【だうんたうんねっけつべーすぼーるものがたり】
ジャンル | スポーツ(野球) | |
対応機種 | スーパーファミコン | |
メディア | 12MbitROMカートリッジ | |
発売・開発元 | テクノスジャパン | |
発売日 | 1993年12月17日 | |
定価 | 9,600円(税抜) | |
プレイ人数 | 1~2人 | |
判定 | なし | |
ポイント |
ダウンタウンシリーズとスポーツシリーズの融合 ハチャメチャ度は若干控えめ 野球ゲームとして見るとクソゲー |
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くにおくんシリーズ |
くにおくんシリーズの一つ。主人公はくにおではなく、『ダウンタウン熱血行進曲』で登場した後輩の「すがた」。
一応タイトルの通りダウンタウンシリーズに分類されるが、ジャンルはスポーツであり過去スポーツシリーズからの出演者もいて、ごちゃ混ぜ感が強い。
ゲーム内容はおなじみの、乱闘が許されるスポーツゲームとなっている。
一人用のストーリーモードの他、一人または二人用の練習試合モードがある。
優勝候補の熱血高校野球部はまさかの初戦敗退を喫し、ショックのあまり野球部は解散。病弱な野球部マネージャー・「りか」はショックで入院してしまった。
そんな中、藤堂グループ主催の「熱血野球大会」が開催されることになった。
もちろん今回も『熱血行進曲』や『熱血新記録』のときと同じく裏で「とうどう」が糸を引いており、くにおが野球をやったことがないことを知って野球で彼を叩きのめそうとする策略であった。
熱血高校二年の「すがた」はキャプテンとしてこの大会で優勝し「りか」を元気付け、あわよくばハートをゲットしようとチームを結成する。
しかし急遽参加させた監督はスポーツ音痴、頼りのくにおは用事で欠場、さらに恋敵・元野球部主将の「たちばな」がメンバーに加わるという三重苦を背負ってしまう。果たして「すがた」率いる熱血高校チームは優勝できるのか…。
+ | 参加高校と主な選手 |
+ | ストーリーモードの流れ。ネタバレを含みます |
+ | パラメータについて大まかな解説 |
+ | ネタバレを含みます |
+ | 主な強チーム |
+ | 主な弱チーム |
ダウンタウンシリーズファンにもスポーツシリーズファンにも楽しめるよう作られており、キャラクターの個性を継承・発展させ一堂に集合した本作はくにおくんファンにはおすすめできる。
しかし野球ゲームとしての出来は投法(打法)選択の導入や必殺技による駆け引きなど独自性を見出すもいずれも粗が多くイマイチで、強制コールドゲームなど野球のルールを揺るがす回避不能のバグもあり、普通にフルイニング遊べるクオリティすら成せていない。野球ゲームとしてはクソゲーと言われても仕方ないと言える。
もう少し内容を煮詰めてバグも修正されていれば良作も狙えただけに、つくづく惜しいゲームである。
+ | その一例 |
*1 行進曲における「マッハチョップ」の代わり。
*2 高速移動→攻撃で、無理矢理でも盗塁を決められる
*3 スイングすると必ず打撃妨害で出塁できる
*4 打者に向けて飛び高確率で死球
*5 この2人に気力を回復させるアイテム(いやらし本・ノーカットの本)を使うと逆に気力が下がってしまう
*6 成功すればホームラン確実の打球でも取れる
*7 発売当時、暴行はまだしも選手・応援団が後年(禁止化が定着した21世紀)から見ればひどく野次りあう描写は少年野球漫画等でも珍しくなかった
*8 このゲームではすべての選手をマウンドに上げられる
*9 夢園のキム、黒龍山のマイクの2人は外国籍選手だが野次が効く。
*10 解析されていないマスクデータが影響している可能性もある