弓塚さつき

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弓塚さつき - (2012/10/08 (月) 16:52:41) の編集履歴(バックアップ)









「本当に吸血鬼になっちゃった……」

プロフィール

性別:女性
スリーサイズ:79・59・82
種族:吸血鬼(死徒)
クラス:新米薄幸吸血鬼
主武装:死徒としての身体能力

『月姫』及び『MELTY BLOOD』(Re.ACT以降)に登場するキャラクター。「ゆみづか-」。公式及びファンからの愛称は「さっちん」。
メルブラでのCVは『機動戦艦ナデシコ』のホシノ・ルリ、『NAMCOxCAPCOM』の小牟などでおなじみの南央美女史。

死徒と呼ばれる吸血鬼に噛まれて吸血鬼になってしまったものの、吸血鬼として暴走する事も無く、人間性を(ほとんど)失わずに健気に頑張る(元)女子高生。
勝利シーンなどで空腹を訴えるのは満足に血を吸っていないからである(人を殺したことも無い)。

かなり不幸な境遇だが、前向きな性格もあって不幸な境遇なりの幸せを掴み始め、
同じく日陰の存在だった白レンと相対した時にはネガティブな会話をしつつも白レンとは違った前向きな姿勢を示し、
自分の悲しい境遇にもめげず頑張るひたむきな姿を見せている。

ちなみに死徒としての適性は蒼崎青子などのその筋の人に賞賛されるほど高く、
その素質は、本来なら吸血鬼に血を吸われ食屍鬼(グール)となり、その後数年かけて他の遺体を喰らい続けることにより腐敗した血肉を補った生きる死体(リビングデッド)になり、
生きる死体がさらに数年かけて人間だった頃の知性を取り戻してはじめて「吸血鬼」と成るところを僅か数日で吸血鬼として復活する異常っぷり。
さらに言うと、成長すればネロ・カオスワラキアの夜など、死徒の中でも強力な位である「死徒二十七祖」の連中にも並ぶとのこと。
ごくごく平凡な学生だったのに、死んでから秘めた才能が開花するとか……。ここら辺もまた不幸である。
現在はシエル等に吸血鬼狩りされそうになったり見逃されたりしながら、路地裏を根城に町の平和を守っている。

+ 原作「月姫」での扱い(ネタバレあり)
月姫の物語の開始当初は、同級生である主人公の遠野志貴に対して、中学時代に掛けられたある言葉から好意を持ち、
長い間密かな想いを寄せているだけの普通の女子高生だった。
しかし、志貴に良く似た人物が夜の街を出歩いているという噂を聞いて自分も夜の街を出歩いてしまい、
初めて志貴と会話ができたその日に、連続通り魔事件の被害者となって死んでしまう。

生前は普通の人間だったものの、何の因果か死徒としては高い適正を持ち、死後一日足らずで死徒として蘇生する。
ルートによっては死後に吸血鬼(死徒)として蘇生したことで、激痛を伴って崩壊する身体が求めるままに
吸血行為を行って人間を吸血し殺していくようになってしまう。

その状態で志貴と対面して想いを告げ、志貴を自分と同じ死徒にしようとするが志貴に拒まれたり、
条件反射や退魔の衝動などで結局殺されて消滅してしまう。
殺されないルート(バッドエンドを除く)でも、途中で行方不明になりそもそも出番も思い返されることすらなく物語は終わってしまう。
素質は優れていたが、心はまだまだ人間らしさが残ってたので吸血鬼としては永遠に半人前だとか。
しかしバッドエンドでは、ほぼ完全に吸血鬼として反転してしまっており、クラスメイトの女友達を惨殺し、さらに担任を暗示で操って志貴を孤立させたところで魔眼で志貴を操って、
キスさせて身体の自由を奪ったところで吸血し支配下におくなど実に容赦がない。
その恐ろしさからバッドエンド後のオマケコーナーでは「さっちんの方が吸血鬼らしいなんてどういうコトだきのこー!」とネコアルク化したアルクェイドからツッコミが入った。

月姫読本によれば初期段階では存在すらしていなかった(内容をまとめる上で作られた)らしく、
デザインの注文は「サブヒロインですらないんだから地味に」なんてものだったらしい。しかも当初は男だった
殺人嗜好を持ち、志貴を殺人鬼への恐怖と自分自身への疑念に惑わせる変態耽美系キャラだったそうな。

…どう考えても白純里緒です。本当に(ry

+ 月姫の後日談やアニメ版、漫画版での扱い
とあるルートの後日談となるファンディスク「歌月十夜」でも、既に死んでいるため本筋では全く出番が無く、
おまけシナリオにちょっと出るくらい(また、後述するが同梱される筈だったさっちんルート追加パッチが無期延期になった)。
同じく後日談であるメルブラ無印は、なんと未出の「さつきルートノーマルエンド」の後を想定して作られているのだが、
明言はされていないものの既に死亡しているらしき描写が多々見受けられる。
メルブラの『Re.ACT』以降の「吸血鬼化した後、人を殺さずに生存していたら」という設定のさつきは、
月姫本編からすればあくまでIFであり、「月姫正伝」であるメルブラ無印のさつきとは真逆の存在なのである。
セリフで語られるだけの存在であるのだが、さつきのことと思われる「彼女」のことを軽々しく口にすることは誰であれ許せない、
という志貴の言葉は当時のファンに衝撃を与え、諦めかけながらも光明の見えたさつきシナリオ追加パッチに期待を寄せたものだった。
……そうしたファンの期待に反して、対戦モードでの扱いは後述の通りだが。

そんな中、アニメ版においては志貴の悪友である乾有彦と共に日常の象徴のような形で登場。
それに伴い志貴との会話も増えたものの、第1話にていきなり死亡フラグを立ててしまい、
一時は原作通り作中で行方不明報道まで流れたが、原作と異なり生還を果たす。
その後はアニメオリジナルの話で中心人物として活躍するといった見せ場も与えられた。
しかし、最終回にてある決断をするもアルクェイド真エンドがモチーフである以上彼女の決意の結末は……。
詳しくは書かないが、やっぱりアニメでもさっちんはさっちんだった。
吸血鬼化せずに最後まで生き残れたのはせめてもの救いか。

原作重視の漫画版においても、「さっちんが死なない」という展開は残され、死亡フラグを立ててもしっかりへし折った。
ちなみに単行本表紙は4巻までメインヒロインと来て、さあ登場か!?と思いきや
5巻はアルクと志貴、6巻は志貴…
そして表紙に登場しないのと合わせるかのように物凄い勢いで出番が激減していった。
正確に言うと、非日常の開始と共に全く登場しなくなった。
もっとも遠野家のヒロイン達も非日常になってから出番が減っているので、日常の住人が非日常で出番がないのはやむを得ないのであろうが。
アニメ版でさつきの出番がちゃんとあったのは、日常シーンが長く取られていたからだと痛感させられる。
まあ、4巻の中表紙は独占したし、可愛らしい描写もあるのでマシな方ではあるが…
が、8巻にしてついに登場!やったね!
…表紙は表紙でも裏表紙のしかも端の方、当然出番もなかった。
すべてが終わり日常が再開、つまりエピローグでようやく再登場した
無くなったことになったと思われていたある約束を覚えていたのは、彼女にとって特別な約束だったからか。

なお、アニメ版漫画版共に最初から志貴とその悪友である乾有彦とごく普通に会話をしているが、
原作では志貴とまっとうな会話をしたことがなく(志貴もさつきのことをよく知らない)、
有彦に至っては第二回公式人気投票で天敵だと表記されている。
もっとも翡翠の天敵が琥珀と志貴になっていることから、天敵だからといって仲が悪いというわけではないようだが。
さつきの天敵は他に、遠野の小姑とロア。…かつてはロアも天敵だったらしい。

一方、漫画版MELTY BLOODでは志貴が殺してしまったと明言されており、
よりによってタタリがさつきに変化した状態で志貴の前に現れている。
また、初対面のシオンにさつきの事を口に出された際は物凄い表情になってシオンを怯えさせていた。
一応、単行本3巻のおまけ漫画でMBACエンディング後の本人が登場しているのだが、あいかわらずの薄幸ぶりをネコに突っ込まれた挙句、今後の活躍を「ムリ」の一言で片づけられていた。
とはいえ、単行本最終巻ではシオンとリーズの路地裏同盟の面々と共にオマケ漫画に登場したり、本人でないとはいえ無印の漫画にも関わらず格闘シーンがあったのだからゲーム本編よりはマシな扱いだった…はず。

また、上記漫画版メルブラ連載終了後、同作者による路地裏同盟主役のドラマCDを原作とした『MELTY BLOOD X』が連載されたが、こちらはあくまでMBAAエンディング後に当たるドラマCD原作の漫画化であり、漫画版メルブラとはパラレルと本編中でも言われている。
あくまで漫画版メルブラ世界では死んでしまっているらしい・・・?
余談だが、さっちん自体のキャラ人気は高く、アンソロ等でひたすらさっちんを描き続けた漫画家が月姫・メルブラのアンソロ作品をまとめた本を商業で出したりしてるので、何気に彼女が主役と言っても差し支えない本が出版されていたりはする。

+ MELTY BLOODシリーズでの活躍
一応何らかの形で全シリーズに登場しているが、無印と『Re.ACT』以降のシリーズで設定が大きく異なるキャラクターである。
無印でのさっちんのことは上述の『原作「月姫」での扱い』を参照のこと。

『Re.ACT』以降のシリーズでは同じ吸血鬼化に苦しむシオンや、日陰者である白レンなどと友人になって「路地裏同盟」を結成し、「正義の吸血鬼」として街の治安維持や食料の確保に励んでいる。

ちなみにこの路地裏同盟、最新作では新たにシオンがタタリから救い出したリーズバイフェついでにさつきがフルボッコした親元吸血鬼が増えるなど、一大勢力を結成しつつある。

ちなみに格闘ゲーム最新作の『Actress Again』では、先生と並んでとある人物に関する記憶を失わず、再演されたタタリを終わらせるべく夜の街を奔走することになる。
その途中、彼女を吸血鬼にした元凶と対峙した際には無自覚ながらボロクソに馬鹿にした上、
路地裏同盟の一番下っ端に勧誘するという屈辱を味わわせている(ちなみに同じ事は白レンも言っている)。
というか、自分の親元吸血鬼という事にすら気付いていない様子。
挙句、この時の戦闘でその親元を倒してしまったため、最後まで無自覚のまま代替えにも成功してしまった。*1

「あれ、なんか体が軽くなった……もしかして……
あ、あはは!気のせい気のせい、あんな地味な人が私の親元のワケないから!」

いいのかそれで。

ギャグ展開なのは、シリアスにすると大変なことになっちゃうかららしいが。さっちんの場合は今だ未出のシナリオネタバレ的な意味で。
……まぁ、さっちんは固有結界さえ使えば魔術師・精霊相手にはほぼチートなのだが*2

ちなみに、TYPE-MOONエースVol.3のメルブラ登場人物相関図にさっちんと親元には何の矢印もない。*3

なお、最近は身内が増えて前向きになってきたためかかなり薄れてきたが、昔はかなりエロ悪い所が有ったりする。

なんだかんだで薄倖なさっちんだが、その不幸な境遇にめげず、吸血鬼としては半人前と自覚しながらも
その力を正義の味方として行使しているのは誰にも笑えない点だろう。ネロ教授には愉快とか言われましたが
大いなる力には大いなる責任が伴うのだ
また、TYPE-MOON作品の正義の味方であると比較すると、さっちんの守る対象は
あくまで三咲町(と志貴)というのも中々興味深い点かもしれない。
ちなみにAAでは三咲町を脅かす悪い人を追い続けた結果、実は世界の終焉なんて話だったと知った時には
「これってそんな大きな話だったの!?」と大いに驚いていた。それでいいのか正義の味方。

原作である月姫や歌月十夜では諸事情でヒロインとしての攻略ルートを削られて脇役または中ボスの扱いになり、
追加パッチとして彼女のシナリオが領布される予定も延期に次ぐ延期の末に中止になっており(シナリオ自体は存在し、各章の章題、イベント画のラフスケッチ等が公開されている)、MELTY BLOOD(無印)では登場したかと思いきや、有間都古に突き飛ばされてベガ並の放置を喰らい、
月箱やメルブラACなどではヒロインになれないことをネタにされるなど、もはや公式に「ルートが無い」が持ちネタの一つにされている。
そんな経緯が祟ってか薄幸キャラ的な位置づけ。いわゆるヒロイン(没)
更にFate/Zeroを書いた虚淵玄に至っては、「さっちん」という仇名だけ覚えていて本名を忘れていた――
というか、本名が存在することさえ失念していたという。てめえの血は何色だー!
公式からのいじめられっぷりは主人公(予定)に匹敵する。これもある意味愛なのか。

メルブラでの必殺技名も
「見果てぬユメを掴むさっちんアーム」
「届かないユメを追うさっちんアーム」
なんて名前で、ゲームジャンルが攻略も何もない格ゲーになってもやっぱり薄幸・不遇キャラ扱いであることが伺える。
ちなみに新作の『Actress Again』で追加された技も
「ダッシュで空回るさっちんアーム」
「掴んだものを落とすさっちんダンク」と
輪をかけて幸に見放されたような技名だったり。尚、これらの技を命名したのはネコアルク
彼女が何をした。いい子なんだぞ。
ちなみに出番が欲しいといっているのは自分の話が欲しいからではなく志貴と恋人になりたいため。
これは原作では最後に志貴を泣かせてしまっているため違う終り方があるのならせめてお別れには笑っていて欲しいと考えているため。

人気投票ではヒロインである翡翠を順位で上回る健闘を見せる等、
ルートが無い割にはメインヒロイン級にファンが多い。
月姫のリメイクはだいぶ前に魔法使いの夜とともに決定されているが、
果たしてルートの追加はあるのか?
というかちゃんと発売されるのか?
さつき「あ、でも、頑張っていればいつかヒロインにしてもらえるって誰かが言ってたよ……?」
ネコさん「にゃにゃにゃ、そりゃ聖杯でも叶わぬ望み」
しかしさっちんに萌える人たちは見果てぬ夢を追い求める。
あるさっちんファンに曰く『10年!?さっちんルートの為ならそれぐらい余裕で待てるさ、我々は5年待ったのだ!!』と言わしめるほどに地下でひっそりとファンは生き続けている。

春風亭工房作のFLASH、及び渡辺製作所の同人格闘?ゲーム「GLOVE ON FIGHT」にも出演、
この人共々中ボスとして登場する。
こちらは「月姫」原作を再現した「吸血鬼に成り果てたさつき」をモチーフとしている。


同じく同ゲームに出演しているシエルと異なり、メルブラと似通った技(というかこちらが先)がいくつか存在する。


等など。
残念ながらMUGENにはこちらを再現したキャラは今のところ存在しない。

+ ふたばネタ注意!
また、画像掲示板「ふたば☆ちゃんねる」にも、さっちんと呼ばれるキャラが存在する。
しかし、その見た目は髪型以外にさつきの面影が無いばかりか、人間としての原型すら失われた「異形」の姿をしている。
そもそも、その掲示板でさつきの画像を連続して大量に張り付ける荒らしが現れた際に、
その荒らしを懲らしめる意味で作成された、怖い絵に定評のあるポーランドの画家 ズジスワフ・ベクシンスキー の絵画の怪物や、
スコットランドのサイエンスライター ドゥーガル・ディクソン の書籍挿絵のグロテスクに進化した未来生物にさつきの髪を着けたコラ画像が初出なので、
面影が無いのは当然なのだが。ふたばで荒らし、ダメ。ゼッタイ。

+ どういうコラ元か?グロ・怖いもの見たさの人はどうぞ
滅びの画家・ベクシンスキー画集

ドゥーガル・ディクソン著の一つ「マン・アフター・マン」(主にさっちんのコラネタにされた)

発生からかなり経った後にも、眼鏡を失った志貴がこの異形のさっちんと遭遇し失いかけた心の平衡を取り戻すなどという二次創作ネタを作る人がいたりと、こちらも案外息は長い。

「・・・線がね、見えなかったんだ」

「あぁ?」

「いやごめん、こっちの話。」


MELTY BLOODでの性能

追加ディスクである『Re.Act』より参戦。追加キャラとしてはレンと二大巨頭を張り、パッケージイラストにも堂々登場している。

(元)女子高生であり、可憐な見目なのだが、一殴りで敵を画面端まで吹っ飛ばす豪腕を持ち、更に主要な必殺技の大半が投げ技という、かなりのパワータイプキャラ。
線が細くて軽量・中量級が多かったメルブラ世界に颯爽と参上した重量級接近戦パワーキャラの一角である。
というか、昨今の吸血鬼としては珍しく、噂を実体化させるだの自然現象を操るだの身体から666匹の動物をくり出すだの時間を止めるだの死んでも転生して蘇るだのといった派手な能力を持たないため*2、パワーキャラにならざるをえなかったのかもしれない。

ガード不能の投げ技は、
  • 非常に出が遅いが範囲が広い地上投げ
  • 出が早くダメージを与えつつ体力を回復する地上投げ
  • 超必対空投げ
  • 無敵で突進する超必移動投げ(とはいっても回避は簡単、実質コンボ、リバーサル技)
の四種類。
当初は対空投げの吸い込み範囲が強力で、彼女の代名詞的存在だった。

アーケード版では投げキャラというより、コンボ〆空中投げからの起き攻めが強力なキャラ。
上級者でも見てから対処するのは不可能に近く、火力の高さから相手を捉える事が出来れば一気に勝負を決めることができる。
その火力と崩し能力の高さから、MBAC Ver.Aでは5強として扱われていた(残り4人は志貴・暴走アルクェイド・赤朱秋葉・シオン)上、闘劇でもベスト16が全員5強という結果だった時もあった。
実際、ゲーセンでは、さつき体力残り1ドットからでも、ワンチャンスさえ掴めば起き攻めで10割奪って殺しきる試合も多かった。
弱点は地上での機動力の低さで、強力な対空牽制技を持っているキャラが相手だと厳しい(特にネロ・カオス)。

が、現在稼働中の『Actress Again』では頼みの起き攻めが厳しくなった上、売りだったはずの火力も低下。
おまけに「飛んだら死亡フラグ」と言われるほどに空中での攻撃判定が全て弱体化し、
空対空能力が絶望的になってしまった。
もとより他キャラと違って空中では攻撃が1回しか出せない(=空中コンボが不可)という
一種のハンデを背負っている上にこの仕打ち。
ちなみにこの制限はハーフムーンスタイルのみ除外されており他キャラ同様空中コンボが可能だが、
そもそもハーフを使う人は少な(ry
あたかも原作のような不遇ぶりに多くのさっちん使いが涙した…

と、初期の評価は散々なものであったが、更新がされるにつれ他キャラも調整が入り、さつきのコンボルートも広がっていった。
通称「成仏コン」と呼ばれるコンボは猶予Fが少なく、全キャラでも屈指の難易度を誇り(基本コンボ)安定は難しいが、
その分高い火力+高いゲージ回収力+確定画面端起き攻めという高性能。
立ち回りは依然厳しめなものの、現段階では上位クラスとの声も少なくない。

「逃げられないなら、やっつけてやる!」


MUGENでの弓塚さつき

複数体制作されているが、原作仕様のものは⑨氏製のみ。
もっぱら⑨氏製さっちんが活躍していたが、最近になってRC1.0ver専用になって以降win版の使用が禁止されたたため、
(日本でのRC1.0verの普及率も影響して)あまり見かけなくなってしまった。
最近になってIQS氏によってwin版仕様の原作に近いものが登場したことから、再び活躍の場が広がることに期待。

+ ⑨氏製作 MBAC仕様
原作を忠実に再現。
優秀なAIをデフォルトで搭載しており、シールド・ガード共に上手いが若干火力や決め手に欠けるので長期戦になりがち。

外部AIが複数存在し、江戸川インポ氏のAIはデフォルトAIとは対照的に積極的に攻めるAIとなっている。
フツノ氏製AIは原作お馴染みのアームループが使用可能になる。
また、ユリポエ=久瀬佐祐氏もSACHIELとの「さっちんタッグAI」を公開している。
用途に合わせてお好みでどうぞ。
現在はMBAA仕様に移行したため公開停止になっており、2011年12月1日以降の動画使用が禁止されている(12月1日より前に開かれた大会での継続使用は許可されている)。

+ ⑨氏製作 MBAA仕様
基本的には原作再現だが、オリジナル要素として、固有システム・基本行動・必殺技の3種類がそれぞれスタイルを選択できる。
2012年3月13日の更新でmugen1.0専用になった。
AC版と違いデフォルトのAIは存在しないが、アムギス氏、Tizona氏による外部AIが公開されている。どちらもmugen1.0版対応。
また、CYAMON氏によるAA仕様の音声改善パッチが無限ろだ(現在閉鎖)にて公開されていた。

+ IQS氏制作 アレンジ仕様
とある非公開で制作されたものをベースに改変制作したさっちん。
現状でwin版起動・原作に近い、という条件を持つ唯一のさっちんである。
「シオンを作ったから相方のさっちんを」ということで制作された。現在、1.606.ver。
特徴は『UNLIMITEDモード』というシステムで、
ゲージMAXかBLOODHEAT時に起動し、通常よりもさらに強力なEXエッジやアークドライブを発動できるようになる。
またアレンジ要素として打撃技も増えており、さらに白いネコ黒いネコバイトに雇っている
さらにジャンピング土下座 「傍迷惑なさっちんの人工災害」 など、
何気にネーミングのひどい技が追加されてイロモノ臭はさらに加速した
あと、小ポトレが ちょっと怖い
AIも標準搭載されており、.defファイルを切り替えることで常時起動させることができる。

ただし、フォルダ名が「satsuki」のため、⑨氏のwin版を登録している人は登録の際に注意!
どちらかのフォルダ名を変更することをお勧めする。

+ 社長氏製作 覚醒さつき
外見が髪の毛を下ろした姿になっており、性能も本家とは全く違う半オリジナルのアレンジキャラ。
シエル先輩を葬るイントロは必見。
クレセント、フル、ハーフに加えてエクリプスのスタイルが搭載されており、イントロ中にどちらか片方を選ぶことができる。
外見の元ネタは、さつきルートで吸血鬼化が進んださつきの姿として公開された情報から。
「月姫本編で吸血鬼化し志貴に殺されなかったら」というIFに基づいたキャラで、
「叶わぬユメを叩き壊すさっちんパンチ」「過ぎ去りし思い出を断ち切るさっちんダッシュ」などの強力な技が使えるほか、地上投げも吸血になっており、更にアークドライブに当たる超必殺技として「枯渇庭園」とその強化版「枯渇庭園・冥府」も使用可能。
また、優秀なAIがデフォで搭載されている。

+ RajaaBoy氏製作 Rajaaさつき
地面を叩いて飛び道具を発生させたり、ラストアークが3ゲージ当身になったりしているアレンジ仕様。mugen1.0専用。
RajaaBoy氏製作キャラの常で、1Pカラーが黒髪と褐色肌になっている。
AIはデフォルトで搭載している。

ルージュノワール氏製作の遠野志貴の嫁アタックでも一応登場するが、たまに攻撃の巻き添えを喰らう。哀れ。

また、アレンジキャラとして吸血飢、手描きのカットインでお馴染みのドロウィン氏によるアルカナハート仕様のさつきも存在する。
ほかにも、彼女のドット絵をベースに作られた朝倉涼子平沢唯などのキャラが存在する。

ストーリー動画の出演も2010年10月21日時点で39作品以上と多く、生まれながらの吸血鬼設定もしばしばある。
高校生ということもあり、学園要素のある動画では主人公または主人公の知り合いのクラスメイト役が多い。
目立たない不幸キャラが多いが、逆にみんなに愛されている動画も少なくはない。
また、表情差分も多く、動画の主人公より多かったりする。むしろ主人公動画さえある。
さっちん、愛されすぎである

「大丈夫、元気元気! 色々あるけど、弓塚さつきは前向きですっ!」


出場大会

+ ...
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み

【覚醒さつき】

出演ストーリー

+ ...
3年J組ドラゴン先生
aSaGi~魔王伝説~
La Jodaso Stiana
Mr.Kの挑戦状
Mr.Kの挑戦状Dynamite
MUGEN Fighters History
MUGEN'S EVERYDAY'S
MUGEN STORIES INFINITY(タタリ編ヒロイン)
Reverse Night
Transfer Avengers
アイマスハート
アリスとラオウ
いおりんやったれMUGEN譚
狼は安らかに眠れない!
岡崎教授は眠らない
火艶連聖アッシュナイン
影気ままなストーリー
カスプロ!
クロス・イン・ワンダーランド~夢幻武闘劇~
ザキレイネ
さつきとDIO(主人公)
志貴と無限市物語
ストーリー対抗祭・クロストーナメント【2008】(さつきとDIO枠)
ストーリー動画対抗戦・無限交差(Mr.Kの挑戦状枠)
大剣タッグ(?)でストーリー動画
血が嫌いな吸血鬼
チルノ絵日記
ディオ・ブランドーは落ち着けない
となりのむかいさん
ナイトメア・ハンターズ
なこるる茶屋
七夜が往く
百鬼運送業
暴君の嫁探し
魔法少女リリカルあきは
無限市吸血鬼事件
無限の果てに。
夢幻屋敷にようこそ(主人公)
路地裏同盟綺譚
ロック・魔理沙のキノコに釣られておいでませ夢幻想郷
Chain Of Hearts


*1
吸血鬼は自身の親元となった吸血鬼を倒す事で親元からの支配を断ち切ることができ、端的に言えばいろいろとパワーアップする。
さっちんの場合、相手が番外とは言え二十七祖扱いされるような大物なので、本格的に二十七祖レベルに至った事に……。

*2
一応、固有結界「枯渇庭園」という大技を持ってはいるのだが、メルブラではLAだったりであまり使われない。
また設定的にもこの能力は異界を展開した空間に存在する魔力を奪い消滅させるもので、
生存に自然の魔力が必要な精霊や自然の魔力を用いて魔術を使う魔術師には強力な地形効果を発揮するものの、
自然から独立した生き物である人間には劇的な効果は無いという、限定的な効果の技であり、
メルブラでLAとして成り立ってるのは格ゲー補正と言わざるをえない。
元々さっちんルートの最大の見せ場として用意された、「とあるキャラに対してのみ絶大な効果を発揮する」というTYPE-MOONお得意の必殺技なので、汎用性が低いのは仕方ないのだが。

メルブラで効きそう(倒せそう、ではなく)なのは精霊でもあるアルクェイド、魔術師であり、上述した「とあるキャラ」に関連の深いシエル、同じく魔法使い兼魔術師の蒼崎青子、特定条件下でのワラキアの夜ぐらいだろうか。
ネロ・カオスは自然の魔力に頼るタイプではないため効果が薄いと思われる。

追加キャラクターとして登場した「とあるキャラ」相手に使えば何もさせずに殺せるぐらいなのだが、それはそれでゲームとして成り立たないので、それもまた格ゲー補正というやつである。
まぁMUGENでなら他にも妖精など、設定的には有効(かもしれない)キャラはいるが。

*3
ここまで言うと、さっちんはガチでロアの事を忘れているように見えるが、
対人戦でロアに勝利するとしっかりロアの事を覚えていてかつ「こんな事になるなら血を吸わずに殺しておけばよかったのにね?」と嘲笑する。
AAにおける数少ないエロ悪いさっちんが見れる場面だったりもする。