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梅沢由香里のやさしい囲碁 - (2022/08/22 (月) 10:06:38) のソース

本項ではDS版(クソゲー)とPSP版(判定なし)、両方を紹介する。
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#contents(fromhere)
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*梅沢由香里のやさしい囲碁
【うめざわゆかりのやさしいいご】
|ジャンル|囲碁|CENTER:&amazon(B000W6J5F8)|
|対応機種|ニンテンドーDS|~|
|メディア|DSカード|~|
|発売・開発元|毎日コミュニケーションズ|~|
|発売日|2008年1月31日|~|
|定価|4,800円(税別)|~|
|プレイ人数|1~2人(交互プレイ)|~|
|レーティング|CERO:A(全年齢対象)|~|
|判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~|
|ポイント|&color(blue){''2008年クソゲーオブザイヤー携帯機部門次点''}&br;未完成品と言うに相応しい出来|~|
//優しさなど全くない
//↑「易しい」の可能性もある
|>|>|CENTER:''[[クソゲーオブザイヤー関連作品一覧>KOTYゲーム一覧]]''|

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**概要
初心者のためにやさしく囲碁を教えてくれるソフト。~
日本棋院認定の初段が取れるモードなどもある。~

タイトルにある梅沢由香里氏((2002年に結婚して「吉原由香里」となったが、棋名は2011年まで旧姓のままにしていた。))は現役の女流棋士。~
実は10年近く前に囲碁ブームを巻き起こした[[週刊少年ジャンプ>少年ジャンプシリーズ]]の漫画『ヒカルの碁』の監修であり、同アニメ版では囲碁解説コーナーも担当していた((これを考えると本作のイラストは若すぎるが気にしてはいけない。))。~
テレビ講座の講師や入門書の出版などでも精力的に活動する、著名な女流棋士である。~

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**問題点
-CPUの思考時間が異様に長く、カウンターストップ (99:59) まで行ってしまうことがある。
--その割に弱い。

-対人戦はネット対戦やダウンロードプレイはおろかワイヤレスプレイもできず、''一つの本体を交互に使って対戦''することになる。
--DSとこのソフトが一つずつあれば対人戦ができると評価できなくもないが、それならマグネット式の携帯囲碁セットを買ったほうが遊びやすいし安上がりである。

-問題集の特定の問題で''必ず不正解になってしまい解けない''ものがある。
--''開発者への指示のようなものが出てくる''ので、おそらく完成させずに放置したのだろう。

-思考時間やバグを除いても、タイトルの割に初心者向けではない。
--本来打てるはずの場所に打てないと言われ、打てないことがある。
--「ルール上は打てるが、打つ意味がない・却って不利を招く」という意味で囲碁用語として使われるのだが、説明文が足りないため初心者には誤解を招く表現になっている。

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**評価点
-「梅沢先生の色っぽい声''だけ''が救い」と評された。

-練習問題は1,000問以上とかなり多め。

-CPUの思考時間がパーセントで表示されるため、後どれくらい待てばよいかが分かる。

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**総評
解けない問題が出るだけならまだしもフリーズする、ネット対戦が出来ない、CPUの思考レベルが著しく悪いなど、一局打つ以前の問題が多い。~
現役の棋士が関わっている以上失敗しないような題材にも拘らず、未完成品としての批判が免れないモノとなってしまった。

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**余談
-思考ルーチンにはどうやら以前同社から発売されたWin用ソフト『やさしい囲碁指導対局』と同じく「勝也」(Katunari)が使用されているようである。

//-2008年KOTYの据え置き部門が「[[野球>MAJORDREAM メジャーWii パーフェクトクローザー]]VS麻雀」だったとするならば、携帯ゲーム部門は「野球VS囲碁」であり、2008年はクソゲーになりえないジャンルがあり得ない出来になるという事態がいくつも起きていた。
//--野球だけで4本。さらに囲碁、麻雀、[[ゴルフ>プロゴルファー猿]]とこれだけ多く候補作になっている事態である。
//KOTYの項目に引っ張られすぎでは、という指摘があったため一時的に伏せます。
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*梅沢由香里のやさしい囲碁(PSP)
【うめざわゆかりのやさしいいご】
|ジャンル|囲碁|&image(https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51JvB-00v2L.jpg,height=160)|
|対応機種|プレイステーション・ポータブル|~|
|メディア|UMD|~|
|発売・開発元|毎日コミュニケーションズ|~|
|発売日|2008年1月31日|~|
|定価|4,800円(税別)|~|
|プレイ人数|1~2人(交互プレイ)|~|
|レーティング|CERO:A(全年齢対象)|~|
|発売日|2008年10月9日|~|
|定価|4,800円(税別)|~|
|判定|なし|~|
|ポイント|DS版の問題点の多くが改善された&br;しかし不満要素も一部残る|~|

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**概要(PSP)
DS版の発売から9か月半後に、プラットフォームをPSPに移して発売された移植版。
基本的な内容はほぼ同じだが、DS版からの改善点が見られる。

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**改善点(PSP)
-CPUの思考時間が大幅に短縮された。
--DS版のおよそ1/5ほど。カウンターストップまで行くようなことはまずない。

-フリーズバグは修正された。

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**評価点(PSP)
-問題数が1,300問以上に増え、DS版よりさらに多くなった。

-対局中に保存した棋譜を自由に編集することが可能に。
--これにより、「自分がなぜ負けたのか」、「仮にこのような手を打ったらその後はどうなったか」といった事をシミュレートできるようになった。

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**問題点(PSP)
-新モードなどの大きな追加要素はない。

-対人対局の際に1つの本体を交互に使わなければならない点は相変わらず。

-価格がDS版から据え置きのまま
--問題点がある程度改善されたとはいえ、ほぼベタ移植でこの値段では少々割高感が漂う。

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**総評(PSP)
DS版にあった大きな問題点は改善され、目立たないながらも普通に遊べる無難な出来となった。~
今から遊ぶのであればPSP版一択である。