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イツキ(ポケモン)

登録日：2010/03/01 Mon 21:30:03
更新日：2025/08/13 Wed 02:07:23
所要時間：約 4 分で読めます



せかいを　たびしてまわり　エスパーポケモンの　しゅぎょうに　あけくれた
そして　ようやく　してんのうの　ひとりに　なったんだ
ぼくはもっとつよくなる！　ここでまけるわけにはいかない！



イツキとは『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター。
初登場は『ポケットモンスター 金・銀』。

CV：野島裕史（ポケモンマスターズ）


◆概要

『金・銀・クリスタル』『ハートゴールド・ソウルシルバー』におけるカントー地方・ポケモンリーグの四天王の1人。
エスパータイプのエキスパートであり、四天王最初の一人目を務める。

ワタル、キクコ、カンナのいずれかの後釜で四天王になった。
この三人の消息については、ワタルはチャンピオンに、キクコは引退かと思われたがBW2ではシキミの台詞で言及され生存はしていて*1、カンナは不明。
順番的にはカンナの後釜である可能性が高い。

仮面が印象的で素顔は不明。
ただ、この仮面のせいか、ポケモンマスターズでは仮にも四天王なのに、とあるイベントではとんでもない風評被害にあってしまった。本編でも、悪事に手を染めたり監督責任問われかねないリーグ関係者もいるにはいるが。

世界中を旅してまわって修行に明け暮れ、四天王まで登り詰めたらしい。

最初の相手でありながら、バトル前に『ここで負けるわけにはいかない』と言ったり、追い込まれても『残り1匹でも諦めない』と言うなど、根性のある一面を見せる。


エスパー(超能力)に“イツキ”とまるでどこかで聞いたことある気がするが多分気のせいだろう。

ちなみに「んもっふ」とか「マッガーレ」とかは言わない。

勿論こちらの方が生まれたのは先である。

こっちでもない。



◆ゲームでのイツキ

手持ちポケモン

【金・銀・クリスタル】
  • ネイティオ ♂ Lv.40　サイコキネシス／みらいよち／でんこうせっか／あやしいひかり
  • ルージュラ ♀ Lv.41　サイコキネシス／れいとうパンチ／おうふくビンタ／あくまのキッス
  • ナッシー　 ♂ Lv.41　サイコキネシス／タマゴばくだん／やどりぎのタネ／リフレクター
  • ヤドラン　 ♂ Lv.41　サイコキネシス／のしかかり／ドわすれ／のろい
  • ネイティオ ♂ Lv.42　サイコキネシス／みらいよち／でんこうせっか／あやしいひかり

【ハートゴールド・ソウルシルバー】
  • ネイティオ ♀ Lv.40　サイコキネシス／とんぼがえり／あやしいひかり／さきどり
  • ルージュラ ♀ Lv.41　サイコキネシス／れいとうパンチ／おうふくビンタ／あくまのキッス
  • ナッシー　 ♀ Lv.41　サイコキネシス／タマゴばくだん／さいみんじゅつ／リフレクター
  • ヤドラン　 ♀ Lv.41　サイコキネシス／みずのはどう／ドわすれ／のろい
  • ネイティオ ♀ Lv.42　サイコキネシス／つばめがえし／あやしいかぜ／あやしいひかり
    (オボンのみ)

2匹も入っているトゥートゥーことネイティオは、等倍の相手には「あやしいひかり」を撃ってくるから地味に腹が立つ。
ヤドランも「のろい」と「ドわすれ」で積んでくるので中々面倒。

序盤ではまともなあくタイプが手に入らない*2が、あくタイプの技を覚えるポケモンは多い。
特に最初にワニノコを選ぶと「かみつく」を覚えるので楽だろう(『HG・SS』では「かみくだく」も覚えるのでなおさら)。
また無理にエスパータイプの弱点を揃えなくても相手は全員複合タイプで弱点も多いので複合タイプの弱点を突けば一瞬でカタはつく。
ほのお技とでんき技の2つがあれば全員の弱点を突けるので、コガネひゃっかてんで売っている「ほのおのパンチ」と「かみなりパンチ」のわざマシンを買って覚えさせれば楽に攻略できる。勿論「れいとうパンチ」でも3体の弱点を突ける。


リメイク版の『ハートゴールド・ソウルシルバー』では手持ちの性別が全て(♀)になった。
何故に…

ヤドランが「みずのはどう」を覚えて、2匹のネイティオの技構成が少し変化したものの、戦法や対策自体はリメイク前とあまり変わらない。
ただし、リメイク前と異なり3色パンチのわざマシンが無くなり、代わりに「だいもんじ」「かみなり」「ふぶき」の命中不安技に頼る必要になったので注意。


+ ポケモンスタジアム 金銀
【ポケモンスタジアム 金銀（表）】
  • ネイティオ ♂（おうじゃのしるし）
  • ユンゲラー ♀（はっかのみ）
  • キリンリキ ♀（まひなおしのみ）
  • ピクシー　 ♀（にがいきのみ）
  • ナッシー　 ♂（やけたのみ）
  • ルージュラ ♀（こおったきのみ）

【ポケモンスタジアム 金銀（裏）】

他のジムリーダーや四天王と同じく、ジムリーダーの城に登場。
特に変わった戦術は使わない為、それほど強敵ではない。
裏スタジアムでも何故かハピナスに進化しておらずラッキーを使う他、エーフィではなく唯一王ことブースターを使用した。エレブー、マンタイン、ブースター、ラッキーと4匹がエスパーポケモン以外のタイプである。
手持ちからなつかれていないのだろうか…
エンディングでは同じエスパー使いのナツメとバトルしていた。


【ハートゴールド・ソウルシルバー（強化後）】
  • ドータクン　 Lv.58　サイコキネシス／しっぺがえし／リフレクター／じゅうりょく
  • ブーピッグ ♀ Lv.59　サイコキネシス／パワージェム／シグナルビーム／あやしいひかり
  • ルージュラ ♀ Lv.60　ゆめくい／ふぶき／あくまのキッス／うそなき
  • ヤドラン　 ♀ Lv.60　サイコキネシス／のしかかり／ドわすれ／のろい
  • サーナイト ♀ Lv.61　サイコキネシス／チャージビーム／きあいだま／めいそう
  • ネイティオ ♀ Lv.62　サイコキネシス／シャドーボール／でんこうせっか／あやしいひかり
    (オボンのみ)

先発のネイティオとナッシーがリストラされ、ドータクン・ブーピッグ・サーナイトが追加された。

先発のドータクンが「リフレクター」と「じゅうりょく」を使って場を整えてくる。なお、特性は『たいねつ』なのでじめん技が有効。

危険なのはルージュラで、「あくまのキッス」で眠らせたあとに「うそなき」で特防を2段階下げ、「ふぶき」or「ゆめくい」で追い討ちをかけてくるため、かなり厄介。
特にドータクンに「じゅうりょく」を使われた後に出てくると「あくまのキッス」と「ふぶき」をほぼ確実に当てられるので尚更。
素早さ種族値95なので、やや遅めのアタッカーは確実に泣きを見るので注意。

ちなみにエースのネイティオはひこう技を相変わらず覚えておらず、「あやしいひかり」が厄介な程度で他と比べるとあまり強くない。



◆『ポケットモンスターSPECIAL』におけるイツキ

第3章にて初登場。
8歳の頃“仮面の男(マスク・オブ・アイス)”に自ら進んで師事し、マスクド・チルドレンの一員として悪事を働いていた。
人のことを嘲笑ったりする等小物臭がプンプン。原作とは違いピエロのような服を着ている。

また、彼とカリンはブルーやシルバーのようにホウオウにさらわれたのではなく、自分から弟子入りした。
その理由は周りのトレーナーの手ごたえがなさ過ぎて刺激を求めていたからだという。

仮面の男の目的達成のため、ウバメの森にある祠を同じ“マスクド・チルドレン”であるカリンと共に守っていた。
そこでの戦いにおいて、ネイティオのエスパーの力でブルーに忌まわしい記憶を見せて精神的に追い詰めたり、先回りしていたシルバーを返り討ちにしたりした。
が、ファイヤー・フリーザー・サンダーを連れてきた図鑑所有者たちが来てから形勢逆転。

ネイティオもシルバーの手持ち全員の袋叩きと、オーダイルの最高威力恩返しを受けて敗れる。

その後かつての悪役キョウ、シバと行動している。

第9章では協会に声をかけられたようで、正式な四天王として就任している。
性格も割と丸くなり、何となくスマートになった。

◆Pokémon Trading Card Game Pocketでのイツキ

ジョウト地方ポケモンが多数実装された第10弾「空と海の導き」にて登場。ジョウトの四天王としては一番手……いや、キョウが先だったか。
トレーナーズのサポートとして実装された。もちろん他のサポートと同じくレア版あり。

カードの効果は「この番、次の自分のコイントスが、1回だけ必ず表になる」。
紙版のイツキも次のコイントスで表裏選べるという効果であったため、それを簡単にしたモノになる。ポケポケにおいては基本的に表が有利なのでほぼ同じ。

一生コイントスで表を引き続ける運がある人や裏が出たらすぐ切断放置する人なら不要かもしれないが、50/50を1回だけ確定させることができるというのは戦略上重要なアドバンテージである。
なぜかというと「失敗した時どうするか」を考えなくてよくなるからである。
保険をかけたり安牌をとったりして下がってみた結果、相手に巻き返されてしまった、と悔しい思いをしたことは誰しもあるだろう。イツキであれを防ぐのだ。

組み合わせたいのは、コイントスで表を出せれば大ダメージを期待できる技をもつポケモン。アローラナッシーやデカヌチャンexと組み合わせるとここぞという時に外す心配がなくなる。
プテラやスピンロトムの吹き飛ばし攻撃を確実に食らわせることができるのも強い。

一方、たまねぎexのたまなげのように「ウラが出るまで～」系には最初の1回しか効果がないので注意。
このタイプの技はダメージ系だと効果がイマイチ期待できないが、アクジキングexの「グラインドコア」のようにウラが出るまでエネルギーを削り続けるという効果は1回表がでるだけでも効果が大きい。

……と、まぁ活用法は無限大な奇跡を生むサポートである。
が、イツキの真価は相棒であるネイティオと組んだときに発揮される……！





◆余談

実は、カリンと共にアニメ未登場である。

同じエスパータイプを司っているゴヨウとどことな～く似ているが関係は不明。
イツキの漢字表記を「五木（あるいは五樹）」とすると「五葉」と対になる、と言われているが……？

似たような関係にカントー四天王のキクコとシンオウ四天王キクノがいる。

実は性別不詳。
『HG・SS』では更にスラッとした中性的なボディラインになっている。
手持ち全てを♀にしている男性キャラクターはイツキとツクシだけである。
…そういえば、コイツも髪型は似てるな……
しかし、最近はギーマやカミツレ等性別と逆のポケモンを使うトレーナーも増えてきた為、無関係になりつつあるかも知れない。




名前の由来は樹木全般を表す「樹(イツキ)」、またはオシダ科カナワラビ属の「イツキカナワラビ」。
ワラビの花言葉は「不思議」「妖術」。




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最終更新：2025年08月13日 02:07

*1 なお、アニメではトキワジムリーダー代理を務めている

*2 というか殿堂入り前に入手可能なあくタイプはブラッキーのみ。