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Need for Speedシリーズ - (2019/09/12 (木) 19:35:16) の編集履歴(バックアップ)


Need for Speed (ニードフォースピード)シリーズリンク

機種 タイトル 概要 判定
3DO/DOS/
PS/SS
オーバードライビン 記念すべきシリーズ第1作。車内視点の存在で脚光を浴びた。
PS版とSS版は日本未発売。(原題:Road & Track Presents: The Need for Speed)
PS オーバードライビン:DX 初代の日本版。内容はさほど変わらない。
SS オーバードライビン:GT-R 初代の日本未発売であったSS版をベースに、車種を日産車のみ、アザーカーやパトカーを削除した仕様。
PS オーバードライビン:スカイラインメモリアル オーバードライビン:GT-Rと同じく初代をベースに、車種が日産車のみの仕様。
でも車種はGT-Rとは少し異なっている。
Win/PS オーバードライビン II 原題:Need for Speed II 大きな進歩は見られないが、ゲームとしては及第点。PC版は原題のまま日本でも発売されている。
PS Need for Speed: V-Rally 欧州地域でインフォグラムが発売していたラリーゲーム。EAが北米での発売を担当し、併せて改題された。
国内ではスパイクのローカライズで「V-Rally」として発売。
Win/PS オーバードライビン III 原題:Need for Speed III: Hot Pursuit 初めて警察とのカーチェイスを中心とした作品。
Win/PS オーバードライビン IV 原題:Need for Speed: High Stakes PC版のMODの影響により、現在も人気作の一つ。こちらもPC版は原題のまま日本版が発売されている。
PS Need for Speed: V-Rally 2 上述の「V-Rally」と同様。「NfS」のナンバリングからは外れたが、後に3も発売された。
国内ではスパイクのローカライズで「V-Rally 2」として発売。
Win/PS Need for Speed: Porsche Unleashed 国内ではPC版のみ発売。タイトルにもあるようにポルシェ車オンリーの異色作。
1950年から2000年までのポルシェ車が約50種登場し、ポルシェの歴史が記された各種資料も収録されている。
Win/PS2/
Xb/GC
Need for Speed: Hot Pursuit 2 国内未発売。郡を舞台とした爽快なレースとタイトル通りの追跡と逃走を体感できる。
Need for Speed: Underground 家庭用ではNeed for speedとして初めて日本版が発売された作品。
高級・高性能車から一転、比較的安価なスポーツカーを中心にド派手なレースと原形を留めぬほどのマシンカスタマイズを楽しめる。
Need for Speed: Underground 2 Undergroundの続編。より詳細かつ大胆なカスタムとチューニングが可能に。
PSP Need for Speed: Underground Rivals アンダーグラウンドの世界をいつでも手軽に味わえる。
Win/360/
PS2/Xb/GC
Need for Speed: Most wanted (2005) 『Hot pursuit』以来の警察との追いかけっこが生々しくなって蘇る。
システムは簡略化されたが、幅広い車種と壮絶なカーチェイスにより人気作となった。
PSP Need for Speed: Most Wanted 5-1-0 携帯機でも白熱のカーチェイス。警察車両の手強さに苦戦したプレイヤー多数。
Win/PS3/
360/Wii/
PS2/Xb/GC
Need for Speed: Carbon 前作から正当進化した一方、プラットフォーム変更に伴う画質の変化には対応出来ず。
カスタマイズ出来るパーツ数の多さは好評。
なし
PSP Need for Speed: Carbon Own the City シリーズの良い要素を削った劣化作。据置機版NFSCとはストーリー・マップが異なる。
PSP版NFSで初のフリーランモード搭載。
Win/PS3/360
/Wii/PS2
Need for Speed: Pro Street 今までのシリーズと異なり、クローズドサーキットで行われるタイプに変更。
前作のパーツカスタマイズを発展させた細かいパフォーマンスチューニングが可能になった。
PSP Need for Speed: Pro Street (PSP版) レースゲームとしては普通に遊べるが、他の携帯機作品と比べて乏しいどころではないカスタム・チューニング要素の無さが不評。
Win/PS3/360/
Wii/PS2
Need for Speed: Undercover 難易度調整・挙動・グラフィックの不安定性によりストレスフルに。
画質は前作から劣化。実写ムービーは好評だが短い。
不安定
PSP Need for Speed: Undercover (PSP版) PSP版のNFSシリーズでは好評。全体的にコミカルな雰囲気で、PSPだと割り切れば非常に楽しめる。
フリーランモード非搭載。そして相変わらずのパッケージ詐欺。
Win/PS3/360 Need for Speed: Shift 有名開発チームとの合同開発により丁寧な作りに。
再びサーキットを舞台にしたためオープンワールド非搭載だが、チューニングの細かさはシリーズでも随一。
PSP Need for Speed: Shift (PSP版) 安定したゲームシステムと向上したグラフィック。痛車も作れる。
Wii/DS Need for Speed: Nitro 異色の雰囲気を放つ独特な作風。5都市を駆け回り、街を染め上げろ!
Win Need for Speed: World オンライン専用 。2015年7月14日に サービス終了
Win/PS3/
360/Wii
Need for Speed: Hot Pursuit(2010) 久方ぶりにHot pursuitの名を冠した一作で、『Burnout』シリーズでおなじみCriterion Gamesが開発を担当。
広大な郡を舞台にレーサーと警察の兵器を駆使したトンデモバトルが、両陣営の視点で楽しめる。
Win/PS3/360 Shift 2 Unleashed 国内未発売。上記『Need for Speed: Shift』の直接的な続編。
正規シリーズでありながらシリーズの名前が唯一冠されていない作品でもある。
Win/PS3/360/
Wii/3DS
Need for Speed: The RUN 命がけの北米横断レースに挑む、ストーリー重視の演出系レースゲーム。
ゲームエンジンに『バトルフィールド3』で使われたFrostbite2が採用されたこと、オンライン回線の不安定さでも話題になった。
Win/PS3/360/
WiiU/PSV
Need for Speed: Most Wanted (2012) 前作とは打って変わってストーリー一切なしのフリーローム制。シリーズ屈指の自由度で慣れると楽しいがそこまでが長い。
NFSファンには不評だがCriterion Gamesが開発を手がけたとあってかバーンアウトファンからは絶賛された。
なし
Win/PS4/One/
PS3/360
Need for Speed: Rivals 前作の流れを組んだHot pursuitとでもいうべき代物。
走り屋と警察の信念を賭けた一大抗争が繰り広げられる。本作から開発をGhost gamesが担当するが、ゲーム自体のバランスや動作は不安定。
ゲームエンジンにはFrostbite3が採用されている。
Win/PS4/One Need for Speed (2015) 一度副題を外し、純粋なストリートレースに回帰したシリーズ自体のリブート作品。
粗は多いが、自由な車の改造と実在の有名人を起用した事、何より美麗なグラフィックで一時話題となった。
Need for Speed: Payback 濃厚なストーリーと臨場感たっぷりの演出を重視したゲームシステムは、『The RUN』から多く受け継がれている。
しかし調整不足が祟り、特にオンライン周りのシステムが穴だらけに。

関連作品

機種 タイトル 概要 判定
N64 ビートルアドベンチャーレーシング 同じく発売元はEA。タイトルのビートルという言葉通り、コミカルな走りが特徴。
Win/PS3/360/
PS2/Xb/GC
バーンアウトシリーズ 同じく発売元はEA。「クラッシュ」システム等はこれから取り入れた。
MW2012発売時に開発元のCriterionが「Burnout Paradiseの精神的続編」と明言した。
何かと本シリーズと比べられる。


シリーズの概要

実在のスポーツカーが多数登場し、ある時は公道で警察との追跡劇を、またある時はサーキットでのレースを繰り広げる。レースゲームゆえにシリーズの路線の迷走や主要な開発元の閉鎖などの紆余曲折を経るも、1997年からはほぼ毎年新作がリリースされているエレクトロニック・アーツの代表作のひとつ。

日本でもPC版だけはシリーズの初期から原題である『Need for Speed』が冠されて発売されたが、cs機で発売されたソフトでは『オーバードライビン』という名前で発売されていた。その後家庭用での展開を一時休止し、『~アンダーグラウンド』から家庭用でも『ニードフォースピード』の名を冠して発売するようになった。
そのため、アンダーグラウンドがシリーズ初代だということも言われているが、全くの誤りである。

開発元については、UG~UCまでは「EA Black Box」、ShiftからMW2012までの多様な開発元を経て、『Rivals』以降の開発はスウェーデンのEA傘下デベロッパー「GHOST GAMES」が担当している。この「GHOST GAMES」というのは、「EA Black Box」を母体に、バーンアウトやMW2012などを制作した「Criterion Games」のNFS開発チームと、『Forza Horizon』シリーズのデベロッパーとして知られる「Playground Games」の一部が合体したというもの。ちなみにShift2以降のスマホ版はFire Monkeysが開発担当(HotPursuitまでのはIronMonkeys)。

ちなみに、2016年までシリーズを開発しているEA社はポルシェ社の車両収録権を独占契約していた。そのため、911を始めとしたポルシェ車をバーチャルで運転できるのは基本的に本シリーズを開発しているEA社のゲームのみであり*1、とても重宝されていた。
このため、SIE/ポリフォニー・デジタルの『グランツーリスモシリーズ』やバンダイナムコエンターテインメントの『湾岸ミッドナイト MAXIMUM TUNEシリーズ』など他社のレースゲームでは、RUFやゲンバラなどポルシェベースのチューニングカー(コンプリートカー)を登場させていた。