+ | ネタバレ注意 |
桜は、その昔とある家から養子として間桐家に来た娘で、本来間桐家の人間ではない。
で、養子に出される前の名前は遠坂桜。原作ヒロインの一人である遠坂凛の実妹である。
養子に出された理由は、遠坂家としては後継者争いを回避するため。
また間桐家としては断絶しかけていた魔術師としての家系を存続させるためである。 上記に『日常の象徴』とあるが、それは主人公である士郎の視点であって、 つまりは彼女も魔術師の系譜かつ間桐家の魔術師である。 髪や瞳の色も元々は凛と同じであったが、間桐の魔術に無理やり馴染まされたために変わってしまっている。
ライダーの本来のマスターだが、セイバー・凛ルートでは、令呪(サーヴァントへの命令権みたいなもの)を
義理の兄である慎二へ貸し与えているため殆ど本編へは関わらずに終わる。
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+ | ファンや公式からの扱い |
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+ | 「大体な、何故ヒロイン枠で登場する間桐桜。君は『こちら側』だろう?」 |
本編の桜ルートでは上記の来歴が明かされ、
これまではただの一般の被害者であった桜がいきなり聖杯戦争の舞台へ上がることになる。
そして間桐の実験の一環として桜に第四次聖杯戦争で使われていた小聖杯の欠片を埋め込むことで
付け加えられた小聖杯としての機能が、桜の「どうしても士郎と離れたくない」という想いにより 大聖杯内の復讐者(アヴェンジャー)のサーヴァント「 アンリマユ 」が成長することで覚醒し、 アンリマユの力を受ける黒い聖杯として成長を遂げていくことになる。
通常の聖杯ならアンリマユが小聖杯から漏れ出すことはないが、
桜自身が実体のない虚無であり“影”であるアンリマユを実体化できる『虚数』属性の魔術師であり、 また間桐の『水』属性の吸収魔術を使用できることで、 桜の無意識を侵食したアンリマユにより、桜の自意識が薄い睡眠時などにその無意識を乗っ取り、 魂・魔力・生命力を吸収する『黒い影』として街に現れ出すようになってしまう。 性質の悪いことにサーヴァントでは『黒い影』に触れると汚染されるが、かと言って魔術師が消せる強さでもないため対抗しようがない。 桜ルートにおいて士郎や凛が苦戦し続ける最大の要因と言っていい。 ちなみに、この方だけは精神汚染に 自力で耐えていた 。 流石は大英雄である。激痛で大暴れはしたけど。
なお、金ぴかはそもそも黒化自体が不可能(本人曰く「この世全ての悪? 我を黒化させたきゃ
3倍持って来い
」)。
それどころか影の内側から食い破られそうになってしまい、取り込んだ後は大急ぎで分解・魔力変換している。 結果、消化不良を起こしてアンリマユが腹痛に悩まされる羽目になったとか。 しかし魂の比重もリスクに見合って圧倒的(一般人数十万人分)であったため、 本来7騎全てのサーヴァントを取り込まなければ満たされない筈の聖杯が、彼を含む3騎で満たされてしまった。
流石は英雄王である。「この前食べたサーヴァントさんなんですけど、
まあ、名前なんていいですよね
」とか言われてるけど。
アンリマユが英霊を取り込むごとに桜は小聖杯として成長するだけでなく、
アンリマユが生む60億の呪いによる負の感情の侵食と、英霊の魂を人の器に詰めることによる膨大な負荷を受ける。 英霊5人分の魂を持つギルガメッシュを吸収した後は負荷が飛躍的に増し、身も心も崩壊していった。 桜はその状態でも死ぬか自分の心が崩壊する前に、黒幕である義祖父を刺し違えてでも倒そうとするのだが、 逆に策に嵌められ、自分を襲おうとした義兄を殺すことになってしまう。 その結果、桜の心をなんとか繋ぎ止めていた『自分の意志で人を殺したわけではない』という支えを失ったことで 桜の心は壊れてしまい(自暴自棄になったともいう)、 アンリマユの呪いと同調し、自分は人を殺す化物だと受け入れて適合した末の姿が上記の状態。 姿だけでなく人格も変貌し、主人公やその他に襲いかかる。
魂を永久機関として無尽蔵に魔力を生む第三魔法として受肉しつつあるアンリマユと契約で繋がっていることで、
魔力量、存在感共に純粋なる英霊、『抑止の守護者』(CMが流れたりはしません)と同格の位に達している。 その貯蔵魔力量は 億どころか兆 に届くという破格の物(並の魔術師が40ほどで、馬鹿みたいに魔力貯蔵が多いシエルでさえ4000程度)で、 サーヴァントの宝具域に増大した“吸収の魔術”を、桜の元々の魔術回路の性能が許す限りは無尽蔵に操る。 ちなみに冒頭のセリフだが、何を見てお腹が鳴ったのかといえば…。
このため桜及び黒い影が原因のバッドエンドorデッドエンドは桜ルートにしか存在しないにも関わらず、
桜及び黒い影がトドメとなった数は本編で第一位という凄まじい戦果を誇る。 このように本編でも酷い有様だがunlimited codesでは更に悪役っぷりを発揮しており、 リズストーリーのオープニングでは「ヒロ……イン……?」と思いたくなること請け合い。
言峰「仮にFateが格闘ゲームなら最後の敵、RPGなら隠しダンジョンの隠しボス、シミュレーションなら第三部辺りでやっぱりボスにされるお前が一ヒロインだと?」
アーチャー「やめろ、それ以上はいかん……!ヒロインとしての体裁が保てなくなるぞ!」
なお「RPGの隠しボス」枠は別の人に取られた。キャラが薄い事に悩む彼女的には、はたして良かったのか悪かったのか。
逆にギャグに走った場合は普段は普通なのに怒ると
自分の意思で黒に変化して相手を脅す (主に慎二や士郎及び士郎に近づく女)、というのが定番である(特にタイガーころしあむが顕著)。
余談だが『彼女の黒さと姉の狡猾さを合わせてやっと某割烹着と同等』なんだとか。...アンバーパねぇ。
さらにどうでもいいことだが、実はこの状態の彼女は服を着ていない。 この黒いドレスのような服はアンリマユの呪いによるもの(要するにベヨネッタ)であり、実際呪いが解かれた瞬間に彼女は全裸姿を披露している。 後述の『unlimited codes』にて攻撃をするたびに素肌を晒すのはそのため。 |
+ | 『unlimited codes』での性能 |
黒桜は世紀末聖杯戦争とまで言われた『unlimited codes』にもタイムリリースキャラとして登場しており、
原作に合わせてか、相当に癖のある性能になっている。
やや長めのリーチの通常技の他、地を這う衝撃波状の飛び道具や設置技などを備え、
地上中段など、中距離での制圧力はなかなかに高め。 しかしその代償かゲーム中1、2を争うレベルで機動力が低く、ワープする移動技で相手を幻惑しつつリーチ圏内に持ち込むことが重要になる。
ただこのキャラの問題は機動力でなく
火力も耐久力も低い
ということであり、
「低耐久・鈍足・低火力」の三重苦 を抱える相当にきついキャラになっている。 一応、UCの仕様を利用した「補正切り」を利用すれば他のキャラ並みの高い火力は出せるのだが、 桜は要となる設置技がゲージを消費するので、火力を叩き出す機会に恵まれないことが多いのがキツい。 同じく低火力であるライダー・アサシンよりもその平均火力は一段低く、体力の最大値の低さと相まって、 桜使いにとって「苦労してフルコン入れたが、ワンチャンスで即座に 体力差取り戻されるどころかリード広がった 」 というのはよくある話らしい…。 同じ低火力仲間の先ほどの2名や、同じ鈍足系設置キャラのキャスターと違い、投げからコンボ始動することもできないので、 崩しから強引に攻め入ることも難しい。 一応投げで確定ダウンを奪えるため、そこから後述する起き攻めでターンを取り返してハメ殺すことも可能ではあるが、 起き攻めは所詮起き攻めなので確実にダメージを奪えるわけではないし、 そもそも投げられる距離まで近づかせてもらえないことが多い。
また、低機動力という欠点も無視できず、
飛び道具が優秀なキャラに 後退しながら飛び道具を連発されるだけで詰み一歩手前 ということが頻繁に起こるのも泣き所。 「ならワープ技で相手の飛び道具を避けつつ…」と思うかもしれないが、 ワープを最大限に駆使してもアーチャーやギルガメッシュの場合間断なく連射してくるため、全てを避けきることは不可能。 事故でも起こらなければタイムアップ削られ負けが関の山である。
一応強みとして起き攻めが強力という長所があり、
熟練のプレイヤーにさえ「やりこんだ桜の起き攻めは 人間には回避不可能 」とまで言わしめる鬼畜起き攻めは桜の代名詞となっている。 また通常技が優秀なのも評価されており、実際、大会などで結果を残している桜使いも希少ではあるが存在する。
ストーリーモードは
もちろんバッドエンド。
自身の行動の目的や大好きだった先輩が誰だったのかも忘れてしまうが、それすらも「どうでもいいこと」と一蹴するなど、完全に自我が崩壊してしまう。 救いも何もあったものではないが、本編でも下手をしたらこうなっていた可能性はあった。 なお、ラスボスも桜自身であり、その光景はさながらオセロである(カラー的意味で)。
あれ、でも……先輩って、誰だっけ……?
おかしいなあ……わたし、誰を待って……何を……したかったんだっけ……?
ま、どうでもいい事ですよ、きっと」
余談だが、
乳がよく揺れる。
そこよりもっと力を入れるところがあっただろうに…。
何、其処が最重要? ですよねー。 |
+ | Fate/EXTRAでの扱い |
ぶっちゃけ、保健室の子いらなくない? by妹怖い
FateのパラレルワールドであるFate/EXTRAでも 序盤では本編と同じく ムーンセルでの聖杯戦争の事が露見してからは,保健室に待機するNPCという本来の役割に戻ることに。 毒を受けた主人公の手当てをしたり、手作り弁当を支給したりとどことなく家庭的。 ……まぁ、それ以外の活躍が全くと言っていいほど無いんだけどね。 Fate本編にて、ヒロイン(?)として勤めたにも関わらず、扱いが物凄く軽い。 と言うか、下手をするとモブキャラより台詞パターンが少ない。というかボイスすらない。 某雑誌の付録DVD「ブロッサム先生」シリーズではそんな彼女が 「弁当を渡すだけの簡単なお仕事はもうこりごりです!」とぶっちゃけ、主人公達を拉致して自分がプレイヤーになろうとしたりした。
正確には今回の姉は姉に良く似た別人、義理の兄もよく似た別人。桜自身も桜という人格をベースにした聖杯戦争の運営プログラムと基本的に旧作とは事情も世界観も異なるのにこの扱い。
姉との差もそうだが、EXTRAに登場する意外と綺麗な言峰との差もなかなか悲しいものがある。
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+ | Fate/Zeroでは |
なお、アニメ版第一期では1話以降ほぼ全く出番がなく、再登場は第二期終盤になってからである。
PS vitaでリメイクされるFate/stay nightの特典である「とびたて!超時空トラぶる花札大作戦」ではチビ桜が雁夜&四次バーサーカーとチームで登場する。
シナリオを担当するのも奈須きのこと大判ぶるまいである。
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+ | 六雪氏製作 |
手描きで作成したもの。作成動画や登場大会が順次上がってきたので知っている人も多いと思われる。
何より特筆すべきはそのドットのクオリティ。
D4ならではのその美しさは、市販ゲーのものと並べてみても遜色ないほど。 勿論ブリスやレイの投げ、ジャギの「おい、そこに座れ」に謎ジャムなど色々対応されている。凄い製作者だ……。 さらにカットインまで手描きであり、必殺技によって個別のものが各種用意されている。 商業のそれと比べて遜色ないと言えるほど緻密な出来栄えであるので、ぜひ動かして確認してほしい。
設置技や飛び道具メインの戦法ではあるが、その一つ一つがリーチ及び効果範囲に長けている。
特に空中Cは初見の人間には超必か何かに見えること請け合いである。 効果音の一部はメルブラのものが使用されているが、彼女自身のゲーム性はむしろ地上戦をメインとするもので、 派手なエリアルができるわけでもなければ空中ダッシュの距離も短い。
画面下に表示される「聖杯ゲージ」だが、攻撃をヒットまたはガードさせることで蓄積され、
100%毎に攻撃力に5%の補正がかかる。ゲージは最大700%まで溜まるため、最大で1.35倍の攻撃力となる。 更に相手の食らい抜けやブロッキング、根性値に反応してヘイトが上がり桜が強化されていくジャプニカ暗殺帳も搭載。
もう一つの特色である「影の巨人」は、パワーゲージ5本と聖杯ゲージすべてを消費して
【呪層界・悪心祝祭 アート・アンリマユ】を発動させることで召喚される。 これは所謂人形系オプションで、攻撃に使うABCボタンとは別にZボタンを使ったコマンドで管理する。 召喚時に消費した聖杯ゲージ量に応じてダメージ量が変わるのが特徴。 動き自体はかなり鈍重だが、本体に劣らぬ画面制圧力を誇る。
また、暗殺帳は相手の特性によって自身の性能が変わるシステム。例えば体力が高かったり、回復をしている場合は火力が上昇し、聖杯ゲージとパワーゲージが増加。相手によってはものすごく早い勢いで溜まって封殺することも。
なおこれらの要素はコンフィグや開幕時にオンオフの選択が可能となっている。
性能的には凶~狂クラスとのことだが、
弱体化モードやボスモードなどを選択できる親切設計のため、ある程度の並キャラと戦わせても無問題。
Ver0.945bまではAIが搭載されていないが、Ver0.95よりデフォルトAIが搭載される。
お家氏による外部AI(Ver0.945b用)が存在したが、既に公開を終了しており入手不可。 ライダー未満氏もAIを公開していたが、現在公開停止中。
現在の所β版とのことだが、とてもそうは思えない完成度である。更に進化していく桜に期待しよう。
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+ | humi氏製作 |
同人ゲーム『BattleMoonWars銀』のドット絵を使用したもの。
常時アーマーを展開した、所謂凶悪キャラ。プレイヤー操作はできず、画面全体を覆わんばかりの攻撃を常にし続ける。 |
+ | 殺人七夜氏製作 |
他にも国内にもう一体、殺人七夜氏製作の黒桜が、オロチ改変キャラのガワ変えとして公開されている。
しかし、scaleが17%になっているのに判定の調整していないので、桜の足元にしか喰らい判定がない。 そして桜の絵はポートレイトを除くと2枚しかなく、一部の行動では17%に縮小された元キャラが出てくるなど、 御世辞にも完成度が高いとは言えない出来なので、動画ではまず見ないだろう。 一応、AIは元キャラが出てくる行動は取らないようになっており、 常時アーマーを展開しているので、通常は攻撃を喰らっても元キャラが出てくることはない。 更にニュートラル時に喰らい判定を完全に覆うバリアを展開しているので、殴ろうと近づくと返り討ちにあう。 そしてある程度の即死耐性を持っており、これらの性能から狂キャラである。 |