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SDガンダム Gジェネレーション DS - (2020/10/11 (日) 17:45:21) の編集履歴(バックアップ)
SDガンダム Gジェネレーション DS
【えすでぃーがんだむ じーじぇねれーしょん でぃーえす】
ジャンル
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シミュレーションRPG
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対応機種
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ニンテンドーDS
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発売元
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バンダイ
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開発元
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ヴァンガード
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発売日
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2005年5月26日
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定価
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5,800円(税別)
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プレイ人数
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1人
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セーブデータ
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3個
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レーティング
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CERO:全年齢(全年齢対象)
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判定
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良作
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ポイント
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スパロボシリーズも顔負けのクロスオーバー ルートによって大きく変わるシナリオ ギャザービート系列Gジェネの集大成
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SDガンダム Gジェネレーションシリーズリンク
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概要
2005年5月26日に発売された、ニンテンドーDS初のGジェネシリーズかつニンテンドーDS初のガンダムのゲーム作品。
ワンダースワンの『ギャザービート2』と『モノアイガンダムズ』をリメイクしつつオリジナル要素を追加した内容となっている他、他のガンダム作品と比べて試験的な要素も多数盛り込まれている。
特徴
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まずストーリーは珍しくジオン目線から始まる。そのため初期のメンバーはシャアを中心としてMSVのジョニー・ライデンやシン・マツナガ、ギャザービートシリーズのシグ・ウェドナーなどマニアにはたまらない面々になっている。なお、敵にも序盤からSEEDのムウ・ラ・フラガや0083の「不死身の第四小隊」がいるなどの敵側の配慮もしっかりしている。
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中盤まで進むと、宇宙世紀作品中心の「宇宙世紀ルート」と、アナザーガンダム主体の「平成ガンダムルート」に分岐する。また一度クリアすると難易度が上がる代わりにイベントや加入キャラが増える「スペシャルモード」を遊べるようになる。
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ただし上昇は大したことはなく、1周クリアした腕前があるなら気にならないレベル。
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さらに両ルートをクリアして一定条件を満たすと、原作では敵だったメンバー(ジェリド・メサ、ナタル・バジルール、トレーズ・クシュリナーダなど)を操作できる「ライバルルート」に進むことが出来る。
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しかし何と言っても一番の目玉は黒幕。度肝を抜かれたプレイヤーは数知れない。
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その人物とは
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まさかのギレン・ザビその人である。
何故、この人が生きているかは終盤に明らかになる…。生きて登場すること自体が伏線でも有るが。
因みに、ディー・トリエルとラスボス等の生みの親でも有る。
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評価点
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とにかくIF設定が質、量共に素晴らしい。
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ほんの一例を挙げると、軍への不信を振り払ったりジョニー・ライデンにときめくシーマ・ガラハウ、ロリハマーン様、綺麗なブーステッドマン3人組などと、原作を知っていればいるほど考えられない設定が多数ある。しかも設定を大幅にいじっているのに、その全てが良い方向に向かっているあたりシナリオライターのレベルの高さが伺える。
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特にライバルルートにおける「ゼロ・ムラサメによるブーステッドマン3人組説得→3人組によるラスボス救出」の1連のイベントはギャザービートシリーズ屈指の神イベントとして高く評価されている。また再度仲間になった際の3人組は仲良しトリオになっており、信頼補正も元のマイナスからプラスになっており、エンディングでは自分たちなりに強化人間の境遇を語るなど清々しいやり取りを見せてくれる。
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この他にもナタルを説得するシーマ、アズラエルのあまりの非道さに怒りが爆発して離反を決意するジェリドなど、原作で敵役だったキャラクターの一味違う面がこれでもかというほど詰め込まれている。
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そもそも今作のシナリオの根幹を担っている∀ガンダムの設定からしてIF設定の塊となっているが、それもしっかりと練られている。
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また、ライバルルートだと特定のキャラがターンXを使用できるのだが、その人選がカオスの極み。
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ジョニー・ライデン、シン・マツナガ、トレーズ・クシュリナーダ、ゼロ・ムラサメ、セレイン・イクスペリ、シーマ・ガラハウ、ジェリド・メサ、ゼクス・マーキスの8名が候補となる。
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また、ゼクスでターンXを使用する前には専用のイベントが挿入される、イベントをコンプリートを目指してる人はそこにも着目。
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中には一部で有名な小説版機動戦士ガンダムのネタもある。何ともマニアックなチョイスだが、だからこそ面白いと言える。
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以下、ライバルルートにおける小説版要素について。ネタバレ注意
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一定条件を満たした上でア・バオア・クーの決戦においてアムロを撃墜すると、なんとアムロが死亡する。これをきっかけにカイはニュータイプとして覚醒し、ホワイトベース隊はシャアと共にザビ家を叩くことになる。
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これだけなら小説版準拠ということで許されるかもしれないが、なんと戦後、カイ・シデンがプレイヤーのティターンズ部隊の前に颯爽とνガンダムで現れる。カミーユやジュドーと共に「人の心の光を見せなきゃいけないんだろ」「νガンダムはダテじゃねえんだ」と叫びフィン・ファンネルを乱舞させる最強のニュータイプ・カイに多くのプレイヤーが衝撃と恐怖を覚えた。
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もっとも、最後にはプレイヤー部隊も戦争終結のためにエゥーゴと合流するので、カイとは協力することになる。
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ただし、ライバルルートはこのカイ覚醒が霞んで見えるほどやりたい放題な展開が満載なので、特別カイが目立つゲームというわけではない。
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また、本作の宇宙世紀ルートはモノアイガンダムズのリメイクで有るとされるが故に…。
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原作のモノアイガンダムズでは最終的にミアンかセラ(セレイン)のどちらかしか助けられず、その内選ばなかった一人は死亡することになる。一応、条件を満たせばハーレムも可能だがその難易度は高かった。
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だが、今作では2人が生存可能となり、シグを取り合うハーレム展開も見る事ができる。さらにとある人物から冷やかしを受ける場面すら用意されている。
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また、ライバルルートではこれとはまた違った展開を見る事が出来る。
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登場MSもマニア心をくすぐる物が多い。
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色違いエルメスが3機も出てくる作品は後にも先にもこれだけである。
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オリジナルキャラのディー・トリエル等も好評。彼女とアポリーの支援効果が発生するなど誰が想像したろうか。
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また、オリジナル敵キャラの設定は今作の奇抜さを端的に表していると言える。そして、設定負けしていない強さも印象的。初見だと確実に絶望するレベルと言える。
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図鑑の解説がユーモアに満ち溢れている。
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真面目に解説している項目があるかと思えば、思わぬオチを付けている事があったり、今作のトンデモ設定へのセルフツッコミになっている項目も。特にカテジナ、覚醒カミーユなどは必見。
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本作の図鑑は一部のデモシーンやイベント戦闘も登録されるようになっている。
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「ヒイロvs.」など専用のアクションが見られるものもあり、それらの再確認が容易なのは嬉しいところ。
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BGMも好評で、一部は前作『アドバンス』から引き継いでいるものもある。
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本作のガンダムWのBGMは、ゲームではあまり採用されない後期OP「RHYTHM EMOTION」が選曲されており、アレンジ・選曲も含めて評価が高い。
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その他、過去作のBGMをリメイクした「モノアイガンダムズ」や「戦いのとき」、ディー・トリエルのテーマである「見つけたもの」など、ゲームオリジナルBGMの評価も高い。
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機体を改造することができるのだが、どのユニットも2段階目で似たようなスペックになる。
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つまり、ザクやジムでも頑張って改造すれば使い続けられるのである。ただし、弱い機体の2段階目の改造は費用が凄いことになるが。
賛否両論点
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SEEDキャラが目立ちすぎている。
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各ルートに共通して一定の出番があるため、平成ガンダムルートやライバルルートはともかく、宇宙世紀ルートにSEEDのキャラが出張してくるのが気になる人もいるようだ。
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ただし、当時はSEED DESTINYが放送中で宣伝を考えれば無下に出来なかったと言う事情があり、 またSEEDファンにとっては評価点になり得る要素ではある。
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なお、Xはニュータイプ設定のため宇宙世紀ルートと平成ガンダムルートの両方に登場するし、∀やクロスボーンのように全ルートでシナリオに絡んでくる作品もある。
問題点
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難易度が低い。
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特に強力なモビルスーツが揃うゲーム終盤は無双ゲー状態になる。とはいえ、ラスボス戦など要所要所で「突っ込んでいるだけでは落とされる」ような歯応えのあるステージも存在する。
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登場するキャラ・MSに偏りがある。
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序盤はジオン軍の立場で行動することもあるからか敵役の連邦軍が後のティターンズ中心のメンツだったり、0083のエピソードでコウの扱いがやたら悪かったりと所謂ジオン贔屓な事は否めない。
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セーブデータの初期化ができない。
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久しぶりにプレイする際に、新たな気持ちで全データを初期化して最初からプレイをするといった行為ができない。
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また、当然中古で購入した場合だと前のプレイヤーのデータを引き継いでプレイすることになる。登場人物やユニットの図鑑をプレイを通じて埋めていくのがGジェネの醍醐味なのだが。
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08小隊は原作のシーン再現などは多いものの、陸戦型ガンダムやEz8、グフ・カスタムは地上専用であるためか登場しない。そのためノリスとの一騎討ちやギニアスとの決戦でシローがジム・コマンドに搭乗しているとかなり残念な事になっている。
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過去作の『ギャザービート』や『アドバンス』ではオリジナル機体としてEz8の改造機が登場していたが、今回はそれらも登場していない。同じくギャザビ出身のMAグロムリンは登場しているのに…。
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一応アプサラスIIIは登場しているほか、前述のノリスはまさかのケンプファーに乗って現れる。
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各ルート毎の戦力差が大きい。
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宇宙世紀ルートはアムロを筆頭に強力なニュータイプが多数揃い、艦長枠もブライトといった有能キャラで固められるため最も戦力が充実している。むしろ加入キャラが多すぎて出撃枠が不足するという贅沢な悩みが出るほど。
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主力メンバーの一人であるカミーユのハイパー化イベントを完遂するためには、一部キャラを離脱させるか隠しキャラを最低1人は諦める必要がある。ディアナ加入の関係からヘンケン艦長が割を食いやすいのだが、そもそもキャラの離脱に抵抗のあるプレイヤーには辛い仕様となっている。
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逆に平成ガンダムルートは人員に乏しく、ニュータイプ不足の上に艦長枠も中盤までは微妙な能力のキャラしかいない。主力たるドモンやガロードはよりにもよって隠しキャラ扱いなので、加入条件を知らないとさらに戦力差が開く羽目になる。
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中でもドモンが加入する隠しステージは、場違いな強さを誇る敵ユニットと「HP完全回復」を行う大型敵ユニットが揃う構成もあり難易度が高い。突破にはHP回復などの絡め手を封じる「ID封印」を活用する必要があるが、この時点ではマツナガしか使用できるキャラがいないため初見殺し感も強い。
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また共通パートでモノアイガンダムズ関連のイベントをこなしても、平成ガンダムルートだと関連人物が全員フェードアウトしてしまい、結末が分からず終いとなる。
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ライバルルートは当初こそ微妙な人員しかいないものの、最終的にはかなり充実する上にその人選も個性的であるため、戦力差はさほど気にならなくなる。
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こういった格差から、全ステージクリア後に挑戦できる「特別演習」の構成の差も大きい。ここでは進まなかったルートの味方キャラが敵として出現するのだが、中でも強力なニュータイプ部隊と交戦する平成ガンダムルートは最も難易度が高くなっている。
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一部キャラにバグがある。
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バグの内容は「クリア後にステータスが弱体化」と、「戦闘中の台詞が出にくい(出ない)」の二種類。
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前者のバグは特定条件で発生するものであり一応は回避可能だが、知らないと戦力低下は避けられない。
このバグに該当するのはカミーユとジェリドの2名で、条件を満たさないとなぜか初期バージョンに差し変わり、能力が大きく劣化する。カミーユは前述のハイパー化イベントを最後まで進めることで、ジェリドは自身でターンX入手イベントをこなせば回避可能。しかしジェリドの場合、他キャラでターンXを入手すると弱体化確定となる。
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後者はバグと言うより仕様なのか回避不能。一応、台詞を意図的に出させる方法が無いわけではなく、こちらはゲームの進行には全く影響しない。
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また前述の「特別演習」にもバグがあり、一度クリアして再挑戦すると「敵キャラのハイパー化が解除されたままとなる」ため、難易度が意図せず低下してしまう。
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正確には「パイロットのハイパー化のみが解除された状態」となっており、機体のハイパー化はそのまま。この仕様上、アムロ&νガンダムやウッソ&V2アサルトバスターなどの一部ユニットは弱体化しておらず、シンやカガリなどのように条件を満たせばしっかりハイパー化してくるものもいる。一方でドモン&ゴッドガンダムのように再度のハイパー化が絶対に起こらないユニットもいるため、バグの影響もルート毎で差が大きい。
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マニアックなIF展開が多い。
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キャラゲーの宿命ではあるが、それなりにガンダムの知識がなければ何が楽しいのかわからない可能性がある。特に、UC関係の作品(1st、Ζ、ΖΖ、0083、0080、08小隊、MSVなど)についてはある程度知識があったほうが楽しめる。
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前作と比べて戦闘面での演出が劣化している。
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戦闘グラフィックは前作から一部を流用しているのだが、回避・被弾モーションが省略されていたり、演出が簡略化されたものがあったりと劣化点が目立つ。
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前作ではアムロ&νガンダムやキラ&フリーダム、コウ&GP03の必殺技にカットイン演出が入っていたのだが、本作ではいずれも削除されている。
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ハードの進化を考えるとこの点に関しては努力不足と言わざるを得ない。
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戦闘アニメのカット機能が用意されているが、一度エンディングを見るまでは使用できない。
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ただし、本作の戦闘アニメは前述した演出省略もあってスピーディーな構成となっており、前作や続編と比べればかなりテンポ良く進むようになってはいる。
総評
戦闘の演出面や一部キャラの弱体化バグなどを除けば目立った難点がなく、キャラゲーとしては圧倒的な質と量を誇るIF展開とハイレベルなキャラ改変が高く評価されている。
そのためギャザービートシリーズの魅力を存分に楽しめる名作となっており、『GジェネF』並にマニアックなファンが今なお多く存在する。
近年では過去作の機体やキャラクターが再登場する機会も多いため、本作絡みの要素の再登場に期待を寄せる者も少なくない。
余談
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シナリオ上の繋がりはないが、続編にあたる『クロスドライブ』は、当Wikiにおいては本作と正反対の分類にて掲載。
どうしてこうなった
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高評価なシナリオ・テキストを持つ本作だが、それらを確認するためのハードルはやや高い。
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一昔前のゲームであるため攻略サイトが少なく、今となっては攻略本も入手困難で、情報源に乏しいのが現状である。
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豊富な戦闘前会話は勿論のこと、発生条件が難しいイベントも複数あり、特にカミーユ完全覚醒やライバルルート突入の難易度は高く、ターンX入手イベントに至ってはノーヒントで達成するのはほぼ不可能に近い。
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図鑑の説明文が特徴的な本作だが、角川書店刊の攻略本のキャラクター解説も割とフリーダムである。
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後に発売された『Gジェネクロスレイズ』にシグ&シスクードが参戦したのだが、シグの戦闘曲は本作のBGM「モノアイガンダムズ」をベースにアレンジ+新規パートを加えた豪華なものとなっている。