【あくまじょうどらきゅらえっくす ちのろんど】
ジャンル | アクション | ![]() |
対応機種 | PCエンジン スーパーCD-ROM2 | |
発売・開発元 | コナミ | |
発売日 | 1993年10月29日 | |
価格 | 7,800円 | |
配信 |
バーチャルコンソール 【Wii】2008年4月22日/800Wiiポイント |
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PlayStation Store 【PS4】2018年10月25日/1,980円 |
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判定 | 良作 | |
悪魔城ドラキュラシリーズリンク |
ローマ数字で10を意味する「X」の名をつけられた、悪魔城シリーズの第10作(*1)。
『FCディスク版』を継承したステージクリア型2D横スクロールアクション。
シリーズ初のCD-ROM媒体の作品。その大容量を活かしたグラフィックとサウンド、そしてアニメーションによるデモシーンが特徴。
シリーズで初めてシモン・ベルモンド以降の時代を描いた、正統な続編として制作された作品でもあり、 「ベルモンド家最後のヒーロー」「血の因縁は俺が断つ!」「伝説のクライマックス」などシリーズ完結編のような宣伝がなされていた。(*2)
本作も、悪魔城伝説同様、複数のプレイヤーキャラクターを操作できる。ただし、ステージ途中でキャラチェンジする事はできず、それぞれで救出イベント(後述)やエンディングが異なる。
リヒター・ベルモンド
マリア・ラーネッド
アニメ絵調のデザイン
マリアの存在
難易度
グラフィック、サウンド、ボリューム、ゲームバランス、操作性と、どれを取っても一級品の出来栄えであり、その完成度の高さから多くのアクションゲーマーを魅了した。
後にシリーズの転換期となった『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』の基になったり、本作のストーリーが直接関わる作品が出たり、リヒターやマリアが他作品にゲスト出演することを考えれば、製作者にとっても如何に重要な作品であるかがよく分かる。
現在ではPS4に『月下』とカップリングで収録されている『Xセレクション』が配信されており、こちらはPS5の互換にも対応している他、『PCエンジンmini』にも収録されているので、シリーズファンのみならず、アクションゲーム好きならぜひやっておきたい作品である。
*1 『悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん』は、番外編としてシリーズには含まれない。
*2 その後も、鞭をモリス家が所有している『バンパイヤキラー』の設定も踏まえて、『キャッスルヴァニア 暁月の円舞曲』が出るまでは本作主人公のリヒターがベルモンド家最後のヒーローとして扱われた。
*3 本作に即死穴は多くないが、裏マップの一部に穴渡りが連続するエリアがありリヒターでは非常に難易度が高いが、マリアでは楽勝である。
*4 マリア・ラーネッドもこの内の一人
*5 これらは後に発売された『ときめきメモリアル』への布石となっている。
*6 後発の作品である『蒼月の十字架』~『ギャラリーオブラビリンス』にも同様の批判がある。
*7 後にラーネッド家はベルモント家の分家と設定された。それでも本家(及び家宝の聖鞭)の立場が無いが。
*8 ちなみに正式名は「ガーディアンズナックル」。コマンド技が存在すると言うヒントはゲーム内で示されるが、コマンド自体はゲーム内および当時の攻略本でも隠されていた。