが、ランダム要素も楽しめ、特に物語を想像するのが得意なプレイヤーにとっては末永く遊べる一作といえよう。