【ふしぎのだんじょんつー ふうらいのしれん】
ジャンル | ローグライクゲーム | ![]() 裏を見る |
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対応機種 | スーパーファミコン | ||
メディア | 32MbitROMカートリッジ | ||
発売・開発元 | チュンソフト | ||
発売日 | 1995年12月1日 | ||
定価 | 11,800円 | ||
配信 |
【Wii】バーチャルコンソール 2007年7月24日/900Wiiポイント |
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書換 |
ニンテンドウパワー 2000年8月1日/1,000円/F×8・B×16 |
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判定 | 良作 | ||
ポイント |
『シレン』シリーズ第1作 『トルネコ』から様々な点で正当進化 やや大味ながら高い自由度 |
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風来のシレンシリーズ |
『トルネコの大冒険 不思議のダンジョン』(以下「前作」)に続く『不思議のダンジョン』シリーズ第2作にして『風来のシレン』シリーズの第1作である。
前作から大きく進化したゲーム性と新しい独自の世界観が人気を博し、続編が何本も製作され、『シレン』シリーズは名実共に不思議のダンジョンシリーズの代名詞となった。
『不思議のダンジョンシリーズ』の2作目、ということで『2』の文字を冠しているが、以後はシリーズ双方が独立したため、このタイトル表記は本作のみとなっている(*1)。
チュンソフトオリジナルの和風な世界観の中、「風来人」と呼ばれる旅人のひとり・シレンを主人公とし、黄金のコンドルが棲むと言われるテーブルマウンテンの頂上を目指す物語。
時系列的には『アスカ見参』と『シレンGB』の間に位置する。
こばみ谷の中央、天をも支えるかのようにそびえたつテーブルマウンテン。
その頂上にあるとされる「太陽の大地」からあふれ出る滝は、あまりの高さに地上までたどり着くことなく霧と消えてしまう。
その人知を超えた存在は多くの噂を呼び、人々の好奇心を駆り立てた。
「黄金のコンドルが棲むところ、そこには幻の黄金郷があるという……」
黄金郷を求め、旅を続ける風来人という男たちがいた。
伝説の黄金郷があるという太陽の大地。
多くの風来人がこの地に挑戦したが、たどり着けたものはまだ誰もいない。
そして今日も、一人と一匹の新たなの風来人がこの地を訪れた。
語りイタチの「コッパ」と共にさすらうその男の名は「シレン」。人呼んで「風来のシレン」……。
(VC紹介ページより引用・一部改変)
前作からの正統進化
自由度・やりこみ性の高さ
特別なエンディングの存在
世界観を演出する質の高い和のBGMとSE回り
前作に比べると「理不尽かつ大味なゲームバランス」になっている
エクストラダンジョンのモンスター分布について
バネフロア
『不思議のダンジョンシリーズ』の基礎を完成させ、シリーズの土台を築いた画期的な作品。
本家チュンソフトのシリーズだけではなく、他社のローグライクゲームにすら影響を与えている。
大味かつ絶妙に計算されたゲームバランスは後続作品では味わえない今作独自の魅力でもあり、プレイヤーのセンスと腕次第で自由な遊び方が可能。
日本においてローグライクというジャンルを決定づけるようになった作品だろう。
*1 双方とも、後に『ドラゴンクエスト・キャラクターズ トルネコの大冒険2 ~不思議のダンジョン~』『不思議のダンジョン 風来のシレン2 鬼襲来!シレン城!』がそれぞれ別々に登場している
*2 通称「オニギライズ」・「ニギライズ」
*3 他に手に入る武器はタウロス系の敵が落とすミノタウロスの斧のみだが、タウロスとミノタウロスは出現せず、メガタウロスが51階から出現するのみなので通常プレイする範囲では手に入らない
*4 更にタチの悪い事に、パワーハウスにおけるデブータ種はバグにより他のモンスターより出現率が高くなっている。
*5 5種を除いて物荒らし&カラクロイド→洞窟マムルの変化しかない。
*6 ローソンで1997年9月30日~2002年8月31日まで行われたゲームソフトの書換えサービス。空状態の専用メモリカセットを3,980円購入して別料金で書換て入れる必要がある。割高な上に端末の操作がわかりにくくスーパーファミコン自体が時代遅れ同然だったこともあって普及しなかった。しかもこういった既存タイトル専用タイトルに比べると書換え料が安かったが中古カセットを購入した方が安かったため尚の事利用されなかった。
*7 専用新作ソフトとしては2000年11月29日に『メタルスレイダーグローリーディレクターズカット』が書換え開始された。因みにこれはスーパーファミコンそのものでも最後のソフトとなった。