【いけにえとゆきのせつな】
とりもどそう、ぼくたちのRPG
スクウェア・エニックスが新設したスタジオ「Tokyo RPG Factory」による開発のRPG。
キャッチコピーの通り1990年代のJRPG、特に当時のスクウェアとエニックス製のRPGを強く意識した作風となっている。
シナリオライターは『探偵 神宮寺三郎 夢の終わりに』や『新宿の狼』の稲葉洋敬氏。
魔物の活動を静めるために、18歳の少女「セツナ」をいけにえとすべく、最果ての地を目指す隊があった。
仮面の傭兵一族であるエンドは、そんなセツナの殺害を依頼されつつも見送り同行することになった。
雪とピアノで淡々と描かれる渋くて切ない世界観が特徴。
終盤以降に説明不足となるシナリオ、戦闘バランスがやや極端といった問題点はある。
だが、古きよきJRPGを復刻させるべくキャラらしさを控え奥深い育成システムを引っさげた内容となっている。
本作の後もTokyo RPG Factoryにより「Project SETSUNA」を冠した同コンセプトの作品が2作発売されている。
シナリオも稲葉氏が引き続き手掛けている。