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ロックマン (PS) - (2014/04/13 (日) 09:09:06) の編集履歴(バックアップ)
ロックマンシリーズ (PS)
【ろっくまん】
ジャンル
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アクション
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対応機種
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プレイステーション
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発売元
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カプコン
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開発元
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4~6:エルステッド
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発売日
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1:1999年8月5日 2:1999年9月2日 3:1999年9月14日 4:1999年10月28日 5:1999年11月25日 6:1999年12月9日
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定価
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各2,800円
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廉価版
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PS one Books/各1,800円 1,2:2003年4月24日 3,4:2003年5月29日 5,6:2003年6月26日
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配信
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ゲームアーカイブス/各600円 1:2009年8月12日 2:2009年9月9日 3:2010年4月28日 4:2011年2月9日 5:2011年8月10日 6:2013年2月27日
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分類
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微妙リメイク
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ポイント
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無理矢理過ぎるバラ売り 無理矢理豪華っぽく見せる バグ無修正
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ロックマンシリーズリンク
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概要
ファミコンソフトとして発売された『ロックマン』シリーズ6作品を、1作ずつPS用ソフトにしたもの。
『1~3』と『4~6』では、追加要素の仕様が若干異なる。
特徴・問題点
主な追加要素は、難易度の変更、味方キャラがヒントをくれる「ナビモード」、敵キャラ紹介モード、タイムアタック、CG閲覧、ポケットステーションで育成した主人公やボスを登場させられる「ポケロク」など。
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コンティニューは『ロックマンX3』同様、メモリーカードやポケステにパスワードをセーブする方式になった。
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パスワード自体が存在しなかった『1』は、普通にクリアステージのデータをセーブする方式。
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ポケステ使用時は「パスワードをメモる」という、使い道不明のコマンドもある。
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L1・R1ボタンで武器変更、△ボタンでショット連射、○ボタンでスライディング(『3』以降)と、増えた分のボタンにもそれぞれ役割が与えられている。
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ちなみに、○ボタンのスライディングは「スライディングを出す」ではなくあくまで「下+ジャンプを同時に入力する」だけらしく、梯子の上で押すと梯子を下りる。それで特に不都合がある訳ではないが。
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ゲーム本編の内容やグラフィック自体は一切変更無し。また『2』のヒートマンステージからワイリーステージに飛ばされてしまうバグや、『4』のエンディングのクレジットミスなど、不具合も修正されていない。これらのことから基本的にエミュレーター動作と思われる。
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しかし縦横の処理の比率が微妙に変わっており、一部ルートが通過できなくなったり、被弾のタイミングが変わったりしている。
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バグまで再現との見方も出来なくはないが、そう考えると今度は再現されていないバグ(『2』の壁抜けなど)が気になる。
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内蔵音源のサウンドも妙にリバーブがかかったような響きがあったり、一部効果音が変な鳴り方をしている。
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「ナビモード」はインターフェイスの向上と要所要所のヒントなど、多少は遊びやすくなっている。特殊武器を切り替えやすくなっているのは初心者には遊びやすいかもしれない。
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…のだが、なぜか『3』ではブルースが、『4』ではカリンカがナビゲート役を務めている。前者は『3』の時点では「敵か味方かわからない」という扱いだったし、後者もゲーム本編で救出した時の会話に矛盾が出るので、もっと後の作品に回してもよかったのでは?
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同モードではアレンジBGMも搭載されているのだが、『1~3』の場合アーケード版の『パワーファイターズ』及び『パワーバトル(CPSII版)?』のBGMを流用しただけの手抜き仕様。その為、アーケード版でアレンジされなかった楽曲はFC音源のままだったり、全然関係ないアレンジBGMが無理矢理割り当てられたりしている。
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『4~6』ではちゃんと全曲アレンジされているが『1~3』同様アーケード版の音源が流用されている所もある。
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図鑑モードがあり本編で倒した敵が登録されるのだが、『1~3』までは本編と別にセーブしなければ図鑑にデータが残らない。
総評
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当時のFCソフトの相場上昇や追加要素を考慮に入れても、FCとは比較にならない容量と性能を持つPS用ソフトとしては物足りない出来。1本1本の値段は明らかに割高である。
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せめて『ファイナルファンタジーコレクション』のように3作1セットくらいにしていれば…。
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メガドライブの『1~3』の内容を再録し新ステージまで追加した『ロックマンメガワールド』と比べると、今回はカプコンのがめつさが滲み出ている。
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本作のBGMはXA形式で収録されているため容量が肥大化しており、ある程度は致し方ない部分ではある。
余談
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現在、これらPS版6作は中古でもあまり出回っておらず、オークションなどで高値が付いている。
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ゲームアーカイブス版は、容量が200~400MBと元がFC用ゲームとしてはかなり大きい。
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またアーカイブスの仕様上「ポケロク」も遊べない。PSVITAでのみアプリにより遊べるようになった。
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『2』はPS3本体でプレイしようとすると不具合が発生する。
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『4』のパッケージイラストではダイブマンの頭が写っていない。これは、サイズや時間の都合で最初から描かれなかったことが、画集『ロックマン&ロックマンXオフィシャルコンプリートワークス』で語られている。
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一時期はこのPS版6作に『ロックマンX7』と缶バッジを合わせた、半ば抱き合わせともいえるセット販売が公式に行われていた。
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海外においては、『ロックマン』1~8とアーケード版である『ロックマン・ザ・パワーバトル』『ロックマン2・ザ・パワーファイターズ』の2作をソフト1本にまとめて収録した『Megaman Anniversary Collection』という作品が存在する。なんとPS2/GC/XBOXの3機種マルチ発売。
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『1~6』はこのPS版ベースになっている。『7』と『8』はそのままのエミュレーションで『8』はPS版が元となっている。アーケード版は2作とも基板から直接移植したものである。
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開発元のエルステッドには開発履歴に4~6のみ表記されているが、実はエンディングで表示されるスタッフクレジットは1~6すべて同じ名前だったりする。このクレジットが正しければ1~6すべてエルステッド製となるが、なぜ4~6だけ表記しているのかは謎である。
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このPS移植シリーズのプロデューサーであった人物は、『ロックマンX5』でもプロデューサーを務める事になる。
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その関係か、味方からのナビゲーションや、強化パーツの付け替えという要素が受け継がれている…のだが、なぜかどちらも本シリーズより改悪されている。詳細は当該項目を参照。