Call of Duty: Black Ops Cold War

【こーるおぶでゅーてぃぶらっくおぷす こーるどうぉー】

ジャンル FPS


対応機種 プレイステーション5
プレイステーション4
Xbox Series X/S*1
Xbox One
Windows(Battle.net/Steam)
発売元 Activision
開発元 Treyarch
Raven Software
発売日 【CS/Battle.net】2020年11月13日
【Steam】2023年3月9日
価格 8,690円
レーティング CERO:Z(18才以上のみ対象)
判定 なし
ポイント 舞台は再び東西冷戦期へ
日本語版は過剰な規制あり
Call of Dutyシリーズ


概要

Call of Duty: Black Ops』シリーズの第5作であり『Black Ops 2』以降の未来路線ではなく久しぶりに過去の時代を描く作品。
時系列としては『Black Ops Declassified』の後で『BO2』より前である。『Black Ops 4』ではキャンペーンが削除されていたが本作では存在する。
また、前作の『Modern Warfare (2019)』と同じくクロスプレイに対応している。 なお、本作の発売は次世代機の発売日の数日後である為、事実上のローンチタイトルのようなものである。


評価点

シリーズ恒例の高品質なグラフィック

  • グラフィックに関しては最早言わずもがなで非常に美麗であり、ムービーシーンでは『MW(2019)』より進化したグラフィックを堪能することができる。
    • モデリングに関しては細かく作られており、皺などの表情は自然で美しい。
    • ライティングの陰影は丁寧に描かれ、リアリティ満載で臨場感溢れており、見応え抜群である。
    • 『MW(2019)』と比べてモーションブラーが抑えられており、リアルさと視認性が両立されている。

良質なBGM

  • 『BO』シリーズ恒例の良質なBGMが流れる。特にマルチプレイヤーの待機画面や試合が終わった後のリプレイ等で流れるBGMは好評である。
    • 1980年代らしさがあるとは言い難いが『BO』らしさは強い。

80年代の雰囲気

  • 1980年代のマイアミやカセットプレーヤー、バトルパスで手に入り、ゲーム内で流すことができる当時のヒットソングは好きな人にはたまらない出来になっている。
    • Grand Theft Auto: Vice City』等の雰囲気が好きな人はかなりハマるデザインになっている。
      • ただし、後述の時代錯誤要素が若干それを殺してはいる。

キャンペーン

冷戦を舞台にしたステージ

  • 今作も冷戦をうまく舞台にしたステージが多い。ベルリンの壁を越えての諜報、ソ連の秘密訓練施設、果てはKGB本部への潜入などスパイの 極秘任務を存分に体験できる。

オリジナル版の正統な続編であること。

  • 『BO2』以降、放置されていた『BO』のストーリーの正当な続編と言える内容である。
  • メイソン、ウッズ、ハドソンらの続投はファンにとって大変嬉しく、進化したグラフィックで再び彼らの掛け合いとともに戦えることは評価される。
  • ソ連側には因縁の相手であるクラフチェンコも登場する。

オリジナルからの放置されていた伏線の回収

  • オリジナル版から10年放置されていた「ペルセウス」等の伏線が本作でやっと回収される。

『MW(2019)』とのつながりを匂わせる要素。

  • キャンペーンに若き日の「イムラン・ザカエフ」が登場(しかも選択によっては殴れる)したり、『Warzone』でも過去のヴェルダンスクが登場する。

オリジナル版のオマージュや小ネタを無理なく盛り込んでいる。

  • 『MW(2019)』とは違い、その場に無理矢理ねじ込んだような名言ではなく場面場面がオリジナルを想起させるものになっており、ファンサービスとして違和感もない。
  • 『BO』のステージに再訪する場面もあり、メイソンが数字のフラッシュバックを起こすなどの演出もある。
    • また、マルチプレイヤーのマップ『カルテル』では『BO2』にてメイソンらを親子二代に渡って苦しめる悪役であるラウル・メネンデスの肖像画が飾られている点も繋がりを感じて良い。
    • システム面でも後述の分岐があるシナリオ、プレイヤーの設定を自分で決められるなど、過去にあった要素も部分的に存在している。

選択肢のあるシナリオ

  • 本作では仲間や敵との会話時に選択肢があり、それによって会話の内容が一部変化する。また、生死を選択する場合もありストーリー分岐に影響する。

魅力的な新キャラクター

  • 本作で初登場するラッセル・アドラーは80年代のスパイ映画等で活躍した名優である若き日のロバート・レッドフォード氏を強く意識したようなデザインであり、個性も強くポッと出感も少ない。

ゾンビ

ゾンビモードがカジュアル向けに遊びやすくなっている。

  • 『BO4』までは初期武器がハンドガンのみだったが本作ではマルチプレイヤーに登場するすべての武器が使用可能であり、なおかつゾンビモードで武器レベルも上げることができる為、『MW』の問題点だった武器レベル上げ問題を改善している。
    • アップデートで追加された武器も最初はゾンビでは解放方法がなく、マルチでしか解放できなかったが現在はゾンビでも可能。物によってはマルチで解放するより楽なものもある。
  • また攻略に必須である「パックアパンチ」への道のりの謎解きがかなり簡単になっており、初心者でも調べれば直ぐに覚えられる。
  • マルチプレイヤーのオペレーターを使用することができるところもポイントが高く、どのキャラもゾンビを倒すと色々なセリフをぼやく。
    • 設定上は敵対しているアドラーとスティッチを一緒にゾンビと戦わせたりできる点も面白い。
    • ただし、従来とはかなり異なる仕様であるため一部のファンから不評な点もあるが後述。
  • WAVEの節目で脱出することができるようになり、厳しいと感じたら離脱することもできるようになった。
  • 従来のWAVE方式とは別の新しいモード『OUTBREAK』が追加された。
    • 広大なフィールドを探索し、与えられたミッションをこなしていくモード。マップもシーズン毎に追加されていく。
  • WAVE方式の亜種『ONSLAUGHT』も追加された。
    • マルチプレイのマップを回り、ダークエーテルオーブ付近の指定された範囲でゾンビたちと戦う。
      • パックアパンチ等はなく、エリート等強敵を倒した際にドロップするアイテムで強化していく。
  • 定期的に新要素のアップデートも入るため、間口を広げたことや武器育成共通化、後述大量の問題点を抱えたマルチプレイのこともあり、相対的にも絶対的にも評価自体は上がった。

問題点

キャンペーン

総取り換えされたキャスト

  • 今作では原語版も日本語吹き替え版もキャストが予算の都合か全員変更されている。
    • もともとこの問題は『BO4』にも存在しており、メイソンの声優は堀内賢雄氏のままだったが、今作では何故か『MW』シリーズでソープを演じた岡林史泰氏に変更されており、余計違和感が強い。
  • 声優自体はメジャー作品に出演している名の知れたプロの声優ではあるが、今までの吹き替え声優が一度は聴いたことがある誰でも知ってるようなベテラン声優であったがゆえに違和感しかない。
  • 原語音声では流石にハリウッド俳優を呼ぶのが厳しかったのかサム・ワーシントン氏やエド・ハリス氏は起用されていないが日本語吹き替え程違和感は強くない。
    • また、ウッズの原語声優も変更されているが、こちらは演技をかなりオリジナル版に似せている。

必要性の不明なバッドエンド

+ 以下キャンペーンのネタバレが含まれるため折りたたみ

キャンペーンの破綻している部分

  • 主人公のベルは元々ペルセウスの部下*2であり、同じくペルセウスと繋がりがあったテロリストであるアラーシュにより「ライバルは潰しておく」という名目で撃たれたということが明かされるのだが、あまりに唐突で尚且つ自分の立場を危うくしかねない行為であるため、何故そんなことをする必要があるのか説得力を持たせることができていない。
  • 終盤の選択によってはアドラーたちやウッズとメイソンを殺すことになるが、別に続編やマルチプレイヤーにつながるわけでもないのにわざわざつながらないエンドを作る意図が意味不明である*3
    • シリーズの人気主役キャラがモブと変わらない耐久度でアッサリ死ぬというのも違和感が強く、ブルータルキルが行えるせいでメイソンを肉壁にしてウッズに撃ち殺させられるというのも趣味が悪く感じる。
  • また、終盤でヘレンとラザーのどちらか一方の命しか救うことができない選択肢が現れるのだが、マルチプレイヤーを見る限りラザー死亡ルートが正史である為この選択肢も入れた意図が不明である*4
    • この救出した一名についても敵対ルートを選べば当然殺すことになる。
    • なお、正史で死亡しているラザーは何故か2022年5月にLazar Operator Bundleが発売され、マルチプレイヤーで使用可能なキャラとなった。
  • 最後にアドラーたちを裏切る選択をした際、ペルセウス側に時間内に連絡をしておかないと最後の戦闘がなくなり、会話してすぐベルが撃ち殺されて終わりとなる。
  • 全体の展開そのものも、初代『BO』でメイソンに起きたことを焼き直ししているだけの部分も多く、東西の立場を逆にしただけとの意見も多い。

蚊帳の外感があるオリジナル版のキャラ

  • 登場こそしているが、メインの登場人物ではないからなのかハドソン以外はベルの秘密を知らなかったり、ほとんど補助的な作戦を受け持ったりとヤマンタウ*5でのミッション以外は作戦に参加してるだけ、感が強い。
  • ハドソンに関しても『BO2』の時点で扱いの片鱗を見せていたが本作ではそれ以上に若干ヘタれており、ウッズに殴られる程度でほとんど活躍することはない。それでいてベルの素性を知っているため終始プレイヤーに懐疑的な態度を続ける。『BO』でのカッコよさは何処へ行ってしまったのだろうか。

相変わらず雑な東側のディティール

  • ソ連や東ドイツの兵士がスウェーデン製の銃器を使っていたり、ソ連の重装兵がアメリカ製のLMGを使っていたり、サイドアームが全て1911だったりと『CoD』シリーズ恒例の雑さである。
    • また、東ドイツの訓練施設に潜入するミッションでは使うことはできないが何故か『Modern Warfare 2 Campaign Remastered』から使いまわしたであろうグロック18C*6が置いてあったり、オペレーションレッドサーカスでは『BO4』に登場したストライフ*7が机に置いてある*8
    • おそらくストライフに関してはプレースホルダーに『BO4』のモデリングを使用していたものを変え忘れたものだと思われるがかなり目立つ。
  • ゾンビモードのイントロカットシーンやキャラのスキンのホルスターにはマカロフやトカレフが登場しているのだが、何故時代背景にあっているのに出さないのか意味不明である。

大きく劣化したリロードモーションや銃声

  • 本作では『MW(2019)』とは違い、動きが硬く挙動がかなり不自然で銃声もしょぼい合成音である為に見劣りせざるを得ない。銃の質感もテカり方等が前作とは異なっており好みが分かれる。
    • 『MW(2019)』であった弾薬切れを起こした状態で銃器を眺めるときちんと薬室やマガジンから弾薬が無くなっているといった表現も今作にはなく、弾切れのはずなのに銃器を眺めると何故か1発入ってるという奇妙な状態になっている。
    • また、三人称視点のモーションも従来作に近いぎこちなく不自然なものとなっている。
    • その上、何故かリボルバーに拡張マガジンを装着することが可能でそれを眺めてもシリンダーには6発しか入っていないのに何故か12発撃てるという物もある。
    • もっとも、『MW(2019)』の拘りがオーパーツすぎるというのもあるのだがそれにしても違和感が強い。

マルチプレイ

本作最大の不評点。他モードについては難はありつつも評価点もあるが、マルチについては未来戦が続いた時期よりも評判が悪い。

武器バランス

  • 本作はシリーズの中でも武器カテゴリ間の格差が大きく、アサルトライフル(AR)・サブマシンガン(SMG)が他カテゴリに比べ明らかに弱くなってしまっている。
    • 本作は被弾によるブレがないこともあり、上記の武器で先にダメージを与えて始めても、キルタイムの短いライトマシンガン(LMG)・タクティカルライフル(TR)*9、一撃キルのスナイパーライフル(SR)に撃ち返され、逆に倒されてしまうことが多い*10
      • 被弾のブレについては、2021年5月の調整でSRのみ追加された。
    • さらにはセカンダリにショットガン(SG)が無条件で持つことが可能で近距離もカバーされてしまい、よりAR/SMGの立場が弱い。ショットガンを除いても、同じく近距離で強力な2丁拳銃がある。
      • そもそもARに至ってはハンドガン1丁持ちと同等以下のキルタイムである。
      • また、ハンドガンにも当然アップデートで新武器が追加される。これによりフルオートと中折式ショットガンタイプが追加され、自衛の手段自体多様化。当然すべて2丁拳銃が可能。
  • 基本HP設定が150なことも上記武器バランスに拍車をかける。AR/SMGはキルタイムが長くなってしまったが、他はほぼ従来のHP100の時代の作品と変わらない。
    • SRは当然即死があり、即死範囲外でも瀕死。LMG/TRも3-4発ほどでキル可能。AR/SMGは当然それ以上の弾数が必要。
  • このような惨状にもかかわらず、一部AR/SMGの弱体化*11がしばしば行われている。
    • これはリーグプレイモード*12での優劣のみを参考に調整されているためであるのだが、「AK47」はリーグプレイでは使用不可能となっているにもかかわらず弱体化を受けており、疑問の声が上がっている。
    • また、リーグプレイモードはLMG/TR/SGが使用不可なことで公開マッチよりはまともに対戦ができるものの、使用される銃はAR中最高の反動制御を誇るKRIG6、SMGは高火力なAK74uの使用者がほとんどで、サーチ&デストロイの際に一部SRが使われる程度である。カテゴリ内でも性能の格差が大きいことが見て取れる。

追加武器について

  • アップデートで新しい武器が追加される。
    • バトルパスで開放するものについては簡単だが、問題はチャレンジで解放するタイプ。武器によっては縛りプレイのようなチャレンジをしなければならない。
    • 新SMG解放にはSMGを、と同カテゴリ武器を使ったチャレンジクリアを求められるため、武器種によってはただの苦行。近接武器は当然ナイフを持たなければならず、定点芋プレイが横行する今作では苦痛を極める。
    • 現在ではゾンビでも解放可能になったが、ワープする敵がワープした後2秒以内にキルなど自分の腕以外の要素に悩まされるものもある。
  • 追加される武器は、シーズン初期こそ無難な性能であったが、シーズンが進むにつれてそれまでのバランスを考慮されていないかの如く極端な性能のものが目立つようになり、C58*13やPPSH*14、CARV2*15のようにまず選択肢に入らないほど弱いものや、EM-2*16やTEC-9*17、マーシャル*18のように環境を一変させてそれ一択となるほど強い*19ものが多くなり不評を買っている。
    • 特に(修正前の)EM-2とTEC-9はカテゴリ中最速キルタイムの上使いやすさも兼ね備えており、他のAR/SMGが全て産廃と化した*20。確かにAR/SMGカテゴリは非常に弱かったのだが、該当シーズンで全体のバランス調整をし始めた矢先に*21それらを無に帰す物を実装させたため、概ね酷評されている。
      • 一例として、EM-2が登場するまでARの中で最もキルタイムが短かったFFARは、短射程・大反動・連射速度に対する弾倉容量の少なさといった明確な弱点がありバランスを取っていたのだが*22、EM-2は特定のアタッチメント*23を1つ付けるだけでそれを上回るキルタイム・十分な射程・制御しやすい反動と隙が無く、圧倒的な強さになってしまっていた。
      • ユーザーが求めたものはカテゴリ間格差の是正であり、既存武器の産廃化ではない。結局問題を解決する以前に新しい問題を生み出しただけであった。他のAR/SMGが同等の性能まで強化されていれば、ここまで問題にはならなかったのではという意見もある。

手抜き感のあるアタッチメント

  • 『MW(2019)』の好評から本作でもガンスミスが実装されたが、前作のように銃を別のカテゴリに変更したりする柔軟な改造はほとんど行えず、グリップのアタッチメントはラバーでもないただのテープを貼っただけであり、前作で行えた設計図と設計図を組み合わせて自分だけの銃を作る…ということも出来ない。
    • これではハッキリ言って「ガンスミス」の名前を借りているだけで従来の作品と変わらない為、『MW(2019)』での人気に乗っかって名前だけ無理矢理詰め込んだ要素にも思える。
  • ほとんどの銃が同じ効果のアタッチメントで統一されており、差別化が無く選ぶ楽しみが無い。
    • アタッチメントの性能についても、性能の上り幅が強力なものとそうでないものの差が激しく、銃ごとのテンプレートが出来上がってしまい選択の幅を狭めてしまっている。それに伴い射程や火力・操作性の両立が可能となってしまったため後述のWARZONEでは本作の武器が強力になりすぎる要因となってしまった。
  • しかも今作はノーリスクでアタッチメントが5個つけられる。ガンファイター利用で最大8個まで装着可能。
    • フラッシュやスタンが機能不全に陥ったため、スモーク+サーマルの使用者が激増した。
  • また、従来作品で弱体化され続け、影が薄いながらも存在していたアサルトライフルのアンダーバレルグレネードランチャーや銃のペイント機能も本作にはない。

スコアストリーク関連

  • 本作はスコアストリーク*24制を採用しており、アシストや占拠等でもポイントが入る。だが、実際は連続キルボーナスで莫大なポイントが入ってしまう。
    • オブジェクティブルール*25で目標に全く絡まないにもかかわらず、強力なストリークで相手を一方的に封殺できてしまうことが多々。
      • 本来は目標付近で戦うことにより防衛ボーナスなどが付与され、積極的に勝利条件に関わる者ほどスコアが増えるようになっていたが、今作は上記連続キルボーナスが多すぎたので、リスクを多少負っても前に出てオブジェクトに絡んでキルを取るメリットが激減した。
    • また、今作は従来と違いデスをしてもストリークまでに稼いだスコアが共通ルールとしてリセットされない*26
      • 代わりにデスをしたら当然連続キルのスコアボーナスがリセットされる。これで開発は帳尻を合わせた…つもりであった。
    • 結果、上記の強力な長射程武器で定点でキルし続けることで、ストリークを使用できてしまう状況が多発している。
    • また、前半/後半のラウンド制のドミネーションは、リセット無し仕様との相性が最悪である。前半で多くのプレイヤーがスコアストリークを取得できるため、後半では常に空爆や砲撃等何かしらのストリークが出続けてオブジェクト確保もままならない状況になるため、まともな試合になることは稀である。
      • 前半も前半で、如何に相手にストリークを渡さず2拠点を抑えるかの戦いとなるため、ドミネーションルールとは思えない静けさっぷりとなる。抑えられた時点でほぼゲームが動かなくなるため、上述の状況も併せ「芋でもTDMのほうが割り切れるだけマシ」という声すらある。
  • 連続キルのスコアボーナス前提かつデスリセットなし前提の設定値のため、ストリーク要請までの必要スコア自体が高い。
    • UAV要請に1000スコア必要*27。従来は連続5キル以下で呼び出せていたことを考えると単純な数値だけでいえば倍近く必要。スコアリセットこそされないが所謂初心者救済の意味合いでは一切ないといっていい。
    • 必要スコアが多いため、試合途中参加になるとストリーク獲得がどんどん厳しくなっていってしまう。
  • ストリーク性能についても首をかしげる部分が多い。
    • エアパトロールは2400という中堅コストに対し効果が「現在展開されている航空支援を問答無用ですべて撃墜、効果時間中相手はは航空支援要請不可」である。
      • エアパトロールより低コストのストリークはUAVとCUAVのみであり、キル性能を持つ航空機やヘリはすべてこれより高コスト。そのため、高いコストを支払ったにもかかわらずパトロールに即撃墜されることもある。
      • 一瞬横切るだけのナパーム爆撃ですらアナウンスを聴いて即要請で迎撃可能。後述の対空兵装を担ぐ理由がない理由の1つになっている。
    • エアパトロールに対抗できるのはエアパトロールのみ。つまり後出しされると制空権を握られ航空支援がしばらく封印される。
      • このため、相手上位ストリークに対抗するにもこちらの上位ストリーク維持のためにもエアパトロールが必須になる。入れておかない理由がないレベルとなっている。
  • カウンターUAVを撃ち落とすのにランチャー2発が必要。従来は一発撃墜が多かったため、慣れたプレイヤーほど硬く感じる。そうでなくてもリロードの遅いランチャーを使って落とすのは面倒。
    • 後述のようにPerkが簡単に複数積めてしまうため、ランチャーをもたもた撃ってる暇があったらカウンター無効のPerkのあるカスタムに入れ替えたほうが早い。従来作以上に対空をするプレイヤーは少ない。
      • そもそもランチャー以外の対空手段も充実している。担ぐ意義も少ない。セカンダリにショットガン等強力な近距離戦選択肢があり、後述のように爆発物対策が強いため直接キルが狙いづらいのも大きい。

ワイルドカード・Perk・投擲物等

  • ワイルドカードは装備枠の上限を突破したりするシステム。『BO2』から実装された同名のシステムであるが、今作はPick10システム*28ではないため少し異なる。
    • 今作はデンジャークロース*29、ロウブレーカー*30、ガンファイター*31、Perkグリード*32の4種から1つ選ぶこととなる。
      • この中でデンクロがダントツで使い勝手が悪く、ガンファイターとグリード使用者がほとんど。
    • TA製『CoD』恒例ではあるが、爆発ダメージカットPerkのフラックジャケットがカット率が高いため装備者が多く、爆発物で即死させられない事が多い。
      • 同カテゴリにスタン等を軽減するタクティカルマスクを入れて二択にすることでバランスを取ったが、そもそも上記にあるようにロウブレーカーの時点でフラジャケタクマスの両立が可能。そのためPerkが解禁された時点で殆ど機能しなくなる*33。今作にはプレステージでのリセットもないため、一ヶ月もしないうちに対戦はフラジャケタクマスだらけとなった。
    • Perkグリード自体、従来はPick10システム時にアタッチメント等を犠牲にする代わり複数Perkというものであった。Perk6個所持はその他アタッチメント等をほぼ犠牲にする選択で、それ以外で同等になれるのは『Modern Warfare 3』のスペシャルストリーク*34を使用してキルをつないだ時ぐらいである。ノーリスクでPerk6種が完備されるというアッパーにも程がある代物が利用されないわけがなかった。
    • さらにフィールドアップグレードとしてトロフィーシステム*35があり、C4に至ってはジャマー*36にすら妨害*37される。
    • 投げ物2個投げたところで下手をしたらトロフィー迎撃で相手にスコアを献上する羽目になる。弾丸増加も他のケア方法が多く、相対的に見てPerkやアタッチメントを削ってまで使う恩恵が少なすぎる。なにもないよりマシ程度。
  • 本作はオペレーターに多くのボイスが用意されているのだが、そのままでは相手にも聞こえてしまう仕様になっている。
    • Perkニンジャは足音と前述のボイスを静かにしてくれるのだが、これを付けるとオペレーターが全く喋らなくなってしまう。
    • この作品に限らず音による索敵が重要のため本Perkを付けているプレイヤーは非常に多く、せっかく収録されたボイスが完全に無駄になってしまっている。
      • ニンジャPerk自体に対抗する手段が少ないのも使用率に拍車をかけている。
  • フラッシュ・スタンが機能不全、連キルが最重要となったため、タクティカルの選択肢はしなやすを体現するスティムかサーマル併用のスモークが鉄板。リーサルも付着即死があるセムテックスかダメージエリアが作れるモロトフぐらいしか選択肢がない。

マップ

  • 広いマップの質が低い。特に「マイアミ」「カルテル」は不評である。射線の通る長いストレートも多く、上述してきた仕様と相まって、索敵のために前に出るのが非常に危険。
    • 広いマップを辛うじて抜けても近距離での自衛力も高く、投擲物にも耐性がある状況がほとんど。打破する方法は尽く潰されている。
      • 盾C4*38こそないが、かの悪名高い『Ghosts』と近い問題を抱える羽目になった。制作スタジオが別とはいえ、少しは考えなかったのだろうか…。

一部訳が微妙な部分がある。

  • マルチプレイヤーで「敵をキル」や「タンゴダウン」「マルチプルEKIA」というセリフを一切訳さずに使っているのは流石に違和感が強い。「敵を倒した」等に訳するべきである。
  • また、ストリーク関連で「こちら〇〇、××を要請する」と訳すべきセリフを、「〇〇は××を要請する」のように、キャラクターの発言としては間の抜けた翻訳にしてしまっている。

時代錯誤要素の多さ

  • 舞台は東西冷戦後期でもある80年代なのだが*39、やたらと近代的な光学機器や銃器も登場し、多くが時代錯誤で架空デザインも相まってかなり偽物っぽい出来になっている。
    • オリジナルの『BO』でもあった問題ではあるが、こちらは当時としてはありえない小型化されたレーザーサイトなども登場している上に流石に2020年に発売されたホロサイト等を登場させるのは如何なものだろうか。
      • プレステージ要素を排除した結果、水増しともいうべき大量のアタッチメントを用意しなければならなくなった弊害。前作にも同様に性能差が微妙な大量のサイトなどの問題は存在したが、現代戦の作品だったため、時代錯誤要素にはなり得なかった。
      • こちらの要素は次回作である『Vanguard』にもさらに改悪されて実装されている。
  • 一部マップに登場する自動車も明らかに2000年代以降の車種のものがある。
    • 『BO』の時点でも時代を先取りし過ぎた銃等はあったが、ここまでは酷くはない*40
  • また、マルチプレイヤーでは『BO2』に登場した人気マップである「RAID」や「EXPRESS」が登場するのだが、デザインが昔風にリメイクされているわけではなく『BO2』の2025年のデザインをそのまま持ってきている為、違和感どうこうの話以前の問題である。『BO』シリーズおなじみのNuketownはしっかり今作仕様の為に余計目立つ。
    • 一応、車等は古いデザインのものに差し変わっている。
  • アップデートで「HIJACKED」も追加。こちらも見た目はそのままである。

ゾンビ

ゾンビモードの大幅な仕様変更や消えたシリーズ共通のお約束要素

  • マルチプレイヤーでの武器を事前に持ち込む都合なのか『World at War』からあり続けたお約束要素である初期武器のピストルをパックアパンチすると弾が着弾した際に爆発する強化される要素が今作には無い。
    • また、ゾンビモード自体も要素が増えたとはいっても『BO4』以前のゾンビモード以上に作業ゲー色が強くなっており、人によってはすぐに飽きがきてしまう。
    • また、レベル上げではなく周回を重視してしまうとセミオートショットガン以外の武器は殲滅力に劣る為に使う必要性がほとんどない。
    • 一応アップデートでエリート等強敵追加などマンネリ対策はしているが、極端に言えばゾンビをトレインしてキルの繰り返し自体は変わらず作業感の打破には至っていない。
      • 弱点を覚えてしまえばエリートも単体ではさほど脅威にならない。
    • Perkやフィールドアップグレードが追加されていくが、育成アイテムは現状解放されている要素を育てきるのに必要な分が所持上限になっているため、アップデートの度にアイテムの溜め直しが要求される。
      • コンスタントにプレイしていればすぐに集まりはするが、それでもかなりのプレイ時間を要求される。

その他

見た目がポップすぎる課金スキン

  • 『MW(2019)』からあった問題ではあるが、冷戦という本作の硬派な雰囲気を完全にぶち壊しており、その派手さは『MW(2019)』よりも悪化している*41
    • 特にウッズは今作の2年後には『BO2』にて騙されて親友を誤射した挙句、自身も両脚が破壊され車椅子生活となる過酷な運命が待っている。
    • しかし、本作のマルチプレイヤーではウッズにまでお世辞にも格好いいとは言えないクリスマスセーターといった派手な格好のスキンが存在しており、もはや墓荒らしの領域になってしまっている。
      • そのため、そもそもマルチプレイヤーのオペレーターにウッズを出すべきではなかったという意見もある。
    • ウッズの扱いの一方、ハドソンは本篇に登場しているにも拘わらず発売から1年近く出番無しであり、その挙句に課金オペレーターとして追加という扱いである。
      • ウッズも悲惨な目に合う未来であるが、ハドソンは『BO2』で確実な死*42が待ち受けている。出られることがいいとまでは言わないが、本作と『BO2』で共に扱いの差がひどいのも事実である*43
    • シーズン6にてようやくメイソンが追加されたのだが、こちらもオーロラをモチーフにした紫色に点滅するウルトラスキンが登場。
      • また、ウッズにはジョーカーのようなフェイスペイントが登場しており、やはり人気キャラの使い方を間違えている。
+ ウッズのクリスマスセーター
  • 上記のオペレータースキンに加えて、銃のスキンやカラフルな曳光弾も酷くなっている。
    • 『BO4』にも存在したマスタークラフト銃*44やリアクティブ迷彩*45が追加され、中にはM16に映画『エイリアン』のフェイスハガーのような生物が纏わりついた、どこの層に需要があるのかもわからない気持ち悪いスキンも登場している。
    • 曳光弾は2色のものが増え炎や電撃のエフェクトまで実装となったのに加え、ペイント弾やレーザーと言った派手な特殊弾が追加されており、中にはオシッコにしか見えないビールの曳光弾という意味不明なものまで登場している。
+ ビールの曳光弾 ※グロ注意
  • ちなみに、派手な課金スキンは未来戦の『BO』シリーズで定番だったものである為、これらは長年に亘り未来戦を続けてきた弊害だと言えるだろう。

マルチプレイヤーのオペレーターにモブ兵士がいない。

  • 本作のオペレーターには『MW(2019)』のようにモブ兵士を選択することができず、キャラクターもどれもこれも名有りキャラの訳ありエリートという構成である。
    • そのため、『Black Ops 3』以降のスペシャリスト路線のような違和感の強いものになっており、「戦場の一兵士になりたい」というプレイヤーを蔑ろにしてしまっている。
    • デフォルトで選べる兵士の時点で、名有りの陸軍レンジャー出身や第707特殊任務大隊出身という超エリートである。

架空銃の存在

  • 『BO3』以降の『BO』シリーズでは架空銃が定番となっており、時代背景が未来だったのでまだ納得できたが、今作では「80年代」故に違和感が非常に強い。
    • 「KSP45」「LC-10」「CARV.2」等は既存の銃に異常なまでの架空デザインを行っており、デザインが近未来的になりすぎていて『BO4』以降での路線を捨てきれていない感が強く、偽物感も非常に強い。

過剰な表現規制

  • 本作のレーティングはCERO:Z(18歳以上のみ対象)であるにもかかわらず、CERO:D(17歳以上対象)であった『MW(2019)』や悪名高い『MW2』よりも規制が激しい。
    • 特に一切の出血描写が規制により無くなってしまった点は大きな痛手である。弾が当たったのかも分かりにくくなり、キャンペーンにおいても重傷を負ったキャラクターが全くそのように見えない等の矛盾点が発生してしまった*46
    • 翻訳関連にも規制の影響がみられる。上記バッドエンドでは核に関するあるやり取りが行われるのだが、その部分が丸ごと別の翻訳に差し替えられてしまっており、ストーリーがより一層意味不明なものになってしまった。

『Warzone』との悪影響

  • 無料バトルロイヤルである『Warzone』で本作の武器等を使用することが可能なのだが、本作とは異なる性能となってはいるものの既存武器とのバランスが全く取れておらず、大部分が強武器となってしまっている。
    • 上記の効果的かつどの銃でも使える一律なアタッチメントの存在も大きく、『MW(2019)』のアタッチメントと比較すると過度に強力である。
    • その上、『MW』の銃が最大でアタッチメントを5つまでしか装着できないのに対し、こちらはPERKを使えばノーリスクでアタッチメントを8つつけることができる点もそれに拍車をかけている。
    • 従来の『BO』作品で採用されていたPick10システムがないことも原因に挙げられる
  • オペレーターのスキン解放チャレンジ等に『Warzone』でしか解除出来ないものも存在している。当然全員が両方をプレイしているわけではない為、不便な仕様として認知されている。
  • 「AK-47」「MP5」「1911」が『MW(2019)』にも今作にも存在する為、別仕様の同じ銃が存在している状態になってしまっている。
    • 特に「MP5」はどちらのバージョンも有用な武器として使用者も多く、どちらを指しているのかについてユーザーの混乱を招いていることがしばしば確認される。
      • なお、「1911」は2021年12月のアップデートで最新作『Vanguard』のタイプも追加された為、現在は別仕様の「1911」が3つも存在している状態である。

総評

ストーリー面で高い評価を受けたオリジナル版からの続編としての出来はかなり良く、ゾンビモードの評価も高い。
だが、前年作『MW(2019)』からの劣化点や時代錯誤要素がかなり目立つのと、何より対戦バランスの悪さから評判を落としてしまっている。
特に対戦バランスに関しては、かの悪名高い『Ghosts』と比較されるレベルで、特定ルールでの対戦を崩壊させたとまで言われる始末である。
すべての要素で定点待ち有利、特に真新しい要素無し、と対戦目当てでの購入はオススメしづらい。


余談

  • 今作の部分的な完成度の低さは、もともとこのゲームがSledgehammer GamesとRaven Softwereの共同で開発されていたベトナム戦争が舞台の『CoD 2020』を、開発スタジオ内でのトラブルからTreyarchに急遽開発元を変更して『BO』シリーズに方向転換したという噂があり、その開発の過程で細かい部分を凝ることができなかった可能性がある(参照)。
    • 今作の断片的なベトナム戦争の描写はその名残とされる。また、2021年はSledgehammer Games開発の『Call of Duty: Vanguard』だったので、この噂の信憑性は高まっている。
  • 本作の正式発表直前に予告映像となる「Know Your History」が公開された。この映像には東西冷戦期における様々な出来事の映像が映し出されるのだが、その中で天安門事件(1989年)に関するフッテージのみ削除された(参照)。
    • 現在の『CoD』は中国でも発売される為に仕方ない*47のかもしれないが、かつてイランの宗教指導者の肖像画はいくら抗議されてもゲーム内から削除しなかったにもかかわらず、たった1秒しかない天安門事件のシーンは公開からわずか5日で自主的に削除するActivisionの姿勢を嘆くファンも少なくはなかった。
  • Xbox版ではそれ以前の作品は海外版を買うと原語のみでしかプレイできなかったが、今作では海外版を買っても日本のXboxでプレイしていれば言語を日本語でプレイすることができる。
    • 『IW』以降の国内『CoD』作品はディスク版が発売されておらず、パッケージで集めたいプレイヤーやクレジットカードを持っていないためにディスクで買うしか選択肢がないプレイヤーにとっては嬉しいポイントである。
  • 2021年5月の80年代の映画とコラボイベント「80s ACTION HEROES」にて、80年代を代表する映画『ランボー』と『ダイ・ハード』とのコラボが行われた。
    • イベントでは『Warzone』のマップ上に『ダイ・ハード』のナカトミプラザが出現し、両作品の主人公であるジョン・ランボーとジョン・マクレーンが登場した。
    • キャラの吹き替えに関しては従来作品のように原作映画の吹き替えを担当していない別の声優…かと思いきやランボーにはシルヴェスター・スタローン氏のフィックス声優であるささきいさお氏が、マクレーンには『ダイ・ハード』で担当したことはないがブルース・ウィリス氏の吹替経験が多い磯部勉氏が起用されており、原語版の声優も代役ではなく演じた本人達が担当している。
      • ただし、原語版はどちらのキャラクターも新規収録ではなく原作映画のボイスを切り抜いたものらしく、80年代の映画からの切り抜き故に音質が悪くて浮いてしまっている上、微妙に噛み合わないセリフも多い*48*49
      • また、『ランボー』のバンドルは原作にも登場したAK47・M60・ランボーナイフが収録されているが、『ダイ・ハード』のバンドルはMP5こそ原作にも登場してマクレーンが使用しているものの、AUGは悪役のカールが使用している銃であり、FARA83に関しては全く関連の無い銃であるうえ、原作のマクレーンの銃の代名詞ともいえるベレッタ92Fが『BOCW』には存在しないためにファンにはむず痒い状態となっている*50
      • さらに吹き替えの誤訳がこちらにも存在しており、ランボーは『Warzone』でのアイテム要求時のセリフで「こいつが欲しい」と訳すところを「こいつが欲しかった」と過去形にしてしまっているうえ、ささきいさお氏が感情を込めてそのセリフを読み上げている為、頻繁に使うアクションにもかかわらず非常に不自然になっている。
    • なお、前年の『MW(2019)』のハロウィンイベントでのコラボで登場したのは既存オペレーターのスキンだったのに対し、本作の場合は本人がオペレーターとして参戦している。いずれも期間限定配信であったため、現在では入手不可。
  • 2021年10月のハロウィンイベント「The Haunting」にて、人気ホラー映画である『スクリーム』と『ドニー・ダーコ』とのコラボが行われた。
    • このコラボでは『スクリーム』のゴーストフェイスがオペレーターとして参戦し、『ドニー・ダーコ』に登場する「銀色のウサギ」を模したオペレータースキンが配信された。
      • なお、このイベントの1ヶ月前にはイギリスの人気コミック『ジャッジ・ドレッド』の主人公である、アンチヒーローのジャッジ・ドレッドを模したオペレータースキンも配信されている。これらも期間限定であったため、現在では入手不可。
  • 2024年に『BO』シリーズ最新作『Call of Duty: Black Ops 6』としてナンバリングが復活したため、本作は実質的な「Black Ops 5」となった。
最終更新:2024年06月10日 10:10

*1 ダウンロード専売。

*2 最初のキャラ設定はベルを洗脳する際の設定でどの設定を選んでも関係なく部下である。

*3 しかも、このルートでのみ獲得できるオンライン用のコーリングカード等もある。

*4 制限時間まで放置するとどちらも見殺しにする。これもコーリングカード有り。

*5 しかもミッション中おなじみの数字演出がでるが、操作キャラのメイソンその場所には来ていない。

*6 第三世代であり、1998年以降のモデルなのでこれも時代錯誤。

*7 『BO』の世界においては2040年代の銃。

*8 ただし、これに関してはイースターエッグとしてあえて置かれている可能性もある。

*9 特に「M16」は火力・連射・精度が満遍なく高性能で、『CoD4』を想起させるレベルの強さであり弱体化された現在でも鉄板として使われる。

*10 過去作におけるLMGやTRは近距離での取り回しの悪さ・遅いキルタイムといった弱点があったのだが、本作においてはこれらの弱点はほとんど無く、近距離でも相当に強いためAR/SMGを簡単に返り討ちにできてしまう。

*11 「AK47」「AK74u」等、他カテゴリに対抗できる可能性のある武器は軒並み反動増加等の弱体化を受けている。

*12 武器やPerk等が競技向けに制限されたルールで、LMG/TR/SGは使用不可。

*13 素の性能がそもそも良くない上に、大容量マガジンを装着すると勝手に小口径化し、キルタイムが遅くなる上、それによる反動低下等の恩恵も全く無い。このような仕様は本銃だけである。反動低下は最終シーズンでようやく追加された。

*14 火力が低く、連射速度も中途半端のためキルタイムが異様に遅い。のちにテコ入れでアタッチメントによりキルタイム短縮が可能になったが、反動がかなり大きいため手軽さはない。

*15 ワントリガーキルできないTR。ワントリガーキルできるM16やAUGの強さが異常なだけだが、これらの存在によりCARVが完全な下位互換になっている。

*16 下記にある通り、1つのアタッチメントにより大部分の面で最高クラスの性能となる。全ARどころか、強武器とされるLMGのストーナーより早いキルタイムだった。

*17 フルオートアタッチメントにより、全般的にキルタイムが早い『MW(2019)』の武器と同等のキルタイムをたたき出していた。その速さは、1撃キル可能武器か、TRの1バーストキルくらいでしか対抗できないほどであった。

*18 過去作にも登場し、あまりの強さで問題になった散弾仕様のハンドガン。二丁拳銃が可能で、確殺距離が長い上に手数も多い。

*19 この名前が挙がった強武器3つはすべて1つのシーズンで追加されたもので、本作の劣悪な武器バランスを象徴している。明らかに既存武器との釣り合いが取れていなかったにもかかわらず、次のシーズンまでほとんど放置されていた。

*20 TEC-9のみ修正によりSMGの中では最上位タイレベルというバランスになった。

*21 既存AR全体に操作性や精度の面で上方の調整が入り、好評だったのだが…。

*22 近距離ではより高火力かつ扱いやすいSMGを使う選択肢があり、FFARの使用者は少ない。

*23 火力と射程が上昇し、対価として反動が増えるが、後述の通り反動が制御しやすいためほとんどデメリットになっていない。

*24 単純なキル数でなく稼いだスコアが規定値に達することでストリークが使える。

*25 単純キル数を競うのでなく目標物を奪い合うモード。

*26 『MW3』のサポートストリーク等例外はあったが、今作は全員一律でリセットがかからない。

*27 仮に連続しないキル単体で考えるなら10キル必要。

*28 武器アタッチメントやPerkを含め合計10個以内でやりくりするシステム。今作は不採用。

*29 投擲物を2個ずつ所持、初期弾丸数増加。

*30 従来のオーバーキルPerk+Perk群を無視し3Prek選択。

*31 アタッチメント数が5 → 8へ増加。

*32 各Perk群から2個ずつ計6個Perkを装着可能。

*33 一応、ヒットすればダメージ演出が入るため索敵に使えるがその程度である。

*34 キルを重ねると設定したPerkが追加される。デスでリセット。

*35 投擲物に反応し迎撃する。

*36 範囲内のレーダー等を無効。

*37 遠隔起動の信号を妨害していると思われる。

*38 『Ghost』で下方修正を受ける程猛威を奮ったカスタム。盾で銃撃を防ぎながらC4を投げてキルを狙う。

*39 サブタイトルの「Cold War」にもあるようにキャンペーンモードの時代設定は東西冷戦の時代である。

*40 こちらはピカティニーレールをモデリングから無くしたり、できるだけ2000年代以降の銃器は選んでいない。

*41 『MW(2019)』ではまだ過剰なオシャレと言った程度だっただが、本作ではアニメーション付きのウルトラスキンまで登場しており、もはやコスプレ状態になってしまっている。そもそも、ここに固有モーションを作るのであれば素の銃をもっと作り込めという話である。

*42 ウッズとメイソンも選択次第で死ぬが、救済可能。ハドソンはストーリー上不可避である。

*43 一応、本作が『BO2』以降に繋がるのかパラレルなのかは現時点では伏せられてはいるが…。

*44 特殊な武器確認のアニメーションがみられる銃。

*45 敵を一定数キルするごとに見た目が変化する銃。

*46 血痕を追うシーンでもあり、規制によりなぜその人物の位置が分かったのかが全く理解できなくなってしまった。

*47 中国国内では天安門事件の話題はタブーとされており、政府により徹底的な言論統制が行われている。

*48 特にマクレーンは酷く、まるでセリフの度にカセットで録音した音声を再生しているような状態となっている。

*49 直近の『Mortal Kombat 11』がランボーの声を新規収録できていたことを考えると、やはり予算の問題かと思われる。なお、翌年に発売された『Vanguard』で行われた『ターミネーター』とのコラボにおいても、T-800とT-1000のボイスは映画の切り抜きが使用されている。

*50 『Warzone』であれば『MW(2019)』からRENETTIが使えるが、こちらのモデルはM9A3であるためやはり違和感が出る。もっとも、『Warzone』で拳銃を使う場合はデュアルでないとまず使い物にならない為、映画のようにハンドガン一丁で渡り合うのは不可能に近い。