機種 | タイトル | 概要 | 判定 | |
Win | Call of Duty | 様々な国の一兵士視点で第二次大戦の激戦を疑似体験。開発は『Medal of Honor』元開発者が設立したInfinity Ward。 | 良 | |
Win | Call of Duty: United Offensive | 『CoD』の拡張パック(要本編)。開発は『Return to Castle Wolfenstein』等を手掛けたGray Matter Interactiveが担当。 | ||
PS2/Xb/ GC |
Call of Duty: Finest Hour |
『CoD』のCS機移植版だがキャンペーンはWin版のサイドストーリーであり展開が異なる。 拡張パックの内容はない。開発は『YAIBA NINJA GAIDEN Z』等を手掛けたSpark Unlimitedが担当。 |
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360/Win | Call of Duty 2 |
体力自動回復制の導入や仲間にボイスを追加する等、難易度を下げ爽快感や雰囲気を重視している。 CS機を強く意識して開発された作品であり、360のローンチタイトルでもある。 |
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PS2 | Call of Duty 2: Big Red One | イギリス軍とソ連軍視点の360/Win版と同じ時間軸のアメリカ軍を描く。開発は本作がシリーズ初参加のTreyarch。 | ||
PS3/360 | Call of Duty 3 |
完全に対象をCS機に絞って開発された作品。上記の『CoD2:BRO』から引き続きTreyarchが開発を担当している。 『CoD2:BRO』に演出面の部分を強化しただけの作品であり、ナンバリングタイトルとしての進化は乏しい。 |
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日本未発売 | ||||
PS2 | Call of Duty: Legacy | 『CoD:FH』と『CoD2:BRO』をカップリング。 |
機種 | タイトル | 概要 | 判定 | |
PS3/360/ Win |
Call of Duty 4: Modern Warfare |
後のシリーズに大きく影響を与えた作品。初心者も安心のチュートリアル等、全てにおいて完成度が高い。 開発はシリーズの生みの親であるInfinity Wardだが、下記のDS版のみn-Spaceが開発を担当している(*1)。 |
良 | |
DS |
操作方法やキャンペーンのストーリー、ステージ構成が全く異なるDS版。音声も全編 |
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PS4/One/ Win |
Call of Duty: Modern Warfare Remastered |
シリーズ初のリマスター版。『Infinite Warfare』の限定版付属だったが、後に単体販売された。 当初は「単体販売しない」と発表されていた為、単体発売されたことに対し不評を買った。 |
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PS3/360/ Win |
Call of Duty: Modern Warfare 2 |
前作からさらにグラフィックを一新し、圧倒的な臨場感を演出する作品。 世界に『Call of Duty』の名を轟かせ、シリーズの全盛期をここで迎える。 |
良 | |
PS3/360/ Win |
Call of Duty: Modern Warfare 2 (日本語版) |
スクウェア・エニックスからの発売になったが、大量の誤訳と棒読み吹き替えで非難を浴びることになった。 日本語版かと思ったらエキサイト翻訳版だった… |
劣化 | |
PS4/One/ Win |
Call of Duty: Modern Warfare 2 Campaign Remastered |
キャンペーンのみをリマスター。オリジナルの日本語版に存在した多数の誤訳を修正、日本語吹き替えも新規収録。 一部誤訳が治ってない部分や逆に誤訳が増えた個所も存在はしているが、プレイに支障をきたすほどではない。 リブート版『MW』と『Warzone』で使えるDLCである「UDT Classic Ghost」のアイテムが同梱されている。 |
良 | |
PS3/360/ Win |
Call of Duty: Modern Warfare 3 |
『MW』3部作の完結編。キャンペーンはストーリー性があるが、前作からの進化は少ない。 マルチプレイはデスでリセットされない「サポートキルストリーク」でバランスが崩壊している(*2)。 |
良 | |
PS4/One/ Win |
Call of Duty: Modern Warfare |
シリーズのリブート作。年代設定は2019年で、ストーリーは旧『MW』の前日譚を意識した創りだが繋がり無い。 連動要素のある基本無料のバトルロイヤルモード『Warzone』も単独で配信。 |
なし | |
PS5/XSX/ PS4/One/ Win |
Call of Duty: Modern Warfare II |
上記リブート版『MW』の続編。オリジナルの『MW2』と異なり、ナンバリングがローマ数字に変更されている。 前作に登場したアル・カターラ及び麻薬組織「ラス・アルマス・カルテル」との戦いを描く。 マルチプレイではオリジナルの『MW2』にもあったTPSモードが復活。『Warzone 2.0』との連動要素もある。 |
良 | |
Call of Duty: Modern Warfare III |
リブート版『MW』第3作。開発はオリジナル版『MW3』をInfinity Wardと共同開発したSledgehammer Games。 オープンワールド要素を取り入れた、『MW』シリーズ初のゾンビモードも搭載。こちらはTreyarchが開発を担当。 |
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日本未発売 | ||||
Wii | Call of Duty: Modern Warfare Reflex | 『MW』のWii版。Wiiリモコン + ヌンチャクによる直感操作が楽しめる。 | ||
DS | Call of Duty: Modern Warfare Mobilized | 『MW2』のDS版。前作のDS版同様に、他機種版とはストーリーが異なる。 | ||
Call of Duty: Modern Warfare 3 Defiance | 『MW3』のDS版。ストーリーは『MW2』『MW3』のアメリカ本土戦を描いており、主人公は特殊部隊でなく州兵。 | |||
PS3/360 | Call of Duty: Modern Warfare Trilogy | 『Modern Warfare』の3部作をまとめて収録。 |
機種 | タイトル | 概要 | 判定 |
PS3/360/ Win |
Call of Duty: Black Ops |
『WaW』を手がけたTreyarch開発作品(*3)。ストーリーの良さは随一で、『WaW』との繋がりもある。 マルチプレイではCPUと対戦できるトレーニングモードが追加され、新規プレイヤーにも優しい出来となっている。 |
なし |
PSV | Call of Duty: Black Ops Declassified |
『BO』シリーズのスピンオフ。突然乱射しだすNPCと一見さんお断りのチュートリアル。 キャンペーンはチェックポイント無しで難易度が高く、マルチプレイのバランスも悪い。 |
ク |
PS3/360/ WiiU/Win |
Call of Duty: Black Ops 2 |
生かし切れなかった未来設定。前作そっちのけのストーリーで批判殺到。 ゾンビモードは一見さんお断りの高難易度。マルチの新システムは好評。 |
なし |
PS4/One/ PS3/360/ Win |
Call of Duty: Black Ops 3 |
遠い未来が舞台に。ブーストジャンプとウォールランにスペシャリスト(特殊能力)、さらに水中での戦闘が追加。 最大4人のCO-OPに対応したキャンペーンはボリューム満点だが、過去作と比べるとストーリー性は乏しい。 ちなみに、旧世代機版(PS3/360)はマルチプレイ&ゾンビモードのみで、キャンペーンは収録されていない。 |
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PS4/One/ Win |
Call of Duty: Black Ops 4 |
キャンペーンモードの廃止でマルチプレイ専用になったが、対戦バランスと環境はさらに悪化してしまっている。 シリーズ初のバトルロイヤルモード「Blackout」を搭載。本作からWin版は『MWII』までBattle.net(*4)専売だった。 |
|
PS5/XSX/ PS4/One/ Win |
Call of Duty: Black Ops Cold War |
10年越しとなる初代『BO』に連なる続編。『BO4』で廃止されたキャンペーンモードを再び実装。 冷戦後期の1980年代を舞台に「テロリストによって盗まれた核兵器の奪還」というシナリオが展開される。 バトルロイヤルはリブート版『MW』の『Warzone』へ統一。キャンペーンが好評な一方で『MW』からの劣化点も。 |
なし |
Call of Duty: Black Ops 6 |
タイトルにナンバリングが復活。上記『BOCW』の直接的な続編。物語は冷戦終結直後の1990年代。 全方位にダッシュできる新たな移動システム「オムニムーブメント」により、アクション性が向上した。 |
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日本未発売 | |||
PS3/360 | Call of Duty: Black Ops Collection | 『Black Ops』『Black Ops 2』『Black Ops 3』をまとめて収録。 |
機種 | タイトル | 概要 | 判定 | |
PS3/360/ WiiU/Win/ PS4/One |
Call of Duty: Ghosts |
アメリカ崩壊後の世界で戦う特殊部隊を描く。シリーズで唯一となる「エイリアンモード」が搭載されている。 シングルプレイの出来は悪くないが、マルチプレイはマップが広すぎる、テンポが悪い等の理由で不評。 キャンペーンは続編を示唆するエンディングだったのだが、結局は単発のままに終わってしまう。 |
賛否両論 | |
PS4/One/ PS3/360/ Win |
Call of Duty: Advanced Warfare |
近未来を舞台にテクノロジーを駆使した戦いが描かれる。シリーズでは珍しくキャンペーンの主人公が一人で固定。 開発は本作より『CoD』シリーズの開発体勢に新規参入したSledgehammer Gamesが担当している(*5)。 強化外骨格「エグゾスケルトン」の登場は大きな話題となり、DLCで「エグゾゾンビモード」も搭載された。 |
良 | |
PS4/One/ Win |
Call of Duty: Infinite Warfare |
戦いはついに宇宙へ。地球を含む太陽系全域が舞台。Infinity Ward開発作品で唯一ゾンビモードが搭載されている。 5作連続の未来設定と、起動に本作ディスク必須な『MWR』の抱き合わせ販売により、発表時点で大不評となった。 加えて、『MW2』以降悪化していた主要人物をただ大量に犬死にさせるだけの演出も問題視されることに。 |
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Call of Duty: World War II | 舞台は待ちに待った第二次世界大戦へ。しかし、原点回帰のはずがシリーズ特有の良さのほとんどが劣化。 | |||
PS5/XSX/ PS4/One/ Win |
Call of Duty: Vanguard |
舞台は再び第二次世界大戦。特殊部隊の誕生が語られ、西部・東部・北アフリカ・太平洋と世界中の戦線を描く。 マルチプレイでは競技性の高い「Champion Hill」が登場し、ゾンビモードはTreyarchが開発を担当している。 一方で過去最低レベルの劣悪な対戦バランス、時代背景無視のキャラ設定(*6)や登場武器(*7)が大きく問題視された。 |
||
日本未発売 | ||||
PSP | Call of Duty: Roads to Victory | アドホック通信で最大6人のマルチプレイが可能な、PSPで唯一のシリーズ作品。 | ||
PS3/360/ Wii/DS/Win |
Call of Duty: World at War |
シリーズ随一の高難度と過激な暴力表現、高い完成度の作品。第二次世界大戦における2つの異なる戦いが描かれる。 日本が舞台である為、日本未発売にも拘らず取り寄せる人が続出。シリーズで人気のゾンビモードは本作で初搭載。 |
良 | |
PS2 | Call of Duty: World at War Final Fronts | 上記のPS2版。マルチプレイ&ゾンビモードは非搭載。他機種版とは異なり、独自のキャンペーンが設定されている。 |
機種 | タイトル | 概要 | 判定 |
Win | Call of Duty Online |
中国のみで展開されていたF2Pタイトル。開発はActivision ShanghaiとRaven Software。2021年8月31日サービス終了。 中国国内での規制との兼ね合いで独自に制作された「サイボーグゾンビモード」が搭載されていた。映像はこちら。 |
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PS4/One/ Win |
Call of Duty: Warzone |
本編シリーズ作品と連動する無料で遊べるバトルロイヤルゲーム。リブート版『MW』がベースの作品。 本編を超えるプレイ人口を誇っている。開発は複数のシリーズ作品でサポートを担ってきたRaven Softwareが担当。 なお、下記『Warzone 2.0』リリース後は『Warzone Caldera』に改題された。2023年9月22日サービス終了。 |
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PS5/XSX/ PS4/One/ Win |
Call of Duty: Warzone 2.0 |
上記『Warzone』の続編。同年に発売された『MWII』とも連動しており、タイトルのナンバリングは後に外された。 『MWII』に合わせUIを一新しつつも、バトルロイヤルモードは前作のゲーム性を引き継いでいる。 加えて、RPG要素のあるオンラインFPS『Escape from Tarkov』を意識した新モード『DMZ』も搭載されている。 |
機種 | タイトル | 概要 | 判定 |
iOS/Android | Call of Duty: Zombies | 『WaW』のゾンビモードを単体でスマホに移植した作品。 | |
Call of Duty: Black Ops Zombies | 上記の続編。こちらは初代『BO』のゾンビモードの移植。 | ||
Call of Duty: Strike Team |
2020年を舞台に未知の敵と米国特殊部隊の抗争を描くオリジナル作品。 FPSモードとストラテジーモードを切り替えながらミッションを進めていく。 |
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Call of Duty: Heroes |
オンライン対応のストラテジーゲーム。2018年12月22日にサービス終了。 『MW』シリーズのキャラクター達が「ヒーロー」として登場している。 |
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Call of Duty: Mobile |
基本プレイ無料。シリーズオールスターのオンラインFPS。 過去作のマップやゲームモード、プレイヤーに合わせた操作設定機能も搭載。 |
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Call of Duty: Warzone Mobile | 基本プレイ無料。『Warzone』のスマホ版。 |
Activisionから毎年リリースされているFPSシリーズ。一般的な略称は『CoD』(*8)。
当初は『Medal of Honor』元開発者が設立したInfinity Wardが、同シリーズのコンセプトを受け継ぎ第二次世界大戦時における各国軍に所属する一兵士の物語を描いたFPSとして開発していた。
しかし、現代戦をテーマにした『CoD4』及びその続編『MW2』がシリーズの名を世界に轟かせて以降は、様々な時代設定タイトルがリリースされるようになった。
一時期は単発作品を含め様々な作品が出ていたが、現在は現代における特殊部隊の戦いを描いた『Modern Warfare』シリーズと冷戦期の極秘任務がテーマの『Black Ops』シリーズ、この2つに落ち着いている。
前述のように本シリーズは毎年発売されているが、開発は以下の3社がローテーションで行っている。
この3社が代わる代わる開発を担当することで、1年ごとであっても一定のクオリティーのタイトルをリリースできている。
加えて『WaW』で初登場したゾンビモードが高評価だったことから、以降Treyarch及びSledgehammer Games開発作品にはゾンビモードが搭載されるようになった(*9)。
2023年10月にActivisionがXboxのマイクロソフトの傘下に入って以降も、本シリーズは様々なハードで発売されている(*10)。
マルチプレイがメインのゲームは基本無料が全盛の現在においても、有料の本編と連動する無料のバトロワ『Warzone』をリリースすることで人気を保っている。
初代の登場から途切れることなく20年以上毎年発売され続けている本シリーズは世界最大のゲームフランチャイズと認識されており、今も世界中のゲーマーから常に一目置かれているのである。
*1 本作以降に発売されたシリーズのDS版は全てn-Spaceが手掛けている。
*2 常にUAVが飛び試合後半にEMP連発、その結果アサシンPerk一強になってしまっている。
*3 『Black Ops』シリーズは全作Treyarchがメインとなって手掛けている。
*4 Blizzard Entertainmentが運営するPCゲームプラットフォーム。
*5 ただし、Sledgehammer Gamesは『MW3』の開発にも参加しており、名目上はInfinity Wardとの共同開発となっている。
*6 当時はパルチザン(レジスタンス)やソ連以外ではほぼ存在しなかった女性兵士が半数を占めており、その所属の多くが元ドイツ軍や英印軍等史実を無視したものとなっている。それに加えて、男女問わず兵士らしくない格好のキャラクターばかりである。
*7 M1カービンやM1903等、他の第二次世界大戦作品では登場している様な有名銃で実装されていないものが非常に多いにも拘らず、発売初期から試作銃・マイナー銃ばかりが追加されている。挙句の果てに戦後の銃や現代銃、未来的なレーザー銃まで追加されており、世界観を完全に破壊している。
*8 基本的には「シーオーディー」と呼ばれるが、稀に「コッド」と読む場合もある。
*9 Infinity Ward開発作品では『IW』にのみゾンビモードが搭載されている。
*10 ただし、ここに至るまでにはアメリカの連邦取引委員会(FTC)との裁判などの紆余曲折もあった。長くなるので詳細は各自で検索されたし。