本記事はVer.1.5.0時点での評価となります。


メタルギアソリッド マスターコレクション Vol.1

【めたるぎあそりっど ますたーこれくしょん ぼりゅーむわん】

ジャンル タクティカル・エスピオナージ・アクション

対応機種 Nintendo Switch
プレイステーション4
プレイステーション5
Xbox Series X/S
Windows(Steam)
発売元 コナミデジタルエンタテインメント
開発元 コナミデジタルエンタテインメント
M2*1
ロケットスタジオ*2
発売日 2023年10月24日
定価 7,480円(税込)
プレイ人数 1人
レーティング CERO:D(17才以上対象)*3
備考 PS4/XSX版はダウンロード専売
海外ではXSXにもパッケージ版あり
判定 良作
ポイント 『MGS』シリーズの集大成となるオムニバス
海外でのみ発売されていたタイトルまで収録
読み応えのあるマスター&シナリオブック
メタルギアシリーズ



世界が再び、息を潜める



概要

人気ステルスアクション『メタルギア』シリーズの集大成となるオムニバス移植第1弾。
近年のコナミが展開している過去作品のコレクションシリーズ同様、おまけ要素を追加した移植となっている。
後述の通り、厳密には各作品の「マスターコレクション版」のバンドルという扱いで、『MGS1』〜『MGS3』については単品販売も存在する。
Switch/PS5にはパッケージ版も存在し、メディアとしては1つにまとまっているが、挿入すると下記のソフトが別ソフトとして並んだ状態で表示される。
なお、Switch版はパッケージ版でも別途データをダウンロードする必要がある。詳細はこの記事を参照。


収録タイトル

  • 各タイトルにはシリーズの設定や攻略情報を記載した「マスターブック」と、過去に発売された書籍「シナリオブック」の電子版が収録されている。
  • 無料DLCの言語パックをダウンロードすることで、他言語でのプレイにも対応。
個別版タイトル 収録作 備考
メタルギア & メタルギア2 ソリッドスネーク メタルギア MGS HD』収録版準拠の移植。
英語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・スペイン語版も収録されている。
セーブデータは日本語以外の各言語間で共有可能だが日本語版との共有はできない。
ソフトは個別にダウンロードされるが、下記『MGS』とセットの扱いで単品販売はない。
メタルギア2 ソリッドスネーク
メタルギアソリッド
(マスターコレクション版)
メタルギアソリッド 無料DLCで北米版と欧州版*4もプレイ可能。
メタルギアソリッド インテグラル 本作中では日本語字幕・英語音声でプレイできる唯一のソフト。
無印日本版のクリアデータをセーブデータ編集で入れるとニューゲーム時に敵配置が変わる仕様も再現。
METAL GEAR SOLID VR MISSIONS 無料DLC。それぞれ北米と欧州で発売された『インテグラル』のVRディスク単独の商品。
国内版とは一部変更点が存在している*5
METAL GEAR SOLID SPECIAL MISSIONS
メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ
(マスターコレクション版)
メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ 『MGS HD』版ベースでの移植。
無料DLCで英語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・スペイン語版もプレイ可能。
セーブデータは日本語以外の各言語間で共有可能だが日本語版との共有はできない。
メタルギアソリッド3 スネークイーター
(マスターコレクション版)
メタルギアソリッド3 スネークイーター 『MGS HD』版ベースでの移植。無料DLCで北米版*6と欧州版*7もプレイ可能。
セーブデータは日本語以外の各言語間で共有可能だが日本語版との共有はできない。
メタルギアソリッド
マスターコレクション Vol.1
ボーナスコンテンツ
メタルギア (FC) 『MG』は英語版もプレイ可能。
『Snake's Revenge』は日本語未収録。
『バンドデシネ』の2作品は別途ダウンロードが必要。
左記のソフトのほか、デジタルサウンドトラックを収録。
『マスターコレクション Vol.1』にのみ付属し、単品販売はない。
Snake's Revenge
メタルギアソリッド バンドデシネ
メタルギアソリッド2 バンドデシネ

評価点

良好な移植度と豊富なボリューム

  • 後述する軽微な移植ミスこそ見られるがそれらもアップデートで改善されており、基本的には問題なくプレイ可能となっている。
  • 各バリエーションや電子書籍も含めれば膨大なボリュームとなる。定価だけ見ると決して安い値段ではないが、コストパフォーマンスそのものは非常に優秀。
  • 『MGS』はPS版をエミュレーション動作で移植している。
    • サイコ・マンティスのセーブデータを読み込むイベントのためだけに仮想メモリーカードを編集する機能が搭載されており、反応する他タイトルのセーブデータも全て用意されている。当時そのままの遊びを再現してくれているのは嬉しいところ。
      • 同ボス戦の読心能力を回避する方法についても、原作そのままの方法の他に、L+Rで開く専用メニューで設定可能にする形でも実行可能としている。
    • スナイパー・ウルフ2戦目後のディスク入れ替えもそのままだが、同場面になると自動的にディスクを入れ替える処理を行い、ディスクを入れ替える専用の演出まで用意されているこだわりよう。日本・インテグラル・北米・欧州版でディスクのデザインが違うという細かい部分まで再現。
    • 例の「パッケージの裏」は、オンラインマニュアルを開いた際に表示される表紙を裏返すと原作のパッケージ裏が収録されているという遊び心も。
      • オンラインマニュアルを開く前にゲーム内で表示されるため、仮にオンラインマニュアルが消滅したとしても参照不可になる心配は無い。
      • パッケージ販売されているSwitch/PS5版のパッケージ裏にもバッチリ載っている。
    • インテグラル版も同時収録されたため、日本語音声のイベントシーンとインテグラル版限定要素を1本のソフトで楽しめるようになった。
    • 細かい点だが、ボタンのアイコンもPS版の雰囲気を崩さないまま各機種に合わせたアイコンに差し替えられている。
  • 『MGS2』『MGS3』は『MGS HD』に存在した移植ミス*8がほとんど修正されている。
    • 『MGS2』はVer.1.5.0でポーズ中にL+Rを押すと開く新規のポーズメニューが追加され、一部設定の変更やオンラインマニュアルの閲覧、ソフトリセットを使わずにタイトル画面やメインメニューに戻ることができるようになった。これにより、ソフトリセットの反応が悪い場合でも遊びやすくなった。
    • 『MGS3』はオリジナル版やPS3/360版でも存在していた処理落ちが軽減されているため、これまでの移植で一番遊びやすい。オンラインマニュアルには原作の説明書に収録されていたコミックもちゃんと収録されている。
  • 『MGS HD』収録作に加え、ボーナスとしてFC/NES版『MG』と国内未発売だった『Snake's Revenge』が収録され、DLCの『VR MISSIONS』『SPECIAL MISSIONS』まで含めれば収録タイトル数は11タイトルとボリュームも増している。
    • 特に『Snake's Revenge』はプレイするためのハードルが高かったこともあり、本作での収録は喜びの声が上がった。
      • 『MGS』の収録も『MGS HD』ではPS3版限定要素*9だったため、ようやく他ハードでもプレイ可能になった。
  • 『MGS2』『MGS3』本編及びPS2版『MG』『MG2』のセーブ・ロード時間は本元のPS2では長かったが、本作では高速化された『MGS HD』よりもさらに短くなっている。
    • PS5版はまさに一瞬と言えるほどに速いが、本作対応ハードの中ではスペックの劣るSwitch版でも充分速くなっており、機種性能の差に悩まされることはない。
    • 『MGS HD』では追加されたメニュー画面からタイトル画面に移動する時のロード時間が1分以上もかかっていたが、本作ではこちらも高速化されている。
  • イベントシーンはゲーム起動時の警告文にある通り、オリジナル版から一目で分かるようなカット・改変は一切されていない。
    • 旧作のリメイクやリマスター、移植版や復刻版でさえも、それこそ『MGS3』のテーマの如く移り変わる時勢や世間の価値観の変化により表現の変更や削除を余儀なくされることが多い*10中、本作は表現の変更がほとんど無い。
      • 台詞やテキストはボタン操作に関するもの以外に書き直しは無く、各種演出もほぼ当時のまま。当時以上に物議をかもしそうな『MGS2』のOPでソリッド・スネークが火の付いたタバコをポイ捨てするシーン*11も削除・改変されることなく収録されている。
    • 実は、以下に挙げる通り原作から変更されている点もあるが、いずれも言われなければ気付かないような細かい点であり、当時のプレイヤーが気になるものではない。
      • オリジナル版及び『MGS HD』のアイテムボックスに赤十字が表示されているものがあったが、緑背景の白十字に変更されている*12
      • 『MGS』でメリルに衣服を奪われたジョニーが倒れているシーンは、海外版に限りパンツも脱がされて全裸にされていた*13が、日本語版と同様にパンツ一丁*14になっている。

読み応えのあるマスターブックとシナリオブック

  • マスターブックは本作に収録されていない『MGS4』以降で明かされた設定を含め、ストーリー・キャラクターの詳細な解説が用意されている。
    • 史実とゲームで起きた出来事を交えた年表やキャラクター紹介に加え、各作品で起きた事件の目的や裏に隠された意図まで整理して解説してくれているので、複雑なストーリーの理解を助けてくれる。シリーズ全体を通したネタバレだらけのため、選択時に警告が表示されるほど。
    • また、過去に発売された公式攻略本から小ネタ集や攻略情報も再録されており、ゲームを余すことなく楽しめるようになっている。
    • 『MGS2』のドッグタグリストや『MGS3』のケロタン一覧とマップ集はチェックボックスもあるので、印刷して実際の攻略に役立てることもできる。
    • MGGB』や『MGA』などの正史シリーズ以外のスピンオフ作品に関しても、簡易的ながら紹介されている。
  • シナリオブックは過去に発売された同名の書籍を電子化したもので、メインシナリオはもちろん、無線会話集も全てのパターンを網羅しており読み応え抜群。
    • 書籍版同様、開発段階のシナリオを元にしているためゲーム本編とは一部異なる部分があるが、そういった部分には注釈が入っている。製品版との違いを比べるのも楽しい。
  • 両ブックとも、画面の拡大や目次・しおり・ページスキップといった機能を搭載しているため快適に読むことができる。BGMを流しながら読むことも可能。

その他

  • Switch版は『MGS2』と『MGS3』に限りHD振動に対応している。
    • 『MGS2』ではオープニングデモにてスネークがタンカーに着地するシーンなど、『MGS3』ではムービー中にスネークが無線機のスイッチを入れる時やローリング時などが分かりやすい。

賛否両論点

リマスターではない

  • このため『MGS2』や『MGS3』は『MGS HD』同様の720p、『MGS』に至ってはPS1の解像度のまま引き延ばしているため画面がボケてしまっている。
    • 『MGS2』と『MGS3』は肉眼で見る分にはディスプレイ通りの解像度で描画されるSwitch携帯モード時が一番くっきり見える。
      • ただし、PS5版はアンチエイリアスが綺麗で見映えが若干マシになっている。特にモアレ*15の軽減が顕著。
    • また、『MGS HD』同様にゲームを起動した際に表示される企業ロゴがスキップできない問題もそのまま。本作起動時の注意表示などは2回目以降飛ばせるようになっているのだが…。
    • Ver.1.4.0のアップデートでスムージングに対応したことで『MGS』で発生するジャギーだけは軽減されるようになった。
  • ただし発売前からリマスターとは謳われておらず、単純な移植でしかないのでこればかりはしょうがない。

操作性

  • 仕方のないことだが、『MGS2』『MGS3』の操作は『MGS HD』の360版がベース。
    • 現在のコントローラーは感圧式ボタンがL2/LT、R2/RTのみとなっている関係上、原作通りの操作を再現することはできない。360版をプレイしたユーザー以外は慣れるしかない。
    • 『MGS HD』で発生していたCQCで首切りが誤発動してしまう問題は、Ver.1.3.0のアップデート時にボタン配置が変更されたことで起きないよう改善されている。
  • PS5/XSX/Win版では『MGS』のみ決定とキャンセルが逆になる。
    • PS版をエミュレーション動作させているための仕様であるが、他のタイトルでは×/A決定、○/Bキャンセルが『MGS』だけ○/B決定、×/Aキャンセルになるのでややこしいのは確か。
    • 慣れてしまえば特に問題にならない要素ではある。なお、Switch/PS4版は全タイトルで共通なのでこの問題は発生しない。

問題点

  • 『MGS2』『MGS3』における音質の劣化(Switch版以外)
    • 移植のベースとなった360版の記録媒体は容量8.6GBの2層式DVD-ROM*16を採用しており、PS3版*17では17GBある要素を1枚のディスクに収録させるために音声データが圧縮されたからだと思われる。
    • Switch版のみPS3版と同等の音質になっている。『MGS2』の場合他機種とは違いNVIDIA SHIELD TV*18版がベースとなっているからだと思われるが、『MGS3』は他機種同様に360版がベースとなっているので理由は不明。
  • 『MGS』欧州版において動作が遅い
    • 正確にはムービーや音声以外が日本・インテグラル・北米版に比べて操作するときに常時処理落ちしてるかのようになっている。
      • これについては恐らくオリジナルPS版の映像方式が日本・インテグラル・北米版はNTSC規格、欧州版はPAL規格による違いだと思われる*19
      • また、日本・インテグラル・北米版と欧州版では画面比率も若干異なっている。ゲーム画面設定を「ピクセルパーフェクト」にするとよく分かる。
  • Switch版における問題点
    • 『MGS』では無線のチュートリアル音声が一部カットされている。
      • ボタン名が異なることや他社ハードのボタン名を喋らせない措置と思われるが、カット範囲を文脈に合わせた結果として、該当部分前後の問題ない音声も除去されてしまっており、やり方が雑だと批判が起きた。
      • ただ、PSコントローラーの「◯ボタン」をはじめとした図形ボタンの名称は現在商標として認定されている上、元が古いゲーム故に亡くなっているキャストも多く新録不可であるため、こればかりは時代の流れとして致し方ない部分が大きい*20
      • 『MGS2』及び『MGS3』でも音声の一部がカットされているが『MGS』ほど極端なカットではなく、他社ハードのボタンやスティック名の部分のみのカットとなっており、該当部分前後はカットされていない。なぜ『MGS』だけここまで極端にカットされてしまったのだろうか。
    • 事前に告知されていた点だが『MGS2』はフレームレートがオリジナルやPSV版含む『MGS HD』の60fpsから30fpsへと低下しており、オリジナル版に慣れたユーザーは動きに違和感を感じやすい。
      • 恐らく携帯モードの性能に合わせて開発したためと考えられる。TV・携帯モード共に解像度・フレームレートは変わらない*21
      • なお、よく見てみるとロッカーを開けるシーンやエリア間を跨ぐシーンなどごく一部のシーンは60fpsで動いているのが分かる*22
      • また、イベントシーンではモーションブラーを掛けることで、フレームレートが減ったことによる違和感を軽減させている。
      • 『MGS3』も同様に30fpsだが、こちらはオリジナルやPSV版『MGS HD』でも30fpsだったので劣化点と言えるかは微妙。
      • 『MGS2』『MGS3』共に処理落ちはあまり発生しないのでオリジナルや『MGS HD』を知らなければ快適に遊べる。
    • 『MGS3』にて環境音にプチプチノイズが入ることがある。移動時や無線着信音が鳴っている時に顕著。
  • Win版における問題点
    • キーボード&マウス操作に対応しているが、押しにくいHやM、テンキーに割り振られているため操作しにくい。
      • もっとも、現代ではPCでもゲームパッドを使用しているプレイヤーは多いため、致命的な問題ではない。ストアページでもコントローラー操作を推奨している。
    • 発売当初、キャラクターが高速で動くバグが見られた。Ver.1.2.2のアップデートにて改善。
      • これ自体は高リフレッシュレートのモニターを使用している場合にありがちなバグで、60fps上限のモニターを使用するかPC側で垂直同期をするように設定してやるだけで改善できる。実際、アップデート前から対処法は広まっていた。
    • 『MGS2』のセーブデータが破損するバグがあった。Ver.1.3.0のアップデートにて改善。
    • PCの音量設定を無視して最大ボリュームで音声が鳴るため、単純にうるさかったり音割れするなどの問題があった。
    • 『MGS2』『MGS3』にはPCゲームでは当たり前のウィンドウモードや画質設定が搭載されていなかった。
      • この2件はVer.1.4.0のアップデートでボリューム設定やウィンドウモード切り替えが実装されたことで解決した。
  • その他
    • ゲームプレイに影響する点ではないが『MGS2』の無線中にR1・R2ボタンを押すと聞ける「心の声」が肯定系、Switch版に至っては否定系も含めた一番強いものしか聞けなくなっている。
      • オリジナル版及びPS3版『MGS HD』は、肯定・否定の度合いがR1・R2ボタンを押す強さに応じて変わるという、PSコントローラーの特性を活かしたシステムだった。
    • しかし、前述の通り感圧式ボタンが現在のPSコントローラー及びXboxコントローラーではL2/LT・R2/RTのみ、Switchには感圧式ボタン自体が搭載されていない。
      • にもかかわらず、感圧式ボタンの仕様そのままの状態で移植されたがために、事実上「心の声」の多くがカットされてしまったのである。
    • ちなみに、同じく感圧式ボタンが無かったPSV版『MGS HD』では「ボタンを押す長さ」で度合いが変わるようになっていた。

総評

オリジナル版や『MGS HD』での攻略法がそのまま通用するほど収録されているゲーム自体の移植度は高く、基本的には良移植。
ハードごとに若干の難点は見られるものの、プレイヤーの声を反映してアップデートを続けており、大方の問題は解決されている。
リマスターでこそないものの、最新機種やPCで名作を遊べるようになったのは、純粋に嬉しいことであると言えよう。
また、シリーズへの理解を深めるおまけ要素の存在もあり、初めてシリーズに触れる人にもおすすめできる一作である。


余談

  • 発表時はSwitch/PS5/XSX/Win版のみの発売とされていたが、後にPS4版もダウンロード専売でリリースされることが発表されたという経緯がある*23
  • 海外版では日本語パックが無料DLCとして配信されている。
  • 当初は正史として作られつつも、非小島監督作品故に後々微妙な立場になっていった『MPO』と、同じく非小島監督作品で「メタルギアサーガ」完結後の時系列である『MGR』だが、本作マスターブックの年表にはスピンオフ作品とされつつこの2作の出来事も正史の一部としてしっかり記載されている。
    • 特に『MPO』は以前は公式年表から省かれたり、小島監督が黒歴史と口を滑らせたりと扱いの悪さが目立ったが、本作のマスターブックでは詳細な解説こそ無いものの「正史に繋がる出来事を描いたスピンオフ作品」と紹介されており、決してなおざりにはされていないことがうかがえる*24
  • 「Vol.1」ということで「Vol.2」に期待するシリーズファンも少なくない。
    • 特に正史作品でありながら未だPS3完全独占タイトルの『MGS4』や、GB/PSPと言った旧携帯機でしかプレイできないの外伝作品など、移植されたことの無いタイトルが収録されることへの期待も強い。
    • しかし、2024年3月19日に配信された「METAL GEAR PRODUCTION HOTLINE」において、現時点で「Vol.2」は収録タイトルも含め未定であることが公式に明言されている。
      • なお、この配信では新作タイトルの是非など『メタルギア』シリーズの今後についても語られている。詳細はこの記事を参照。
最終更新:2024年08月19日 17:40

*1 『MGS』『ボーナスコンテンツ』担当。

*2 『MG・MG2』『MGS2』『MGS3』担当。

*3 単品では『MG・MG2』がCERO:B(12歳以上対象)、『MGS』『ボーナスコンテンツ』がCERO:C(15歳以上対象)、『MGS2』『MGS3』がCERO:D(17歳以上対象)となっている。なお、オリジナルの『MGS2』はレーティングがCERO:Cだったが、マスターコレクション単体版はCERO:Dに引き上げられている。

*4 英語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・スペイン語版。

*5 ソフト単独で完結しているためNINJAモードの出現条件に本編のクリアが不要になっている、生還記念写真撮影会の制限時間が5分で固定など。

*6 英語・フランス語・スペイン語版。

*7 英語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・スペイン語版。

*8 『MGS2』のタンカー編のオープニングで映る「METAL GEAR SOLID 2」のロゴが小さくなっていた問題、ムービー中のM9のレーザーポインターのグラフィックがおかしくなっていた問題、『MGS3』の「SNAKE EATER」のムービーの音ズレ問題など。

*9 ディスク内蔵ではなくダウンロードコード収録。なお、『MGS』自体はPSVでもダウンロード版を遊べる。

*10 『メタルギア』シリーズでも、『MG2』における無線画面のキャラグラフィックや一部キャラの名前がオリジナル版と復刻版で異なっている。また、『MGS2』の銃の手ブレ抑制アイテム「ジアゼパム」も、『サブスタンス』以降は「ペンタゼミン」に変更されている。

*11 小島監督曰くオリジナル版の時点で結構お叱りが入ったらしい。『MGS3』でもネイキッド・スネークが葉巻を輸送機内でポイ捨てするシーンがあるが、『MGS2』での声を受けてHALO降下前に葉巻を踏んで消火している。なお、『MGS2』では作中でもオタコンにバレており、無線で突っ込まれるシーンがある。

*12 「赤十字の標章及び名称等の使用の制限に関する法律」により、作品内でも赤十字の標章を無断使用することはできないとされている。

*13 大事な部分はモザイク処理されていた。

*14 ただし、パンツの色はなぜか日本語版と異なっている。

*15 キメの細かい網などが動く時に発生する独特の縞模様。

*16 360はBlu-ray Disc非対応。別売のHD DVDプレーヤーは存在するが、映像ソフトのみでゲームソフトでは使われていない。

*17 こちらはBlu-ray Discを採用しており、1層で25GB、2層で50GB。

*18 ゲームソフトのパッケージ販売はなく全てダウンロード専売。

*19 NTSC規格は29.97fps、PAL規格は25fpsとなっている。

*20 特に2012年に亡くなった青野武氏が演じるロイ・キャンベルは、司令官という立場上最もボタン名を喋る機会が多い。

*21 Switchの本体性能は専用ドックに装着して遊ぶ「TVモード」と本体だけで遊ぶ「携帯モード」で本体性能が変動する仕組みで、TVモード時の性能はPS3/360を上回るが携帯モード時の性能は若干下回る。ただし、世代が大きく異なるので単純な比較はできない。

*22 アイテムが入っているロッカーで試すと分かりやすい。プレイヤーがドアを開閉している時のみアイテムの回転モーションが明らかに滑らかになっている。

*23 当時PS5は既に手に入りやすい状況ではあったが、それ以前は入手困難だったことから未だPS4を現役で遊んでいたPSユーザーも少なくなかったため、それに対する配慮と思われる。

*24 『MPO』ではネイキッド・スネークとロイ・キャンベルの出会いが描かれているため、シリーズファンの中にはそこを評価する者も少なくはない。