ジェイム・ウルフ - バトルテック日本語ルール@ ウィキ

ジェイム・ウルフ

生涯	2980-3067
地位	大佐
所属	ウルフ竜機兵団

人物列伝

ウルフ・クランのメックウォーリア、ジョン・ヴィッカーズと商人カーストのブリギットの息子であるジェイムは、惑星エデンのウルフ・クランの飛び地で生まれた。テストでは反射神経と協調性に優れ、平均以上の知性を兼ね備えていたため、若いフリーボーンの彼は戦士カーストの訓練を受ける栄誉を与えられた。"職位の審判"でジェイムは旧式のアーチャーを操縦して勝利を収め、クラン・ウルフのメックウォーリアとしての正式な地位を得た。
3000年に駐屯クラスターへと配属されたジェイムは、惑星キルスの"所有の審判"でノヴァキャットのトリナリー(3個小隊)と戦って頭角を現し、最前線の指揮官としてのテストを受ける機会を得た。相手に完勝したジェイムは第328強襲クラスターのスターコマンダーに就任し、パクストンでダイヤモンドシャーク、エデンでジェイドファルコンに対する勝利に貢献した後、スターキャプテンへの昇格試験も難なくクリアした。
クランがインナースフィアに偵察部隊を派遣することを決定したとき、カーン・ワードはスターキャプテン・ジェイムとその弟のジョシュアに指揮権を与えた。
2人は快諾し、3005年、ウルフ竜機兵団はその有名なデビュー戦を飾った。その後20年間、ジェイムは連隊とともにインナースフィアを巡り、3015年にジョシュアがアントン・マーリックに殺され、ウルフが最初の妻と2人の娘を失った大虐殺の際、竜機兵団の全軍司令官に就任した。ウルフと彼の竜機兵団は、遠征中に当時最高の傭兵としての名声を確立した。
家族の多くを失ったウルフは、仕事に没頭するようになった。
しかし3023年に竜機兵団がクリタ家に雇用されるようになるとウルフは変わり、ジェイムはDCMS連絡将校であるミノブ・テツハラと親交を深めたのだった。竜機兵団とドラコ連合との契約が乖離し、やがて戦争に発展したとき、ウルフは兄弟同然に思っていた相手と戦うことを余儀なくされた。ウルフはミザリーでの壮絶な戦いで竜機兵団を率いて友人に勝利したが、竜機兵団とテツハラが受けた非道な仕打ちを理由に、連合に対して血で血を洗う抗争を誓った。その結果、第四次継承権戦争における竜機兵団とドラコ連合軍の多くの連隊との戦いは、巨大なものとなった。部隊によっては75％近い損害を被ったが、それでも竜機兵団は直面したドラコ連合軍にはるかに多くの犠牲者を出させたのである。この傭兵たちはしばしば、単独で恒星連邦の国境を守り抜いたと評価されている。
クランがまもなくインナースフィアに帰還する可能性が高まったとき、ウルフは竜機兵団の忠誠を彼の生まれた文化圏からインナースフィアに移し、新天地を守る準備をするよう命じられた。侵攻が始まると彼は攻撃者たちに対する五大家の準備を整え、ハンス・ダヴィオンの遺命に従って、ノヴァキャットとスモークジャガーの連合軍によるルシエン侵攻を食い止めるのに貢献した。
息子のマッケンジーが辺境での任務中に亡くなった後、ウルフはより一層引きこもりがちになった。その結果リーダーシップの空白が竜機兵団内の内戦を引き起こし、ウルフは孫をも失ってしまった。この抗争の終結後、ウルフは部隊の日常的な指揮を部下に委ねるようになったが、完全に手を離すことはなかった。彼は3067年10月18日までこのような形で竜機兵団のリーダーを務めたが、その日、「ワード・オブ・ブレイク」の秘密裏の支援を受けて活動していた傭兵たちが部隊に対して壊滅的な奇襲攻撃を開始した。最終的には撃退されたものの、この突然の乱戦によってジェイムは戦死し、竜騎兵団はほぼ壊滅状態に陥った。多くの人がこの日をジハードの始まりと考えるようになった。

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