【にんじゃがいでんしぐまつー】
ジャンル | アクション | ![]() |
対応機種 | プレイステーション3 | |
発売元 | テクモ | |
開発元 | テクモ(Team NINJA) | |
発売日 | 2009年10月1日 | |
定価 | 7,800円(税別) | |
レーティング | CERO:D(17才以上対象) | |
廉価版 |
PlayStation 3 the Best 2011年2月17日/3,800円 |
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判定 | 良作 | |
忍者龍剣伝/NINJA GAIDENシリーズ |
アクションゲームを愛する全ての人へ。
3Dアクションの傑作『NINJA GAIDEN 2』をPS3用にリメイクした作品。
ディレクター(兼プロデューサー)は現Team NINJAのリーダーでもある早矢仕洋介氏。
原作である『2』のディレクターであった板垣伴信氏は、『Σ2』の発表前にテクモを退社している。
プレイアブルキャラに、ファンから要望の強かった「あやね」と、『NINJA GAIDEN Σ』に引き続き「レイチェル」に加え、『NINJA GAIDEN: Dragon Sword』のヒロインである「紅葉」の3人が追加された。
CO-OPで2人のプレイヤーが協力して敵の殲滅に挑む「チームミッション」を搭載。
さらに向上したグラフィック
レーティングの引き下げ
『2』で不評だった点の削除および調整
進路表示機能の追加
チャプターチャレンジの搭載
新武器「破砕牙・閻魔」の追加
弓矢について
その他
新飛び道具「轟砲大筒」の劣悪な性能
チームミッションのCPUのAIが酷過ぎる
あやね・レイチェル・紅葉で遊べるチャプターが1つだけ
調整不足を感じられるあやね・レイチェル・紅葉の弱さ
ロード、処理落ち
その他
大幅な難易度調整・敵配置変更
「超忍の道」における敵の実質即死攻撃と化した技
欠損率の低下、耐久力の上昇
高難易度におけるチャプター11(あやねの専用チャプター)が難し過ぎる
チームミッションの「忍びの極み(特に1と2)」の難易度が異常
爆破手裏剣・風車手裏剣、弓絶技の廃止
武器強化の仕様
アイテム
ゴア表現の緩和・カット
ストーリー
板垣伴信氏を始めとするTeam NINJAの主要メンバーのテクモ退社により、発売前から「板垣氏本人がいないのにリメイクとか大丈夫か(*9)」「凡作・クソゲーに改悪されるでは」と、本作に対する大きな不安がファンの間に広がっていたものの、全体的にアクション初心者・シリーズ未経験者向けに改良された形になった。
無論、そういった調整・変更はファンの間では賛否両論だが、アクションやテクニックなどの肝心な要素は『2』からそのままの形で継承されている。
『NINJA GAIDEN』の持つ本来のゲーム性は損なわれておらず、ヒロインの参戦やチームミッションなどの新要素もおまけとして捉えればそこそこの出来である。
3Dアクションとしての完成度は依然として良く、『NINJA GAIDEN』シリーズの入門用としては最適である。
しかし、大筒や女性キャラなどを見るに新生Team NINJAの調整能力の無さを不安視する声も多く、『2』の土台があって辛うじて良ゲーとする声もある。
*1 ホバーエクゼターはチームミッション限定で現れる。
*2 ただし、そのチャプターまでにアイテムをすべて取得している状態での体力最大値になる。
*3 秘伝書を入手してから実行することでトロフィー・実績獲得できる。
*4 それぞれ「鵙落とし」「黄泉路落とし」という投げ技はある。
*5 敵に向けてロールスルーをすると敵を乗り越えるアクション。
*6 『2』の場合は一撃で8割位食らうこともある。
*7 クリアしたプレイヤーは1ヶ月現れなかった。
*8 板垣氏曰く、戦って散っていったか、残りは幻心を復活させるためにエリザベートに血を捧げたとのこと。
*9 もっとも、本作のプロデューサーである早矢仕洋介氏も初代『NINJA GAIDEN』から開発に携わっている古参メンバーの1人である。
*10 各作品4GB前後で合計12GB。
*11 ただし、『Σ2』と『3RE』では描画の負荷がかかるシーンで解像度が落ちる。一方、PS3版で問題視されていたロード時間は大きく改善されている。