クラン用語 - バトルテック日本語ルール@ ウィキ

サークル・オブ・イコール(公平の輪)

審判が行われるエリアは「サークル・オブ・イコール」と呼ばれる。その大きさは個人的な戦闘のための数十フィートから、大規模な審判のための数十マイルの範囲である。伝統的には円形だが、どのような形でも構わない。

クラン

スターリーグの崩壊時、スターリーグ正規軍の司令官であったアレクサンドル・ケレンスキー将軍は、第一次エクソダスとして知られるインナースフィアから軍を率いての脱出行を指揮した。テラから1,300光年以上離れた辺境宙域の彼方に移住したケレンスキーとその追随者たちは、インナースフィアから身を隠す大きな球状星団の近くにある、わずかに居住可能な星系群に定住した。15年も経たないうちに亡命者たちの間で内戦が勃発し、彼らが苦労して築き上げたものすべてが破壊されそうになった。
第二のエクソダスとして、アレクサンドル・ケレンスキーの息子ニコラス・ケレンスキーは新たな戦争から逃れるため、追随者たちを率いて球状星団のある世界に向かった。その地ストラナ・メクティにおいてケレンスキーは、後にクランとして知られることになるものを初めて構想し、組織した。

カットダウン

入札があった審判に勝利するのに必要な最小限の力。相手にカットダウン以下の入札をさせることができる入札者は賢いとみなされる。カットダウンより小さい戦力で勝利した司令官は非常に名誉なことである。

デズグラ

自らを辱める戦闘ユニットはデズグラ・ユニットとして知られる。
この名称はまた、そのユニットをマークし罰する儀式を意味する。命令を拒否したり、敵を前にして慌てふためいたり、不名誉な行動をとったりする部隊は不名誉とされる。

エレメンタル

エレメンタルはクランの精鋭で、戦闘服に身を包んだ歩兵である。
これらの男女は巨人であり、クランが開発したバトルアーマーを扱うために特別に育成されている。

優生プログラム

クランは優生学の原則、すなわち管理された交配による人口改良を強く信じている。クランはこのようなプログラムを2つに分けて実施している。戦士カーストでは、究極の戦士を生み出すために、遺伝子工学と人工子宮での孵化に基づく人工的な繁殖プログラムを用いる。民間人カーストでは強制的な見合い結婚制度が、似ているが技術的な進歩の手段を提供している。厳密な定義に従えばこれらの方法はどちらも優生学と呼ばれるかもしれないが、クラン内では人工繁殖プログラムのみが一般的にそう呼ばれている。

フリーバース

フリーバースとは、トゥルーボーンの戦士カーストのメンバーが使う蔑称で、一般的に嫌悪感や不満を表す。もしトゥルーボーンの戦士が他のトゥルーボーンをフリーバースと呼ぶなら、それは致命的な侮辱である。

フリーボーン

自然な方法で妊娠し生まれた者はフリーボーンである。
クランは優生学プログラムを非常に重視しているため、フリーボーンは自動的に潜在能力が低いと見なされる。

ギフテイク

戦いで栄光の死を遂げた戦士から採取したDNAサンプル。ギフテイクは戦士の最高のDNAサンプルであり、優れた戦士を生み出す可能性が最も高いものと考えられている。

大評議会

大評議会(グランド・カウンシル)はクラン全体を統治する責任を負う組織である。各クランから2名ずつのカーンとイルカーン（存在する場合）からなる集合体である。その権限は複数のクランが関与するあらゆる問題に及び、ケレンスキーの子孫の一般的な政策も決定する。大評議会はクランの最高裁判所として機能する。

大乱闘(グランド・メレー)

ゼルブリゲンのルールを無視した、ターゲット制限のないフリーフォーオールのバトル。参加者がゼルブリゲンに違反し、すでに他の参加者と交戦しているターゲットに発砲した場合、どの審判も乱戦になる可能性がある。ブラッドライトの審判の第32番枠決定戦は、デフォルトでグランド・メレーとなる。

シブコ

シブコとは、戦士カースト優生プログラムにおいて、同じ男女の遺伝親から生まれた子供のグループのことである。シブコのメンバーは一緒に育てられ、その後絶え間ないテストを受け始める。シブコのメンバーがテストに不合格になる毎に、下位カーストに移される。シブコは約20人で構成されるが、戦士になるための最終テストである「職位の審判」の時点で残るのは通常4、5人だけである。こうした試練やその他の逆境が、生き残った「シブキン」同士を結びつけることもある。

ソラーマ

主力部隊で働くには年を取りすぎているとみなされたクランの戦士たちは、ソラーマ部隊に配属される。そのような部隊のメンバーは一般的に戦闘で死ぬために特攻を求めるが、ほとんどの場合駐屯部隊として勤務する。

ストラヴァーグ

クラン用語で独立を意味するストランと出産を意味するヴァゴンを組み合わせたと思われるクランの蔑称。

スルカイ

スルカイは「許しの権利」である。クランはその社会において思想と信条の統一を何よりも尊ぶ。戦士たちが意見を異にするとき、クランがクラン評議会と意見を異にするとき、あるいはあるカーストのメンバーが他のカーストのメンバーを侮辱したとき、スルカイが期待される。加害者が自分の非を認め、処罰を求めることは誇りである。大きなスルカイを示す人は、自分の独立した考えの結果を喜んで受け入れることで、他の人の模範とされる。スルカイを期待されても示さない者は疑いの目で見られる。

スルカイレデ

許しの贖罪（スルカイレデ）とは、多数派と反対派との間で交わされる名誉の合意である。スルカイレデによれば、多数派に反対した者が罰を受け入れればそれ以上の不名誉を被ることなく、社会での役割を再開することが許される。

トゥーマン

クランの戦闘部隊を指す言葉。

断罪の審判

カーストやクラン内の問題が他のプロセスで解決できない場合、その厄介な要素を「断罪の審判」によってクラン社会から追放することができる。儀式の対象者は階級とカーストを剥奪されクランの掟から外れることとなり、通常はクランの領土から強制的に追放される。クランのメンバーはもはや断罪されたメンバーやクランの名前を口にすることさえできず、戦士の場合は遺伝子プールからその遺伝子がパージされる。クランはまた、職務怠慢や戦士にふさわしくない行為を理由に戦士を断罪することもできる。
断罪の審判の結果は、その審判を行ったクラン評議会または大評議会によって覆されることがある。

絶滅の審判

クラン社会における究極の刑罰である絶滅の審判は、被告人の破滅を求めるものである。このような審判はクラン評議会または大評議会の全会一致の議決を経た後にのみ実施され、最も凶悪な犯罪に対してのみ発動される。このような制裁は個人、スター、クラスターに対して宣言されており、かつてクラン全体に対して使われたこともある。対象の所有物、遺伝物質、子孫に関連するものはすべて破壊され、どのクランのメンバーも滅ぼされた者の名前を口にすることはできない。

ブラッドライトの審判

ブラッドライトの審判は、ブラッドネームを獲得するために戦士たちが1対1で行う決闘である。各大会は32名の参加者で構成され、その大半はそのハウスのブラッドネームを持つ既存の戦士によって指名される。ハウス長（またはクラン・ロアマスター）は残りの出場者のうち1名を除く全員を指名し、32番目の枠はグランド・メレー（大乱闘）の勝者が埋める。

職位の審判

職位の審判は、候補者がクランの戦士としての資格を得るかどうかを決定する。資格を得るには、3人の対戦相手のうち少なくとも1人に勝利しなければならない。2人、あるいは3人すべてに勝利した場合、その候補者は即座にクランの士官となる。どの相手にも勝てなかった場合は、下位カーストに降格する。

所有の審判

この審判は、2つ以上のクランが同じもの、それが領土であれ、戦士の遺伝子であれ、あるいは意見の相違における覇権であれ、その権利を主張する争いを解決するものである。この審判では、攻撃側の正式な挑戦と防御側の部隊の反応を用い、最小限の部隊を競り落とすのに十分な技量を持つ攻撃側クランの指揮官が有利となる。

拒絶の審判

クラン評議会と大評議会は、コミュニティに影響を与える問題や法律について投票する。しかし、インナースフィアの法律とは異なり、どのような決定も拒絶の審判によって異議を唱え、覆すことができる。この審判では、負けた側が戦闘による決着を要求することができる。
拒絶の審判に使用される兵力は比例配分で決定される。判定を拒否する派閥は使用する戦力を宣言する。決定を守る側(攻撃側)は、勝利票と敗北票の比率に等しい戦力を投入することができる。たとえば、争われた投票が3対1の差で優勢であった場合、攻撃側は決定に異議を唱える勢力の3倍の戦力を投入できる。しかし入札の結果、攻撃側の戦力は小さくなるのが普通である。

トロースキン

公式にはシブコの拡張メンバーを指す。非公式には、戦士が仲間だと思う人物を指すときにトロースキンという言葉を使う。

トゥルーボーン/トゥルーバース

トゥルーボーンとは、戦士カーストが長年続けてきた優生学プログラムの産物である。

ゼルブリゲン

決闘を規制し、儀式化するために使用されるルール体系を表すクランの言葉である。ゼルブリゲンはたとえ双方に多くの戦士がいたとしても、戦闘員が1対1の決闘を行うことを意味する。
即座に挑まれない者は、相手がフリーになるまで（その相手が敵を倒したことを意味する）戦闘に参加しないことが名誉の義務である。すでに相手と交戦中の敵を攻撃することはクランの掟に対する重大な違反であり、通常は少なくとも階級を失うことになる。