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SIMPLE2000シリーズ Vol.91 THE ALL★STAR格闘祭
【しんぷるにせんしりーず ぼりゅーむ91 ざ おーるすたーかくとうさい】
ジャンル
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対戦格闘
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対応機種
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プレイステーション2
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発売元
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D3パブリッシャー
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開発元
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デジタルゼロ
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発売日
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2005年12月15日
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定価
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2,000円(税抜)
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判定
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バカゲー
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ポイント
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今日も平和だ! 愉快だ! 格安だ!!
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SIMPLEシリーズリンク
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概要
D3パブリッシャーによる廉価版ゲームシリーズ『SIMPLE2000』の1作であり、同シリーズに登場したキャラクター13人が集まって特に理由も無く格闘バトルを行うという、「お祭りゲー」である。
キャッチコピーは「誰が一番強いのか! ごちゃごちゃ言わんと勝手に決めやがれ!」であり、とにかく戦う理由は求めてはいけないゲームである。
登場キャラクター・原作
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以下の通り
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双葉理保
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D3製ソフトの名物キャラだが、本作では『Vol.50 THE 大美人』を下敷きにしている為、ビキニ姿で登場し、必殺技で巨大化する。
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流石に身長48mの大美人姿はデカ過ぎるのか、今作では目測15~20mくらいの「中美人」になる。…結局、画面には足しか収まっていないのだが。
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同時に『スマッシュ』『ソング』『アッパー』といった『ラブ★』シリーズ準拠の技も使用できる。
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OPテーマは彼女による新曲。厳密にはムービーも含めてイベント用デモの流用だが。
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ゲスト出演で共演した事のある、彩・麗子・ダムドとは面識があるという設定。
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双葉真琴
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理保の妹で、様々なソフトにおいて共演しているキャラクター。『双葉理保19歳』での姿が下敷きなので、唯一フルプライス由来のキャラとなっている。
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本作では素手で戦う正統派の格闘キャラ。原作のエピソードにちなみ、技に「バット折り」がある。
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水咲麗子
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『ラブ★』シリーズの常連キャラだが、本作では『Vol.63 もぎたて水着!女まみれのTHE 水泳大会』を下敷きにしている為、黒いビキニ姿で登場する。
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各キャラとの会話では「教師である」という設定が強調されている。原作の設定に沿うならば数学教師なのだが、技は「科学の実験よ!」「体育の授業よ!」といった感じで、数学要素は皆無。
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とは言え原作からして数学教師という設定はほとんど使われていなかったため、その辺りはそこまで大した問題ではないのかもしれない。
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因みに『Vol.113 THE 大量地獄』の主人公は彼女の妹である。
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彩
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『お姉チャンバラ』シリーズの主人公。本作の直前に『2』が発売されているが、開発時期の都合もあって本作に『2』のネタは無い。声優も『1』での担当だった富永旋津子氏である。
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妹の「咲」は、台詞では度々触れられるものの登場はしない。
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「女子高生なんて肩書き、捨てちまったよ」という、意味深なセリフがある。
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ジニー&賢作
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『THE 推理』シリーズのサポートキャラ(「擬人」と呼ばれるコンピュータプログラム)。本作ではジニー(女性)がメインキャラで、賢作(猫)は攻撃オプション扱い。どちらも原作と同じ声で喋る。
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原作では勿論戦闘キャラではなくネットワーク上だけの実体の無い存在なのだが、それを良い事に本作ではテレポートや放電など「なんでもあり」なキャラクターと化している(もちろん原作に無い捏造)。足を動かさず空中を滑るように移動するなど、
グラフィックの手抜きには都合の良い独自の動きを見せる。
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勝ち台詞「謎は全て解けたわ、犯人はあなたね!」 …原作ではネット越しに事件を解決する状況な上、推理を担当するのは主人公なので、そもそもこんなシーンなどはありません。
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地球防衛軍隊員
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『Vol.31 THE 地球防衛軍』の主人公。『2』は既に発売されているのだが、なぜか『1』を下敷きにしている為、「陸戦兵」という呼び名は使われておらず、ペイルウィングも未登場。
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手榴弾であるHG-01改を使用でき、攻撃に応じてアサルトライフル・スナイパーライフル・ショットガンを使用したり、超必殺技が弾速の遅いジェノサイド砲だったり、ダッシュのアクションが原作の回避アクションに似ていたり、負けセリフが「一時退却する」だったり…と、原作再現度は高い。
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その一方で、デフォルトで手に握っているのが原作に出てこないハンドガン。銃撃しようとするとその瞬間だけ別の銃の形に変わる。また敵を「インベーダー」ではなく「エイリアン」と呼ぶのも謎である。
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原作では悲鳴しか上げず、台詞どころかそもそも「キャラクター性」というものが皆無であった為、本作でようやくキャラ付けが行われたと言える。声は原作とは違い、中野大樹氏が担当。
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なお同キャラ対戦の場合、相手は敵が送り込んだ偽者という設定で登場する。…という事はインベーダー側も初台詞!?
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「昆虫型異星人」とも発言しているが…インベーダー自身も蟻の姿をしているのだろうか?
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ダムド
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『Vol.42 THE 異種格闘技』の使用可能キャラの1人であるプロレスラー。
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原作では「股裂き」攻撃が使用でき、本作でも使えるかの様に宣伝されていたが、実際にはできない。女性キャラに股裂きをするのは問題だと思われたのだろうか?原作では理保にも使えたのだが。
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原作では他に目立った点も無かった為、実質「なぜこいつが出演しているのか?」というキャラになってしまっている。
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プリンセス・シャバル(シャバル王国の王女)
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『Vol.44 THE はじめてのRPG』のパーティキャラの1人。原作ではデフォルト名が存在しなかった為、本作ではこの名称になっている。
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原作では説明書に性格設定こそ載っていたが、本編ではパーティキャラ全員が一言も喋らなかった為、本作で初台詞を貰った事になる。声は新井里美氏が担当。
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手に持っているのが棒術の棍ではなく魔法の杖になっており、露出度も上がっているが、武器攻撃と魔法の両方をこなせるという設定は活かされている。セリフも「パーティメンバー大募集」「あと1ターンあれば…」と、RPGらしさを意識したものとなっている。
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両親が故人である・国の復興を目指しているという設定にも触れられている…のだが、説明書や台詞に「魔王と戦う」という一文が登場している。原作はそんな話じゃないんだけどなぁ。
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「本物の魔王を見た事もない癖に…」お前も見た事ないだろう。
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軟体怪人ナメデスガー
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『Vol.60 THE 特撮変身ヒーロー』の2面のボス敵。
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『ストリートファイターシリーズ』で言うところのダルシムの様な特殊能力タイプで、動きは鈍いが手足や胴体を伸ばす事で攻撃を行う。…原作にそんな能力は無い。というかボス戦の画面は狭いからそんな事されたら勝てん。
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原作同様毒霧は吐けるのだが、色も掛け声も違う。実質性能的には原作とはほぼベツモノである。とはいえキワモノ枠としては異様な存在感を醸し出してはいるが。
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かかし
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『Vol.64 THE スプラッターアクション』の主人公。原作の特殊能力であるスピンアタックやチェーンソーが使用できる。隠しコスチュームも原作のアイテムの「ホッケーマスク」を被った姿であり、再現度は高い。
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説明書で「心優しい案山子」と紹介されてはいたが、原作では掛け声しか上げなかったので、シャバル同様本作で明確なキャラ描写が成された存在である。また会話では、原作の老夫婦やザコ敵に付いても触れられている。
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因みに原作での掛け声の声優は不明(スタッフロールに表示が無い)だったが、本作では瀬那歩美氏が担当。ナレーターとの二役でもある。
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蓁 福月(シン フーユェ)
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『Vol.65 THE キョンシーパニック』の主人公。原作同様剣と銃で戦うが、掛け声は原作とは異なっている。
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原作では台詞こそ喋るものの、性格を伺わせる描写はほぼ無かった為、防衛軍同様本作でようやくキャラ付けが成されたと言える。
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原作のエクストラモードでは荒々しい口調になっていたが、そちらは取り入れられていない。またコスチュームにも黒いカラーバージョンは存在しない。
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かかしと対戦すると、普通の人間と違うものを感じ取られる。原作のラスボスが口にした設定に拠るものか?
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飛鳥狭
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『Vol.72 THE 任侠』の主人公。攻撃力・防御力共に高く、接近戦に強い。パッケージイラストではピストルを持っているが、ゲーム中は使用できない。
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原作ではコスチュームによって性能が変わるのだが、本作で着ている服だと物凄く弱く、起き上がりもモッサリしていたので、そこまで再現していたらとてもゲームにはならなかっただろう。因みに隠しコスチュームは原作の最強コス(=裸)である。
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なお声優は原作とは異なっているが、原作では軽めの声だったので、ドスの効いている本作の方が「任侠」には合っている。
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麻雪
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アルティメットシリーズの『Vol.21 喧嘩上等!ヤンキー番長 昭和99年の伝説』のヒロイン。
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原作は顔のグラフィックがアレでナニだった(というか登場人物全てが顔も体型もアレだった)のだが、本作では別人にしか見えない顔になっている。まあ本作の女キャラは全員顔が同じなので、不細工顔がハンコ顔に変わっただけなのだが。
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宇宙の電波に目覚めちゃった理保
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本作における唯一の隠しキャラであり、シングルモードにおける最終ボス。言うまでもなく、あのシリーズのキャラクターのパロディである。
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能力的には普通の理保のマイナーチェンジであり、特別強くは無い。
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更に唯一シングルモードでは使用できないので、会話も1パターンのみ。
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当時の発売済み作品のうち、比較的知名度の高いSIMPLE2000シリーズのキャラはほぼ全員参戦していると言ってよい。
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SIMPLEシリーズは開発会社がかなりバラバラであるが、特に支障をきたすことなく様々な開発会社の作品から参戦キャラが選ばれている。
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異なる開発会社の作品を纏め上げるというやや異色のお祭りゲーだが、原作ネタもそれなりに拾われている。ただし、セリフ回しなどには原作とキャラや設定がずれている部分もいくらか見られる。
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なお、本作の開発を担当したデジタルゼロは本作がSIMPLEシリーズ初参入である。
つまり、本作に登場する全ての原作の開発会社とは別の会社により制作されたゲームである。
特徴
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ゲームは、メインのシングルモードの他、対戦、サバイバル、タイムアタック、練習モードと一通り揃っている。
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シングルモードは、好きなキャラを選んで他のキャラ全て(自分の同キャラ含む)を倒していくモード。このモードのみ、戦闘前にキャラ毎に違った会話が用意されている。同じ組み合わせでも、1Pと2Pで会話内容が異なる。但しこの会話は字幕のみで、ボイスは無い。
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開始前後に流れるテロップは全キャラ共通で、キャラ毎のストーリーやエンディングは無い。戦闘前の会話の違いを楽しむモードとなるだろう。
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戦闘中の掛け声及び勝ち・負け台詞はボイスによるもの。勝ち台詞は2種類ずつ用意されている。負け台詞はKO負けとタイムアップで1種類ずつ。
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殆どのキャラは原作と同じキャストが新規のボイスを当てている。
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バトルは往年の2D戦闘で、軸ずらしやライン移動は存在しない。
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必殺技ゲージは「インパクトストック」と呼ばれており、これは超必殺技の発動に使われるほかに、タイミングよくボタンを押して消費することで「攻撃力アップ」「行動後の隙をキャンセル」「ガードの硬直をなくし、削りダメージも無効」「受けたダメージの一部を回復」といった効果が得られる。
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まあどれも既存の格闘ゲームから持ってきた要素ではあるが、それらをまとめて1ボタンで行えるのは面白いといえば面白い。
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超必殺技使用時には、カットインが挿入される。
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ラスボス以外のキャラは、全てモーションが異なっている。本作の制作元は元々CG制作会社であり、グラフィックのレベルは高い。
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『大美人』『水泳大会』『任侠』をイメージしたステージが登場する。
問題点
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メニュー画面では、「○ボタンと×ボタンが決定・△ボタンと□ボタンがキャンセル」という謎の仕様になっている。その為誤入力が生じやすい。
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というか、なぜ同じ効果のボタンを2種類ずつ用意するのだろうか?
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×ボタンが決定、△ボタンがキャンセルという点も含めて洋ゲーではたまに目にする仕様だが、日本のゲームで採用しているのはこのゲームと『グランツーリスモ』シリーズぐらいではないだろうか。
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隠し要素を手に入れても「○○が出現した」などとは知らせてくれない。スタッフロール後はセーブするかどうかの確認も出ずOPデモに戻されるので、何が出現したのかがわかりにくい。
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お祭りゲーに付きものの問題ではあるが、キャラのチョイスも気になる人は気になるだろう。
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過半数が女性で、しかも露出の激しいキャラばかりと、露骨なお色気強調の人選である。
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もっとも当時のラインナップでは、「格闘ができそうな人型キャラ」は限られていたので、キャラはともかく出演作品に関してはやむを得ないかもしれないが。
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上記のキャラクター紹介で記した通り、原作の設定が無視・改変されているところが多々見られる。
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もっともお祭りゲーなので「細かいことはいいんだよ!」的な概念で捉えるべきなのかもしれない。
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キャラが妙に大きく、間合いもあまり開けられない為、ステージが狭く感じられる。
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彩のセリフ「あんたじゃ役不足なんだよ!」日本語間違い。
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ラスボスのセリフ「理保は万能。全てに内包しているのだ」…全てをじゃないの?
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キャラごとの技コマンド表は、なぜかシングルモードをクリアしないと全て表示されない隠し要素扱いである。
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音量の調整機能が存在しない。本作のBGMはやかましいものが多いので、ボイスが聞き取れない事が多い。特に使用キャラ決定時のセリフ。
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各キャラには隠しコスチュームが1種類ずつ用意されているのだが、かかしと飛鳥以外は原作とは無関係の服ばかり。特に彩は網タイツが追加されるだけ。
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ダウンからの起き上がりの際に当たり判定が存在する為、ハメ技が可能。
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バグが存在する。
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コンボを繋げすぎると双方のインパクトストックが減少する。
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ジャンプから着地した際に特定の技を入力すると背景がおかしくなり、更に敵が金縛りになる。
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こちらのバグは特定の技を出せば解除できるのだが、解除せずに敵を倒すとゲームが進行しなくなる。
総評
格闘ゲームとしては正直問題点だらけなのだが、SIMPLEシリーズでお祭りゲーを出したという事実だけは貴重である。
その後
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双葉姉妹をはじめ、「あるキャラが他のSIMPLEソフトにゲスト出演する」という例はこの後も続くが、「開発会社の枠を超えたオールスターのお祭りゲー」というものは本作のみとなっている。
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2013年現在、SIMPLEシリーズの展開自体が当時より縮小されている為、今後もお祭りゲーが出るかどうかは微妙な所だろう。
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もっとも、出たら出たでドジメイドロボやらTバック忍者やらコケシと大根振り回す双子やら、あざといお色気要員が増えているだけかもしれないが…。