【がれりあのちかめいきゅうとまじょのりょだん】
ジャンル | RPG | ![]() ![]() |
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対応機種 |
プレイステーション4 プレイステーション・ヴィータ Nintendo Switch Windows (Steam) |
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発売・開発元 | 日本一ソフトウェア | ||
発売日 |
【PS4/PSV】2020年11月26日 【Switch】2021年11月11日 【Win】2023年2月15日 |
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定価 |
【PSV】通常版:6,820円/限定版:9,020円 【PS4】通常版:7,920円/限定版:10,120円 【Switch】通常版:6,578円/限定版:8,778円 【Win】6,578円 |
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プレイ人数 | 1人 | ||
レーティング | CERO:D(17才以上対象) | ||
判定 | なし | ||
ポイント |
『ルフ魔女』の流れを汲むダンジョンRPG ダークでありながら重厚な物語は健在 ファセットが増え自由度もアップ 一方で未完成を思わせる一面も |
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魔女シリーズ 百騎兵シリーズ:1 / Rivival / 2 魔女ノ旅団シリーズ:ルフラン / ガレリア |
ふふふ、おまちしておりました。
それでは、お気をつけていってらっしゃいませ。
日本一ソフトウェアからリリースされている『魔女と百騎兵』を起点とする『魔女シリーズ』の第4弾であり、前作『ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団』(以下『前作』)と同様の3DダンジョンRPG。
システムや世界観は『前作』と共通している点が多いものの、シナリオは本作で完結しており、旧作をプレイしていなかったとしても問題はない内容となっている。
『前作』同様ディレクター及びシナリオは泉達也氏が担当しており、同社の代表作でもある『ディスガイアシリーズ』と同様、音楽は佐藤天平氏、キャラクターデザインは原田たけひと氏が担当している。
当初は、2019年7月にリリース予定だったが、クオリティアップのため延期され、最終的には1年以上遅れ2020年11月26日にリリースされた。
キャッチコピーは「不可思議を探す──愛と勇気の冒険譚。」
──ここではないどこかの物語。
"謎に満ちた地下迷宮を攻略する"
あなたは、魔女"マダム・マルタ"が所有する
"降霊灯(こうれいとう)"に宿った魂として、
ガレリア宮に眠る"奇品(きひん)"を探すため
前人未到、人跡未踏の大迷宮攻略へ乗り出すことになります。それは、これから始まる
不思議な冒険の始まりでもありました──(公式サイトより引用)
探索助手の少女 ユリィカ(CV:河野ひより)
探索助手募集の張り紙をみてガレリア宮にやってきた少女。
魔女マダム・マルタの助手として迷宮探索を手伝う。(公式サイトより引用)
老魔女 マダム・マルタ(CV:八百屋杏)
年老いた魔女、通称オババ様。
地下迷宮に眠る『奇品(きひん)』を見つけるべく人形兵を使った探索を行う。(公式サイトより引用)
魔女の孫娘 ペリコ(CV:鷹村彩花)
魔女マダム・マルタの孫娘で一緒に旅をしている。
猫が好き。(公式サイトより引用)
奇妙なランタン 降霊灯(こうれいとう)
"彷徨える魂"こと、"プレイヤーの魂"が封じられている、プレイヤーの分身。
自分で動くことができず、行動は憑代であるユリィカと共に行う。(公式サイトより引用)
基本的なゲームシステムは『前作』と同様であるため、本項では新要素のみを記述する。
+ | ファセットの一覧 |
前作同様の奥深いストーリー
単なる通過点に留まらない迷宮
更に戦略的になった戦闘
ファセットが増え、より選択肢が広がった
前作で不評だった要素の改善
関係を構築するアイテムの追加
前作以上の下ネタ・暴力ネタの多さ
胸糞悪い展開も多い
相変わらず大味な戦闘バランス
ランダムダンジョンの存在
クリア後の装備のインフレが激しい
細かい伏線は回収されない
相変わらずUIは悪い
ファセットスキルの仕様
難易度が急激に変わる
一部の依頼メモの難易度が極悪
+ | ネタバレ注意 |
没イベントと思われるイベントがある
かなり鬼畜な隠しダンジョン
+ | アップデート前の仕様 |
あっさりとしたエンディング
その他の細かい問題点
前作同様のダークテイストな物語は人を選ぶというのは確かだが好評である。
ファセットが追加され、戦闘はより戦略的になっており、自身の戦略がはまったときの爽快感はひとしお。
一方で、諸事情により未完成のまま発売したと見受けられる要素も少なくないため、未完成部分を補完した完成版を求む声もちらほら出ているところ。
完成度の高かった前作同様3DダンジョンRPGそのものの出来は決して悪くないが、あと一歩惜しい点が目立ってしまったのが本作の評といえよう。
*1 正確にいうと、一時的に裏ファセットしか利用できない時期が発生するが、最終的には裏表どちらのファセットも利用可能となる
*2 例えば、最初にピアフォートレスとして作成したキャラを最終的にピアフォートレスにしてしまうと、ピアフォートレスのスキルが初期ファセットで75%軽減、その系統であるピアチャリオットのスキルが系統ファセットで66%軽減の2種類のクラススキルしか軽減効果を受けられないが、最初にアステルクロウとして作成したキャラを最終的にピアフォートレスにすれば、アステルクロウのスキルが初期ファセットで75%軽減、ピアフォートレスとピアチャリオットの系統ファセットが66%軽減となるため、3種類のクラススキルで軽減効果を受けられる
*3 階段に辿り着けなかったとしても、落とし穴から落ちれば次のフロアに行けるが、連続落下で全滅する可能性もある
*4 自身の死亡時に相手に深淵状態を付与する効果があるのだが、2行目に記載のあるとおり「発動すると自身の頭部がロスト」する。つまり、発動するとダンジョン内で蘇生不可、降霊灯を憑依させていた人形兵の場合は死亡=全滅となってしまう。