パンサー - バトルテック日本語ルール@ ウィキ

概要

もともと偵察部隊用の火力支援機として考案・設計されたパンサーのプロトタイプは、キャメロン王朝の衰退期にスターリーグのために初めて製造された。アルシャイン・ウェポンズは、2739年にパンサー製造の依頼を受けた直後から製造を開始した。スターリーグ防衛軍は、辺境の国境沿いの逆賊との戦いでこのメックを最初に使用した。
2759年のセント・ジョンの戦いの後、スターリーグはパンサーを再評価した。メンテナンス性の高いトロネル製大型レーザーシステムは限られたパワーと射程距離にもかかわらず膨大な熱を発生させており、その機体の頑丈さと機動性にもかかわらず、基幹支援ユニットとしては遅れをとっていた。スターリーグの設計者は新型のロード製ライトPPCシステムをテストし、熱対効果比が許容限度をはるかに超えて有効であることを発見した。アルシャイン・ウェポンズは直ちにPNT-8Zの生産を中止し、新型PPCの搭載を開始するとともに、このメックの耐久性を強化する新型の装甲複合材を採用した。
スターリーグ崩壊後、コンバインはアルシャイン・ウェポンズのパンサー工場を継承した(編集者注:その後自由ラザルハグ共和国とクランの両国に奪われ、他の工場に取って代わられた)。パンサー工場がコンバインの国境内にあったことと、多くのクリタ戦士がこの設計を採用したこともあり、ドラコ連合は継承権戦争中にパンサーを大量に使用した唯一の継承王家となった。
誕生からわずか10年のパンサー14Rは、超近代的なストリークミサイルとCASEⅡ、クランの最高傑作に匹敵する武器と装備で12KC型をさらにアップグレードした。正真正銘の技術実証機であるPNT-14Rは、そのフレームに可能な限りの防弾強化装甲を施し、必要に応じてスーパーチャージャーでスピードを高める。このアップグレードは大成功を収め、最新ラインのクリタ型ウォーハンマーにも同様の技術革新が採用されている。