【ぜるだのでんせつ ふしぎのきのみ だいちのしょう/じくうのしょう】
| ジャンル | アクションアドベンチャー |  高解像度で見る 裏を見る |  高解像度で見る 裏を見る | 
| 対応機種 | ゲームボーイカラー(専用) | ||
| メディア | 8MbitROMカートリッジ | ||
| 発売元 | 任天堂 | ||
| 開発元 | カプコン | ||
| 発売日 | 2001年2月27日 | ||
| 定価 | 各3,800円 | ||
| 配信 | バーチャルコンソール 【3DS】2013年2月27日/各600円 | ||
| レーティング | CERO:A (全年齢対象) | ||
| 判定 | 良作 | ||
| ポイント | 異なる二つのバージョンとそれらを繋げるリンクシステム 時間または季節を変化させながら進行 収集要素も豊富 斬新さはあるがゼルダらしい安定の出来 | ||
| ゼルダの伝説シリーズ | |||
前作『夢をみる島(同・DX)』に続くGBゼルダ作品。当時としては初の試みだった任天堂とカプコンの共同開発で制作された。
シリーズで唯一2バージョンが発売された作品だが、『ポケモン』等に代表される一般的なバージョン商法とは異なり、ストーリーのみならずマップやダンジョン、一部アイテムに至るまで、全く異なる内容になっている。
そのため、どちらかというと連動要素の存在する別物の2作品と考えた方が適切といえる。
A・Bボタンに装備品を割り当てるシステムやジャンプアクションがあるなど根幹部分は前作のものを踏襲しているが、以下のような新要素がある。
| + | ブレスレット取得時の説明文 | 
あらすじ
トライフォースの力でホロドラムという世界に導かれたリンクは、力尽きて倒れたところをディンという踊り子に助けられるが、そこに闇の将軍ゴルゴンがあらわれ、ディンを連れ去ってしまう。
ゼルダ姫の乳母インパの話によると、実はディンはホロドラムの四季を司る「大地の巫女」であり、その力を封印しようとするゴルゴンから狙われていた彼女は、旅芸人の一座に扮してゼルダを訪ねる予定だったのである。
ディンが封印され、四季が乱れたホロドラムからは大地の恵みが奪われていく。リンクはディンを救出し、ホロドラムに四季を取り戻すために立ち上がる。
概要
『大地の章』では「四季のロッド」というアイテムで季節を変えることで地形を変化させ、謎解きをしていく。入手時は冬に変えることしかできないが、ストーリーを進めていくと変えられる季節が増えていく。
あらすじ
トライフォースの力でラブレンヌという世界に導かれたリンクは、ゼルダ姫の乳母インパに頼まれ「時の巫女」ネールに会う手助けをする。
しかし、ネールに会うやいなやインパに憑りついていた闇の司祭ベランが正体をあらわし、ネールの体を乗っ取ってしまう。
ベランはネールの力を利用して過去の人々から「嘆き」の力を集めようとしており、インパはそれを阻止するためにネールをゼルダのもとに連れて行こうとした結果、ベランに利用されてしまったのだった。
正気に戻ったインパの頼みを聞き、リンクはネールを救出しラブレンヌの時空を元に戻すために立ち上がる。
概要
『時空の章』では「時のたてごと」というアイテムで現在と過去を移動しながら謎解きをしていく(1つのダンジョンの中で現在と過去を行き来することもある)。初めは一方通行しかできないが、ストーリーが進むと現在と過去を自由に行き来できるようになる。
| + | (ネタバレ注意) | 
二つのバージョンによって発売されるという大胆な試みがゼルダシリーズにおいてなされた。
バージョン分けには賛否あるが、内容は全く違うといってもいいレベルであり、両方買っても割高感は感じられない。
根本的なところはいつものゼルダであり、任天堂作らしい万人向けの高水準なゲームである。
かといってマンネリはなく、時間や季節を変えながら進むというのは斬新である。ゼルダファンならばプレイしておくべき一(二)作であろう。