本稿は2022年3月11日時点(ゲームバージョン:Ver.DX1.20-H)を基準としています。
オンライン配信によるゲーム内容更新が不定期に行われるため、必ずしも本記事の内容が最新の内容に対応しているとは限りません。
アップデートによる内容の更新はリアルタイムに編集せず、ある程度まとまってから編集して下さい。
以前のバージョンについては別ページ (旧筐体 / でらっくす / Splash)を参照してください。


maimai でらっくす UNiVERSE

【まいまい でらっくす ゆにばーす】

ジャンル 音楽ゲーム
対応機種 アーケード
使用基板 ALLS HX2
発売・開発元 セガ
稼働開始日 UNiVERSE 2021年9月16日
UNiVERSE PLUS 2022年3月24日
プレイ料金 通常プレイ:100円(1台につき2人まで)
フリーダムモード:200円(1人プレイ専用)
チケット購入:100円~200円
でらっくすパス:200円~300円(CARD MAKERでの購入)
判定 シリーズファンから不評
ポイント オトモダチ対戦にシーズンが追加されたのだが...
すたんぷカードの種類が増えた
このバージョンから電子マネー決済が対応
ゲキ!チュウマイ
maimai(旧筐体): 無印 / GreeN / ORANGE / PiNK / MURASAKi / MiLK / FiNALE
maimai でらっくす: でらっくす / Splash / UNiVERSE


概要

筐体を刷新して再始動した『maimai でらっくす』の2度目の大型アップデート。
本稿では変更点などを中心に扱う。

主な変更点

  • オトモダチ対戦にシーズンが追加
    • オトモダチ対戦にシーズン開催が追加される。
    • シーズン開催中にオトモダチ対戦をプレイすることで、CP(クラスポイント)とは別にSP(シーズンポイント)をためることができる。
    • SPは、オトモダチ対戦をプレイで増えるプレイポイントとオトモダチ対戦で相手に勝利でもらえる勝利ポイントの2つで増えていく。
    • 一定のSPをためると、楽曲やスタンダード譜面・でらっくす譜面がもらえ、さらにシーズンランキングで100位以内になると、フレームや称号がもらえる。
    • シーズンが終わると、SPはリセットされる。
    • 報酬の楽曲や譜面は、次のシーズンが始まるごとに条件が緩和されていき、原則3つ後のシーズンで無条件解禁される。
    • シーズンは不開催期間があり、不開催中はオトモダチ対戦自体ができなくなる。
  • 電子マネー決済が使用可能に
    • このバージョンから、maimaiも電子マネー決済が可能になる。*1
    • 対応電子マネーはオンゲキと同じ、iD/nanaco/楽天Edy/交通系IC/WAON/PASELIの6種類。
    • PASELIを使用する場合は「2016年度以降に発行されたe-amusement pass、もしくはアミューズメントICカードを使う」「予めWebサイトにて『暗証番号省略OK』設定にしておく」という2つの条件があるので注意。
    • ただし2022年4月時点でこの内蔵決済機能による『セガプラトン』のチェックインやケイケンチには未対応のため、そちらを気にする場合は『シンカターミナル』が搭載されたセガ/GENDA店舗でプレイする必要がある。
  • すたんぷカード報酬の種類が増えた
    • Splash PLUSまでは、パートナーを解禁するだけのすたんぷカードが楽曲やコレクションが報酬になるすたんぷカードが追加された。
      従来通り、すたんぷカードが埋まれば報酬がもらえる。貯めるスタンプの数は報酬の種類によって異なる。
  • Splashのオリジナルちほーは全部削除
    • これらのちほーで解禁できた楽曲は無条件解禁移行している。
    • UNiVERSE PLUSではSplash PLUSのオリジナルちほーが削除された。
  • その他
    • 段位はリセットされる。段位ごとの選曲は、一部変更されている。
    • オトモダチ対戦のクラスはSplash PLUS時のクラスに応じて、最初のクラスが変わるようになる。
      また、勝利と敗北時のCP増加量、減少量が調整された。増加量=減少量になるように調整されている。
    • すたんぷカードを進行中に別のすたんぷカードに切り替え可能になった。
      Splash PLUSまでは一度決めたすたんぷカードは貯まるまで切り替えができなかった。

評価点

  • 電子マネーが使用可能に
    • でらっくすからシステム的に使えそうで、Splash PLUSまで使えなかった電子マネー決済が使えるようになった。
      100~500円の内で支払い金額も決めれるほか、もちろんプレイ料金やチケット料金に使える。
  • でらっくす以降登場した曲にスタンダード譜面追加
    • シーズン報酬ではあるが、でらっくす以降から登場した曲にスタンダード譜面が追加されることに。
      今後、スタンダード譜面が追加されることに期待。
      2022/01/14にて、Destr0yerが追加され2曲になった。
    • UNiVERSE PLUSでは逆に旧筐体初出の曲にでらっくす譜面が追加されるシーズンも登場。
  • パートナーの追加
    • 新衣装のしゃまとみるくのすたんぷカードが登場。旧筐体のキャラクターの選択肢が増えた。
    • さらにUNiVERSE PLUSでは天界ちほーの百合咲ミカをパートナーにできるようになった。後の人気投票で1位になるなど、好評である。
  • UNiVERSE PLUSでの難易度調整
    • 主にスタンダード譜面の難易度が大規模に調整された。特にLv12+の譜面は一斉にLv13に昇格した。
    • 同じレベルでもでらっくす譜面よりスタンダード譜面のほうが全体的に難しいといわれていたが、その差が大きく縮まった。
  • UNiVERSE PLUSでのパーフェクトチャレンジクリアの演出追加
    • パーフェクトチャレンジを完走すると専用の演出が表示されるようになった(FULL COMBOやALL PERFECTの演出に優先して表示される)。
    • クリアしたときの達成感が大きく向上したといえる。

賛否両論点

  • 段位認定の一部楽曲入れ替え
    • 旧筐体(PiNK PLUS)から実装されていた段位認定はバージョンが新しくなるたびに曲をすべて入れ替えていたが...なんと今回は一部の曲を入れ替えただけである。
    • さすがに一部の段位が全く変わっていないわけではないが、全て入れ替えて前のバージョンとは異なる求め方が欲しかったという意見も。
    • 弐寺など他AC音ゲーでは段位楽曲を続投する機種もあり、段位の難易度が変動しにくいといったメリットもあるので、一概に悪いこととは言えない。
  • すたんぷカードに楽曲報酬
    • 今回の大型アップデートですたんぷカードが増えたが、楽曲も含まれている。
    • 楽曲を解禁するにはスタンプを10個をためる必要があり、10日間ログインしなければいけないことになる。
    • 現地点では、旧筐体から収録された曲にでらっくす譜面が追加のみだが、今後新曲が含まれると...
  • UNiVERSE PLUSで2人プレイ時はスタンプを2個押せるよう改善された。楽曲は最短5日で解禁できることに。

問題点

  • オトモダチ対戦のシーズン不開催期間と遅れた不開催時の対応
    • 主な変更点に記載されているように、オトモダチ対戦のシーズンには不開催期間があり、
      不開催期間中はオトモダチ対戦自体ができなくなってしまう。
    • しかも稼働前情報にも一切記載されておらず、補足が入ったのが 稼働開始して約3週間後 である。
    • オトモダチ対戦を詰める(特にLEGENDクラスを目指す)人にとっては、かなりの痛手でもあり、補足が入るのが遅れてしまってるため、余計に不満が出てしまった。
    • CPの増量、減少の調整がされているのと、Splash PLUSのクラス進行に応じて、最初のクラスが変わるのが救いか。
  • クラスあげると貯まりにくくなるSP
    • クラスを上げると相手は強くなっていくが、勝てない相手が多いと、SPが貯まるペースが落ちやすい。
      このため、楽曲解禁目的やSP狙いの場合、「敢えて昇格戦に挑まず、自分の実力より低く楽に勝てるクラスに居続ける」ことが最適解になってしまう。
    • また、次のバージョンにならないとクラスは下がらないため、次のシーズンがSP貯まりにくい状態でスタートとなってしまう。
    • クラスに応じて、貯まるSPを調整してほしかったところ。
  • コラボちほーで入手できるつあメン大幅削減
    • つあメンが3名以下しか入手できないコラボちほーが2021年末までの3ヶ月だけで3つも登場した。
    • つあメンが4名揃わないとちほーの進行が遅くなるため、スカスカのちほーを低速で進む羽目になりテンポが悪い。
    • UNiVERSE稼働前から大きくPRされていたアイドルマスターコラボの2つのちほーのうち残念ながら1つが該当している。アイマスコラボの追加楽曲も2曲しかなくとんだ肩透かしである。

総評

電子マネー決済が使用可能、オトモダチ対戦をシーズン化し、新曲やスタンダード譜面などの報酬、すたんぷカードの種類を増やすことで便利、やりこみ要素が増えた代わりに、
シーズン開催期間外ではプレイ不可能になってしまったオトモダチ対戦及びオトモダチ対戦のポイント周りの仕様が不評となった。
楽曲解禁方法が増えたことで、システムを知り尽くしていないと欲しい楽曲を獲得するのが困難になった。

余談

  • 2021年11月14日以降、「封焔の135秒」をプレイすると『CHUNITHM NEW!!』でも同曲が解禁される。
  • 2021年12月16日~2022年1月12日にて、『KING of Performai The 3rd』のオンライン予選とスコアアタックが開催された。
    • 期間内に「宿星審判」と「脳天直撃」プレイすることで「U&iVERSE -銀河鸞翔-」が解禁できる。
  • 海外版
    • 2022年2月10日に日本版と同じバージョン名でバージョンアップした。
  • 2022年3月24日より新バージョン『maimai でらっくす UNiVERSE PLUS』が稼働。
  • 2022年9月15日より新バージョン『maimai でらっくす FESTiVAL』が稼働。
    • オトモダチ対戦のシーズン開催を残しつつ、シーズン期間外もオトモダチ対戦がプレイできるよう改善されている。
最終更新:2025年02月21日 03:15

*1 ただオンゲキやチュウニズムと比べて対応店舗数がやや少なめ。ゲキ/チュウ(金筐体)には対応しているのにマイは何故か未申請、という店舗がGiGO系列でもそこそこ存在する。