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レッキングクルー - (2016/07/26 (火) 17:52:42) の編集履歴(バックアップ)
レッキングクルー/WRECKING CREW
【れっきんぐくるー】
ジャンル
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アクションパズル
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対応機種
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アーケード ファミリーコンピュータ その他移植版・配信版多数
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メディア
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【FC】320KbitROMカートリッジ
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発売元
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任天堂
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開発元【FC】
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インテリジェントシステムズ
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稼動開始日【AC】
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1984年8月
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発売日【FC】
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ROM版:1985年6月18日 ディスクシステム版:1989年2月3日
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定価
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5,500円(税別)
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備考
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GBA『ファミコンミニシリーズ』第二弾(2004年5月21日発売)
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判定
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良作
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マリオシリーズ・関連作品リンク
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概要
『ロードランナー』に見られるような面クリア型アクションパズルゲーム。
ビルの解体屋・レッキングクルーとなったマリオ(ルイージ)を操作し、モンスターの巣窟と化したビルを解体するのが目的。
本作のマリオに与えられたハンマーは物体を破壊する以外の用途は存在せず、それどころか今日のマリオでおなじみのジャンプやハンマーで敵を殴るなどと言ったアクションすら仕掛けなしでは出来ないという、特異な仕様になっている。
本作は元々はVS.システムで稼動していたアーケード向けのオリジナル作(そのため元タイトルは『VS.レッキングクルー』)であり、最も知られているファミコン版はゲームシステムに変更を加えたアレンジ移植作に当たる。
本稿では主に、ファミコン移植版について説明する。
特徴とシステム
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モンスターやいじわるキャラ・ブラッキーの執拗な妨害を回避しつつ、ビルの内部にある壁を全て破壊するとクリア。壊す手順を間違えると詰むステージも多く、本作のパズル要素となっている。
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地形は左右ループしている。
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本作のマリオは敵キャラに対する直接的な攻撃手段を持たず、仕掛けを使って追い払うか逃げ回るしかない。
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ステージによるが地形や仕掛けを使って敵キャラを閉じ込めるなど無力化はできることがある。
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地形には表側と裏側の概念があり、モンスターだけが表と裏を行き来する。マリオは常に表側に位置する。
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裏側にいるモンスターはマリオを攻撃できないので、ハンマーを叩くことで開く扉を利用し、うまく誘導してモンスターを裏側に閉じ込めると攻略が楽になる。
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壁や仕掛けを破壊したとき、裏側にいるキャラを地形の最下部に叩き落とす事ができる。
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下に落ちたモンスターは怒ってスピードが上がるので注意。
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マリオがモンスターや火の玉に触れると1ミスとなる。
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ただし、ドラム缶を被ったり地形にハマったりして火の玉(後述)に当たれない状況に陥った場合、1ミスどころかリセットするしかない状況になることも。(事実上のゲームオーバー)
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破壊対象・壊すと得点になる
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壁
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ただの壁。2回・3回叩かないと壊れない物もある。
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中にM・A・R・I・O(L・U・I・G・I)の5つの文字が隠されていて、順番に全て見つけると1UPする。
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どこに隠れているかはステージによって決まっているため、覚えた上でルートを組み立てないと手順を間違えて詰む可能性もある。
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支柱を壊して対象のブロックを落とすと出なくなり、しかもそれをしないとブロック自体を破壊できなかったり、手順の関係でどうしても無理な所もあるのでステージによってはどうやっても揃えるのが不可能な場合もある。
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ハシゴ壁
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梯子のように上り下りできる壁。上下全て繋がっており、どれか一枚でも壊せば全て壊れる。
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ハンマーで殴って破壊するには一番下の段を破壊しなければならない。
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破壊対象でない仕掛け
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ドラム缶
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通過できない障害物。他のアクションゲームにおける壁のようなもの。支柱と組み合わせることで、ただの壁にならない持ち味が出る。
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支柱
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破壊すると上にある壁や仕掛けを落とせる。
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ただしハシゴやハシゴ壁の場合、一番下の段だけしか落ちてこない。
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上にあるドラム缶を落とした時、下にキャラクターがいれば落ちてくるドラム缶を被ってしまい、そのまま閉じ込めることができる。この時マリオがドラム缶を被ると操作不可となり、しかもとミスの手段がなくリセット不可避となる。
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扉
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殴ると一定時間開き、その間にモンスターが通過すると表と裏を出入りする。なるべく裏側に閉じ込めておくとよい。
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ダイナマイト
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壊すと爆発する。
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隣接している破壊可能な仕掛けにハンマー1回分の衝撃を伝えていく。これで壁を連続で壊すと得点が倍増する。裏側のキャラを落とすこともできる。
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これにより、地形上の全ての扉が一気に開く。
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爆発したときに、ダイナマイトに触れているキャラクターはマリオ含め表裏問わず衝撃で落ちる。落とした敵はブラッキーを除き少しの間気絶した後スピードがアップする。
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条件を満たすと中から得点アイテムやゴールデンハンマー(パワーアップアイテム)が出現することがある。
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妨害者達
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スパナゴン
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マリオを追尾するモンスター。梯子に到達するとマリオの現在位置に従って進路を切り替え、それ以外は直進する。(何もない所でいきなり進路は変更しない。)そのシンプルさゆえ、たとえ一匹でも袋小路に追い詰められる危険性があるので、なかなかの強敵。スピードの違いで2種類いる。(オレンジ・紫)
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ナスビ仮面
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一定の法則に従ってビルの中を昇り降りする。移動速度が速い。単体なら行動を先読みすれば回避は難しくない。複数いると複雑になり、高難度化。
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火の玉
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マリオブラザーズにも登場した、フロアを横切っていく火の玉。一定時間ごとにマリオと同じ高さに出現するため、下手をすればモンスターと挟み撃ちになる可能性もある。
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一応、ハマった時の自殺用キャラなのだが、状況によってはその役目を果たさないことも。
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ブラッキー
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常にマリオの裏側に位置する。マリオを追尾し、ダイナマイト以外の破壊可能な仕掛けを破壊してマリオや表側にいるモンスターを下に叩き落とす。
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裏側にいるので、逆に叩き落とす事も可能。
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ステージによってはこいつをうまく利用しないといけない。(階下に行く手段がなく、叩き落としてもらうのが解法になっている。)
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特定の条件を満たしてダイナマイトを破壊すると、中からゴールデンハンマーが出現する。これを取得すると・・・
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マリオの持つハンマーが光り、また音楽が専用のものになる。
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移動速度が上がる。ハンマーの振り抜き速度も速くなる。
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2回・3回叩かないと壊れない壁を一撃で粉砕する。しかしダイナマイトの恩恵を受けにくくなるという欠点もある。
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壁が無くても裏側のキャラクターを直接殴って落とせる。うまくやると表側のキャラクターも直接叩き落とせる。
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コツがいるが、空中歩行ができるようになる。ステージによってはバランス崩壊。(本来ありえない解き方ができてしまう)
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ステージをまたいで使用できる。一回ミスするまで効果は持続する。
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こんな具合でとにかく強力極まりないアイテムだが、地形によってはその恩恵を受けられない事もある。
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全100面。また、タイトル画面からステージセレクトが出来る。特に制限はなく自由に選択可能。
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4の倍数のステージをクリアするとボーナスステージがあるが、得点にしか影響せず、仕様も完全に運任せである。
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自分でステージを作れる「デザインモード」が付属している。
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ディスクシステム版はそのままで作ったデータの保存ができるが ROM版で保存する場合は周辺機器が必要。
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移植版も、データの保存が出来るものと出来ないものに分かれているので注意。
評価点
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シンプルなクリア条件に対して、奥の深い戦略性。
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マリオはただ全ての壁を壊せばよいのだが、敵のアルゴリズムから仕掛けの利用法まで全てを熟知しないと後半ステージのクリアは難しい。
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難しいながらも、何回もプレイしてテクニックを磨いていくといずれクリアできるゲーム難易度は絶妙と言える。
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説明書に記載されているだけでも結構なテクニックが存在する。
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ダイナマイトによる一発逆転が爽快。
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壁を連続で破壊することで連鎖ボーナスを狙えるだけでなく、素早く壁を壊す事でモンスターの追撃を逃れることも出来る。
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耐久度の高い壁を殴っておくことで連鎖ボーナスを狙う事も可能。
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単に衝撃で落下してモンスターから逃げるという使い道もある。
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さすがのブラッキーも手が出せない代物であり、本作がパズルゲームである事を強く認識させる。
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全100ステージに加え、デザインモードで自作面も作れるという大ボリューム。
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当時の面クリア型ゲームとしては破格のステージ数である。
賛否両論点
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パズルゲームとしては解き方がすぐ分かってしまう。
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ポーズをかけると十字キーで自由に画面をスクロールでき、開始前にじっくり解き方を考えることもできてしまう。
逆に言うとアクション性が強い。解き方が分かってもモンスターをうまく誘導できないと非常に厳しい戦いになる。
ポーズ中の画面スクロールの仕様は説明書にも予め明記されているため、この点を踏まえた意図的な配慮といえる。
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解法云々の前に、どれだけマリオを素早く動かせるかを突き詰めただけの一発ネタ的なステージもあり、やはりパズルゲームというよりはアクションゲームの感覚が強い。
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ブラッキーの邪魔っぷりが半端じゃない。
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パズル要員として利用するステージもある一方、ただ邪魔なだけのステージも多く、移動速度がマリオと同じなので壁を壊して落とさない限り逃げられない。
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落としても平気な面はまだしも、落としたり落とされたりしたら詰むステージが存在するので憎たらしい。
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ハンマーの振り抜きもブラッキーの方が速く、落とそうと思ったら落とされていた事も。
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一番危険なのが、隣接しているだけで実質ハシゴ壁が利用不可能になる事。
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純粋な問題点として、裏側にいるため壁があるところでは見えにくい。
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火の玉は一定周期だが突然出てくるので、順調だったプレイがいきなり無駄になることも。
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ゴールデンハンマーの性能が極端。
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出し方と性能さえ把握していれば一部ステージがヌルゲーと化す。
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アクションが苦手な人への救済措置と捉えられなくもない。むしろ使いこなすにはアクションが上手くないと難しいのだが。
問題点
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難易度の上昇が早く、20~30ステージあたりで詰む人も多い。
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さらに終盤には、ドラム缶と重なる様に落下してドラム缶に隣接した二つのダイナマイトを壊すといった、
バグなのか仕様なのか分からないテクニックを強要するステージも出てくる。解法が分かりやすいのが救いか。
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半ば作業とも呼べるステージがある。
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3回殴らないと壊せない壁がビッシリ設置されているなど、手抜き同然のステージも。
総評
マリオ作品の中でも知名度が低いが、ファミコンミニやバーチャルコンソールで積極的に再販されていることからも分かるように現代でも通用するボリュームとゲーム性がある。
敵キャラクターを回避しつつの忙しないプレイを要求されるため、アクション系のパズルが合わない人には合わないかもしれないが、ゆったりした動きと大幅に制限されたアクションとは裏腹に壁を壊す爽快感はバッチリという、ファミコンマリオの傑作の一つ。
余談
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概要で述べたとおり、元はVSシステムで稼動していたアーケード作品であり、コンシューマ移植に当たって原作の対戦プレイを主軸においたゲーム内容を、1人プレイ向けにアレンジしてパズル性を高めたのがファミコン版である。
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ファミコン版から追加されたライバルキャラ「ブラッキー」の存在はその名残で、アーケード版における対戦プレイを意識した仮想敵ともいえる存在である。
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また、壁を壊してコインを探すボーナスステージもそのまま取り入れられている。
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本作のルイージは現在のような緑色のカラーではなく、マリオと同じ赤系統のカラーになっている。
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ただしアーケード版ではピンク色、ファミコン版では濃い赤になっており、配色自体はきちんとマリオと区別されている。
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後にスーパーファミコンで続編『レッキングクルー'98』が発売されている。
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ただし何故かジャンルが対戦パズルゲームで完全に別ゲーと化しており、本作の雰囲気は完全に吹き飛んでしまったが。
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なお、この'98にはFC版の本作も丸々同時収録されている。
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漫画家の鈴木みそ氏はブラッキーがお気に入りで、ファミ通で連載していた『おとなのしくみ』でも度々登場させている。