バトルテック日本語ルール@ ウィキ
市街戦
最終更新:
battletech
-
view
いくつかの出版済マップセットでは、マップシートに直接建物が印刷されている。プレイヤーは建物を示すためにカウンターを使用することもできる。どのようなタイプのものであっても構わないが、建物のタイプとレベルを明確に示し、カウンターがマップシート上のヘクスに適切に収まるようにしなければならない。もしカウンターが1つの連続した建物を表す場合、そのことをすべてのプレイヤーに明確に示さなければならない。より稀で複雑な建造物(鉄道駅から伝説的な星間連盟の巨大要塞ブライアン城まで)のルールはタクティカル・オペレーションに記載されている。
建物
建物のタイプ
バトルテックでは、建物を軽量型、中量型、重量型、強化型の4つのタイプに分類している。また、各建物は2つの値を持つ;レベル(高度)とCF(建築物係数)である。建物のタイプは永続的な属性で、建築物係数とレベルは建物に与えられるダメージによって変動する。
デフォルト値:シナリオで建物のタイプが指定されていない場合、中量型、レベル2として扱う。
デフォルト値:シナリオで建物のタイプが指定されていない場合、中量型、レベル2として扱う。
建築物係数
建築物係数(CF)は建物の物理的な構造がプレイにどのような影響を与えるかを決定する。この数値はヘクス全体に適用されるものであり、建物ヘクスの各レベルがそれぞれ固有CFを持つわけではない。
CFは建物ヘクスが瓦礫と化すまでに受けることのできるダメージポイントの数である。このダメージは、それがいつ発生したかに関わらず、ゲームを通して追跡される。CFはまた、建物ヘクスの各レベルが崩壊せずに支えることのできる追加重量のトン数でもある。各建物タイプにおいて可能なCFの値の範囲は、67ページの「建物修正表」に記載されている。
現在のCF:建物のCFは常にアクションが起こった瞬間に定義される。例えば同じ移動フェイズ中、2台のメックが同じ建物ヘクスに異なるタイミングで進入した場合、最初のメックが建物ヘクスにダメージを与えているので、それぞれのメックに関わるCFは異なる。
デフォルト値:シナリオが建物のCFを指定していない場合、軽量型建物ヘクスのCFは15、中量型建物ヘクスのCFは40、重量型建物ヘクスCFは90、強化型建物ヘクスのCFは120とする。
複数ヘクスの建物:複数のヘクスをカバーする建物の場合、各ヘクスはそれぞれのCF値を持つ。複数ヘクスの建物内の1つのヘクスが破壊されたとしても、全ヘクスの半分以上が破壊されない限り、同じ構造内の他のヘクスに影響は及ばない。詳細については崩落(P.73)を参照。
CFは建物ヘクスが瓦礫と化すまでに受けることのできるダメージポイントの数である。このダメージは、それがいつ発生したかに関わらず、ゲームを通して追跡される。CFはまた、建物ヘクスの各レベルが崩壊せずに支えることのできる追加重量のトン数でもある。各建物タイプにおいて可能なCFの値の範囲は、67ページの「建物修正表」に記載されている。
現在のCF:建物のCFは常にアクションが起こった瞬間に定義される。例えば同じ移動フェイズ中、2台のメックが同じ建物ヘクスに異なるタイミングで進入した場合、最初のメックが建物ヘクスにダメージを与えているので、それぞれのメックに関わるCFは異なる。
デフォルト値:シナリオが建物のCFを指定していない場合、軽量型建物ヘクスのCFは15、中量型建物ヘクスのCFは40、重量型建物ヘクスCFは90、強化型建物ヘクスのCFは120とする。
複数ヘクスの建物:複数のヘクスをカバーする建物の場合、各ヘクスはそれぞれのCF値を持つ。複数ヘクスの建物内の1つのヘクスが破壊されたとしても、全ヘクスの半分以上が破壊されない限り、同じ構造内の他のヘクスに影響は及ばない。詳細については崩落(P.73)を参照。
建物レベル
建物レベルは視線と移動の判定のために他の地形レベルと全く同じように扱われ、建物の各レベルの高さはおよそ6メートルである。これらのレベルは特定の階数を表すものではなく、建物の内部を抽象化したものである。
建物レベルは他のすべての地形レベルと同じように移動に影響する。つまりメックは建物ヘクスの屋根の上まで移動することができ、屋根の上からそれぞれの建物が丘であるかのようにレベル変更して移動することができる(ただし1つのヘクスにおいて最大許容レベルを超えてレベルを変化させず、かつ各ヘクスのCFがメックを支持できる場合に限る)。
建物レベルは他のすべての地形レベルと同じように移動に影響する。つまりメックは建物ヘクスの屋根の上まで移動することができ、屋根の上からそれぞれの建物が丘であるかのようにレベル変更して移動することができる(ただし1つのヘクスにおいて最大許容レベルを超えてレベルを変化させず、かつ各ヘクスのCFがメックを支持できる場合に限る)。
地下階層
地下階層があるかどうかについては建物の説明、またはシナリオに記載されている。そうでない場合、プレイヤーはその建物に地下階層があるかどうか、及びメックが地下階層に落ちた場合の効果を、シナリオにおいて初めてメックがレベル0の建物ヘクスに進入する際に2D6をふり、以下の地下階層表を参照することによって決定する。地下階層のダイスロールはシナリオごとに各建物ヘクスに対して1回だけおこなわれる。
現在の移動フェイズ開始時にそのメックがレベル0にいて、そのトン数がその建物ヘクスのCFよりも大きい場合、そのメックは自動的に床を抜けて地下室に落下する。転倒後方向表(p.57参照)を使用し、その結果生じる転倒方向と、落下ダメージを適用する部位を決定する。崩壊した地下室はその建物ヘクスの1階の下に、地下階層の数(1または2)に等しい深さの地下レベルを生成する。
崩壊した地下階層は建物ヘクスを自動的に崩落させることはないが、建物ヘクスは落下するメックの重量を10で割った(端数は切り上げる)ダメージを受ける。地下2階の場合はダメージが2倍になる。
現在の移動フェイズ開始時にそのメックがレベル0にいて、そのトン数がその建物ヘクスのCFよりも大きい場合、そのメックは自動的に床を抜けて地下室に落下する。転倒後方向表(p.57参照)を使用し、その結果生じる転倒方向と、落下ダメージを適用する部位を決定する。崩壊した地下室はその建物ヘクスの1階の下に、地下階層の数(1または2)に等しい深さの地下レベルを生成する。
崩壊した地下階層は建物ヘクスを自動的に崩落させることはないが、建物ヘクスは落下するメックの重量を10で割った(端数は切り上げる)ダメージを受ける。地下2階の場合はダメージが2倍になる。
移動への影響
メックは建物に進入したり、建物の上へ乗ったり、建物の中を通り抜けたりすることができる。このセクションのルールは屋根の高さ以下の建物ヘクスに進入することをカバーする;すなわち建物の屋根の上のヘクスに乗るのではなく、実際にそのヘクスにおける建物の内部に進入する移動である。以下の建物修正表は、建物のタイプごとの移動コストと修正をまとめたものである。
建物内への移動
メックは建物ヘクスに進入することができる。デフォルトでは、これは建物の地上レベル(すなわち建物が存在する基底ヘクスのレベル)でおこなわれる。建物が隣接しているヘクスのレベルが高く、そこから進入する場合のみ、地上レベルより高いレベルで建物ヘクスに進入することができる(例えばレベル3の丘からレベル1の丘にある隣接した建物ヘクスに進入する場合、そのメックは建物のレベル2に進入することになる)。
メックが自発的に建物ヘクスに進入する場合(屋根の上への移動を除く)、プレイヤーは操縦スキルロールをおこなわなければならない。建物のタイプ(建物修正表)と、PSR実行の時点で移動したヘクス数 (建物移動修正表)の両方に基づいてダイスを修正する。このダイスが失敗した場合、そのメックはその建物ヘクスの現在のCFを10で割った値(切り上げ)のダメージを受ける。このダメージはそのヘクスに移動した方向から直撃する(例えば、ビルに向かって左に移動した四足メックはその左側にダメージを受ける)。ダイスに失敗してもそのメックが転倒することはない。
加えて、そのヘクスは操縦スキルロールの結果に関わらず、そのメックのトン数を10で割った値(切り上げ)のダメージを受ける。
地下階層の項に書かれている場合を除き、一度建物の中に入ったメックはレベルを変更することができない。
崩落:建物ヘクスのいずれかのレベルにおいて、そのヘクスの現在のCF(レベル0の地上階を除く。地下階層の項を参照)を超えるトン数のメックが存在する場合、その建物ヘクス全体が即座に崩落する。
転倒:メックが建物ヘクス内にいるときに転倒した場合、そのメックと建物の両方に対して、そのメックが自発的に建物ヘクスに進入しPSRに失敗したかのようにダメージが解決される。
不随意進入:不随意に建物ヘクスに進入した(押し出しの後、または横滑りした後)メックはその移動を解決するために押し出しルールまたは静止物との衝突ルールを使用する。
メックが建物ヘクスの中へ押し出しされた場合、メックが自らそのヘクスに移動し、PSRに失敗したのと同じように両方にダメージが与えられる。スタッキングルール上、建物ヘクスの各レベルは別々に考慮されることを忘れないこと。
ジャンプ:ジャンプMPを使用して建物の中に入ることはできないが建物の屋根にジャンプすることはできる。またジャンプMPを使用して建物ヘクスから退出することができる。ただし、その移動フェイズに屋根以外の他の建物ヘクスに進入しないことを条件とする。
スタッキング:スタック制限は、建物ヘクス全体ではなく、建物ヘクスの各レベルに個別に適用される。例えば5階建ての建物ヘクスは、すべてが同じヘクス内にあるにも関わらず、各レベルに各1機のメックを配置することができる(通常禁止されているにもかかわらず)。
メックが自発的に建物ヘクスに進入する場合(屋根の上への移動を除く)、プレイヤーは操縦スキルロールをおこなわなければならない。建物のタイプ(建物修正表)と、PSR実行の時点で移動したヘクス数 (建物移動修正表)の両方に基づいてダイスを修正する。このダイスが失敗した場合、そのメックはその建物ヘクスの現在のCFを10で割った値(切り上げ)のダメージを受ける。このダメージはそのヘクスに移動した方向から直撃する(例えば、ビルに向かって左に移動した四足メックはその左側にダメージを受ける)。ダイスに失敗してもそのメックが転倒することはない。
加えて、そのヘクスは操縦スキルロールの結果に関わらず、そのメックのトン数を10で割った値(切り上げ)のダメージを受ける。
地下階層の項に書かれている場合を除き、一度建物の中に入ったメックはレベルを変更することができない。
崩落:建物ヘクスのいずれかのレベルにおいて、そのヘクスの現在のCF(レベル0の地上階を除く。地下階層の項を参照)を超えるトン数のメックが存在する場合、その建物ヘクス全体が即座に崩落する。
転倒:メックが建物ヘクス内にいるときに転倒した場合、そのメックと建物の両方に対して、そのメックが自発的に建物ヘクスに進入しPSRに失敗したかのようにダメージが解決される。
不随意進入:不随意に建物ヘクスに進入した(押し出しの後、または横滑りした後)メックはその移動を解決するために押し出しルールまたは静止物との衝突ルールを使用する。
メックが建物ヘクスの中へ押し出しされた場合、メックが自らそのヘクスに移動し、PSRに失敗したのと同じように両方にダメージが与えられる。スタッキングルール上、建物ヘクスの各レベルは別々に考慮されることを忘れないこと。
ジャンプ:ジャンプMPを使用して建物の中に入ることはできないが建物の屋根にジャンプすることはできる。またジャンプMPを使用して建物ヘクスから退出することができる。ただし、その移動フェイズに屋根以外の他の建物ヘクスに進入しないことを条件とする。
スタッキング:スタック制限は、建物ヘクス全体ではなく、建物ヘクスの各レベルに個別に適用される。例えば5階建ての建物ヘクスは、すべてが同じヘクス内にあるにも関わらず、各レベルに各1機のメックを配置することができる(通常禁止されているにもかかわらず)。
舗装へクスでの移動
舗装路での移動は平地の地形での移動とほぼ同様に扱われるが、いくつかの重要な例外がある。
道路での移動
道路とは他の種類の地形を通過する舗装ヘクスである。道路ヘクスから次の道路ヘクスに移動する場合、そのメックは道路を移動している。
道路を移動するメックは1ヘクスにつき1MPしか消費しないが、レベルを変更するためのMPコストは必要となる。メックは道路上を移動している間、禁止されている地形を通過することができるが、そのような地形を通過している間、道路上で移動の開始と終了を済ませ、道路上に留まらなければならない。
道路とは他の種類の地形を通過する舗装ヘクスである。道路ヘクスから次の道路ヘクスに移動する場合、そのメックは道路を移動している。
道路を移動するメックは1ヘクスにつき1MPしか消費しないが、レベルを変更するためのMPコストは必要となる。メックは道路上を移動している間、禁止されている地形を通過することができるが、そのような地形を通過している間、道路上で移動の開始と終了を済ませ、道路上に留まらなければならない。
橋での移動
水地ヘクスを横切っている、またはそのヘクスの基底の地形がその高さより低い位置になる範囲に横たわっている道路は、橋として扱われる。
橋は建物と同じように軽量型、中量型、重量型、または強化型に分類され、建物と同じ範囲の建築物係数(CF)を持つ。橋の種類が定義されていない場合、CF40の中量型橋であると仮定する。橋は建物と同じ方法で攻撃することができる。橋のCFが0になると崩落する。
支持力:建物と同様に、橋の各ヘクスは総トン数がその橋の現在のCF以下のメックのみ支持できる。現在のCFを超えた場合、その橋ヘクスは崩落し、その上にいるすべてのメックは通常通り落下する。
橋が複数のヘクスをカバーしている場合、CFは各ヘクスに割り当てられる。複数ヘクスにまたがる橋の1ヘクスが破壊されたとしても、その橋の他のヘクスには影響しないが、その橋の全ヘクスの半分以上が破壊された場合は橋全体が崩壊する。橋全体を崩落させる最後のヘクスの破壊が移動によって生じた場合、橋全体は直ちに崩落する;最後のヘクスが何らかの攻撃によって破壊された場合、橋はその攻撃がおこなわれたフェイズの終了時に崩壊する。
橋の下での移動:基底ヘクスの高さにそのメックの高さを足した値が橋の高さ以下であれば、そのヘクスに進入して橋の真下にいることができる。
メックにとって、橋の基底ヘクスのレベルはそのヘクスの最下部である。
メックが橋の上も橋の下も移動することができない場合、移動においては橋は建物ヘクスとして扱う。
水地ヘクスを横切っている、またはそのヘクスの基底の地形がその高さより低い位置になる範囲に横たわっている道路は、橋として扱われる。
橋は建物と同じように軽量型、中量型、重量型、または強化型に分類され、建物と同じ範囲の建築物係数(CF)を持つ。橋の種類が定義されていない場合、CF40の中量型橋であると仮定する。橋は建物と同じ方法で攻撃することができる。橋のCFが0になると崩落する。
支持力:建物と同様に、橋の各ヘクスは総トン数がその橋の現在のCF以下のメックのみ支持できる。現在のCFを超えた場合、その橋ヘクスは崩落し、その上にいるすべてのメックは通常通り落下する。
橋が複数のヘクスをカバーしている場合、CFは各ヘクスに割り当てられる。複数ヘクスにまたがる橋の1ヘクスが破壊されたとしても、その橋の他のヘクスには影響しないが、その橋の全ヘクスの半分以上が破壊された場合は橋全体が崩壊する。橋全体を崩落させる最後のヘクスの破壊が移動によって生じた場合、橋全体は直ちに崩落する;最後のヘクスが何らかの攻撃によって破壊された場合、橋はその攻撃がおこなわれたフェイズの終了時に崩壊する。
橋の下での移動:基底ヘクスの高さにそのメックの高さを足した値が橋の高さ以下であれば、そのヘクスに進入して橋の真下にいることができる。
メックにとって、橋の基底ヘクスのレベルはそのヘクスの最下部である。
メックが橋の上も橋の下も移動することができない場合、移動においては橋は建物ヘクスとして扱う。
横滑り
(上のリンク先参照)
戦闘への影響
建物内や建物周辺での戦闘は建物自体や建物内のメックにダメージを与える可能性がある。プレイヤーは建物内のメック、または建物そのものを攻撃することができる。
図像VSルール:LOSの目的上、プレイングマップ上の図像に関わらず、建物は常にそのヘクスの全域を占めている。
図像VSルール:LOSの目的上、プレイングマップ上の図像に関わらず、建物は常にそのヘクスの全域を占めている。
建物への攻撃
建物ヘクスは移動不能の目標である(-4の目標数修正)。しかし隣接ヘクスから建物ヘクスを目標とする武器攻撃は常に命中する。すべての格闘攻撃も同様である(ただしプレイヤーは武器の効果、例えばウルトラオートキャノンを倍速で発射した場合のジャムについてのロールなどはおこなわねばならない)。隣接する建物ヘクスを攻撃するクラスター兵器については、常にダメージ値をフルに使用する;すなわちクラスタータイプの兵器はこの場合クラスター命中表を使用しない。
建物ヘクスが損害を被った場合、その建物ヘクスの現在のCFからその武器のダメージ値を引く。累積ダメージがその建物ヘクスのCFと同じかそれを超えた場合、そのヘクスは残りのゲーム中瓦礫へクスとなる。そのヘクスが複数ヘクスの建物の一部である場合、残りの建物ヘクスは崩落する場合としない場合がある(後述の崩落の項参照)。
建物ヘクスが損害を被った場合、その建物ヘクスの現在のCFからその武器のダメージ値を引く。累積ダメージがその建物ヘクスのCFと同じかそれを超えた場合、そのヘクスは残りのゲーム中瓦礫へクスとなる。そのヘクスが複数ヘクスの建物の一部である場合、残りの建物ヘクスは崩落する場合としない場合がある(後述の崩落の項参照)。
建物内のメックへの攻撃
建物ヘクスの内部にいるメックは攻撃することができる。攻撃側プレイヤーはメックを目標とする時と同様に、目標の建物ヘクスにも視線が通っていなければならない。建物ヘクスはLOSを遮るが、メックがいる建物ヘクスは数えない(介在している地形ではないため)。
建物は攻撃を防ぐ。その中にいるメックに命中した場合、そのダメージは現在のCFを10で割った値だけ減少する(切り上げ。各ダメージ値グループを個別の命中として扱う)。建物ヘクスはその命中によってダメージを受ける。武器攻撃フェイズの終了時に、その建物のCFに対するダメージを解決する。
建物ヘクス内のメックに対して発射された弾丸が外れた場合、その建物にダメージを与えることはない(クラスター攻撃がおこなわれても、そのメックに適用されなかったダメージは適用されない)。ただし攻撃側がそのビルに隣接している場合は例外であり、その場合外れた弾丸はすべて自動的にそのビルに命中する。
AEダメージ:範囲効果(AE)攻撃は上記のダメージ軽減ルールを無視する。
部分的遮蔽:立っているメックがレベル1の建物または屋上から1つ下のレベルの建物ヘクスにいる場合、攻撃側のレベルがそれ以上であっても自動的に部分的遮蔽を受ける。命中部位が脚であった場合、その攻撃は通常通り建物を攻撃しダメージを与える。
通常の建物外での部分的遮蔽が建物によるものであれば、脚部への攻撃はその建物にダメージを与える。
格闘攻撃:格闘攻撃(チャージ以外)は、攻撃側が同じ複数ヘクスの建物内にいて、同じレベルにあり、かつ目標に隣接しているヘクスにいる場合を除き、建物ヘクス内の目標に対しておこなうことはできない(次の「建物内での戦闘」を参照)。
建物は攻撃を防ぐ。その中にいるメックに命中した場合、そのダメージは現在のCFを10で割った値だけ減少する(切り上げ。各ダメージ値グループを個別の命中として扱う)。建物ヘクスはその命中によってダメージを受ける。武器攻撃フェイズの終了時に、その建物のCFに対するダメージを解決する。
建物ヘクス内のメックに対して発射された弾丸が外れた場合、その建物にダメージを与えることはない(クラスター攻撃がおこなわれても、そのメックに適用されなかったダメージは適用されない)。ただし攻撃側がそのビルに隣接している場合は例外であり、その場合外れた弾丸はすべて自動的にそのビルに命中する。
AEダメージ:範囲効果(AE)攻撃は上記のダメージ軽減ルールを無視する。
部分的遮蔽:立っているメックがレベル1の建物または屋上から1つ下のレベルの建物ヘクスにいる場合、攻撃側のレベルがそれ以上であっても自動的に部分的遮蔽を受ける。命中部位が脚であった場合、その攻撃は通常通り建物を攻撃しダメージを与える。
通常の建物外での部分的遮蔽が建物によるものであれば、脚部への攻撃はその建物にダメージを与える。
格闘攻撃:格闘攻撃(チャージ以外)は、攻撃側が同じ複数ヘクスの建物内にいて、同じレベルにあり、かつ目標に隣接しているヘクスにいる場合を除き、建物ヘクス内の目標に対しておこなうことはできない(次の「建物内での戦闘」を参照)。
建物内での戦闘
同じ建物にいるメック(同じ建物ヘクスにいるがレベルが異なるもの、または複数ヘクスの建物の異なるヘクスにいるもの)は互いに攻撃することができる。以下の修正を加えた標準の攻撃手順を使用する:
- 攻撃側と目標ヘクスの間に2つ以上の建物ヘクスやレベルが介在している場合、視線は遮られる。
- 目標数+1の修正を自動的に適用し、建物ヘクスやレベルが介在するごとにさらに+1する。
- 命中判定には常に標準の命中部位判定表の前面/背面を使用する。目標が攻撃側と同じヘクスにある場合、攻撃側の前方アークにあるものとして扱う。
建物の屋根の上にいるメックは建物内にいるとは考えられないので、そのメックが建物内にいるメックに対して攻撃をおこなう場合、上記「建物内のメックへの攻撃」のルールを使用することに注意。
崩落
建物ヘクスがそのCFと同じかそれ以上の総ダメージを受けた場合、あるいは建物ヘクスのレベル1以上にいるメックの重量がその建物ヘクスの現在CFを超えた場合、その建物ヘクスは崩落する;建物に地下階層があるかどうかに関わらず。このルールに建物ヘクスのレベル0が関わることはない。
CFは複数ヘクスの建物の場合ヘクスごとに追跡されるため、1つのヘクスが崩落してもその建物の他のヘクスには影響しない。ただし崩落したヘクスの合計が半分以上になる場合には建物全体が崩落する。
建物ヘクス(または複数ヘクスの建物へクス)がその最大重量制限を超えた場合、またはメックの移動による損傷によって崩落した場合、そのヘクスは直ちに崩落する。攻撃によるダメージが原因である場合、崩落はそのフェイズの終了時におこる。
建物ヘクスが崩落した場合、その中にいるすべてのメックはダメージを受ける。基本ダメージはそのヘクスのフェイズ開始時のCFを10で割った値である。そのメックの上にレベルがある場合、基本ダメージにそのメックの上のレベルの数を乗じたものを加算して適用する。最終結果は四捨五入する。最上階または屋根の上のメックにこの倍率は適用されない(つまりこの目的において屋根はメックの上のレベルとしてカウントされない)。
このダメージを5ポイントのダメージ数値のグループに分け、残りのポイントを最終的なグループに割り振る。その後各グループごとに命中判定をおこなう。建物ヘクスの屋根の上にいる状態のメックについては、ヒット部位表の前面を使用し、建物ヘクスの内部にいる状態のメックについては、パンチヒット部位表の前面を使用する。
地下階層と崩落:建物ヘクスが崩落した場合その瓦礫はその建物にあったかもしれない地下室を埋める(すなわち地下階層のためにロールを行わない)。地下階層がある建物は、その建物の下の地形と同じレベルの瓦礫ヘクスとなり、地下レベルの瓦礫ヘクスにはならない。そのシナリオにおいて初めてレベル0の建物ヘクスに移動した際に崩落が起こった場合、そのプレイヤーは地下階層ロールをおこなう必要はない。
その上の建物ヘクスが崩落したときにメックが地下階層にいた場合、そのメックは破壊される。
落下:建物のレベル1以上(屋根を含む)にいるメックは崩落ダメージに加え、標準的な落下ダメージも受ける。
CFは複数ヘクスの建物の場合ヘクスごとに追跡されるため、1つのヘクスが崩落してもその建物の他のヘクスには影響しない。ただし崩落したヘクスの合計が半分以上になる場合には建物全体が崩落する。
建物ヘクス(または複数ヘクスの建物へクス)がその最大重量制限を超えた場合、またはメックの移動による損傷によって崩落した場合、そのヘクスは直ちに崩落する。攻撃によるダメージが原因である場合、崩落はそのフェイズの終了時におこる。
建物ヘクスが崩落した場合、その中にいるすべてのメックはダメージを受ける。基本ダメージはそのヘクスのフェイズ開始時のCFを10で割った値である。そのメックの上にレベルがある場合、基本ダメージにそのメックの上のレベルの数を乗じたものを加算して適用する。最終結果は四捨五入する。最上階または屋根の上のメックにこの倍率は適用されない(つまりこの目的において屋根はメックの上のレベルとしてカウントされない)。
このダメージを5ポイントのダメージ数値のグループに分け、残りのポイントを最終的なグループに割り振る。その後各グループごとに命中判定をおこなう。建物ヘクスの屋根の上にいる状態のメックについては、ヒット部位表の前面を使用し、建物ヘクスの内部にいる状態のメックについては、パンチヒット部位表の前面を使用する。
地下階層と崩落:建物ヘクスが崩落した場合その瓦礫はその建物にあったかもしれない地下室を埋める(すなわち地下階層のためにロールを行わない)。地下階層がある建物は、その建物の下の地形と同じレベルの瓦礫ヘクスとなり、地下レベルの瓦礫ヘクスにはならない。そのシナリオにおいて初めてレベル0の建物ヘクスに移動した際に崩落が起こった場合、そのプレイヤーは地下階層ロールをおこなう必要はない。
その上の建物ヘクスが崩落したときにメックが地下階層にいた場合、そのメックは破壊される。
落下:建物のレベル1以上(屋根を含む)にいるメックは崩落ダメージに加え、標準的な落下ダメージも受ける。
ダメージと押し出し
そのヘクスに進入するための操縦スキルロールに失敗した場合、そのヘクスへの移動によるダメージが最初に適用される。その後関係するすべてのメックについて、崩壊した建物ヘクスからのすべてのダメージが解決され、次に落下ダメージ(もしあれば)、そして押し出し(上方からの偶発的落下、ドミノ効果など)が解決される。押し出しの場合、最下層にあるメックが先に解決され、次に上のレベルにいるメックが解決される。
多階層の建物ヘクスが崩落したときに、それぞれの階にいるメックが崩落を免れた場合、それらのメックは複数回押し出しを受けることがある。その移動ができない場合(例えば隣接しているヘクスがすべて禁止地形である場合)そのメックは破壊される。
そのヘクスに進入するための操縦スキルロールに失敗した場合、そのヘクスへの移動によるダメージが最初に適用される。その後関係するすべてのメックについて、崩壊した建物ヘクスからのすべてのダメージが解決され、次に落下ダメージ(もしあれば)、そして押し出し(上方からの偶発的落下、ドミノ効果など)が解決される。押し出しの場合、最下層にあるメックが先に解決され、次に上のレベルにいるメックが解決される。
多階層の建物ヘクスが崩落したときに、それぞれの階にいるメックが崩落を免れた場合、それらのメックは複数回押し出しを受けることがある。その移動ができない場合(例えば隣接しているヘクスがすべて禁止地形である場合)そのメックは破壊される。
市街地の棍棒
桁の棍棒:瓦礫となった中量型、重量型、または強化型建物の桁を棍棒として使用することができる。メックがいる瓦礫へクスの中から適切な桁を探すために、プレイヤーは武器攻撃フェイズの間に2D6をふる。瓦礫と化した中量型建物で桁を見つけるためには7以上の結果が必要であり、瓦礫と化した重量型建物の場合には6以上、瓦礫と化した強化型建物の場合には5以上の結果が必要である。棍棒が発見された場合そのフェイズに拾うことができる。