カイ・アラード=リャオ - バトルテック日本語ルール@ ウィキ

カイ・アラード=リャオ

生涯	3030-3113
地位	連邦共和国軍中尉 セント・アイヴス公爵 ソラリスⅦグランドトーナメントチャンピオン3054-3056 スフィア共和国知事
所属	セント・アイヴス協定 連邦共和国 セノタフ兵舎 カペラ大連邦国 スフィア共和国

人物列伝

ソラリス・チャンピオンのジャスティン・アラードとセント・アイヴス女公爵キャンディス・リャオの長男として生まれたカイは、ニューアヴァロン軍事アカデミーで早くからその才能を認められ、悪名高き「勝ち目のない」ラ・マンチャ・シナリオを破った史上初の士官候補生となった。卒業後はライラ第10衛兵隊に所属し、幼なじみのヴィクター・シュタイナー＝ダヴィオンがツイクロスでジェイドファルコン軍を打ち負かす計画を立てるのを手伝った。ヴィクターの側面がグレート・ガッシュから侵入してきたクラン軍に脅かされたとき、カイはハチェットマンで単独で彼らに立ち向かい、彼らの前進を食い止めるためメックのリアクターを爆発させ、あらかじめ仕掛けられた爆薬を作動させた。ファルコン・ガードは崩壊する峡谷の壁から落ちてきた何トンもの岩の下に埋められた。
アウトリーチ・サミットでは、他の若い貴族たちの争いを仲裁し、クラン式の「職位の試練」で5人の敵対するバトルメックを倒し、彼らの中で最も偉大な戦士として名を上げた。
ジェイム・ウルフからダイシ搭乗の誘いを受けたときはこれを断り、両親を敬うため家族所有のバトルメック、イェン＝ロー＝ワンを選んだ。このメックは後にヴィクターがアリイナから脱出するのに使われている。
ファルコンの戦線に捕らわれたカイは、ディアドラ・リア博士と協力し、賞金稼ぎやコムスター、ジェイドファルコンの守備隊から逃れ、出し抜き、戦いながら生き延びた。
カイとディアドラは互いに好意を抱くようになったが、彼女の父親がジャスティン・アラードの手によって死んだという事実がふたりの関係を複雑にしていた。またカイはファルコンの司令官タマン・マルサスの尊敬を集め、スコーピオン作戦でアリイナを解放するために彼とともに戦った。
ツカイードの休戦後ソラリスⅦに移り住んだカイは、テング兵舎を引き継いでそこをセノタフと改名した。彼は父の跡を継いで剣闘士のチャンピオンになり、その影響力でゲーム・ワールドの腐敗を一掃した。 政治を避け、自分は単なる戦士にすぎないと考えていたが、叔父のマンドリン・トルマノ・リャオの陰謀に巻き込まれる。彼はカイを従兄弟のスン=ツー・リャオ首相に対抗するために利用しようとした。
トルマノはディアドラがカイの息子デイヴィッドを産んだことを突き止め、それを利用するために2人を誘拐した。この事件をきっかけにカイはトルマノのフリー・カペラ組織を完全に掌握し、ディアドラとデヴィッドを従え、星間政治により積極的に関与するようになった。
彼らのサポートにより、カイはついに自分の精神を支配していた恐怖を捨て去った。 両親の期待に対する裏切りと、自分の戦士の魂を解き放ったら何をしでかすかわからないという不安である。彼は自分の影響力を使って慈善活動を援助し、カペラの文化を広めた。
カイはヴィクターがコベントリーで第二次スターリーグを結成するのを助け、セント・アイヴス軍を率いてクラン・スモークジャガーに対するブルドッグ作戦を戦った。
そしてストラナ・メクティに赴き、そこで行われたクラン・ウルフとの「大拒絶」で互いの部隊が引き分けに終わる中、彼はカーン・ヴラッド・ワードを一騎打ちで打ち破った。インナースフィアに戻った彼は、まもなく母親の領地であるセント・アイヴスが新生戦争でスン=ツーの軍勢に侵略されているのを目の当たりにした。彼の英雄的な努力にもかかわらず、セント・アイヴスは敗北し、アラード＝リャオ家は和平交渉に合意し、カイはスン=ツーへの忠誠を誓わされたうえで、セント・アイヴスはカペラに再加盟された。
ジハードの間、カイは人質(ポーン)になっていた。ジョージ・ハセックがセント・アイヴスで民衆蜂起を起こそうとしたとき、彼は悪名高いバウンティ・ハンターに誘拐されてしまった。その後デス・コマンドーによってカペラ大連邦国のために奪還されたが、かつて彼がピーター・シュタイナー＝ダヴィオンに"戦いを勝ち抜き、盤上の最終ランクまで生き残ったポーンは非常に強力になる"と忠告したように、カイはデヴリン・ストーンが率いるスフィア共和国にまんまと亡命し、V県知事を務めることで、スン=ツーの支配下から逃れることに成功した。
彼は引退後、共和国のために盟約者団と戦って最後の作戦を指揮し、3113年にリャオで戦死した。

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