【えるでんりんぐ】
王となれ
『DARK SOULS』シリーズの流れを汲んだオープンワールド型アクションRPG。
ストーリーは小説家のジョージ・R・R・マーティン氏(*1)とコラボしたダークファンタジーで、物語のベースとなる神話は氏書き下ろしである。
なお、
マーティン氏自体はその神話を構成しただけで当ゲームの開発には携わってはいない
とのこと。
ゲームシステムは『DARK SOULS』シリーズとほぼ同等だが世界観上の繋がりはなく、同シリーズが未プレイでも物語の進行や理解に影響はない。
ステージがオープンフィールドとなり、世界と物語のスケール感や探索の深さと自由度が大幅に増加、ボリュームも過去最大級となっている。
戦略の幅の広さ
攻略順の自由度の高さ
ボスエネミー
+ | 一部抜粋 |
レガシーダンジョン
+ | 一例 |
小・中規模ダンジョン
装備品の総数
武器
ユニーク武器
防具
魔法
道具類
壮大な世界観
魅力的な登場人物たち
+ | ネタバレ注意 |
世界観に則った敵キャラクターたちの活動
多彩なステージ
BGM
+ | 一部抜粋。終盤ボスのネタバレ注意 |
オンライン要素の切り分け
ステルス行動の明確化
落下ダメージの軽減
外見変更の制限撤廃
アイテムドロップ等
ルーン集め
大幅に戦技偏重となったゲームバランス
敵ルーチンのさらなる強化
終盤における敵ステータスのインフレ
「強靭」のバランス
膨大なNPCイベント
マンネリ感の否めない世界観
一部説明の乏しいストーリー
活かされていない「指巫女」の設定
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フロムソフトウェア初のオープンワールドの触れ込みは伊達ではなく、圧倒的なフィールドの広さに加えて、
装備・魔法・アイテムの種類、アクションのシチュエーション、ボスの数などあらゆる面で大ボリュームに仕上がっている。
ただその一方で、折角の新システムが練り込み不足であったり、所々で説明不足・不親切なシステムが見受けられる点や、先述の通り装備やボスの数こそ多いものの使い回しやマイナーチェンジ版の存在もかなり多い。
結果として「ボリュームが増えたのはいいが細かなバランス調整や質が追いついていない」という状況となってしまっている。
故にやり込もうとするほど、そうした細かな不満点が目立つ事態に陥りやすい。
しかしながら「多彩なマルチプレイのシチュエーション」や「高難度な強敵や場面を乗り越える達成感」は今作も健在。
粗削りではあるものの、これまでのソウルシリーズにおけるマンネリ感を打破すべくそれらを落とし込んだ挑戦作といえるだろう。
*1 『ゲーム・オブ・スローンズ』の原作者であるファンタジー小説家。
*2 ジョブ選択のようなもの。これも『SOULS』シリーズの伝統を引き継いだ形。
*3 なお、システム上は全ステータスの99カンストも可能だが(実際に一部超上級者による達成例も実在する)、該当レベルは怒濤の713、累計ルーン換算で実に17億ルーン弱(ちなみに一度の所持ルーン上限は9億9999万9999である)にも達し、最高効率の稼ぎ方(8周目以降で鳥脚の黄金漬を食べてモーグウィン王朝)でも数十時間かかる不毛の苦行とのことである。
*4 ステータスをリセットしてレベル分のポイントを振り直す。
*5 敵攻撃を払い除けて体制を崩すアクション。
*6 『DARK SOULS』シリーズにおける楔石の原盤に相当。
*7 例えば関連作品の『Bloodborne』では序盤ボスである「ガスコイン神父」が発売から数年経った現在ですら5割を切っていることが有名であり、それもまたシリーズの高難易度を例える逸話となっている。
*8 厳密にはジャマダハルという名称が正しい。
*9 が、それはそうと本編の真相を知ってから見直すと「お前が言うな」感もちょっとある。
*10 ゲームシステムとしては魔術を販売してくれるアイテム屋的な扱い。一応設定的には技ごとに授業料?を払って修行を授かるという感じなのか、「今日は厳しく教えてやる」と楽しそうに発言する場面も見られる。
*11 流石に強力過ぎたため、現在はアップデートで弱体化されている。
*12 こちらはアップデートで修正済み。
*13 特定NPCのイベントを進めて手に入る対策アイテムがないと確定で3回出血させられる。
*14 落としても初回撃破時のみか祝福でリポップしない。
*15 たかが熊と侮るなかれ。走攻守のいずれにおいても生半可な人型エネミーを凌駕する強雑魚である。さらにプレイヤーの数倍の体高に至る超巨大タイプや、その上さらにボス扱いされる個体までおりいずれも強敵。
*16 有名な例としては「神肌の使徒」と「神肌の貴種」というボス達、そしてそいつらが同時に出てくる「神肌のふたり」がいる。特に「ふたり」版は倒すと一人一回リポップして最大通算4人と戦うという詐欺ボス・理不尽ボスの一種として悪名高い。ただ(良し悪しは別として)このようなボス自体はソウルシリーズ以来の伝統であるのと、プレイヤー側も協力プレイや遺灰で数の不利をすぐ補えること、そして本文中にもあるように睡眠を使う手もあることから、根本的な対処法に乏しいマレニアやエルデの獣ほどは問題視されていない。
*17 ゲーム内最重の大山羊装備一式でぴったり100。
*18 現行の腐れ湖にも祖霊の民は存在するが、グラフィック上は通常の個体で腐敗はしていない。