ここでは「龍虎の拳」及び、その移植版であるSFC版について紹介する。判定はいずれも良作
【りゅうこのけん】
ジャンル | 対戦格闘アクション | ![]() |
対応機種 | アーケード(MVS) | |
発売・開発元 | SNK | |
稼働開始日 | 1992年9月24日 | |
プレイ人数 | 1~2人(同時プレイ) | |
レーティング | CERO:B(12歳以上対象) | |
配信 |
バーチャルコンソール 【Wii】2007年10月9日/900Wiiポイント(税5%込) アーケードアーカイブス 【PS4】2017年3月23日/823円(税8%込) 【One】2017年3月23日/823円(税8%込) 【Switch】2017年9月21日/823円(税8%込) |
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判定 | 良作 | |
龍虎の拳シリーズ
龍虎の拳 /龍虎の拳2/龍虎の拳 外伝 |
SNKが放ったスーパーリアルドツキ合いゲーム。ネオジオの名キャッチコピー「100メガショック」を冠したシリーズ第1弾である。
「パワーゲージ」「超必殺技」「ダッシュ」「掛け合い」「挑発」「画面の拡大縮小」など数々の斬新なシステムを生み出し、後のゲームに大きな影響を与えた。
決して完成度が高い作品ではないが、異様なまでに濃い作風と独特すぎるプレイ感覚による高い中毒性を持ち味としており、現在も根強い人気を誇る。
+ | ネタバレ注意 |
超必殺技などの数々の近代的なシステム、脱衣KOなど大がかりでドラマチックな演出を盛り込んだ本作は、後発の格闘ゲームに大きな影響を与えることになり、格闘ゲームブーム初期の代表作として名を連ねることとなった。
SNKにとっても、『餓狼伝説』とともにその後の方向性を決定づけた存在となり、後の躍進へと繋がっていくこととなる。
【りゅうこのけん】
ジャンル | 対戦格闘アクション | ![]() |
対応機種 | スーパーファミコン | |
発売元 | ケイ・アミューズメントリース | |
開発元 | モノリス | |
発売日 | 1993年10月29日 | |
価格 | 9800円 | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
オリジナルながらエンディングを補完 盟王武雷陣 |
同名のアーケード及びネオジオ用ゲームのSFC移植作。
シリーズとかかわりの深い『餓狼伝説』のSFC版は「必殺技が出ない」「デモは総カット」「貧弱なサウンドに加え、ウアッ ファッ フアッ……とKOする謎ボイス」とネオジオ版の魅力をまったく再現できていないクソ移植と化していたためにクオリティが危ぶまれたが、本作はクソゲー会社として悪名高いタカラではなく、ケイ・アミューズメントリースからの発売となる(*3)。
+ | レベル4以上でストーリーモードをクリアすると |
完全移植ではなく、若干のバランス調整を施したアレンジ移植となっている。
やむを得ぬ劣化点は見られるものの、劣化点を感じさせないような変更が上手く働き、当時の移植作品としては健闘しており、
タカラ餓狼よりもずっと完成度が高い良移植となった。さらに超必殺技の追加やエンディングの補完といった独自の魅力もある。
*1 イタリア訛の英語を話しているという設定を、日本の方言に見立てて表現している。
*2 しかも技を説明するコマの肝臓が胸のあたりに位置しているというツッコミどころ満載な解説である。
*3 海外版はタカラ発売
*4 但し、低年齢プレイヤー向けであるということで下着ではなく水着という設定となっている
*5 『2』では『龍虎の拳』の舞台が『餓狼伝説』の十数年前と正式設定されている
*6 ただし、ギースがジェフの暗殺のためにタクマを利用しようとしているので『餓狼伝説』よりも前の話である点は同じ。
*7 ただし今作ではMr.BIGはギースに仕えているが、KOFシリーズ3作目の『'96』では両者は敵対関係になっている。