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クランの名誉
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クランの名誉規定(ゼルブリゲン)は、交戦規定としても知られ、トータルウォーフェアの前のセクションで紹介したように、バトルテックの標準的なゲームルールの一部ではない。しかし、プレイヤーはこれらの規定を使用することで、バトルテックのロールプレイの側面を強化し、バトルテックの架空世界により密接にリンクした豊かなゲーム体験を生み出すことができる。
クランの名誉を使用すると、クランユニットは明らかに不利になる。それを補うために、クランがこの交戦規定に従わなければならないシナリオでは、クラン側はそうでない場合よりも強力な戦力や高いスキルを持たなければならない。この変更は名誉規定がクラン戦術に与える制限を相殺するのに役立つ。
しかしプレイヤーはバトルテックのゲームバランスを正確に取ることは、このセクションのルールの下でも一般的に困難であることに注意する必要がある。ゲームプレイを通じて、あなたやあなたの仲間のプレイヤーに最適なものを発見することになるだろう。なぜならクランの名誉は人によって少しずつプレイ方法が異なり、インナースフィアの指揮官によってそれに対抗する方法も異なるため、2つとして同じゲームは存在しないからである。
クランの名誉ルールのコンセプトそのものが、ゲームにロールプレイスタイルを持ち込むものであるため(本書で前述した標準的なプレイルールが明確に定義されているのとは対照的である)、クランの名誉ルールを特定のシナリオタイプに組み込む正確な方法はプレイヤー次第である。クランの名誉ルールをシナリオに組み込む場合、ルールが不測の事態を引き起こす可能性があるため、プレイヤーはその場で裁定を下す準備をしておかなければならない。プレイヤーはプレイ開始前に、意見がまとまらない状況が発生した場合1D6を振って決定を下し、ゲームプレイに戻ることに同意しておくべきである。
すべてのプレイヤーはプレイを開始する前に、与えられたシナリオにおいてクラン名誉ルールを使用することに同意しなければならない。
クランの名誉を使用すると、クランユニットは明らかに不利になる。それを補うために、クランがこの交戦規定に従わなければならないシナリオでは、クラン側はそうでない場合よりも強力な戦力や高いスキルを持たなければならない。この変更は名誉規定がクラン戦術に与える制限を相殺するのに役立つ。
しかしプレイヤーはバトルテックのゲームバランスを正確に取ることは、このセクションのルールの下でも一般的に困難であることに注意する必要がある。ゲームプレイを通じて、あなたやあなたの仲間のプレイヤーに最適なものを発見することになるだろう。なぜならクランの名誉は人によって少しずつプレイ方法が異なり、インナースフィアの指揮官によってそれに対抗する方法も異なるため、2つとして同じゲームは存在しないからである。
クランの名誉ルールのコンセプトそのものが、ゲームにロールプレイスタイルを持ち込むものであるため(本書で前述した標準的なプレイルールが明確に定義されているのとは対照的である)、クランの名誉ルールを特定のシナリオタイプに組み込む正確な方法はプレイヤー次第である。クランの名誉ルールをシナリオに組み込む場合、ルールが不測の事態を引き起こす可能性があるため、プレイヤーはその場で裁定を下す準備をしておかなければならない。プレイヤーはプレイ開始前に、意見がまとまらない状況が発生した場合1D6を振って決定を下し、ゲームプレイに戻ることに同意しておくべきである。
すべてのプレイヤーはプレイを開始する前に、与えられたシナリオにおいてクラン名誉ルールを使用することに同意しなければならない。
名誉レベル
クランの名誉規定は4つのカテゴリーに分類され、それぞれが戦闘の異なる部分、すなわちバッチャル、ゼルブリゲン、格闘攻撃、撤退を扱う。バッチャル(競り)はシナリオ開始前に行われるため、その使用に関するガイドラインは266ページに記載されている。他の3つのカテゴリのそれぞれにおいて、1から4までの数字はクランの名誉への忠実さのレベルを表している。名誉レベル1はクラン規範への厳格な準拠を意味し、レベル2と3は特定の状況下でのみ準拠を要求し、レベル4はクランの名誉をエアロックから放り出す。
通常、クランの名誉に対する戦闘部隊の全体的な忠実さは、レベル1、2、3、4のいずれかで評価される。しかしシナリオには複数の名誉レベルが含まれることがある。例えば、名誉レベル1は格闘攻撃と撤退に適用され、名誉レベル2はゼルブリゲンに適用される。各名誉レベルはシナリオの状況と、そのシナリオで戦う特定のクランによって決定される;以下の「クランの名誉の解釈」を参照のこと。
クランの決闘ルールと格闘攻撃に関する制限は敵軍のメックにのみ適用される。クランのメックウォーリアはクラン名誉を参照することなく、車輌や非装甲歩兵を攻撃することができる。同様にクランの非装甲歩兵や車両は交戦ルールに従う必要はない。バトルアーマーとプロトメックはゼルブリゲンの掟に従うものとし、決闘においては各ポイントを1つのユニットとみなす。
通常、クランの名誉に対する戦闘部隊の全体的な忠実さは、レベル1、2、3、4のいずれかで評価される。しかしシナリオには複数の名誉レベルが含まれることがある。例えば、名誉レベル1は格闘攻撃と撤退に適用され、名誉レベル2はゼルブリゲンに適用される。各名誉レベルはシナリオの状況と、そのシナリオで戦う特定のクランによって決定される;以下の「クランの名誉の解釈」を参照のこと。
クランの決闘ルールと格闘攻撃に関する制限は敵軍のメックにのみ適用される。クランのメックウォーリアはクラン名誉を参照することなく、車輌や非装甲歩兵を攻撃することができる。同様にクランの非装甲歩兵や車両は交戦ルールに従う必要はない。バトルアーマーとプロトメックはゼルブリゲンの掟に従うものとし、決闘においては各ポイントを1つのユニットとみなす。
クランの名誉の解釈
プレイヤーが与えられたシナリオに適切と考える名誉レベルを割り当てることはできるが、以下の資料は与えられたクランがシナリオにおいてデフォルトとする名誉レベルのガイドラインとなる。
クランの名誉解釈表は、各クランがゼルブリゲンをどのように解釈しているかについての一般的な考え方を示している。この表は2つの異なる期間を示している。「侵攻前」は3049年のリバイバル作戦(インナースフィアの侵略)開始以前の一般的な解釈を示し、「侵攻後」は3052年のツカイードの戦い以降の各クランの見解を示している。インナースフィアへの侵攻(およびその後の拒絶戦争まで)の間に、各侵攻クランと多くのホーム・クランはイデオロギーの転換を経験し、ゼルブリゲンに対する見方が変化した。あるシナリオが実行される時間枠に応じて、プレイヤーはゲームプレイを開始する前に、どのクランの名誉レベルが有効であるかを決定するためのガイドとして表を使用することができる。
この表は3段階の解釈を与える。
厳格な解釈とは、クランの戦士がほとんどすべての相手に対して一般的にゼルブリゲンに従うことを意味する(盗賊や海賊のような極端に不名誉な相手や、長い間憎まれている敵を除く)。
日和見主義的な解釈とは、戦士がゼルブリゲンに従うのはやむを得ない状況(多勢に無勢である、武器を持っていない、逃れられると判断した、など)がない場合に限るというものである。
自由主義的解釈に従うクランは、他のクランに対してのみ、なおかつ自分たちが有利な場合のみゼルブリゲンを使用する。
クランの名誉解釈表は、各クランがゼルブリゲンをどのように解釈しているかについての一般的な考え方を示している。この表は2つの異なる期間を示している。「侵攻前」は3049年のリバイバル作戦(インナースフィアの侵略)開始以前の一般的な解釈を示し、「侵攻後」は3052年のツカイードの戦い以降の各クランの見解を示している。インナースフィアへの侵攻(およびその後の拒絶戦争まで)の間に、各侵攻クランと多くのホーム・クランはイデオロギーの転換を経験し、ゼルブリゲンに対する見方が変化した。あるシナリオが実行される時間枠に応じて、プレイヤーはゲームプレイを開始する前に、どのクランの名誉レベルが有効であるかを決定するためのガイドとして表を使用することができる。
この表は3段階の解釈を与える。
厳格な解釈とは、クランの戦士がほとんどすべての相手に対して一般的にゼルブリゲンに従うことを意味する(盗賊や海賊のような極端に不名誉な相手や、長い間憎まれている敵を除く)。
日和見主義的な解釈とは、戦士がゼルブリゲンに従うのはやむを得ない状況(多勢に無勢である、武器を持っていない、逃れられると判断した、など)がない場合に限るというものである。
自由主義的解釈に従うクランは、他のクランに対してのみ、なおかつ自分たちが有利な場合のみゼルブリゲンを使用する。
クランの名誉解釈表
クラン名 | 侵攻前 | 侵攻後 |
ブラッドスピリット | 厳格 | 日和見 |
クラウドコブラ | 日和見 | 日和見 |
コヨーテ | 厳格 | 厳格 |
ダイヤモンドシャーク | 自由主義 | 自由主義 |
ファイアマンドリル | ※様々 (厳格) |
※様々 (日和見) |
ゴーストベア | 厳格 | 自由主義 |
ゴライアススコーピオン | 厳格 | 厳格 |
ヘルズホース | 日和見 | 日和見 |
アイスヘリオン | 日和見 | 日和見 |
ジェイドファルコン | 厳格 | 日和見 |
ノヴァキャット | 日和見 | 日和見 |
スノウレイブン | 日和見 | 日和見 |
スターアダー | 厳格 | 日和見 |
スティールバイパー | 厳格 | 厳格 |
ウルフ | 自由主義 | 日和見 |
ウルフ(放浪) | なし | 自由主義 |
※クラン・ファイアマンドリルの内部分裂はクラン全体を分類することを困難にしている。そのためプレイヤーは括弧内に示された一般的な分類を用いるか、あるいは様々なソースブックで提供されているキンドレアに関する情報に基づいて、適宜修正することができる。
競り
双方にクラン軍を含むゲームをプレイする場合、プレイヤーは戦力選択プロセスにバッチャルという要素を加えることができる。まずプレイヤーは防御部隊の規模を設定する。次にプレイヤーはそのシナリオにおいて通常攻撃側に許されるユニット数から始めて、交互に攻撃部隊からユニットを除外する競りを行い、その結果どちらのプレイヤーが攻撃部隊の名誉を得るかを決定する。
最も低い数字で入札したプレイヤーが攻撃側となる。両プレイヤーとも攻撃側のユニットを競りで除外したくない場合、ランダムに攻撃側を決定する。
攻撃側プレイヤーが開始時戦力の一部を除外する限り、 攻撃側プレイヤーには以下のボーナスが与えられる。ランダム経験値評価表でダイスをふる場合、ダイス結果に+1を足すことができる。また他のイニシアティブボーナスに加えて、シナリオ全体を通して+1のイニシアティブボーナスを得る。攻撃側が開始兵力の半分以上を除外した場合、これらのボーナスは2倍の+2となる。
最も低い数字で入札したプレイヤーが攻撃側となる。両プレイヤーとも攻撃側のユニットを競りで除外したくない場合、ランダムに攻撃側を決定する。
攻撃側プレイヤーが開始時戦力の一部を除外する限り、 攻撃側プレイヤーには以下のボーナスが与えられる。ランダム経験値評価表でダイスをふる場合、ダイス結果に+1を足すことができる。また他のイニシアティブボーナスに加えて、シナリオ全体を通して+1のイニシアティブボーナスを得る。攻撃側が開始兵力の半分以上を除外した場合、これらのボーナスは2倍の+2となる。
ゼルブリゲン
儀式的決闘(ゼルブリゲン)のルールでは、クランプレイヤーは決闘する各自のメックのターゲットを宣言しなければならない。典型的な宣言は以下のようなものである、
「私はクラン・スティールバイパーのメックウォーリア、セスである。アルファ・スターで唯一のサモナーを操縦している。私はここにゼルブリゲンの儀式を発動し、部隊名イレブンで飾られたオリオンのパイロットに戦士の決闘を挑む。この厳粛な儀式において、誰にも邪魔をさせるな!」
決闘の間、他のクランの戦士は決闘している両方のメックを攻撃することができない。第3のユニットがデュエルを妨害した場合、決闘をしているクランの戦士は妨害されたユニットを攻撃することができるが、それは他のクランのメックがその妨害者に対してまだ決闘を申し込んでいない場合に限る。決闘は一方の戦闘員が破壊されるか、戦闘不能になるか、戦場から退却した時点で終了する。
名誉レベル1では、クランの戦士は対戦相手の行動に関係なく、決闘のすべてのルールを守る。
名誉レベル2になると、クラン戦士はインナースフィア側がクランの名誉規範に反する行為(第三者の妨害、ある決闘に参加しているユニットが別の決闘に参加しているメックに発砲する、など)を行うまで決闘のルールに従う。このような場合、決闘は即座に乱戦となる。武器攻撃フェイズにおいて、あるプレイヤーが自分のユニットが既に決闘に参加している目標に対して攻撃をおこなうと宣言した場合、そのインナースフィア側プレイヤーによる「不名誉な攻撃」の宣言の後、ゼルブリゲンを宣言しているクランプレイヤーは名誉のルールに関係なくそのインナースフィアのメックを攻撃することができる。この方法で攻撃できるのは違反者のみである。
名誉レベル3の場合、決闘ルールにおいてクランの名誉が侵害された場合、ゼルブリゲンの儀式はすべて無効となり、クランメックは残りのゲームの間、自由に敵軍ユニットを攻撃することができる。
名誉レベル4の場合、決闘ルールは適用されない。
ゲームでゼルブリゲンを使用するには、プレイヤー間のある程度の協力関係が必要である。狡猾なインナースフィアプレイヤーは交戦ルールを悪用し、クランプレイヤーからターゲットを奪うことができる。これは著しく不公平であるだけでなく、バトルテックの世界観としても不正確である(さらに、クランプレイヤーにとってはあまり楽しくない)。
最後に、クランプレイヤーは次の例のように交戦規則を守ることが愚かである場合にはそれを期待されるべきではない:
「私はクラン・スティールバイパーのメックウォーリア、セスである。アルファ・スターで唯一のサモナーを操縦している。私はここにゼルブリゲンの儀式を発動し、部隊名イレブンで飾られたオリオンのパイロットに戦士の決闘を挑む。この厳粛な儀式において、誰にも邪魔をさせるな!」
決闘の間、他のクランの戦士は決闘している両方のメックを攻撃することができない。第3のユニットがデュエルを妨害した場合、決闘をしているクランの戦士は妨害されたユニットを攻撃することができるが、それは他のクランのメックがその妨害者に対してまだ決闘を申し込んでいない場合に限る。決闘は一方の戦闘員が破壊されるか、戦闘不能になるか、戦場から退却した時点で終了する。
名誉レベル1では、クランの戦士は対戦相手の行動に関係なく、決闘のすべてのルールを守る。
名誉レベル2になると、クラン戦士はインナースフィア側がクランの名誉規範に反する行為(第三者の妨害、ある決闘に参加しているユニットが別の決闘に参加しているメックに発砲する、など)を行うまで決闘のルールに従う。このような場合、決闘は即座に乱戦となる。武器攻撃フェイズにおいて、あるプレイヤーが自分のユニットが既に決闘に参加している目標に対して攻撃をおこなうと宣言した場合、そのインナースフィア側プレイヤーによる「不名誉な攻撃」の宣言の後、ゼルブリゲンを宣言しているクランプレイヤーは名誉のルールに関係なくそのインナースフィアのメックを攻撃することができる。この方法で攻撃できるのは違反者のみである。
名誉レベル3の場合、決闘ルールにおいてクランの名誉が侵害された場合、ゼルブリゲンの儀式はすべて無効となり、クランメックは残りのゲームの間、自由に敵軍ユニットを攻撃することができる。
名誉レベル4の場合、決闘ルールは適用されない。
ゲームでゼルブリゲンを使用するには、プレイヤー間のある程度の協力関係が必要である。狡猾なインナースフィアプレイヤーは交戦ルールを悪用し、クランプレイヤーからターゲットを奪うことができる。これは著しく不公平であるだけでなく、バトルテックの世界観としても不正確である(さらに、クランプレイヤーにとってはあまり楽しくない)。
最後に、クランプレイヤーは次の例のように交戦規則を守ることが愚かである場合にはそれを期待されるべきではない:
- あなたは名誉レベル1のシナリオでクランをプレイしている。あなたはダイシを1機、対戦相手はバンシー、オリオン、アトラス、スパイダーの4機のメックを持っている。スパイダーはダイシに決闘を申し込み、ダイシはそれを受け入れる。スパイダーはその優れた移動速度を生かして丘や深い森の陰に隠れ、決してダイシの視界に入らないようにする。その間、スパイダーのランスの他の3機はダイシを粉々に打ちのめす。プレイヤーはクランの名誉を守らなければならないので、ダイシは報復できない。この場合、ダイシは決闘に挑んできたメックにしか攻撃できないからである。「制限外」の敵に自分のバトルメックを破壊されながらスパイダーを追いかけようとしても無駄なことだ。
この例でダイシに交戦規定を厳守させることは、クランのプレイヤーは自分のユニットが破壊されるのを黙って見ていなければならないことを意味する。このような状況でプレイヤーにいくつかの選択肢を与えるために、ゲームプレイにおけるゼルブリゲンの使用について以下のガイドラインを用いて判定する。
1.挑戦する:
決闘において最も重要な部分の1つが挑戦である。これは攻撃を宣言する武器攻撃フェイズにおこなわれる。クランのユニットが攻撃したことのないユニットに対して攻撃を宣言する場合、それは事実上決闘の意思を表明することになるので、クランプレイヤーはこの時点で口頭で挑戦の宣言を発するべきである。決闘はイニシアティブをより重要なものとする。イニシアティブは攻撃宣言と挑戦の順番の両方を決定するためである。
もしインナースフィア側の数がクラン側を上回っている場合、1機のクランメックが同時に複数の相手に挑戦することは大胆不敵である(しかし許容される)とみなされる。1体のメックの対戦相手はすべて同じ決闘の一部とみなされ、1体の挑戦者に砲撃することができる。ただし、クラン側の各メックには少なくとも1つの目標が残されていなければならない(この伝統はクランメック以外のユニットには適用されない)。実際、戦場での栄光に貪欲なクランメックウォーリアは、この方法で自軍の装甲車両や歩兵ユニット、あるいはエレメンタルを戦闘不能に追い込むことがある。
1体のクランメックが複数のインナースフィアメックに挑むことはできるが、たとえクランメックの数が相手を上回ったとしても、追加のインナースフィアメックが続行中の決闘に参加することはできない。そのような行為はゼルブリゲンの違反である。
2.挑戦の拒否:
クランの戦士は、インナースフィアの戦士から出された挑戦を受ける必要はない。特にその挑戦がゼルブリゲンを悪用し、欺瞞によって勝利を得るための策略であると疑われる場合はなおさらである。一般的なルールとして、クランの戦士は自分と異なるウェイトクラスのメックからの挑戦を拒否することができる。ただし、かわりに他のインナースフィアのメックに対して挑戦状を出す限り、である。
また、インナースフィアの戦士は挑戦を受けたり拒否したりすることは期待されていないが、名誉レベル2または3が有効な場合、インナースフィア側はクランの名誉に従わなければならない。さもなければ乱戦を引き起こす危険がある。
このような場合、インナースフィアのプレイヤーは代替の挑戦がなされる限り、挑戦されたメックのウェイトクラス外のクランメックからの挑戦を拒否することができる。
しかし最終的に代替となる目標がない場合、どのような挑戦も受け入れなければならない。
3.決闘無効の宣言:
交戦規定(名誉レベル1)を厳守していても、状況によっては決闘が無効となる場合がある。このような場合プレイヤーの判断が優先されなければならないが、ゲームマスターはこのような状況を判断するために以下のような簡単なペナルティシステムを用いることができる。このペナルティシステムは、決闘が成立するためには決闘するメック同士が積極的に戦わなければならないという考えを強制するためのものである。クランの戦士は名誉なき者をデズグラと呼ぶため、ペナルティはデズグラポイントと呼ばれる。
対戦相手がペナルティを不問としない限り(対戦相手がその行為が戦術的に適切であると判断した場合、不問とすることができる)、以下に挙げる違反行為にはそれぞれデズグラポイントが与えられる。
決闘中のメックがデズグラポイントを3点累積した場合、その決闘が不名誉なものであることは明らかなため、3点目を獲得したターンのエンドフェイズにその決闘は無効となる。
決闘中のメックがエンドフェイズに1ポイントを超えてデズグラポイントを獲得することはできない。
決闘中のユニットが故意に対戦相手の視線から外れた場合、そのユニットは1デズグラポイントを得る。
決闘中のユニットが対戦相手の視線上にいるにもかかわらず、意図的に敵軍に対して攻撃をおこなわなかった場合、そのユニットは1デズグラポイントを得る。このガイドラインは少なくとも1度の射撃が可能であること、つまり敵軍ユニットが発射される武器の射程内にいることを前提としている。
決闘中のユニットが自分のすべての武器の射程外まで移動した場合、そのユニットは1デズグラポイントを得る。
そのターンにそのユニットがデズグラポイントを獲得していない場合、そのターンのエンドフェイズにデズグラポイントを1減らすことができる。しかし、ユニットはこの方法でデズグラポイントを0にすることはできない。
ユニットが3デズグラポイントを貯めたら、そのシナリオの残りの間、どの氏族のユニットも決闘のルールに違反することなく自由にそのユニットを砲撃することができる。
範囲効果兵器(AE):範囲効果兵器(およびTAG、C3、半誘導LRMなど、運用に複数のユニットを必要とするシステム)は、その性質上ゼルブリゲンに違反する。クランの戦士は、名誉レベル1、2、3で戦っている間は、いかなる範囲効果兵器システムや特殊弾薬も使用しない。決闘ルールが適用されない名誉レベル4においてのみ、クランの戦士はそのようなシステムを使用する。
インナースフィアのユニットがクランユニットに対してそのようなシステムを使用した攻撃を宣言した場合、クランの戦士の対応は使用されている名誉レベルによって異なる。
名誉レベル1では、クランの戦士は使用された武器の種類に関係なく、決闘のすべてのルールを守る。
名誉レベル2では、決闘は乱戦となり、違反者(範囲効果兵器を使用したユニット、TAGを指定したユニット、C3システムを使用したユニット)はどのクランユニットからも攻撃を受ける可能性がある。
名誉レベル3では、範囲効果システムの使用はゼルブリゲンの儀式全体を無効とする。
1.挑戦する:
決闘において最も重要な部分の1つが挑戦である。これは攻撃を宣言する武器攻撃フェイズにおこなわれる。クランのユニットが攻撃したことのないユニットに対して攻撃を宣言する場合、それは事実上決闘の意思を表明することになるので、クランプレイヤーはこの時点で口頭で挑戦の宣言を発するべきである。決闘はイニシアティブをより重要なものとする。イニシアティブは攻撃宣言と挑戦の順番の両方を決定するためである。
もしインナースフィア側の数がクラン側を上回っている場合、1機のクランメックが同時に複数の相手に挑戦することは大胆不敵である(しかし許容される)とみなされる。1体のメックの対戦相手はすべて同じ決闘の一部とみなされ、1体の挑戦者に砲撃することができる。ただし、クラン側の各メックには少なくとも1つの目標が残されていなければならない(この伝統はクランメック以外のユニットには適用されない)。実際、戦場での栄光に貪欲なクランメックウォーリアは、この方法で自軍の装甲車両や歩兵ユニット、あるいはエレメンタルを戦闘不能に追い込むことがある。
1体のクランメックが複数のインナースフィアメックに挑むことはできるが、たとえクランメックの数が相手を上回ったとしても、追加のインナースフィアメックが続行中の決闘に参加することはできない。そのような行為はゼルブリゲンの違反である。
2.挑戦の拒否:
クランの戦士は、インナースフィアの戦士から出された挑戦を受ける必要はない。特にその挑戦がゼルブリゲンを悪用し、欺瞞によって勝利を得るための策略であると疑われる場合はなおさらである。一般的なルールとして、クランの戦士は自分と異なるウェイトクラスのメックからの挑戦を拒否することができる。ただし、かわりに他のインナースフィアのメックに対して挑戦状を出す限り、である。
また、インナースフィアの戦士は挑戦を受けたり拒否したりすることは期待されていないが、名誉レベル2または3が有効な場合、インナースフィア側はクランの名誉に従わなければならない。さもなければ乱戦を引き起こす危険がある。
このような場合、インナースフィアのプレイヤーは代替の挑戦がなされる限り、挑戦されたメックのウェイトクラス外のクランメックからの挑戦を拒否することができる。
しかし最終的に代替となる目標がない場合、どのような挑戦も受け入れなければならない。
3.決闘無効の宣言:
交戦規定(名誉レベル1)を厳守していても、状況によっては決闘が無効となる場合がある。このような場合プレイヤーの判断が優先されなければならないが、ゲームマスターはこのような状況を判断するために以下のような簡単なペナルティシステムを用いることができる。このペナルティシステムは、決闘が成立するためには決闘するメック同士が積極的に戦わなければならないという考えを強制するためのものである。クランの戦士は名誉なき者をデズグラと呼ぶため、ペナルティはデズグラポイントと呼ばれる。
対戦相手がペナルティを不問としない限り(対戦相手がその行為が戦術的に適切であると判断した場合、不問とすることができる)、以下に挙げる違反行為にはそれぞれデズグラポイントが与えられる。
決闘中のメックがデズグラポイントを3点累積した場合、その決闘が不名誉なものであることは明らかなため、3点目を獲得したターンのエンドフェイズにその決闘は無効となる。
決闘中のメックがエンドフェイズに1ポイントを超えてデズグラポイントを獲得することはできない。
決闘中のユニットが故意に対戦相手の視線から外れた場合、そのユニットは1デズグラポイントを得る。
決闘中のユニットが対戦相手の視線上にいるにもかかわらず、意図的に敵軍に対して攻撃をおこなわなかった場合、そのユニットは1デズグラポイントを得る。このガイドラインは少なくとも1度の射撃が可能であること、つまり敵軍ユニットが発射される武器の射程内にいることを前提としている。
決闘中のユニットが自分のすべての武器の射程外まで移動した場合、そのユニットは1デズグラポイントを得る。
そのターンにそのユニットがデズグラポイントを獲得していない場合、そのターンのエンドフェイズにデズグラポイントを1減らすことができる。しかし、ユニットはこの方法でデズグラポイントを0にすることはできない。
ユニットが3デズグラポイントを貯めたら、そのシナリオの残りの間、どの氏族のユニットも決闘のルールに違反することなく自由にそのユニットを砲撃することができる。
範囲効果兵器(AE):範囲効果兵器(およびTAG、C3、半誘導LRMなど、運用に複数のユニットを必要とするシステム)は、その性質上ゼルブリゲンに違反する。クランの戦士は、名誉レベル1、2、3で戦っている間は、いかなる範囲効果兵器システムや特殊弾薬も使用しない。決闘ルールが適用されない名誉レベル4においてのみ、クランの戦士はそのようなシステムを使用する。
インナースフィアのユニットがクランユニットに対してそのようなシステムを使用した攻撃を宣言した場合、クランの戦士の対応は使用されている名誉レベルによって異なる。
名誉レベル1では、クランの戦士は使用された武器の種類に関係なく、決闘のすべてのルールを守る。
名誉レベル2では、決闘は乱戦となり、違反者(範囲効果兵器を使用したユニット、TAGを指定したユニット、C3システムを使用したユニット)はどのクランユニットからも攻撃を受ける可能性がある。
名誉レベル3では、範囲効果システムの使用はゼルブリゲンの儀式全体を無効とする。
格闘攻撃
決闘とは異なり、クランのメック戦闘における格闘攻撃嫌いは、広く浸透しているとはいえ非公式な習慣である。この嫌悪感についての説明はまだないが、専門家の中にはニコラス・ケレンスキーがクランの間で遠距離戦のスタイルを奨励するために選んだのではないかと推測する者もいる。
名誉レベル1では、クランの戦士は決してメック戦闘で格闘攻撃を行わない。
名誉レベル2では、クランの戦士は敵軍ユニットが先に格闘攻撃をおこなった場合のみ格闘攻撃をおこなうことができる。格闘攻撃フェイズにおいてインナースフィアプレイヤーが格闘攻撃を宣言した場合、それがクランの名誉を侵害するものであれば、そのクランのユニットはそのメックと自由に格闘戦闘をおこなうことができる。
名誉レベル3では、インナースフィアのメックによる1回の格闘攻撃は、そのゲームの残りの期間、すべてのクランの戦士がすべての敵軍ユニットに報復することを可能にする。
名誉レベル4になると、格闘攻撃に対するタブーは適用されなくなる。
名誉レベル1では、クランの戦士は決してメック戦闘で格闘攻撃を行わない。
名誉レベル2では、クランの戦士は敵軍ユニットが先に格闘攻撃をおこなった場合のみ格闘攻撃をおこなうことができる。格闘攻撃フェイズにおいてインナースフィアプレイヤーが格闘攻撃を宣言した場合、それがクランの名誉を侵害するものであれば、そのクランのユニットはそのメックと自由に格闘戦闘をおこなうことができる。
名誉レベル3では、インナースフィアのメックによる1回の格闘攻撃は、そのゲームの残りの期間、すべてのクランの戦士がすべての敵軍ユニットに報復することを可能にする。
名誉レベル4になると、格闘攻撃に対するタブーは適用されなくなる。
撤退
クランのメックウォーリアは、インナースフィアの軍隊が劣ったメックで戦う不名誉な戦士だと考えているため、インナースフィアの相手を軽蔑している。そのためクランの戦士たちは、インナースフィアの敵から撤退することはほとんど償いようのない恥辱だと考えている。負け戦から逃げるかどうかを選ぶことが許される場合、多くのクラン戦士は死ぬまで戦うことを好む。
名誉レベル1では、クランの戦士は決して撤退しない。
名誉レベル2では、クランの戦士は上級テクノロジーを使用した敵のメックからは撤退できるが、3025(入門)テクノロジーを使用したメック、車輌、歩兵ユニットからは決して撤退できない。
名誉レベル3では、クランの戦士は敵のどの年代のメックからも撤退できるが、車輌や歩兵ユニットからは撤退できない。
名誉レベル4では、クランの戦士は自由に撤退することができる。
名誉レベル1では、クランの戦士は決して撤退しない。
名誉レベル2では、クランの戦士は上級テクノロジーを使用した敵のメックからは撤退できるが、3025(入門)テクノロジーを使用したメック、車輌、歩兵ユニットからは決して撤退できない。
名誉レベル3では、クランの戦士は敵のどの年代のメックからも撤退できるが、車輌や歩兵ユニットからは撤退できない。
名誉レベル4では、クランの戦士は自由に撤退することができる。