簡潔に彼の能力を表現すると「自在に形状を変化できるロボット」といったところか。ロボット風の姿がお気に入りだし。
まず主な能力としてはやはり肉体を分子レベルでコントロールする能力であろう。
確認されたものではハンマー、銃やキャノン、拘束用の触手(複数に分岐させる事も可能)、ドリル、巨大な爪、盾、万力など多岐に渡る。
武器以外にも体を必要に応じて 伸ばしたり、
体に羽や推進装置を即座に構成して飛行(浮遊するだけなら原理不明の浮遊が可能なので変形しなくてもいい)、
人間形態(服も装飾も自由自在)になったり、体に穴を開ける事でブラストを回避するような使い方も出来る。
腕を遠距離まで伸ばして擬似的な ロケットパンチをしたり拳を巨大化させてダメージを増やすなど非常に応用の効く能力であるようだ。
ゲームでもそうだが、なぜか何十mもの大きさに巨大化する事もあるが、原理は不明。
大柄な見かけによらずスピードも速く、瞬時に変形を完了する事で素早い対応を可能とする。
また当時ですら音速で行動する程度は出来たと思われるクイックシルバーにパンチを喋りながら当てたり、
飛んでくる 銃弾を簡単に指で掴み取ってから反撃とばかりに相手の首をもぎ、
一斉に銃を撃ってきたグールっぽい奴らに対し、
「飛んできた銃弾を全て口で受け止めてから猛スピードで吐き出してグール達を射殺」するような無茶をこなす事もあり、
他にもマーベルで現代最強の吸血鬼 ドラキュラがコントロールする野生動物の群れを、
「大量の空気を吸い込んで吐き出し、生じた凄まじい暴風で周囲の建物も巻き込んで吹き飛ばす」事で対処している。
変形しなくてもブラストを撃つぐらい出来るらしく、かつてイギリス王族の前に姿を表した時は指をパチンと鳴らす事で近衛の兵士達が爆発していた。
他にも変わった使い方をしている事からエネルギーの扱いも上手いようだ。
強力なテレパシーやテレキネシスも使っており、それ以外にも物質をコントロール出来ると思わしき描写もいくつかある。
そういえばこの人とテレパシーが使えるキャラクターが戦う時は、いつもテレパシー以外の手段で攻撃されているが、テレパシーに耐性でもあるのだろうか…。
テレキネシスのパワーは、「能力:強力なテレパシー、強力なテレキネシス、飛行、広範囲テレポート、超人的肉体、超長寿、ヒーリングファクター」
という 小学生の黒歴史のノートに出てきそうなトップクラスのミュータント、 エクソダスを抵抗させずに無理矢理拘束可能である。
この後エクソダスは何世紀も幽閉され続ける事となった。
力は設定上は通常時の ハルクを凌駕しているようだが、肉体の強度も圧倒的である。
再生能力すら持つ彼に有効打を与えるにはサマーズ兄弟のように、無茶苦茶な威力のブラストを照射し続けられないと難しい。
「エクスキューショナーズ・ソング」にて怪我で療養していたアポカリプスを「完全体ケーブル」のストライフが圧倒した事は有名だが、
2009年のストーリーでは未来世界の戦いで、万全のアポカリプスにストライフのテレキネシスは全く効いていなかった。
「殺してくれ」と頼むぐらい衰弱していたアポカリプスを殺さずに完全復活のきっかけを与えてしまったアークエンジェルは、
こんなとんでもない奴を復活させてしまった事で内心複雑な気分であったに違いない。
そもそもアークエンジェルが訪れる前にストライフとビショップがやってきてアポカリプスに止めを刺したはずだが、どんだけ生命力高いんだろう。
参考までに、ストライフと同等の能力を持つケーブルとX-MANはビル破壊、地割れの停止、
シルバーサーファーとの互角の取っ組み合いなどなど、はっきり言って無茶苦茶強い。
もちろんこれほど強力なテレキネシスを普通の人間にぶつけたらミンチより酷い事になるだろうが、アポカリプスにはそれすら無効。
ストライフはというと、アポカリプスの反撃一発(腕を勢いよく振り下ろしただけ)でダウンした…。
アポカリプスが乱入するまでは他を寄せ付けぬ圧倒的な強さを読者に見せつけ、 デッドプールを引き裂いたりしていたストライフが、
いきなりやってきたアポカリプスに瞬殺されたため、予想外の超展開により完全に読者は置いてきぼりである。
ちなみに体内がグチャグチャの状態(= 超痛い)でも、
ストームとコロッサスとアイスマンとクイックシルバーとアークエンジェルと ビーストをわざわざ殺害せずに全滅させる程度はやってのける。
なんなんだアンタ。
無茶苦茶強い元人間の科学者(ハイ・エボリューショナリー)を相手に、宇宙空間でお互いに ガンダムじみた機動戦を繰り広げたり、
ソーの義弟ロキ(超一流の魔術師)や、エターナルズでもトップクラスのイカリスといった、とんでもない連中とタイマンで張り合う姿は最早ギャグの領域。
お前本当に元人間なのかよ…。
汚染された原発跡地や宇宙空間でも苦しむ素振りが無く、 放射線も全然効かない可能性がある。
ていうか明らかに呼吸すらしてないだろ。
人類やエターナルズや スクラルを創造したコズミック・ビーイングの種族セレスティアルズが残した超技術も不完全ながら理解しており、
人体やミュータント関連の知識も豊富な為、科学者としてもかなり優秀。
ストームやマグニートー達のように周囲の環境を作り替える能力ではないものの、実用性に特化された彼の能力は非常に強力で、
純粋に強さだけに着目すればエクソダスやケーブルをも凌ぎ、もしかしたらミュータントでは最強の1人かも知れない。
(アメコミの) ゴリラみたいな顔の人外キャラ=知性・肉体・能力全てがハイレベルの最強キャラで、かつ冷静で紳士的・知性的という超大物ヴィランである。
『AOA』はパラレルではあるが、よくマグニートーはこんな化け物相手に勝てたものである…。
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