【さむらいすぴりっつ あまくさこうりん】
ジャンル | 対戦格闘 | ![]() ![]() |
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対応機種 | アーケード(MVS) | ||
販売・開発元 | SNK | ||
稼動開始日 | 1996年10月25日 | ||
発売日 |
【NG】1996年11月29日 【NGCD】1996年12月27日 |
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プレイ人数 | 1~2人 | ||
レーティング | CERO:B(12才以上対象) | ||
配信 |
バーチャルコンソール 【Wii】2012年2月4日/926ポイント アーケードアーカイブス 【Switch】2017年4月13日/838円(税込) 【PS4】2018年4月19日/838円(税込) |
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判定 | なし | ||
ポイント |
旧SNK版サムスピの集大成 基本的なシステムは前作を踏襲 「怒り爆発」「連斬」等の新システム追加 新システムの一部は後のシリーズの基本に 急速にコンボゲー化が進んだ |
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サムライスピリッツシリーズ |
一七八九年
寛政の改革が 人々を圧迫せし頃
一ツの魔性の魂が 燐火を上げて蘇った
大地を揺がし 出現した城は
島原の人々を 災いに染めていった
それに呼応するかの如く 己が身を修羅に変え
定めに生きる者たちが 現れた
『サムライスピリッツ』のシリーズ4作目。通称『天サム』。
ストーリーの時間軸は『サムライスピリッツ 斬紅郎無双剣』(以下斬サム)と『真サムライスピリッツ 覇王丸地獄変』(以下真サム)の中間。本作の主人公は新キャラの風間兄弟(火月と蒼月)。
時は1789年。
各地で冷害や洪水、大火、飢饉が打ち続く中、島原の地に不気味な城が忽然と姿を現した。
その城の主の名は天草四郎時貞。
一度は魔界から復活し、野望半ばにして倒されたはずの天草四郎が、またしても現世を征服すべく蘇ってきたのだ。
島原半島を飲み込み、日に日に巨大化していく魔の城。
人々はいつしかその魔城を「天草城」と呼び、恐れながらも、救いを求め、崇めるようになったという。
しかし、それがさらなる災厄を呼び込もうとは、まだ誰も知る由もなかった…。
+ | バサラウィルス参考動画 |
前作『斬サム』が「10年早すぎた世紀末ゲー」と評された反省から、新機軸を盛り込みつつもバランスの改善を図ろうとした点は評価できるが、人によってはサムスピがコンボゲー化する元凶となったとも評されることとなった。
だが作品そのものは「2Dサムスピの最終形態」ともいえる評価で、特に「怒り爆発」「一閃」システムは後のシリーズにも受け継がれた完成度の高いものであった。
後に悠紀エンタープライズ(*25)が本作をベースに『サムライスピリッツ零』を製作したことにもそれが現れているといえよう。
しかし、『サムスピ』シリーズ自体は後の『ポリサム』やRPG『武士道烈伝』で著しく評価を落とすこととなってしまった。
NG版
NGCD版
SS版
PS版『サムライスピリッツ天草降臨SPECIAL』
NGP版『サムライスピリッツ!』
PS2/Wii『サムライスピリッツ六番勝負』
Windows(Steam/EPIC GAMES STORE)/Switch/PS4『サムライスピリッツ ネオジオコレクション』
*1 なお、『斬サム』では「年齢」の欄が省略されている。
*2 ほぼ全キャラにあるおかげである意味ではバランスが取れているとも言えたが。
*3 ネオジオポケット/〜カラーなどの携帯ゲーム機で発売されたシリーズは例外。
*4 最終段のモーション終了時に怒りゲージが増えるため、最後をガードされても怒りMAXになるが、モーション中に反撃を受けると怒りMAXにならない。例として閑丸の14連斬は硬直が長く、画面端だと決めた後に相手にクイック起き上がりをされた場合出の早い技で反撃を受けてしまい、怒りもMAXにならない。
*5 何故かガルフォードのみキャンセル不可。
*6 喰らいモーション中に出せる技は初代から半蔵・ガルフォードが持っているが、あれらは対処法を知っていればガード後反撃できるため永久連続技から完全に脱出できるとは限らない。
*7 閑丸のようにただ去っていくだけというのもあるが。
*8 即ち本作は使用キャラクターによってラスボスが変わる。
*9 ただし『真サム』でのゴミ技っぷりを見てきた一部のファンからは「こんなの光翼刃じゃない!!」と非難の声が上がったりしたが。
*10 高威力の修羅半蔵のCモズ落としと、決めると姿を消せる羅刹半蔵の爆炎微塵隠れ除く。
*11 その桜井氏も『斬サム』でゲーム収録初挑戦のためかやや聞き取りにくいボイスがあり、こちらにも批判の声が全くなかったわけではない。
*12 彼女の名誉のために言うと、実力派若手女優の候補と目されており、『天サム』稼働後の話ではあるが有名マンガ「ガラスの仮面」のドラマ版で安達祐実氏演じる主人公のライバル役を演じ、高評価を受けている。
*13 以降の『剣』、パチスロ版『鬼』、『令サム』といった作品でも声優は変わっているが、これらの作品はリムルルに限らずほぼ全員変わっているため割愛。
*14 キャンセルをかける通常技はヒットさせなければならない。
*15 五段溜め狂落斬は溜めきるまで最大80カウントもかかるが、威力は単発で6割まで減り、さらに突進に長い無敵が付くという非常に強力な技になる。
*16 その代償として溜めきるまでの間Dボタン絡みの動作(蹴り、連斬etc.)は一切使えない、怒り爆発で抜けられる、一部のキャラクターには一閃で反撃が確定するという弱点もある。
*17 この現象を発見した人が天草降臨研究の同人製作物(コンボムービーを収録したビデオなど)を出しており、作品内での呼称として用いられたものが広まった。
*18 もっとも幻十郎はこれ以前のシリーズでも主要技と死に技のコマンドが被るため暴発との戦いが日常茶飯事のキャラではあったが…
*19 本作では武器捨て挑発で自分から武器を捨てられるようになった分性質が悪くなったと言える。
*20 正確には白刃取りでも武器を奪われるが、機会が滅多にないため除いた。
*21 このゲームには厳密な意味での連続ガードが存在せず、多段ガードの最中でもガード側が任意でガードを解除することができる。
*22 修羅の場合は連打で出る死に技の「パグナ・パグナ」が暴発しやすいという弱点はある。
*23 本作の連打系必殺技はインストカード表記では「レバー前+ボタン連打」となっているが、実はレバーを前に入れなくてもボタンを3~4連打するだけで出てしまう。
*24 当たり方によっては即死しない場合もあるが、どの道瀕死である。
*25 一部が後に『アルカナハート』で知られるエクサムを立ち上げている。
*26 これに限らず、SNKの対戦格闘ゲームのSS版は拡張4M発売後のタイトルでも、それに非対応(使用自体はできるがグラフィックがバグる)だったり対応(使用できるが1MBのカートリッジと認識)でもそれに合わせた作りがされていなかった。同社の4M専用タイトルは存在すらせず。
*27 グラフィックは『真サム』からの流用、必殺技は新規。
*28 NGCD版とSS版ではプレイヤー版のカラーは修羅と羅刹は同じ色(1Pと2Pはちゃんと違う)。
*29 初代~『零』はネオジオROM版、『剣サム』はPS2版ベース。