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ドラゴンボールZ外伝 サイヤ人絶滅計画 - (2018/05/13 (日) 15:43:03) の編集履歴(バックアップ)
ドラゴンボールZ外伝 サイヤ人絶滅計画
【どらごんぼーるぜっとがいでん さいやじんぜつめつけいかく】
ジャンル
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RPG
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対応機種
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ファミリーコンピュータ
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発売元
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バンダイ
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開発元
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トーセ (プログラム、サウンド) D&D (デザイン等)
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発売日
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1993年8月6日
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定価
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7,800円
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判定
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なし
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ポイント
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揃えろベジータ
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ドラゴンボールゲームリンク
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概要
人気TVアニメ『ドラゴンボールZ』を原作としたRPGの第4作(SFC版を入れると第5作)。
但しストーリーは完全オリジナルであり、『ドラゴンボールZ』史上唯一のOVAと連動したソフトでもある。
特徴
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物語の時期は一応セル編の後だが、悟空が生存している。パーティに加わるキャラは、悟空・悟飯・ピッコロ・べジータ・未来トランクスの5人。
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敵の黒幕やザコキャラはオリジナルだが、中ボスとしてフリーザ・クウラ・スラッグ・ターレスも登場する。
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フリーザ・クウラの兄弟が同時に登場するという、当時としては貴重な作品でもある。
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とは言ってもゲーム中では兄弟の会話は無い。OVAの方では一応会話している。
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スラッグとターレスは、本作がゲーム初出演である。また本作でターレスが使用する技には「キルドライバー」と名前が付いており、後の格闘ゲームシリーズにも引き継がれている。
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本作では必殺技は最初からは使えない。戦闘中に一定の順番でバトルカードを使用する事により技を発する事ができる「アレンジメント」というシステムが導入されている。
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技の出し方は、ミニゲームをクリアする事で入手できるものもあるが、自力で揃えなければならないものもある。
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MPに当たる物は無く、カードの順番を揃えれば何度でも技は撃てる。
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「天下一武道会モード」が復活した。今回はパスワードではなく、本編セーブデータに記録されているキャラを出場させる事ができる。
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しかし出場キャラ一覧に本編の敵キャラの名前も載っている為、本編の展開のネタばらしにもなっている。
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なお同一覧にミスターサタンの名前も載っているが、対戦前に腹痛を起こしたと言って逃げ出す為不戦敗となる。
評価点
シナリオ面
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一つのゲームとしてまとまったシナリオ
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今まで原作を追いかける形でどうにも中途半端になってしまっていたシナリオだが、オリジナルストーリーにした事で一つのゲームとしてまとまっている。
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復活した敵との戦闘
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前述の通り、ボスクラスの敵が復活して襲い掛かってくるのはやはり燃える展開。
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後述の通り、せっかく復活した敵の扱いが悪いのが残念ではあるが。
システム面
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戦闘演出は前作に引き続き出来が良い
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使用カードに合わせて敵の前後に瞬間移動、投げた相手にやはり瞬間移動で追いつき攻撃を加えたりと、アニメの戦闘のようなスピード感あふれる演出となっている。
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トランクスが操作可能になった
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前作ではイベント時のみの参加で自動操作キャラだったのだが、本作ではメインのプレイヤーキャラの一人として操作可能になった。
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条件を満たさないと見る事ができない「隠し要素」や、隠しボスも存在している。
賛否両論点
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ギャグ寄りのシナリオ展開
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初期のDBらしいとも言えるが、子供だましな展開やしょうもない展開が多い。
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ピッコロにサタン以上のバカと評される敵キャラ、カワーズ。
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ピラフの変装したデンデに誰も気づかずに神龍を呼び出し、ピラフに願いをかなえられてしまう。
問題点
シナリオ面
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復活したフリーザ達の撃破方法が不明
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倒しても復活してくるフリーザ達をどうすればいいのか困っていると界王様から連絡があり、「そいつらはゴースト戦士、つまり幽霊なんじゃよ」と話が来るのだが、それに対し悟空が「わかった!皆、こいつらはゴースト戦士だ!」と返事をする。…まではともかく、その後特に何の説明もなく戦闘が再開され、普通に倒すだけで復活することなく倒せてしまう。なぜそれで今度は倒せるのかがさっぱりわからない。
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恐らくは「相手が幽霊だと判明したから、幽霊用の戦い方を行った」のだろうとは思うが、画面を見てる限りでは「いや、だからどうしたの?」としか思えない。
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全体的にお使いゲー
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目標地点と町を往復するだけのイベントも多く、特に宇宙に出てからが顕著。
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クウラ・スラッグ・ターレスはセリフらしいセリフが殆ど無く、原作に因んだネタも出てこない。技もゲームオリジナルのもの。
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また「サル野郎のサイヤ人に復讐だ!」とのたまっているが、ターレスもサイヤ人じゃなかったっけ?
システム面
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回復所やイベントマスに入った際にも戦闘判定が行われるようになった
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この所為で戦闘後に再度入り直しをしなければならず、面倒に感じる事が多い。
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雑魚戦をする意味がほぼない
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HP以外の成長要素がなく、そのHP成長もイベントによる増加のみである為、雑魚戦はカードの組み合わせによる技探しくらいしか行う意味がない。
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お使いゲーな事もあって、意味のない戦闘が余計煩わしく感じてしまう。
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中盤以降は前述のフリーザやクウラ達も雑魚敵として現れる。HPもこれまでの敵と比べて高く先頭にかかる時間も増える。
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ベジータの使い勝手が悪化している
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前作『烈戦人造人間』でもパーティを組んでる際には自動操作だったのは同じだが、前作ではベジータ一人のパートがあった為、そこで自由な操作が可能だった。本作ではそれもない為、終始自分勝手に動くだけで、一度も自由に操作する事が出来ない。
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一応、全キャラで唯一全体攻撃を複数持ってたり、能力も高めと自由に操作できない分の優遇はされているが、技の習得システムの所為でデメリットの方が大きい。普通にプレイしていては必殺技を揃えるのはまず無理。
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カードマークの組み合わせによる戦闘システムの不便な点
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2~3枚の組み合わせはともかく、4~5枚の組み合わせの必殺技はカードを揃える手間の所為でなかなか出しにくい。
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特に終盤は一人につき7枚全てのカードを使用する為、次の仲間の為にカードを残しておくことができない。
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「蹴」のカードはベジータしか技に必要としない為、基本的に邪魔なマークになってしまっている。
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彼の為にそのカードを残しておいても彼はオートなので必殺技を使ってくれるかどうか怪しい。
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ラスボス戦の難点
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ラスボスは必殺技でしかダメージを与えられない為、実質「必ず必殺技を出せるアイテム」の物量戦となる。
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当然ながらラスボス戦でもベジータはオート操作なので、ほぼ役立たず。
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「光」カードで出せる単発の気功波もダメージは通るが雀の涙。
総評
戦闘演出はFCのカードバトルの集大成と言える出来で、カードの組み合わせ次第で小技なら必殺技もバンバン使っていけるようになった。
一方で大技は非常に出しづらく、雑魚戦の無意味さやお使いシナリオもあってストレスのたまる要素も多い。
進化した面もある一方で、どうにも惜しい一作となってしまった。
余談
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後に本作のOVAのリメイク版が『ドラゴンボール RAGING BLAST 2』に収録された。