【すーぱーろぼっとたいせん いんぱくと】
ジャンル | シミュレーションRPG | ![]() |
対応機種 | プレイステーション2 | |
発売元 | バンプレスト | |
開発元 | トーセ | |
発売日 | 2002年3月28日 | |
定価 |
通常版:7,980円 限定版:9,980円 |
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レーティング | CERO:全年齢対象 ※Best版より記載 | |
廉価版 | PlayStation 2 the Best:2003年7月3日/4,200円 | |
判定 | なし | |
ポイント |
キョウスケ、エクセレンの出世作 とにかく長くテンポが悪い 初心者向けを公言しつつも、実際は高難易度 |
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スーパーロボット大戦シリーズ |
PS2初の『スーパーロボット大戦』で、内容はワンダースワンで発売された『スーパーロボット大戦COMPACT2(以下C2)』三部作のリメイク作品。
三部作の統合に加え、『機動武闘伝Gガンダム』や据え置き初参戦である『機動戦艦ナデシコ』を追加。その他にも様々な要素が追加・修正されている。
統合・参戦作品追加にあたってストーリーを練り直し、『F/F完結編』同様、ほぼ新作と呼べる内容になっている。
また、システムはスーパーロボット大戦α外伝のものを主に継承している。
地上を舞台とした第1部「地上激動編」、同時間軸の宇宙の様子を描く第2部「宇宙激震編」、そして地上と宇宙の部隊が合流する第3部「銀河決戦編」といった流れになっている。
1部と2部は時間軸的には同時進行しているので、地上での行動が宇宙に影響を及ぼす事もある。(*1)
「初心者向けのバランス調整」を売り文句としているが、実際にはかなりの歯応えある高難易度に仕上がっている。
+ | 参戦作品一覧(バンプレストオリジナルは除く) |
高難度ながらも練られたバランス
ユニットの活用
豊富な隠し要素
戦闘アニメ関連
その他
シナリオ
オリジナル勢
空前絶後の大ボリューム
初心者向けとは思えぬシビアなゲームバランス
発売前は「初心者向け」と謳われていたが、その内容は「初心者向け」とは到底言えない高難度バランスである。
プロデューサーの寺田貴信氏は本作に限らず、『スパロボ』の新作開発インタビューで毎回「初心者でも遊べる」と言ってはいるが…。
『C2』からの隠し要素の変更
スキルコーディネイトシステムの仕様
ある程度やりこみの反映される引き継ぎの実装
BGMの独特なアレンジ
シナリオ関係
+ | ネタバレ注意 |
フリーオーダーシナリオシステム
熟練度に関する大小様々な問題点について
その他システム関係
初心者向けと謳いながら上級者向けのバランス調整に加え、独特なアレンジのBGM・戦闘アニメの使い回し・長すぎるプレイ時間・あらゆる面でのテンポの悪さなどのネガティブなイメージが先行してしまい、評価はあまりよろしくない。
しかし、スキルコーディネートなどの斬新なシステム・派手な新規戦闘アニメ・BGMのコアな選曲など、評価すべき点がかなり多いのもまた事実である。
特に難しくも戦略性の高いゲームバランスは、古参スパロボユーザーやコアユーザーからはとても好評。「難易度はそのままで、テンポの悪さと1周の話数を調整してリメイクしてほしい」という声も出るほど。
PS2初のスパロボであるという事もあり、よくも悪くもユーザーの心に強く残った作品である。
テンポの悪さに耐える必要はあるが、最近のスパロボを温いと感じる人、「たまには高難度のスパロボをプレイしてみたい」という人は、本作を手にしてみてはどうだろうか。
広報面のあれこれ
その他
*1 分かりやすい例として、第2部でガトーのGP-02がソロモンに核を撃つイベントがあるのだが、''第1部で出現した時に痛めつけておくと、第2部で核を撃てなくなる''。
*2 反撃を受けた後隣接する仲間ユニットが攻撃できる特殊技能。「援護」というよりは「追撃」である。
*3 武器改造一つにしてもユニットにもよるがフル改造に使う資金はどの改造段階も大差がなかったりする。つまり相応の資金は必要なのである。
*4 作品によっては熟練度取得不能、全体ターン制限イベントに響くが、今作は無し
*5 前期OP「THE WINNER」の英語歌詞バージョン。
*6 なお原作で多く使ったのは「お前達」ではなく「貴様ら」である。再参戦した『MX』では両方とも存在する。
*7 初登場は『C2』だが携帯機故に音声なし。というか『C2』自体知名度が低い。
*8 他のシリーズでも「総ステージ数100以上」は決して珍しくないが、分岐などで1周あたりは50~60話程度である。
*9 改造するとほとんどのユニットのHPが1.5倍~2倍まで跳ね上がる。
*10 実はミニフォーは全長30mの巨大戦闘機であり、ある意味正しくもある。そんなところを再現しなくてもとの声もあるが…
*11 これは前後作の『A』『C3』も同様。
*12 いずれも原作では脇役の飛行機で、最終的に良好な燃費でかなりの火力を叩き込め、回避も得意
*13 『C2』含め、デメリットがある他作品では気力-10
*14 極端な例が第4次で、ZZのMAP兵器攻撃範囲は脅威の36マス。更にIMPACTとは逆に火力がインフレ気味なゲームバランスなため、熱血や魂を併用することで多くのユニットを一撃で粉砕出来てしまった。
*15 特に1話からいるシローがいきなり覚えているので、ガンガン使えと言わんばかりの扱い。
*16 復活と自爆と献身を配置を丁寧に行ったうえでループして使い続ける必要がある
*17 『C2』では第3部のルート分岐が無かった。
*18 「クリアボーナスを追加入手、通常より強い機体を入手、使い道のない機体の代わりに資金を入手等。
*19 最後に隠しシナリオへ分岐する条件が厳しすぎるタイトルではむしろ問題視されている。
*20 味方側の関係者ながら特定の味方キャラに逆恨み的感情を募らせて敵対するキャラクターが所持している。
*21 効果発動時はスキルが青く表示されるので、推測することは可能。